イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年8月8日)

シリア国内の動き

アレッポ県では、『ハヤート』(8月9日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がアイン・アラブ市西部のズィヤーラート村、バイヤーディーヤ村にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が同県におけるシリア軍最後の拠点であるタブカ航空基地攻略の準備を開始した。

イラク国内の動き

サラーフッディーン県では、マダー・プレス(8月8日付)によると、ダルーイーヤ郡でイラク軍拠点に自爆攻撃を行おうとしたダーイシュ(イスラーム国)戦闘員の自爆ベルトが誤って爆発し、ダーイシュ戦闘員3人が死亡した。

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キルクーク県では、マダー・プレス(8月8日付)によると、ハッラーブ村近郊にあるイスラーム国(ダーイシュ)の拠点をイラク軍が空爆し、ダーイシュ戦闘員18人を殺害した。

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バービル県では、マダー・プレス(8月8日付)によると、ジュルフ・サフル地方にあるイスラーム国(拠点)3カ所をイラク軍が空爆し、ダーイシュのアキール・サイフッディーン司令官を含む戦闘員10人を殺害した。

また同地方で治安部隊がダーイシュ拠点を攻撃し、ダーイシュ戦闘員3人を死傷させた。

AFP, August 8, 2014、AP, August 8, 2014、ARA News, August 8, 2014、Champress, August 8, 2014、al-Hayat, August 9, 2014、Kull-na Shuraka’, August 8, 2014、al-Mada Press, August 8, 2014、Naharnet, August 8, 2014、NNA, August 8, 2014、Reuters, August 8, 2014、SANA, August 8, 2014、UPI, August 8, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年8月8日)

サウジアラビアで3年にわたり事実上の亡命生活を送ってきたサアド・ハリーリー元首相が突如レバノンに帰国した。

ナハールネット(8月8日付)によると、帰国したハリーリー元首相は、タマーム・サラーム首相と首相官邸で会談し、自身が発表したサウジアラビアによる軍事支援などについて意見を交わした。

ナハールネット(8月9日付)によると、ハリーリー元首相は、サラーム首相との会談で、ベカーア県バアルベック郡アルサール村住民に対して、1,500万ドルを寄付すると申し出たという。

Naharnet, August 8, 2014
Naharnet, August 8, 2014

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ベイルートの首相官邸で、タマーム・サラーム首相を議長とする安全保障会議が開催され、サウジアラビアによる10億ドルの軍事支援の用途などに協議が行われた。

会議には、サウジアラビアから3年ぶりに帰国したサアド・ハリーリー元首相、サミール・ムクビル副首相兼国防大臣、ヌハード・マシュヌーク内務地方自治大臣、ジャーン・カフワジー軍総司令官、イブラーヒーム・バスブース内務治安郡総局長、アッバース・イブラーヒーム総合治安局長、ジョルジュ・カルア国家治安総局長が出席した。

Naharnet, August 8, 2014
Naharnet, August 8, 2014

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3月14日勢力が、サウジアラビアからのサアド・ハリーリー元首相の帰国を受けて緊急会合を開き、レバノン軍の展開を通じたシリア・レバノン国境警備の必要を強調した。

会合後の声明で、3月14日勢力はまた「国境管理はシリアの戦争からのヒズブッラーの即時撤退がなければ実現しない」との見解を示した。

Naharnet, August 8, 2014
Naharnet, August 8, 2014

AFP, August 8, 2014、AP, August 8, 2014、ARA News, August 8, 2014、Champress, August 8, 2014、al-Hayat, August 9, 2014、Kull-na Shuraka’, August 8, 2014、al-Mada Press, August 8, 2014、Naharnet, August 8, 2014、Augus 9, 2014、NNA, August 8, 2014、Reuters, August 8, 2014、SANA, August 8, 2014、UPI, August 8, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き(2014年8月8日)

ダイル・ザウル県では、シリア軍航空機がダイル・ザウル市東部一帯に「ユーフラテス渓谷の歴史が注目する部族の英雄たちへ」、「寛大なるダイル・ザウル部族へ」などと題されたビラを散布し、ダーイシュ(イスラーム国)との戦いにおいてシリア軍と協力するよう呼びかけた。

『ハヤート』(8月9日付)、クッルナー・シュラカー(8月8日付)などが伝えた。

Kull-na Shuraka', August 8, 2014
Kull-na Shuraka’, August 8, 2014

AFP, August 8, 2014、AP, August 8, 2014、ARA News, August 8, 2014、Champress, August 8, 2014、al-Hayat, August 9, 2014、Kull-na Shuraka’, August 8, 2014、al-Mada Press, August 8, 2014、Naharnet, August 8, 2014、NNA, August 8, 2014、Reuters, August 8, 2014、SANA, August 8, 2014、UPI, August 8, 2014などをもとに作成。

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クルド民族主義勢力の動き(2014年8月8日)

ハサカ県では、ARA News(8月9日付)によると、アームーダー市で、ダーイシュ(イスラーム国)の攻撃を受けたスィンジャール町との連帯を訴えるデモが行われ、市民らが参加した。

ARA News, August 9, 2014
ARA News, August 9, 2014

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(8月8日付)によると、ダルバースィーヤ市で西クルディスタン移行期民政局の取材許可を得ていたオリエント・チャンネルの特派員らをアサーイシュが拘束した。

ARA News, August 9, 2014、Kull-na Shuraka’, August 8, 2014をもとに作成。

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米国の動き(2014年8月7日)

バラク・オバマ米大統領は、ホワイトハウスで声明を読み上げ、イラク国内でダーイシュ(イスラーム国)に対する限定的空爆と、スィンジャール山地で孤立する避難住民を救援するための救援物資投下を承認したと発表した。

声明でオバマ大統領は、孤立するイラク住民の保護に必要な場合や、米領事館のあるアルビル市(イラク・クルディスタン地域の主都)やバグダード県にダーイシュが迫った場合、「必要ならば、限定的な空爆を行う」と説明した。

AFP, August 8, 2014、AP, August 8, 2014、ARA News, August 8, 2014、Reuters, August 8, 2014、UPI, August 8, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き(2014年8月7日)

米財務省は、クウェート人2人がシャームの民のヌスラ戦線に、またアルバニア人1人がダーイシュ(イスラーム国)に資金援助を行ったとして、制裁リストに加えたと発表した。

AFP(8月7日付)が伝えた。

AFP, August 7, 2014、AP, August 7, 2014、ARA News, August 7, 2014、Champress, August 7, 2014、al-Hayat, August 8, 2014、Kull-na Shuraka’, August 7, 2014、al-Mada Press, August 7, 2014、Naharnet, August 7, 2014、NNA, August 7, 2014、Reuters, August 7, 2014、SANA, August 7, 2014、UPI, August 7, 2014などをもとに作成。

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イラクでのイスラーム国(ダーイシュ)をめぐる主な動き(2014年8月7日)

アンバール県では、マダー・プレス(8月7日付)によると、ラマーディー市西部のアーナ郡に対するイラク軍の空爆で、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員多数が死亡し、車輌12輌が大破した。

またイラク軍はカーイム郡とラトバ郡の間に位置するビヤール地方を空爆し、ダーイシュ戦闘員8人を殺害した。

このほか、ファッルージャ市北部では、軍、警察合同部隊がダーイシュの攻撃を受け、兵士7人が死傷した。

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ディヤラ県では、マダー・プレス(8月7日付)によると、イラク軍ヘリコプターがサアディーヤ地方にあるダーイシュ(イスラーム国)シャリーア法廷本部を空爆し、ダーイシュ戦闘員16人以上を殺害した。

