欧州理事会はジャラーリー内閣で入閣したムナッジド国内通商消費者保護大臣、カッドゥール石油鉱物資源大臣、ブースタジー国務大臣の3人を新たに制裁対象に追加(2024年11月27日)

欧州連合(EU)の最高意思決定機関である欧州理事会は声明を出し、9月に発足したムハンマド・ガーズィー・ジャラーリー内閣で入閣したルアイ・イマードッディーン・ムナッジド国内通商消費者保護大臣、フィラース・ハサン・カッドゥール石油鉱物資源大臣、アフマド・ムハンマド・ブースタジー国務大臣の3人を新たに制裁対象に追加したと発表した。

AFP, November 27, 2024、ANHA, November 27, 2024、‘Inab Baladi, November 27, 2024、Reuters, November 27, 2024、SANA, November 27, 2024、SOHR, November 27, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構、国民解放戦線(シリア国民軍)など「決戦」作戦司令室諸派が「攻撃抑止」の戦いと銘打った大規模軍事作戦を開始、県西部を制圧する一方、シリア軍とロシア軍が同地やイドリブ県を激しく爆撃(2024年11月27日)

アレッポ県では、イナブ・バラディー(11月27日付)などによると、シャーム解放機構、国民解放戦線(シリア国民軍)など「決戦」作戦司令室諸派は、「攻撃抑止」の戦いと銘打った大規模軍事作戦を開始し、県西部のシリア政府支配地に進攻した。

イナブ・バラディーによると、「攻撃抑止」の戦い軍事作戦局は、ハサン・アブドゥルガニーが司令官を務めるが、参加している組織の詳細は不明。

「攻撃抑止」の戦い軍事作戦局の発表によると、これにより、アレッポ県西部の第46中隊基地および17町村(アンジャーラ村、カブターン・ジャバル村、シャイフ・アキール村、バーラー村、ハイル・ダルカル村、サッルーム村、マアリー協会、カースィミーヤ村、カフルバスィーン村、フール村、アージル村など)、総面積140平方キロメートルの地域を制圧、シリア軍兵士40人以上を殺害、第46中隊基地前線で兵士5人を捕捉、BMP-1歩兵戦闘車、重火器、弾薬などを捕獲した。

また「決戦」作戦司令室によると、シリア軍兵士25人を殺害、カブターン・ジャバル村の迫撃砲台3ヵ所を制圧、シャイフ・アキール村一帯で戦車2輌を捕捉、アウラム・スグラー村の第2技師地区で戦車1輌を破壊した。

一方、ANHA(11月27日付)によると、シャーム解放機構は、シーア派住民が多く住む県北部のヌッブル市、ザフラー町を砲撃した。

シリア人権監視団によると、シャーム解放機構はまた、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域と支配地を結ぶガザーウィヤ村の通行所を閉鎖した。

同監視団によると、「攻撃抑止」の戦い軍事作戦局は、アウラム・クブラー町、アンジャーラ村、アウラム・スグラー村、シャイフ・アキール村、バーラー村、アージル村、ウワイジル村、フータ村、タッル・ダブア村、ザアタリー工場、ハイル・ダルカル村、カブターン・ジャバル村、サッルーム村、マアリー協会、サアディーヤ協会、カースィミーヤ村、カフルバスィーン村、フール村、アズナーズ村、バスラトゥーン村など21町村を制圧した。

また、この戦闘でシリア軍37人(士官4人を含む)、シャーム解放機構の戦闘員44人、国民解放戦線の戦闘員16人(シャーム軍団の戦闘員2人、北部の嵐旅団の戦闘員3人、ヌールッディーン・ザンキー運動の戦闘員1人を含む)が死亡、シリア軍兵士5人が捕捉された。

イナブ・バラディー、シャームFM(11月27日付)などによると、「攻撃抑止」の戦い開始を受けて、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるダーラト・イッザ市、カフル・アンマ村、カフル・タアール村、アブザムー村、カスル村、ワザータ村、アターリブ市を砲撃した。

また、シリア軍とロシア軍の戦闘機がダーラト・イッザ市にある反体制武装集団の拠点複数ヵ所を爆撃した。

「80監視団アブー・アミーン」はテレグラム(https://t.me/syrianevent1/)を通じて、ラタキア県のフマイミーム航空基地、ダマスカス郊外県のスィーン航空機、ヒムス県のT4航空基地、アレッポ県のクワイリース航空機に配備されているシリア軍とロシア軍のSu-34戦闘機、Su-24戦闘機がダーラト・イッザ市、カフル・タアール村、アブザムー村、カフル・アンマ村、アターリブ市東方などを爆撃したと発表した。

シリア人権監視団によると、シリア軍はワサータ村に4回、ダーラト・イッザ市一帯(第111中隊基地一帯)に4回、ロシア軍はダーラト・イッザ市一帯に3回、カブターン・ジャバル村一帯に6回、カフル・タアール村一帯に4回、イドリブ県のタフタナーズ市近郊に1回の爆撃を行った。

シリア人権監視団によると、シリア軍の砲撃により、バービスカー村近くのIDPsキャンプで子ども1人が死亡、子ども2人が負傷、またダーラト・イッザ市で子ども1人が負傷、アターリブ市で子ども5人を含む11人が負傷、イドリブ県サルミーン市で女性1人が負傷した。

シリア対応調整者がフェイスブック(https://www.facebook.com/humanitarianresponse1/)を通じて発表したところによると、シリア軍の砲撃を避けて、735世帯、約8,000人が避難した。

また、シャーム解放機構が支配地の自治(行政)を委託しているシリア救国内閣の教育省は、学校、大学を休校すると発表した。

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イドリブ県では、イナブ・バラディー(11月27日付)によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市東部の複数ヵ所(工業地区など)、サルマダー市、カンスフラ村、サルミーン市、クマイナース村を砲撃した。

ホワイト・ヘルメットによると、シリア軍はまた、県北部の国内避難民(IDPs)キャンプ複数ヵ所をクラスター弾で爆撃、子ども1人が死亡、子ども3人と女性2人が負傷した。

さらに、サルミーン村に対する砲撃では、2人が負傷した。

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ハマー県では、イナブ・バラディー(11月27日付)によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカルクール村、ハラビー村を砲撃した。

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「攻撃抑止の戦い」軍事作戦局がテレグラムの専用アカウント(https://t.me/aleamaliaat_aleaskaria/)を通じて27日に行った主な発表は以下の通り。

午前2時7分、ハサン・アブドゥルガニー司令官のビデオ声明を配信。

午前2時55分、テレグラムの公式アカウント以外の情報の拡散や配信を禁じるとする声明を発表。

午後3時2分、シャイフ・アキール村、バーラー村、ハイル・ダルカル村、カブターン・ジャバル村、サッルーム村、マアリー協会、カースィミーヤ村、フール村を解放したと発表。

午後4時00分、アンジャーラ村からシリア軍を放逐するとともに、第46中隊基地でシリア軍兵士5人を捕捉、フール村で戦車1輌、歩兵戦闘車1輌を捕獲したと発表。

午後4時6分、アージル村を解放したと発表。

午後6時24分、ハサン・アブドゥルガニー司令官が第46中隊基地を解放したと発表。

午後7時5分、アウラム・スグラー村、フータ村、サアディーヤ協会を解放し、シリア軍兵士6人を捕捉したと発表。

午後10時44分、無人航空機部隊のシャーヒーン大隊の映像を公開。

午後10分53分、ハサン・アブドゥルガニー司令官は、シャーヒーン大隊がナイラブ航空基地でヘリコプター1機を狙って特殊攻撃を行ったと発表。

AFP, November 27, 2024、ANHA, November 27, 2024、‘Inab Baladi, November 27, 2024、Reuters, November 27, 2024、SANA, November 27, 2024、Sham FM, November 27, 2024、SOHR, November 27, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍はレバノン政府との停戦合意発効直前にヒムス県のダブースィーヤ国境通行所とタルトゥース県のアリーダ通行所を爆撃、シリア・アラブ赤新月社の職員66人を殺害(2024年11月27日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、イスラエル軍が午前0時5分(イスラエルとヒズブッラーの停戦合意発効の約4時間前)に、レバノン領方面から、ヒムス県のダブースィーヤ国境通行所とタルトゥース県のアリーダ(タルトゥース)国境通行所を狙って航空攻撃を行い、軍関係者2人と民間人4人が死亡、女性、子どもを含む12人が負傷、甚大な物的損害が生じたと発表した。