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キルクーク県では、マダー・プレス(8月7日付)によると、アーミルリー地方で、イラク軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、双方合わせて37人が死傷した。

AFP, August 7, 2014、AP, August 7, 2014、ARA News, August 7, 2014、Champress, August 7, 2014、al-Hayat, August 8, 2014、Kull-na Shuraka’, August 7, 2014、al-Mada Press, August 7, 2014、Naharnet, August 7, 2014、NNA, August 7, 2014、Reuters, August 7, 2014、SANA, August 7, 2014、UPI, August 7, 2014などをもとに作成。

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レバノンでのイスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年8月7日)

NNA(8月7日付)などによると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村周辺で避難生活を送ってきたシリア人約1,700人が、同地での武装集団(シャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)とレバノン軍の戦闘激化を受けて、シリア国内に避難、帰国した。

AFP(8月7日付)によると、シリアに帰国した避難民の多くはダマスカス郊外県カラムーン地方の住民であり、このほかに3,000人がシリアへの帰国を望んでいるという。

なおアルサール村一帯には4万7,000人のシリア人避難民がいるという。

NNAによると、シリア人避難民の帰国は、彼らがレバノンに不法入国していたためで、武装集団とレバノン軍の衝突発生以前から散見されていたという。

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ラムズィー・ジュライジュ情報大臣は、タマーム・サラーム首相が、ジャーン・カフワジー軍総司令官、イブラーヒーム・バスブース内務治安軍総局長、アッバース・イブラーヒーム総合治安局長、ジョルジュ・カルア国家治安総局長、イマード・ウスマーン軍情報局長と会談し、軍、治安機関の志願兵・隊員数を1万2,000人に増員することを決定したと発表した。

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ジャーン・カフワジー軍総司令官は、ベカーア県バアルベック郡アルサール村への武装集団の襲撃に伴うレバノン軍と武装集団(シャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘に関して、武装集団がアルサール村からシリア領内に撤退したことを確認したとタマーム・サラーム内閣に報告した。

ナハールネット(8月7日付)が伝えた。

なお『サフィール』(8月7日付)によると、アルサール村には約2,000人の武装集団が侵入し、停戦交渉はアブー・タラールを名乗るイマード・アフマド・ジュムア氏(8月3日に逮捕)の副官が行っていたという。

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ナハールネット(8月7日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村での武装集団(シャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)とレバノン軍の停戦を仲介しているウラマー委員会の使節団は、レバノン軍兵士らを拉致した武装集団との連絡が途絶えたと発表した。

連絡が途絶えたのは、彼らがアルサール村一帯から撤退し、「彼らが携帯電話の電源を切った」ためだという。

その後、シャームの民のヌスラ戦線は声明を出し、アルサール村一帯から撤退したことを明らかにした。

アルサール村での戦闘継続で、ダマスカス郊外県カラムーン地方の戦闘員やシリア人避難民の移動が制限され、そのことが「イスラームの敵」に資することになるというのが撤退の理由。

またヌスラ戦線は、アルサール村で拉致したレバノン軍兵士が「特別な待遇を受けている」と発表し、無事であることを強調した。

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『サフィール』(8月7日付)は、ベカーア県バアルベック郡アルサール村への武装集団(シャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)の襲撃に関して、治安当局が、武装集団の指導者らと、ルーミヤ刑務所収監者の政治犯、北部県トリポリ市のジハード主義者、アイン・フルワ・パレスチナ難民キャンプ(南部県サイダー市)のジハード主義者の間で先週末に交わされた電話での会話を傍受していた、と報じた。

AFP, August 7, 2014、AP, August 7, 2014、ARA News, August 7, 2014、Champress, August 7, 2014、al-Hayat, August 8, 2014、Kull-na Shuraka’, August 7, 2014、al-Mada Press, August 7, 2014、Naharnet, August 7, 2014、NNA, August 7, 2014、Reuters, August 7, 2014、al-Safir, August 7, 2014、SANA, August 7, 2014、UPI, August 7, 2014などをもとに作成。

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シリアでのイスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年8月7日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、イスラーム国(ダーイシュ)がシリア軍との戦闘の末、アイン・イーサー市近郊のシリア軍第93旅団基地を「完全制圧」、同基地に駐留していたシリア軍はタブカ航空基地方面に撤退した。

同監視団によると、ダーイシュ戦闘員3人が、第93旅団基地入り口で自爆攻撃を行い、第17師団基地から敗走していたシリア軍兵士27人を殺害し、最終的にダーイシュが基地を制圧したという。

自爆攻撃を行った3人のうち2人はシリア人(アブー・フザイファ・スーリー氏、アブー・アブドゥー・スーリー氏)、1人はアブー・ハージルを名乗る外国人戦闘員だったという。

なお、この戦闘でシリア軍兵士36人、ダーイシュ戦闘員(ほとんどが外国人)15人が死亡したという。

また親政権の複数の消息筋によると、シリア軍司令部が、約500人が駐留していた第93旅団基地からの撤退を命じ、複数の活動家によると、ダーイシュは基地に残された戦車53輌、大砲18門などを捕獲したという。また複数の活動家によると、シリア軍将兵約150人がダーイシュによって捕捉されたという。

ダーイシュの第93旅団基地により、ラッカ県におけるシリア軍の拠点はタブカ航空基地を残すのみとなった。

 

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、アブー・ハマーム市周辺で、ダーイシュ(イスラーム国)とシュアイタート部族民兵が交戦し、ダーイシュ戦闘員5人が死亡した。

またスマート・ニュース(8月7日付)によると、救援物資を積んでダマスカス・ダイル・ザウル街道を移動していたシリア赤新月社の車輌3台をシリア軍戦闘機が誤爆し、ボランティア隊員4人が死亡、5人が負傷した。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)ハイル州(ダイル・ザウル県のこと)広報局がフェイスブックやツイッターを通じて、マヤーディーン市で行った市民20人の公開処刑の画像を公開した。

ARA News, August 7, 2014
ARA News, August 7, 2014

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ダマスカス郊外県カラムーン地方で武装闘争を続ける反体制武装集団11組織が、共同声明を出し、レバノンのベカーア県バアルベック郡アルサール村への武装集団(シャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)の襲撃に伴うレバノン軍と武装集団の戦闘に関する見解を示した。

声明のなかで、武装集団は、ヌスラ戦線などによるアルサール村襲撃を「無責任な行為」と批判した。

またレバノン政府に対しては、シリア人避難民保護への謝意を示しつつ、ヒズブッラーのシリア内政への干渉を許していると批判した。

共同声明を出した武装集団は以下の通り

1. イスラーム戦線イスラーム軍

2. クサイル師団

3. クサイルの鷹アサーラ・ワ・タンミヤ旅団

4. ハムド旅団

5. ラバート中隊ハーリド・ブン・ワリード大隊

6. 「備えよ」旅団

7. トルクメン第1旅団

8. 第1特殊任務連隊

9. ヒムス自由人旅団

10. ファトフの鷹旅団

11. 殉教者バクル・バッカール大隊

Kull-na Shuraka', August 7, 2014
Kull-na Shuraka’, August 7, 2014

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また、ダマスカス郊外県で活動するカラムーン地方合同軍事作戦司令室も声明を出し、レバノンのベカーア県バアルベック郡アルサール村への武装集団(シャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)の襲撃に伴うレバノン軍と武装集団の戦闘に関する見解を示した。