SANA(11月27日付)が伝えた。

SANAによると、シリア領とレバノン領を隔てるキバル橋に架かる橋、具体的にはダブースィーヤ国境通行所に設置されているバイトゥーニー・マアダニー橋、キマール橋、ジューバーニーヤ橋、そしてアリーダ国境通行所の橋がことごとく破壊された。

ダブースィーヤ国境通行所















アリーダ国境通行所


『ワタン』(11月27日付)は、フェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/AlWatanNewspaper.sy/)を通じて、アリーダ国境通行所の橋が完全に破壊されたと伝えた。

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シリア・アラブ赤新月社はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/SYRMMC)などを通じて声明を出し、この爆撃で人道活動に従事していた職員とボランティア66人が死亡したと発表、多数の救急車輛と活動拠点に損害をもたらした攻撃を非難、すべての当事者に国際人道法を尊重し、人道支援従事者を保護するよう呼びかけた。

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保健省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/)を通じて、アリーダ国境通行所に対するイスラエル軍の攻撃で、救急医療スタッフ3人が負傷し、車輛1輌が損害を受けたと発表した。

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国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は声明を出し、27日未明のイスラエル軍による国境通行所への爆撃で、シリア・アラブ赤新月社の職員多数が死傷したことに対して、同赤新月社と犠牲となった職員の家族に、心からの連帯とお悔やみの意を表明した。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って157回(うち131回が航空攻撃、26回が地上攻撃)となり、これにより292あまりの標的が破壊され、軍関係者415人が死亡、285人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:59人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):157人
「イランの民兵」の外国人メンバー:34人
シリア軍将兵:64人
身元不明者:7人
パレスチナ・イスラーム聖戦機構関係者:10人
タドムル市で死亡した外国人民兵(ほとんどがヌジャバー運動のメンバー):22人
ヒズブッラーの協力者(クサイル市一帯):2人
身元不明者(ダブースィーヤ国境通行所):3人

また、民間人も66人(うち子供12人、女性16人)が死亡、67人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:55回
ダルアー県:17回
ヒムス県:54回
クナイトラ県:16回
タルトゥース県:4回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:3回
ハマー県:4回
スワイダー県:3回
ラタキア県:2回
イドリブ県:1回

AFP, November 27, 2024、ANHA, November 27, 2024、‘Inab Baladi, November 27, 2024、Reuters, November 27, 2024、SANA, November 27, 2024、SOHR, November 27, 2024などをもとに作成。

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バイデン大統領米はレバノンおよびイスラエルの現地時間の11月26日11時30分頃、イスラエルとヒズブッラーの戦闘をめぐって、イスラエル、レバノン両政府が、米国が示した停戦案を受け入れたと発表(2024年11月26日)

米国のジョー・バイデン大統領はレバノンおよびイスラエルの現地時間の11月26日11時30分頃、イスラエルとヒズブッラーの戦闘をめぐって、イスラエル、レバノン両政府が、米国が示した停戦案を受け入れたと発表した。

停戦は現地時間の11月27日午前4時に始まるという。

バイデン大統領の発表によると、合意は、停戦発効後60日間でレバノン軍がイスラエルとの境界(ブルーライン)周辺に展開すること、ヒズブッラーはリーターニー川以北に撤退し、同川以南に拠点を再建しないこと、イスラエル軍もレバノン南部から漸進的に部隊を撤退させること、米国がフランスなどとともに合意履行を支援することを骨子とする。

これに関して、イスラエル首相府、レバノンのナジーブ・ミーカーティー首相がともに停戦案を受け入れたと発表した。

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ナハールネット(11月26日付)、NNA(11月26日付)、マナール・チャンネル(11月26日付)などによると、イスラエル軍は、ベカーア県バアルベック市一帯の複数ヵ所を爆撃し、少なくとも10人が死亡した。