声明で作戦司令室は、アルサール村での戦闘に反対の意思を示す一方、ヒズブッラー戦闘員のシリアからの撤退を求めた。

Kull-na Shuraka', August 7, 2014
Kull-na Shuraka’, August 7, 2014

AFP, August 7, 2014、AP, August 7, 2014、ARA News, August 7, 2014、Champress, August 7, 2014、al-Hayat, August 8, 2014、August 11, 2014、Kull-na Shuraka’, August 7, 2014、al-Mada Press, August 7, 2014、Naharnet, August 7, 2014、NNA, August 7, 2014、Reuters, August 7, 2014、SANA, August 7, 2014、SMART News, August 7, 2014、UPI, August 7, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年8月7日)

ダマスカス郊外県カラムーン地方で活動する反体制武装集団12組織が共同声明を出し、「カラムーン軍」を結成すると発表した。

カラムーン軍への参加を表明した武装集団は以下の通り:

1. カラムーン特殊任務旅団
2. 特攻中隊
3. ハンダク突撃中隊
4. マッカ戦車中隊
5. バドル対機甲中隊
6. 殉教者アブー・サイフ大隊
7. 殉教者ディヤー・シャイフ大隊
8. イスラームの鷹防空大隊
9. 殉教者アフマド・ワヒード・トルクメン大隊
10. 殉教者マフムード・アルヤーン大隊
11. 殉教者アイマン・サブーフ大隊
12. 殉教者アナス・サーミン大隊

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イスラーム戦線所属のイスラーム軍は声明を出し、6日付で「空港包囲の戦い」を開始したと発表、ダマスカス郊外県にあるダマスカス国際空港を封鎖し、諸外国からのアサド政権への軍事支援を寸断する意思を示した。

AFP, August 7, 2014、AP, August 7, 2014、ARA News, August 7, 2014、Champress, August 7, 2014、al-Hayat, August 8, 2014、Kull-na Shuraka’, August 7, 2014、al-Mada Press, August 7, 2014、Naharnet, August 7, 2014、NNA, August 7, 2014、Reuters, August 7, 2014、SANA, August 7, 2014、UPI, August 7, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き(2014年8月6日追記)

ARA News(8月6日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立暫定政府の要請を受け、トルコ政府は、ハサカ県ダルバースィーヤ市に面するシェンユルト国境通行所(マルディン県)を開放し、トルコへの入国を希望するシリア人の受け入れたと報じた。

ARA News, August 6, 2014をもとに作成。

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クルド民族主義勢力の動き(2014年8月6日)

ハサカ県では、ARA News(8月7日付)によると、ハサカ市グワイラーン地区入り口で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がグワイラーン自由人大隊を名乗る武装集団と交戦した。

ARA News, August 6, 2014をもとに作成。

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イラクでのイスラーム国(ダーイシュ)をめぐる主な動き(2014年8月6日)

アンバール県では、県警察によると、軍、警察、部族民兵からなる合同舞台がハーミディーヤ地方、ブー・ウバイド地方、ジャズィーラ地方で、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員を掃討するための浄化作戦を開始した。

これにより、合同部隊はラマーディー市北部地区のワーリーを含むダーイシュ戦闘員10人を殺害、またバルワーナ地方を制圧した。

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ニナワ県では、マダー・プレス(8月6日付)によると、モスル市南部のクワイル地区の奪還をめざすイラク・クルディスタン地域ペシュメルガがダーイシュ(イスラーム国)と激しく交戦した。

またイラク軍がモスル市のアフダース刑務所を空爆し、ダーイシュ戦闘員60人を殺害した。

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バグダード県では、バグダード作戦司令室によると、南部のフラート村でイラク軍がイスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員12人を殺害した。

AFP, August 6, 2014、AP, August 6, 2014、ARA News, August 6, 2014、Champress, August 6, 2014、al-Hayat, August 7, 2014、Kull-na Shuraka’, August 6, 2014、al-Mada Press, August 6, 2014、Naharnet, August 6, 2014、NNA, August 6, 2014、Reuters, August 6, 2014、SANA, August 6, 2014、UPI, August 6, 2014などをもとに作成。

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レバノンでのイスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年8月6日)

ベカーア県バアルベック郡アルサール村への武装集団の襲撃に伴うレバノン軍と武装集団(シャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘は5日目を迎え、レバノン軍によると死者総数は17人となった。

またARA News(8月6日付)によると、レバノン軍はアルサール村および同村周辺に広がるシリア人避難民キャンプを重火器で砲撃し、女児1人、女性1人を含む8人が死亡、88人が負傷した。

これに関して、シリア人権監視団が「少なくともシリア人100人が砲撃によって死傷した」と発表した。

一方、NNA(8月6日付)によると、レバノン軍はアルサール村郊外のシリア人避難民キャンプに突入し、複数の民家などを捜索、複数名を逮捕した。

またNNAによると、レバノン軍は、ベカーア県バアルベック郡アルサール村以外でも、ナバティーヤ県ハースバイヤー郡シャブアー農場、ハースバイヤー市などのシリア人宅を家宅捜索したという。

他方、レバノン軍と武装集団の停戦に向けて仲介を続けているウラマー委員会は声明を出し、アルサール村の停戦が24時間延長され、武装集団が同村からの撤退を開始したと発表した。

撤退を開始した武装集団は、ラアス・サルジュ、アイン・アター、ワーディー・ラアヤーン一帯に集結しているという。

MTV(8月6日付)によると、また武装集団はレバノン軍兵士3人を釈放したが、内務治安軍総局隊員17人、兵士10人が依然として拉致されたままだという。

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アルサール村に近いラブワ村では、人道支援物資を積んだ車列が武装集団の手に渡ることを阻止するとして、住民が通過を阻止した。

またレバノン軍は、アルサール村とラブワ村の間に位置するアイン・シャアブ検問所で武装集団を撃退したが、その際兵士複数名が死亡した。

ナハールネット(8月6日付)が伝えた。

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サウジアラビアで事実上の亡命生活を送るムスタクバル潮流代表のサアド・ハリーリー元首相は、ジェッダで記者団に対し、サウジアラビアのアブドゥッラー国王が、レバノン軍に100億ドルの支援を行うと告げられ、「すでに支援を受け取った」たことを明らかにし、国王の決定を賞賛した。

一方、ベカーア県バアルベック郡アルサール村での武装集団(シャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)とレバノン軍の交戦に関して、ヒズブッラーのシリアへの干渉が「レアノンとシリアの反体制派に悪影響を与えた」と非難した。

ナハールネット(8月6日付)が伝えた。

AFP, August 6, 2014、AP, August 6, 2014、ARA News, August 6, 2014、Champress, August 6, 2014、al-Hayat, August 7, 2014、Kull-na Shuraka’, August 6, 2014、al-Mada Press, August 6, 2014、MTV, August 6, 2014、Naharnet, August 6, 2014、NNA, August 6, 2014、Reuters, August 6, 2014、SANA, August 6, 2014、UPI, August 6, 2014などをもとに作成。