イスラエル軍はまた、スール市にあるパレスチナ難民キャンプ(バッス・キャンプ)を爆撃し、3人が死亡した。

イスラエル軍はさらに、首都ベイルートのバスター・ファウカー地区とヌワイリー地区にあるビルを爆撃し、これらのビルに身を寄せていた避難民少なくとも7人が死亡したほか、ベイルート南部郊外(ブルジュ・バラージナ地区、ハーラト・フライク地区、ハダス地区)、ハムラー地区、マール・イリヤース地区、ズカーク・ブラート地区、バルブール地区を爆撃した。

一方、レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)を通じて、11月26日にイスラエルおよびレバノン南部で、イスラエル軍に対して26回の攻撃を実施したと発表した。


AFP, November 26, 2024、ANHA, November 26, 2024、‘Inab Baladi, November 26, 2024、Naharnet, November 26, 2024、NNA, November 26, 2024、Qanat al-Manar November 26, 2024、Reuters, November 26, 2024、SANA, November 26, 2024、SOHR, November 26, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による55キロ地帯への侵犯を12件確認したと発表(2024年11月26日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間に米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機2機、ラファール戦闘機2機による領空侵犯を12件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月26日付)、タス通信(11月26日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 26, 2024、TASS, November 26, 2024をもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所を通じて、難民2,530人がレバノンからシリアに入国したと発表(2024年11月26日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所(アリーダ、ジュースィヤ、ダブースィーヤ、ジスル・カマル(マトリバー)、ジュダイダト・ヤーブース)を通じて、難民2,530人がレバノンからシリアに入国したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月26日付)、タス通信(11月26日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 26, 2024、TASS, November 26, 2024をもとに作成。

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ウマル油田に違法に設置されている基地に駐留する米軍がマヤーディーン市一帯を攻撃する一方、「グリーン・ヴィレッジ」基地がロケット弾1発の攻撃を受ける(2024年11月26日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるウマル油田に違法に設置されている基地に駐留する米軍が、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のマヤーディーン市近郊に点在する「イランの民兵」の拠点複数ヵ所を多数のミサイルで攻撃した。

一方、マヤーディーン・チャンネル(11月25日付)やシャームFM(11月25日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるウマル油田近くに米軍が違法に設置している「グリーン・ヴィレッジ」基地がロケット弾1発の攻撃を受けた。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるシャッダーディー市に米軍が違法に基地を設置している基地に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

また、カスラク村の基地にも輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

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米中央軍(CENTCOM)は声明(第20241126-01号)を出し、11月25日のイランと連携する民兵による米軍への攻撃への報復として、シリア領内にあるその武器貯蔵施設1ヵ所に対して攻撃を実施したと発表した。

AFP, November 26, 2024、ANHA, November 26, 2024、‘Inab Baladi, November 26, 2024、Qanat al-Mayadin, November 26, 2024、Reuters, November 26, 2024、SANA, November 26, 2024、Sham FM, November 26, 2024、SOHR, November 26, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍がヒムス県とダマスカス郊外県の複数ヵ所を爆撃(2024年11月26日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、イスラエル軍が午後7時10分頃、レバノン北部方面からヒムス県の2ヵ所を狙って航空攻撃を行い、物的損害が生じたと発表した。

SANA(11月26日付)が伝えた。

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シリア人権監視団によると、標的となったのはヒムス市北のウマイニーヤ農場近くの2ヵ所と、ヒムス市西のヒルバト・ティーン村近くの1ヵ所。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の戦闘機複数機はまた、ヒムス県への爆撃の数時間後、ダマスカス郊外県のスィルガーヤー町、ザバダーニー市と、レバノン(ベカーア県)のナビー・シート村、クーサーヤー村の近郊の無人地帯をそれぞれ結ぶ非公式の国境通行所2ヵ所を含む3ヵ所を爆撃した。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って156回(うち130回が航空攻撃、26回が地上攻撃)となり、これにより285あまりの標的が破壊され、軍関係者410人が死亡、273人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:59人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):157人
「イランの民兵」の外国人メンバー:34人
シリア軍将兵:62人
身元不明者:7人
パレスチナ・イスラーム聖戦機構関係者:10人
タドムル市で死亡した外国人民兵(ほとんどがヌジャバー運動のメンバー):22人
ヒズブッラーの協力者:2人

また、民間人も64人(うち子供12人、女性16人)が死亡、67人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:54回
ダルアー県:17回
ヒムス県:54回
クナイトラ県:16回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:3回
ハマー県:4回
スワイダー県:3回
ラタキア県:2回
イドリブ県:1回

AFP, November 26, 2024、ANHA, November 26, 2024、‘Inab Baladi, November 26, 2024、Reuters, November 26, 2024、SANA, November 26, 2024、SOHR, November 26, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍が首都ベイルート南部、スール市一帯などを爆撃し、12人が死亡(2024年11月25日)

ナハールネット(11月25日付)、NNA(11月25日付)、マナール・チャンネル(11月25日付)などによると、イスラエル軍が首都ベイルート南部(ハーラト・フライク地区、ハダス地区、タイユーナ地区、グバイリー地区)、スール市一帯などを爆撃し、スール市近郊で6人が、マアラカ村で6人が死亡した。

25日の戦況に関して、イスラエル軍は、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、ナバティーヤ市一帯、バアルベック市一帯、ベカーア高原、ベイルート南部郊外一帯にあるヒズブッラーの執行評議会の指揮所複数ヵ所、諜報収集管理センター複数ヵ所などヒズブッラーの標的25ヵ所を爆撃したと発表した。

イスラエル軍はまた、23日に首都ベイルートのバスタ地区にあるヒズブッラーの指揮所を爆撃したと発表した。

レバノン保健省によると、この爆撃で29人が死亡、67人が負傷していた。

一方、レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)を通じて、11月25日にイスラエルおよびレバノン南部で、イスラエル軍に対して21回の攻撃を実施したと発表した。



イスラエル軍の発表によると、午後3時30分の時点で、ヒズブッラーは約30発の飛翔体をイスラエルに向けて発射した。

レバノンの保健省は9月23日以降の死者数は3,768人、負傷者数が15,699人に達していると発表した。

AFP, November 25, 2024、ANHA, November 25, 2024、‘Inab Baladi, November 25, 2024、Naharnet, November 25, 2024、NNA, November 25, 2024、Qanat al-Manar November 25, 2024、Reuters, November 25, 2024、SANA, November 25, 2024、SOHR, November 25, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を1件、55キロ地帯への侵犯を16件確認したと発表(2024年11月25日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を1件確認したと発表した。

イグナシュク副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機4機による領空侵犯を16件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月25日付)、タス通信(11月25日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 25, 2024、TASS, November 25, 2024をもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所を通じて、難民2,229人がレバノンからシリアに入国したと発表(2024年11月25日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所(アリーダ、ジュースィヤ、ダブースィーヤ、ジスル・カマル(マトリバー)、ジュダイダト・ヤーブース)を通じて、難民2,229人がレバノンからシリアに入国したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月25日付)、タス通信(11月25日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 25, 2024、TASS, November 25, 2024をもとに作成。

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米主導の有志連合航空機がダイル・ザウル県ムーハサン市の「イランの民兵」の陣地を爆撃する一方、ハサカ県シャダーディー市の米軍基地がロケット弾攻撃を受け、米軍戦闘機がダシーシャ村近郊の山岳・砂漠地帯を爆撃(2024年11月25日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合所属の航空機がシリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のムーハサン市にある「イランの民兵」の陣地複数ヵ所を爆撃した。

これと前後して、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にある東岸のCONOCOガス田に米軍が違法に設置している基地から同地に向けて砲撃が行われた。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるシャッダーディー市に米軍が違法に設置しているシャッダーディー市の基地が、イランの支援を受ける武装集団が発射したロケット弾2発の攻撃を受け、防空システムがこれを撃破した。