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シリアでのイスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年8月6日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カラムーン地方の無人地帯(対レバノン国境)でシリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員とダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線からなるジハード主義武装集団が交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アフタリーン市一帯で、クルド人戦線旅団などからなるジハード主義武装集団が、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦する一方、シリア軍が同地一帯を空爆した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、第93旅団基地周辺(アイン・イーサー市近郊)で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦、双方が迫撃砲を打ち合った。

複数の反体制活動家によると、この戦闘で、ダーイシュは、第17師団基地から敗走したシリア軍将兵が退避していた複数地点を制圧したという。

またシリア軍はタブカ市、アイン・イーサー市郊外のジャドゥーア村一帯のダーイシュ拠点を空爆した。

このほか、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が「刺繍の施された外套」をまとって外出した少女たちを逮捕した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、アブー・ハルドゥーブ村のシュアイタート部族名士と住民がビデオ声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)のカリフを名乗るアブー・バクル・バクダーディー氏への忠誠を誓うと表明し、降伏した。

またマヤーディーン市マーキフ地区では、ダーイシュ検問所近くで、7月に爆弾を仕掛けた車を爆破し、ダーイシュ戦闘員5人を含む14人を殺害したと罪で、男性2人を斬首した。

さらにマヤーディーン市現代医学病院でも、ダーイシュは、「ダーイシュと交戦した」罪で男性1人を斬首した。

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ダーイシュ(イスラーム国)ラッカ州(ラッカ県のこと)広報局は、ダーイシュに反旗を翻したダイル・ザウル県シュアイタート部族の子息100人を過去数日間で殺害したと発表する一方、逮捕した同部族子息の写真複数枚を公開した。

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『クドス・アラビー』(8月6日付)は、シリア軍がロシア製戦車T82数十輌をダイル・ザウル県に派遣することを決定したと報じた。

同報道によると、T82の派遣は、現地でのパワー・バランスを覆すことが目的だという。

Kull-na Shuraka', August 6, 2014
Kull-na Shuraka’, August 6, 2014

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、ハサカ市制圧に向けた攻撃を繰り返すダーイシュ(イスラーム国)に関して、「住民にとって異質なイデオロギーを押しつけようとしている」と非難する一方、ダーイシュの台頭が「政権の犯罪」の結果だと断じた。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、イラクのニナワ県スィンジャール郡でのイスラーム国(ダーイシュ)によるヤズィーディー派住民への攻撃を非難した。

AFP, August 6, 2014、AP, August 6, 2014、ARA News, August 6, 2014、Champress, August 6, 2014、al-Hayat, August 7, 2014、Kull-na Shuraka’, August 6, 2014、al-Mada Press, August 6, 2014、Naharnet, August 6, 2014、NNA, August 6, 2014、al-Quds al-‘Arabi, August 6, 2014、Reuters, August 6, 2014、SANA, August 6, 2014、UPI, August 6, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き(2014年8月6日)

アサド大統領は2014年政令第33号を施行し、兵役免除にかかる2007年政令第30号の一部改正を行い、在外居住者の兵役免除金を1万5,000ドルから8,000ドルに減額するとともに、免除対象者の在外滞在期間を5年から4年に縮小すると定めた。

SANA(8月6日付)が伝えた。

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ハサカ県では、ARA News(8月6日付)によると、野党の国民青年公正成長党と革命青年連合(バアス党傘下の人民諸組織の一つ)がカーミシュリー市サブア・バフラート広場で座り込みデモを行い、ダーイシュ(イスラーム国)の攻撃を受けるハサカ市との連帯を訴えた。

ARA News, August 6, 2014
ARA News, August 6, 2014

AFP, August 6, 2014、AP, August 6, 2014、ARA News, August 6, 2014、Champress, August 6, 2014、al-Hayat, August 7, 2014、Kull-na Shuraka’, August 6, 2014、al-Mada Press, August 6, 2014、Naharnet, August 6, 2014、NNA, August 6, 2014、Reuters, August 6, 2014、SANA, August 6, 2014、UPI, August 6, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年8月6日)

イドリブ県では、シャームの民のヌスラ戦線が、パンの販売価格を一袋60シリア・ポンドに固定することなどを定めた法律を施行したと発表し、各所に告知を貼り出した。

Kull-na Shuraka', August 6, 2014
Kull-na Shuraka’, August 6, 2014

AFP, August 6, 2014、AP, August 6, 2014、ARA News, August 6, 2014、Champress, August 6, 2014、al-Hayat, August 7, 2014、Kull-na Shuraka’, August 6, 2014、al-Mada Press, August 6, 2014、Naharnet, August 6, 2014、NNA, August 6, 2014、Reuters, August 6, 2014、SANA, August 6, 2014、UPI, August 6, 2014などをもとに作成。

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イラクでのイスラーム国(ダーイシュ)をめぐる主な動き(2014年8月5日)

ニナワ県では、マダー・プレス(8月5日付)によると、イラク・クルディスタン地域ペシュメルガとダーイシュ(イスラーム国)がモスル市北部で交戦、迫撃砲弾の着弾によって市民4人が死亡した。

またペシュメルガはダーイシュとの戦闘の末、モスル市北東部の警察学校施設を制圧した。

一方、軍諜報局によると、スィンジャール郡へのイラク軍の空爆で、ダーイシュ戦闘員200人が死亡、150人が負傷したという。

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バービル県では、マダー・プレス(8月5日付)によると、ジュルフ・サフル地方に対するイラク軍の空爆で、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員11人が死亡した。

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バグダード県では、内務省筋によると、北部のターリミーヤ地区で、ダーイシュ(イスラーム国)と覚醒評議会が交戦し、後者の戦闘員8人が死亡した。

AFP, August 5, 2014、AP, August 5, 2014、ARA News, August 5, 2014、Champress, August 5, 2014、al-Hayat, August 6, 2014、Kull-na Shuraka’, August 5, 2014、al-Mada Press, August 5, 2014、Naharnet, August 5, 2014、NNA, August 5, 2014、Reuters, August 5, 2014、SANA, August 5, 2014、UPI, August 5, 2014などをもとに作成。

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レバノンでのイスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年8月5日)

『サフィール』(8月5日付)は、ベカーア県バアルベック郡アルサール村への武装集団の襲撃を率いたとされるダーイシュ(イスラーム国)のアミール、アブー・ハサン・フィラスティーニー氏が、シリアのダマスカス郊外県カラムーン地方無人地帯での軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員との戦闘で死亡した、と報じた。

アルサール村襲撃に関しては、シャームの民のヌスラ戦線の武装集団によるものとの報道が主流である。

だが、襲撃のきっかけとなったレバノン軍による摘発活動で、8月3日に逮捕されたイマード・アフマド・ジュムア氏(シリア人)が率いるイスラームの暁大隊もダーイシュに忠誠を誓っており、アルサール村での混乱は、ヌスラ戦線、イスラーム戦線といった武装集団が対シリア・レバノン国境で連携関係を保っていることを示すことになった。

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ベカーア県バアルベック郡アルサール村への武装集団の襲撃に伴うレバノン軍と武装集団の戦闘は4日目を迎え、レバノン軍によると4日間で死者総数は16人、負傷者総数は86人となった。

ARA News(8月5日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村を襲撃した武装集団(シャームの民のヌスラ戦線)とレバノン軍の停戦を仲介するためにアルサール村に向かっていたウラマー委員会の使節団が武装集団の襲撃を受け、団長のシャイフ、サリーム・リファーイー氏ら5人が負傷した。