これを受けて、米軍戦闘機複数機がダシーシャ村近郊の山岳・砂漠地帯に対して複数のミサイルで爆撃を行った。

2023年10月19日以降、シリア領内にある米軍基地や米軍施設が狙われるのはこれで158回目。

内訳は以下の通り:

ウマル油田の基地:36回
シャッダーディー市の基地:21回
CONOCOガス田の基地:55回
ハッラーブ・ジール村の基地:22回
タンフ国境通行所の基地:18回
タッル・バイダル村の基地:2回
ルーバールヤー村の基地:2回
カスラク村の基地:1回
ワズィール休憩所の基地:1回

このほか、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, November 25, 2024、ANHA, November 25, 2024、‘Inab Baladi, November 25, 2024、Reuters, November 25, 2024、SANA, November 25, 2024、SOHR, November 25, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県北部各所を砲撃(2024年11月25日)

アレッポ県では、ANHA(11月25日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊のトゥーハール村、ダラム村、ブワイヒジュ村、アラブ・ハサン村、ウンム・ジャッルード村、ウンム・アダサ村、ジャームースィーヤ村を砲撃した。

トルコ軍はまた、タッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村を無人航空機1機で攻撃、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がこれを撃墜した。

トルコ軍はさらに、タッル・リフアト市近郊のアキーバ村、バイナ村、スーガーニーカ村の森林地帯を砲撃した。

AFP, November 25, 2024、ANHA, November 25, 2024、‘Inab Baladi, November 25, 2024、Reuters, November 25, 2024、SANA, November 25, 2024、SOHR, November 25, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍がレバノン領方面からヒムス県クサイル市に近い国境地帯の複数ヵ所を航空攻撃(2024年11月25日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、イスラエル軍が午後9時頃、レバノン領方面からクサイル市に近い国境地帯の複数ヵ所を航空攻撃し、民間人2人が負傷、物的損害が生じたと発表した。

SANA(11月25日付)が伝えた。

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これに関して、イスラエル軍は午後11時9分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、イスラエル空軍が今晩早く、ヒズブッラーが武器の輸送に使用しているシリア・レバノン国境沿いの密輸ルートに対して複数回の攻撃を実施したと発表した。

攻撃は、この数週間続けられているシリアの体制の密輸ルートを標的とした作戦の一環で、武器密輸を担うヒズブッラーの第4400部隊の能力を低下させることを狙ったもの。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の爆撃はアースィー(オロンテス)川に架かる6つの橋(ダッフ橋、ジューバーニーヤ橋、フーズ橋、フドゥール橋、マトリバー橋、フーシュ橋)を狙ったもので、レバノンのヒズブッラーの協力者2人が死亡、5人が負傷した。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って154回(うち128回が航空攻撃、26回が地上攻撃)となり、これにより280あまりの標的が破壊され、軍関係者410人が死亡、273人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:59人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):157人
「イランの民兵」の外国人メンバー:34人
シリア軍将兵:62人
身元不明者:7人
パレスチナ・イスラーム聖戦機構関係者:10人
タドムル市で死亡した外国人民兵(ほとんどがヌジャバー運動のメンバー):22人
ヒズブッラーの協力者:2人

また、民間人も64人(うち子供12人、女性16人)が死亡、67人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:54回
ダルアー県:17回
ヒムス県:52回
クナイトラ県:16回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:3回
ハマー県:4回
スワイダー県:3回
ラタキア県:2回
イドリブ県:1回

AFP, November 25, 2024、ANHA, November 25, 2024、‘Inab Baladi, November 25, 2024、Reuters, November 25, 2024、SANA, November 25, 2024、SOHR, November 25, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍がスール市とナークーラ村を結ぶ沿岸道路沿線に設置されているレバノン軍の拠点を爆撃し、兵士1人が死亡、18人が負傷(2024年11月24日)

ナハールネット(11月24日付)、NNA(11月24日付)、マナール・チャンネル(11月24日付)などによると、イスラエル軍がスール市とナークーラ村を結ぶ沿岸道路沿線に設置されているレバノン軍の拠点を爆撃し、兵士1人が死亡、18人が負傷した。