負傷したウラマー委員会一行は、武装集団との交渉を行い、ナハールネット(8月5日付)によると、同日晩にはレバノン軍と武装集団の停戦合意が成立した。

停戦合意は、武装集団が拘束した兵士・内務治安郡総局隊員の釈放、外交人武装集団のアルサール村一帯からの撤退などを骨子としていた。

MTV(8月5日付)によると、戦闘に参加していない武装集団メンバー約3,000人がアルサール村一帯からの撤退の意思を表明していた。

だが、停戦合意成立の数時間後、武装集団はアルサール村のワーディー・ラアヤーンとワーディー・アターの軍検問所を襲撃し、合意を反故にした。

またNNA(8月5日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が同地一帯に検問所を設置し、住民の移動を制限したという。

一方、ナハールネットによると、武装集団によって拉致されていた内務治安軍総局の隊員2人が解放された。

Naharnet, August 4, 2014
Naharnet, August 4, 2014

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ムスタクバル潮流は声明を出し、ベカーア県バアルベック郡アルサール村への武装集団の襲撃に関して、「ヒズブッラーとその同盟者にアルサール村の事件の責任の多くがある」と批判した。

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ヒズブッラーは声明を出し、ベカーア県バアルベック郡アルサール村への武装集団の襲撃に関して「ヒズブッラーはアルサールの事件に介入していない」と述べ、同村の攻略への参加を否定した。

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自由国民潮流代表のミシェル・アウン議員(元司令官)は、変化改革ブロックの定例会合後、ベカーア県バアルベック郡アルサール村への武装集団の襲撃に関して「テロリストと交渉すべきではないと警告する。我々はダーイシュ(イスラーム国)ではなく、むしろダマスカス(シリア政府)と交渉すべきだ」と述べた。

アウン議員はまた「シリアとの交渉は双方(シリアとレバノン)の国益になる…。国境警備はレバノンとシリアの責任であり、二国間の過去の合意に基づくものだ」と付言した。

ナハールネット(8月5日付)が伝えた。

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シリア民主主義者連合(シリア革命反体制勢力国民連立)は声明を出し、レバノンのベカーア県バアルベック郡アルサール村へ武装集団(シャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)の襲撃とレバノン軍との交戦に関して、「国内の戦いを国外に持ち込むことを拒否する」と発表した。

AFP, August 5, 2014、AP, August 5, 2014、ARA News, August 5, 2014、Champress, August 5, 2014、al-Hayat, August 6, 2014、Kull-na Shuraka’, August 5, 2014、August 6, 2014、al-Mada Press, August 5, 2014、MTV, August 5, 2014、Naharnet, August 5, 2014、NNA, August 5, 2014、Reuters, August 5, 2014、al-Safir, August 5, 2014、SANA, August 5, 2014、UPI, August 5, 2014などをもとに作成。

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シリアでのイスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年8月5日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カラムーン地方の無人地帯(対レバノン国境地帯)で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団、ARA News(8月5日付)によると、ハサカ市各所にダーイシュ(イスラーム国)が同市南部郊外から発射したと思われる迫撃砲弾複数発が着弾、またグワイラーン地区で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と「グワイラーン自由人大隊」を名乗る武装集団が交戦した。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)のバラカ州(ハサカ県のこと)ワーリーが声明を出し、「PKK(西クルディスタン移行期民政局を主導する民主統一党のこと)にハサカ市を明け渡そうとする政権の軍の退去」と「改悛」を求め、ハサカ市を制圧する意思を示した。

Kull-na Shuraka', August 5, 2014
Kull-na Shuraka’, August 5, 2014

 

他方、SANA(8月5日付)によると、対イラク国境に面するヤアルビーヤ村のパン工場が迫撃砲の攻撃(4日)を受け全焼した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がブサイル市で4日午後11時から5日早朝までの間、外出禁止令を発した。

またダーイシュ所轄の法廷が、ムハージリーン旅団司令官のシュジャーア・ヌワイジー氏とその兄弟の裁判を行い、ダイル・ザウル県(ダーイシュが言うところの「ハイル県」)からの追放処分を下した。

一方、ダーイシュ戦闘員は、ダイル・ザウル市内で、シャームの民のヌスラ戦線などの武器庫4カ所を発見した。

さらに未明には、ダイル・ザウル市内の政治治安部ビル前で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、建物が損壊、ダーイシュの戦闘員複数名が死傷した。

他方、シリア軍はシュハイル市近郊を空爆した。

またシュアイタート部族民兵との交戦の末にダーイシュが制圧したジャルズィー村では、男性2人が狙撃され、死亡した。

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ラッカ県では、ラッカ報道局(8月5日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が住民に対して県外への渡航を禁止する決定を下し、ラッカ市のラサーファ検問所で、多数の旅客バス(ボールマーン)が市内に引き返すことを余儀なくされた。

ダーイシュ広報局はツイッターを通じて声明を出し、シュアイタート地方を「軍管区」に指定、非戦闘員に対して24時間以内に同地方から退去するよう要請した。

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アレッポ県では、ARA News(8月5日付)によると、アイン・アラブ市で民主統一党がイラクのスィンジャール郡との連帯を訴えるデモを組織し、住民らが参加した。

ARA News, August 5, 2014
ARA News, August 5, 2014

一方、ダーイシュは5月29日に拉致したアイン・アラブ市のクルド人学生5人を釈放した。

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シリア革命反体制勢力国民連立のハーディ・バフラ議長は声明を出し、レバノンのベカーア県バアルベック郡アルサール村への武装集団(シャームの民のヌスラ戦線)の襲撃に関して、国連に同村一帯で避難生活を送るシリア人を保護するよう求めた。

アルサール村は人口が約4万人で、約12万人のシリア人が避難民として同村一帯で避難生活を送っているという。

AFP, August 5, 2014、AP, August 5, 2014、ARA News, August 5, 2014、Champress, August 5, 2014、al-Hayat, August 6, 2014、Kull-na Shuraka’, August 5, 2014、al-Mada Press, August 5, 2014、Maktab al-Raqqa al-I’lami, August 5, 2014、,Naharnet, August 5, 2014、NNA, August 5, 2014、Reuters, August 5, 2014、SANA, August 5, 2014、UPI, August 5, 2014などをもとに作成。

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クルド民族主義勢力の動き(2014年8月5日)

クッルナー・シュラカー(8月5日付)によると、アレッポ県アイン・アラブ市近郊のカイフーン村で、西クルディスタン移行期民政局アサーイシュが、シリア・クルディスタン民主党のムスリム・ムハンマド氏を含む党員15人を逮捕した。

AFP, August 5, 2014、AP, August 5, 2014、ARA News, August 5, 2014、Champress, August 5, 2014、al-Hayat, August 6, 2014、Kull-na Shuraka’, August 5, 2014、al-Mada Press, August 5, 2014、Naharnet, August 5, 2014、NNA, August 5, 2014、Reuters, August 5, 2014、SANA, August 5, 2014、UPI, August 5, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年8月5日)

民主的変革諸勢力国民調整委員会のハラフ・ダーフード在外局長は「祖国シリアと民主的・市民的諸価値を防衛するためにダーイシュ(イスラーム国)に対抗している西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊のイメージをゆがめようとする試みがある」としたうえで、同部隊がクルド人だけでなく、アラブ人、イスラーム教徒、キリスト教徒も参加していると強調した。

そのうえでダーフード氏は、人民防衛隊がシリア軍再編の核を構成し得るとの見方を示した。
AKI(8月5日付)が報じた。

AFP, August 5, 2014、AKI, August 5, 2014、AP, August 5, 2014、ARA News, August 5, 2014、Champress, August 5, 2014、al-Hayat, August 6, 2014、Kull-na Shuraka’, August 5, 2014、al-Mada Press, August 5, 2014、Naharnet, August 5, 2014、NNA, August 5, 2014、Reuters, August 5, 2014、SANA, August 5, 2014、UPI, August 5, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年8月4日)

シリア国内の動き

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がサラミーヤ市西部のムザイラア地方の民家を襲撃し、一家7人(イスマーイーリー派)を惨殺した。

またサラミーヤ市近郊のアイドゥーン村周辺とサトヒーヤート地方で軍、国防隊がダーイシュと交戦した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が東ジャルズィー村、西ジャルズィー村で部族民兵と交戦し、両村を制圧した。

部族民兵はアブー・ハマーム市方面に撤退した。

またダーイシュが部族民兵との交戦の末に制圧したスワイダーン・ジャズィーラ村では、戦闘が収束、避難していた住民が帰宅した。

この戦闘では、ダーイシュの砲撃などによって、住民と部族民兵13人が死亡した。

一方、マフミーダ村と対イラク国境のブーカマール市では、ダーイシュが指名手配者の捜索活動を行ったという。

このほか、アブー・ハマーム市、キシュキーヤ町、ガラーニージュ市などでダーイシュと部族民兵の戦闘が続いたという。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、第93旅団に近いマシャーヒダ村各所を軍が砲撃、また同基地周辺で軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

イラク国内の動き

ニナワ県では、イラク・クルディスタン地域ペシュメルガ筋によると、3日にダーイシュ(イスラーム国)に制圧されたモスル・ダムおよびダム近郊のワーナ村をペシュメルガ増援部隊が奪還した(ただしダーイシュ側をこれを否定している)。

またペシュメルガはシリア国境(ハサカ県ヤアルビーヤ村)に面するラビーア町を、ダーイシュと戦闘の末に奪還した。

このほか、イラク軍諜報機関によると、モスル市南部のタヤラーン地区に対する軍の空爆で、ダーイシュ(イスラーム国)の司令官の一人(パキスタン人)を殺害した。

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バービル県では、マダー・プレス(8月4日付)によると、ジュルフ・サフル地方をイラク軍が空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員40人を殺害、拠点10カ所を破壊した。

またサンディージュ地方で、イラク軍とダーイシュが交戦し、ダーイシュの狙撃手8人が死亡した。

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バグダード県では、イラク内務省によると、南部のサイイド・アブドゥッラー地区でイラク軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、ダーイシュのワーリーを名乗るアブー・ニーシャーン・ジャヒーシー氏と副官8人が死亡した。

一方、北部のマシャーヒダ村での戦闘では、双方に16人の死傷者が出た。

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キルクーク県では、マダー・プレス(8月4日付)によると、フワイジャ郡をイラク軍が空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員12人が死亡した。

AFP, August 4, 2014、AP, August 4, 2014、ARA News, August 4, 2014、Champress, August 4, 2014、al-Hayat, August 5, 2014、Kull-na Shuraka’, August 4, 2014、al-Mada Press, August 4, 2014、Naharnet, August 4, 2014、NNA, August 4, 2014、Reuters, August 4, 2014、SANA, August 4, 2014、UPI, August 4, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年8月4日)

武装集団(シャームの民のヌスラ戦線)によるベカーア県バアルベック郡アルサール村襲撃から3日目となる4日、同村周辺の山岳地帯でレバノン軍と武装集団の戦闘が続き、2日からの戦闘によるレバノン軍兵士の死者は14人、負傷者は82人、行方不明者は22人に達した。

LBCI(8月4日付)は、軍消息筋の話として、武装集団が拘束中の内務治安軍総局隊員や兵士の解放のための交渉を仲介するためウラマー委員会の代表がアルサール村に入り、停戦状態に入ったと報じた。

ウラマー委員会は武装集団との交渉後、ベイルートの首相官邸に向かう予定だという。

Naharnet, August 4, 2014
Naharnet, August 4, 2014

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NNA(8月4日付)によると、北部県トリポリ市バーブ・タッバーナ地区で、武装集団(シャームの民のヌスラ戦線)によるベカーア県バアルベック郡アルサール村襲撃に関して、「軍とヒズブッラーによる砲撃」に抗議するデモが行われた。

Naharnet, August 4, 2014
Naharnet, August 4, 2014

 

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タマーム・サラーム内閣は緊急閣議を開き、武装集団(シャームの民のヌスラ戦線)によるベカーア県バアルベック郡アルサール村襲撃への対応を協議した。

閣議後、サラーム主唱は記者会見を開き、「我々の国を防衛し、あらゆる攻撃の試みに対抗するため、すべての国家機関、治安機関を動員することを決定した」と述べ、全力で対応する意思を表明した。

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ジュブラーン・バースィール外務大臣は、イランの首都テヘランで開催中の非同盟諸国会議パレスチナ問題部会で、パレスチナのガザ地区、イラクのモスル市、レバノンのアルサール村(ベカーア県バアルベック郡)の惨状に関して、「(中東)地域がダーイシュ(イスラーム国)とイスラエルの間で崩壊してしまう…。彼らは同じ考え方を持っている」と警鐘を鳴らした。

また、武装集団(シャームの民のヌスラ戦線)によるベカーア県バアルベック郡アルサール村襲撃に関して、バースィール外務大臣は「彼らを受け入れたアルサール住民に感謝することなく、武装集団を支援している」と述べ、シリア人避難民を暗に批判した。

ナハールネット(8月4日付)が伝えた。

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サウジアラビアで事実上の亡命生活を送るムスタクバル潮流代表のサアド・ハリーリー元首相は、武装集団(シャームの民のヌスラ戦線)によるベカーア県バアルベック郡アルサール村襲撃に関して、『ハヤート』(8月4日付)に「国家も我々もタクフィール主義集団の破壊行為に何もしないではいられない」と述べ、レバノン軍への全面支持を表明した。

ナハールネット(8月4日付)によると、アルサール村は人口が約4万人で、約12万人のシリア人が避難民として同村一帯で避難生活を送っている。

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国連のロス・マウンテン・レバノン担当人道調整官は声明を出し、武装集団(シャームの民のヌスラ戦線)によるベカーア県バアルベック郡アルサール村襲撃を厳しく非難した。

ナハールネット(8月4日付)が伝えた。

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アンジェリナ・アイヒホルスト駐レバノンEU大使は声明を出し、武装集団(シャームの民のヌスラ戦線)によるベカーア県バアルベック郡アルサール村襲撃を厳しく非難した。

ナハールネット(8月4日付)が伝えた。

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NNA(8月4日付)によると、南部県ジャズィーン郡ジャルマク村とザファータ村間からイスラエル領に向けて何者かがロケット弾を発射したが、レバノン領内に着弾した。