イスラエル軍はまた、首都ベイルート南部郊外(ハーラト・フライク地区、ビイル・アブド地区、グバイリー地区)などを爆撃した。

イスラエル軍はさらに、南部のヒヤーム村、沿岸部のバイヤーダ村、ハムール渓谷でヒズブッラーの戦闘員と激しく交戦した。

一方、レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)を通じて、11月24にイスラエルおよびレバノン南部で、イスラエル軍に対して51回の攻撃を実施したと発表した。



イスラエル軍がテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて発表したところによると、午後11時00分の時点で、ヒズブッラーは約250発の飛翔体をイスラエルに向けて発射した。

AFP, November 24, 2024、ANHA, November 24, 2024、‘Inab Baladi, November 24, 2024、Naharnet, November 24, 2024、NNA, November 24, 2024、Qanat al-Manar November 24, 2024、Reuters, November 24, 2024、SANA, November 24, 2024、SOHR, November 24, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエル南部の標的2ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表(2024年11月24日)

イラク・イスラーム抵抗は午後11時8分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、パレスチナ市民に対するイスラエルの攻撃への報復として、イスラエル南部の軍事標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

午後11時13分にも声明を出し、イスラエル南部の重要標的1つを無人航空機で攻撃したと発表した。

AFP, November 24, 2024、ANHA, November 24, 2024、‘Inab Baladi, November 24, 2024、Reuters, November 24, 2024、SANA, November 24, 2024、SOHR, November 24, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍は23日ヒムス県のジュースィーヤ国境通行所に隣接するヒズブッラーのテロ・インフラを狙って攻撃を実施したと発表(2024年11月24日)

イスラエル軍は午前11時36分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、イスラエル空軍が前日にヒムス県のジュースィーヤ国境通行所に隣接するヒズブッラーのテロ・インフラを狙って攻撃を実施したと発表し、映像を公開した。

このテロ・インフラは、シリアからレバノンへの武器密輸に使用されていたという。

AFP, November 24, 2024、ANHA, November 24, 2024、‘Inab Baladi, November 24, 2024、Reuters, November 24, 2024、SANA, November 24, 2024、SOHR, November 24, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュのスリーパーセルがダイル・ザウル県スワル市近郊で仕掛け爆弾を爆発させ、シリア民主軍の兵士5人を殺傷(2024年11月24日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるスワル市近郊のガリーバ村で仕掛け爆弾を爆発させ、シリア民主軍の兵士2人を殺害、3人を負傷させた。

AFP, November 24, 2024、ANHA, November 24, 2024、‘Inab Baladi, November 24, 2024、Reuters, November 24, 2024、SANA, November 24, 2024、SOHR, November 24, 2024などをもとに作成。

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米主導の有志連合の貨物車輌など30輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、ワズィール休憩所に設置されている米軍基地に向かう(2024年11月24日)

ハサカ県、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など30輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入し、ワズィール休憩所に設置されている米軍基地に向かった。

AFP, November 24, 2024、ANHA, November 24, 2024、‘Inab Baladi, November 24, 2024、Reuters, November 24, 2024、SANA, November 24, 2024、SOHR, November 24, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍、シリア国民軍とシリア民主軍がアレッポ県、ラッカ県、ハサカ県で交戦:トルコ軍の砲撃で8人死傷、シリア民主軍の砲撃で10人以上死傷(2024年11月24日)

アレッポ県では、ANHA(11月24日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市、同市近郊のアキーバ村、スーガーニカ村、ハリーサ村、ファーフィーン村、アッルーシャ村を砲撃した。

この砲撃により、ハリーサ村で住民1人が死亡し、3人が負傷したほか、タッル・リフアト市で女児1人を含む4人が負傷した。

これに対して、シリア国民軍に所属するバーブ軍事評議会は、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市であるバーブ市近郊のタッル・トゥーリーン村とジャブラト・ハムラー村を重火器と中火器で攻撃したと発表した。

これに関して、シリア人権監視団、ホワイト・ヘルメットなどは、バーブ市のザムザム通りがシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配地からの砲撃を受け、民間人2人が死亡、12人が負傷した(シリア人権監視団によると、1人死亡、14人負傷)と発表した。