AFP, August 4, 2014、AP, August 4, 2014、ARA News, August 4, 2014、Champress, August 4, 2014、al-Hayat, August 5, 2014、Kull-na Shuraka’, August 4, 2014、LBCI, August 4, 2014、al-Mada Press, August 4, 2014、Naharnet, August 4, 2014、NNA, August 4, 2014、Reuters, August 4, 2014、SANA, August 4, 2014、UPI, August 4, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年8月4日)

ダイル・ザウル県で活動していた「自由シリア軍」所属の武装集団がダマスカス郊外県カラムーン地方(撤退先)で声明を出し、「東部獅子軍」として統合すると発表した。

東部獅子軍に参加した主な武装集団は以下の通り:

アサーラ・ワ・タンミヤ戦線
ファトフ旅団
アフワーズ旅団
シュアイタートの旗
イブン・カイイム旅団
ウンマの盾旅団
ウマル・ムフタール旅団
カーディスィーヤ旅団
ハムザ大隊
アーイシャ末裔大隊
アブドゥッラー・ブン・ズバイル連合
アブー・ウバイダ・ブン・ジャッラーフ大隊

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シリア革命反体制勢力国民連立のハーディー・バフラ議長は、「シリア軍の将兵数千人が…自由将校の隊列に加わる瞬間を待っている」との自身の願望を表明する一方、「政府軍の司令官らはイランの外国人士官の命令を受けるようになっている」と断じ、批判した。

『ハヤート』(8月5日付)が報じた。

AFP, August 4, 2014、AP, August 4, 2014、ARA News, August 4, 2014、Champress, August 4, 2014、al-Hayat, August 5, 2014、Kull-na Shuraka’, August 4, 2014、al-Mada Press, August 4, 2014、Naharnet, August 4, 2014、NNA, August 4, 2014、Reuters, August 4, 2014、SANA, August 4, 2014、UPI, August 4, 2014などをもとに作成。

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クルド民族主義勢力の動き(2014年8月3日)

西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊総司令部は声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)によるスィンジャール郡(ニナワ県)制圧に関して、イラク・クルディスタン地域ペシュメルガと「クルド人の至上の利益に資するべく、最高レベルで直接連携関係を発展させる準備がある」と発表した。

ARA News, August 3, 2014をもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年8月3日)

シリア国内の動き

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カラムーン地方の無人地帯(対レバノン国境地帯)を軍が砲撃、国防隊、ヒズブッラー戦闘員とともに、シャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

この戦闘で、ヒズブッラー戦闘員4人が死亡、またシリア軍はカーラ市一帯も空爆したという。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、第93旅団基地周辺(アイン・イーサー市)で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

また、ARA News(8月3日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が撤退したファイヌータ村とバルカル村(タッル・アブヤド市近郊)を西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が制圧した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダラニー村、スワイダーン・ジャズィーラ村、アブー・ハマーム市で、ダーイシュ(イスラーム国)とシュアイタート部族の民兵が交戦し、ダーイシュにモロッコ人戦闘員とチェチェン人戦闘員の2人が死亡した。

またマヤーディーン市に近いバクラス町の砂漠地帯で武装集団がダーイシュを要撃し、ダーイシュ戦闘員2人が死亡した。

さらにブーライル村では、ダーイシュと戦うシュアイタート部族への支持を表明するデモが行われ、住民らが参加した。

一方、ダーイシュは、ジハード主義武装集団の元司令官を逮捕した。

他方、シリア軍はクーリーヤ市を砲撃、またティヤーナ村のダーイシュ拠点を空爆したもの、子供1人を含む4人が技師となった。

空爆はダーイシュが撤退したあとに行われたという。

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ヒムス県では、SANA(8月3日付)によると、シャーイル山(ハマー県)西部一帯の軍検問所を襲撃しようとした武装集団を軍が撃退した。

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ハサカ県では、ARA News(8月4日付)によると、ハサカ市ナシュワ地区でシリア治安当局のパトロール部隊を狙った爆弾テロが発生し、隊員2人が負傷、またシリア軍が展開する同市南部に迫撃砲弾1発が着弾した。

これを受け、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とアサーイシュがハサカ県アズィーズィーヤ地区などに展開し、治安維持活動にあたった。

また、シリア軍も、ダーイシュ(イスラーム国)が展開するハサカ市南部のフール村をヘリコプターで空爆したほか、カーミシュリー市南部にあるダーイシュの拠点タッル・ハミース市近郊を砲撃した。

一方、SANA(8月3日付)によると、カーミシュリー市東部郊外のラフヤート村一帯に潜入しようとした武装集団を軍が撃退した。

またラーシディーヤ村の武装集団拠点を軍が攻撃した。

イラク国内の動き

ニナワ県では、マダー・プレス(8月3日付)、ARA News(8月3日付)などによると、イラク・クルディスタン地域ペシュメルガの撤退を受け、ダーイシュ(イスラーム国)がスィンジャール郡を制圧、同地にあるヤズィーディー派の巡礼地や礼拝所多数を爆破、破壊した。

これを受け、イラク・クルディスタン地域ペシュメルガが同地への増援部隊派遣を決定した。

またダーイシュが占拠するモスル・ダム近くでペシュメルガとダーイシュが交戦した。

一方、イラク軍はタッルアファル郡を空爆し、ダーイシュ戦闘員100人を死傷させた。

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バービル県では、マダー・プレス(8月3日付)によると、バービル県、バグダード県の合同治安部隊がジュルフ・サフル地方でダーイシュ(イスラーム国)の掃討を進め、ダーイシュ戦闘員40人を殲滅し、車輌多数を破壊した。

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バグダード県では、マダー・プレス(8月3日付)によると、アブー・グライブ地方のザイダーン村で、イラク軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、ダーイシュ戦闘員2人、イラク軍兵士1人が死亡した。

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サラーフッディーン県では、マダー・プレス(8月3日付)によると、トゥーズ郡のサラーム村のダーイシュ(イスラーム国)拠点をイラク軍が空爆し、ダーイシュ戦闘員45人が死傷、車輌35輌が破壊された。

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アンバール県では、マダー・プレス(8月3日付)によると、カダー郡でイラク軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、ダーイシュ戦闘員16人を殺害、逮捕、車輌13輌を破壊した。

AFP, August 3, 2014、AP, August 3, 2014、ARA News, August 3, 2014、August 4, 2014、Champress, August 3, 2014、al-Hayat, August 4, 2014、Kull-na Shuraka’, August 3, 2014、al-Mada Press, August 3, 2014、Naharnet, August 3, 2014、NNA, August 3, 2014、Reuters, August 3, 2014、SANA, August 3, 2014、UPI, August 3, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア反体制勢力の動き(2014年8月3日)

クッルナー・シュラカー(8月3日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線やイスラーム戦線を主導する武装集団を除く武装集団18組織が共同声明を出し、「シリア革命指導評議会」を結成すると発表した。

シリア革命指導評議会に参加した18組織は以下の通り:

1. イスラーム軍

2. シャームの鷹旅団

3. ハズム運動

4. シャーム軍団

5. シリア革命家戦線

6. ムジャーヒディーン軍

7. ヌールッディーン・ザンキー運動

8. 革命の盾委員会

9. 第13師団

10. 第101師団

11. シリア解放戦線

12. フルサーン・ハック

13. ハック旅団

14. ガーブの鷹

15. ハック戦闘戦線

16. アンサール旅団

17. シリア殉教者大隊旅団連合

18. アジュナード・シャーム・イスラーム連合

声明によると、シリア革命指導評議会は、統合軍事評議会と合同司法委員会の設置を最優先事項に掲げ、同声明発表から45日以内に各部局を設置するという。

Kull-na Shuraka', August 3, 2014
Kull-na Shuraka’, August 3, 2014
Kull-na Shuraka', August 3, 2014
Kull-na Shuraka’, August 3, 2014
Kull-na Shuraka', August 3, 2014
Kull-na Shuraka’, August 3, 2014

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アジュナード・シャーム・イスラーム連合はユーチューブで声明を出し、ダマスカス県ジャウバル区で共和国護衛隊の将兵の30人を殺害したと発表、うち17人のID Cardを公開した。

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クッルナー・シュラカー(8月3日付)によると、イドリブ県で活動するハーリド・ブン・ワリード旅団はビデオ声明を出し、同県でシャームの民のヌスラ戦線との対立を深めているシリア革命家戦線からの脱退を発表した。

AFP, August 3, 2014、AP, August 3, 2014、ARA News, August 3, 2014、Champress, August 3, 2014、al-Hayat, August 4, 2014、Kull-na Shuraka’, August 3, 2014、al-Mada Press, August 3, 2014、Naharnet, August 3, 2014、NNA, August 3, 2014、Reuters, August 3, 2014、SANA, August 3, 2014、UPI, August 3, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年8月2日)

レバノン国内の動き

『ハヤート』(8月3日付)、ナハールネット(8月2日付)などは、レバノン軍が、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外の無人地帯に設置された検問所で、シリア人のイマード・アフマド・ジュムア氏を逮捕し、その後の取り調べで、シャームの民のヌスラ戦線メンバーだと判明したと報じた。

ナハールネット(8月2日付)によると、ジュムア氏(シリア人)は、ヌスラ戦線のメンバーではなく、イスラームの暁大隊の司令官として、ヒムス県クサイル市の攻防戦に参加、その後ダマスカス郊外県カラムーン地方を拠点に反体制武装闘争を続け、最近ではベカーア県に入り、同地の武装集団を支援してきたという。

またジュムア氏が率いるイスラームの暁大隊は、7月20日付のビデオ声明(http://www.youtube.com/watch?v=tQB-pJEBOOg)で、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓っていた。

Naharnet, August 2, 2014
Naharnet, August 2, 2014

またジュムア氏逮捕を受け、覆面をしたシリア人武装集団が午後、アルサール村郊外のマスヤダ地区、ワーディー・フマイイド地区にあるレバノン軍検問所、内務治安郡総局などを襲撃し、内務治安郡総局隊員ら複数名を拉致した。

Naharnet, August 2, 2014
Naharnet, August 2, 2014

 

また武装集団は、レバノン軍と交戦し、兵士2人を含む7人が死亡し、多数が負傷した。

一方、レバノン軍はアルサール村方面にヘリコプターなどを派遣、また武装集団に対して砲撃を加え、同日晩にはマスヤダ地区の検問所を奪還し、ワーディー・フマイイド方面に進軍した。

シリア国内の動き

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カラムーン地方の無人地帯(対レバノン国境地帯)で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

同監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表によると、この戦闘で軍側は、「ヌスラ戦線とダーイシュ(イスラーム国)」の戦闘員を要撃し、50人以上を殲滅したという。

一方、カラムーン広報局によると、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム軍、ムハンマドの鷹大隊、ヌスラ戦線、第11師団特殊部隊、外国人旅団、ハビーブ・ムスタファー旅団、カラムーン自由人大隊、フーシュ・アラブ殉教者連合、スンナの獅子大隊は、「カラムーン諸都市解放の戦い」を開始し、ジュッバ町周辺の軍検問所4カ所を攻撃・破壊し、軍側の兵士・戦闘員7人(うちヒズブッラー戦闘員4人)を殺害、またシリア軍戦闘機を撃墜した。

またシリア人権監視団によると、ダイル・アティーヤ市周辺の軍、ヒズブッラー戦闘員の検問所複数カ所を反体制武装集団が襲撃した。

他方、SANA(8月2日付)によると、レバノン国境に近いカラムーン地方無人地帯(ジュッバ町郊外の農場)およびザバダーニー市郊外の無人地帯で、シリア軍がレバノン領から潜入しようとしたシャームの民のヌスラ戦線の外国人戦闘員を迎撃、殲滅した。

またムライハ市北部・東部郊外、ナシャービーヤ農場、アーリヤ農場、アドラー市旧市街、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外、マガッル・ミール市、シャイフ・アブドゥッラー農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシュアイタート部族民兵との戦闘の末、アブー・ハマーム市、キシュキーヤ町、ガラーニージュ市から撤退した。

これに関して、シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、ダイル・ザウルの部族革命家が「勝利を祝っている」と発表した。

イラク国内の動き

サラーフッディーン県では、マダー・プレス(8月2日付)によると、マダー・プレス(8月2日付)によると、トゥーズ郡のハバシュ村、ヤンカジャ村、サラーム村、アムーハサン市のダーイシュ(イスラーム国)拠点をイラク軍が空爆した。

一方、ダーイシュは、アイン・ザーラ油田とバトマ油田を制圧した。

このほか、バイジ製油所近郊をイラク軍が空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の車輌4輌を破壊した。

またダーイシュが拠点として使用しているアラム地方警察署をイラク軍が空爆したが、隣接する住居などが被弾し、女性と子供合わせて4人が死亡、また義勇兵9人も負傷した。

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アンバール県では、マダー・プレス(8月2日付)によると、ラマーディー市西部のハディーサ郡にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点をイラク軍が攻撃し、ダーイシュの「最重要」司令官8人を殺害した。

殺害された司令官8人は、ムハンマド・ムスリム・ラーウィー氏、ヤースィーン・ナージフ・ラーウィー氏、アミーン・ビラール・ラーウィー氏、アフマド・マフディー・ラーウィー氏、ハーリド・ハサン・ラーウィー氏ら。

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ディヤラ県では、マダー・プレス(8月2日付)によると、ヤアクーバ市北東部をイラク軍が空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員50人を殺害した。

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バービル県では、マダー・プレス(8月2日付)によると、イラク軍がジュルフ・サフル地方を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員55人を殺害した。

AFP, August 2, 2014、AP, August 2, 2014、ARA News, August 2, 2014、Champress, August 2, 2014、al-Hayat, August 3, 2014、Kull-na Shuraka’, August 2, 2014、al-Mada Press, August 2, 2014、Naharnet, August 2, 2014、NNA, August 2, 2014、Reuters, August 2, 2014、SANA, August 2, 2014、UPI, August 2, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

最新論考「アサド政権を利する「イスラム国」の台頭:欧米の無力、さらに露呈」(e-World Premium)

青山弘之「アサド政権を利する「イスラム国」台頭:欧米の無力、さらに露呈」

e-World Premium, Vol. 7, 2014年8月、pp. 28-32

■対アサドでアルカイダを黙認した欧米
■既存武装集団の離合集散促す
■欧米諸国に軍事解決認めさせるメッセージ
アルカイダ系過激組織「イスラム国」の攻勢は、イラクの民主政治が宗派主義的プロパガンダにもろいことを白日の下にさらしたが、シリアにおいては、民主化や人道保護の名の下にテロを黙認してきた欧米諸国の干渉政策の失敗を象徴する出来事として捉えることができる。・・・