一方、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の傘下で活動するアフリーン解放戦線は声明を出し、トルコ軍とシリア国民軍の最近の攻撃に対する報復として、バーブ市一帯とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のシャッラー村一帯で報復作戦を実施し、トルコ軍兵士1人を殺害、2人を負傷させたと発表した。

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ラッカ県では、ANHA(11月24日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるフッリーヤ村(タッル・アブヤド市西)を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、ロシア軍の仲介で、シリア国民軍が11月4日にタッル・リフアト市近郊のアブドゥーキー村で殺害した人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士4人の遺体を返還した。

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ハサカ県では、ANHA(11月24日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のカブール・ガラージナ村とシャイフ・アリー村間の送電線網を攻撃し、両村で停電が発生した。

AFP, November 24, 2024、ANHA, November 24, 2024、‘Inab Baladi, November 24, 2024、Reuters, November 24, 2024、SANA, November 24, 2024、SOHR, November 24, 2024などをもとに作成。

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ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表がシリアを訪問し、サッバーグ外務在外居住者大臣と会談(2024年11月24日)

ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表がシリアを訪問し、バッサーム・サッバーグ外務在外居住者大臣と会談した。

会談では、イスラエルのレバノンおよびシリアへの攻撃によって地域情勢の緊張が高まり、多数の避難民がレバノンからシリアに押し寄せていることについて議論がなされた。

これに関して、サッバーグ外務在外居住者大臣は、シリア政府による緊急人道状況に対応するための支援措置について紹介、国連がシリア領内に対して繰り返されるイスラエルの攻撃を停止するための責任を果たし、シリア政府による人道対応措置を支援するよう強調した。

これに対して、ペデルセン特別代表は、シリアの取り組みに歓迎の意を示すとともに、主権、領土の一体性、領土保全を尊重すると述べた。

SANA(11月24日付)が伝えた。

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『ワタン』(11月24日付)はフェイスブックで、シリア政府に近い複数の匿名筋の話として、制憲委員会(憲法制定委員会)は、ロシアがジュネーブでの開催を求める一方、反体制派と米国がこれを拒否し続けているなかで、延期が続くと伝えた。

 

イスラエル軍が首都ベイルートの中心街(バスタ地区)を爆撃し、少なくとも11人が死亡、63人が負傷(2024年11月23日)

ナハールネット(11月23日付)、NNA(11月23日付)、マナール・チャンネル(11月23日付)などによると、イスラエル軍が首都ベイルートの中心街(バスタ地区)を爆撃し、少なくとも11人が死亡、63人が負傷した。

イスラエル軍はまた、ベイルート南部郊外(ハダス地区)なども爆撃した。

イスラエル軍はさらに、バアルベック市郊外のダール・アマル病院などを爆撃したほか、無人航空機でスール市の海岸で漁師を攻撃し、1人を殺害、1人を負傷させた。

一方、レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)を通じて、11月23日にイスラエルおよびレバノン南部で、イスラエル軍に対して34回の攻撃を実施したと発表した。



レバノンの保健省は、9月23日以降の死者数が3,645人となったと発表した。

AFP, November 23, 2024、ANHA, November 23, 2024、‘Inab Baladi, November 23, 2024、Naharnet, November 23, 2024、NNA, November 23, 2024、Qanat al-Manar November 23, 2024、Reuters, November 23, 2024、SANA, November 23, 2024、SOHR, November 23, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所を通じて、難民3,500人がレバノンからシリアに入国したと発表(2024年11月23日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所(アリーダ、ジュースィヤ、ダブースィーヤ、ジスル・カマル(マトリバー)、ジュダイダト・ヤーブース)を通じて、難民3,500人がレバノンからシリアに入国したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月23日付)、タス通信(11月23日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 23, 2024、TASS, November 23, 2024をもとに作成。

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所属不明の航空機1機がシリア政府の支配下にあるダイル・ザウル県ブーカマール市近郊のサーリヒーヤ町を攻撃(2024年11月23日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、所属不明の航空機1機がシリア政府の支配下にあるブーカマール市近郊のサーリヒーヤ町を攻撃した。

AFP, November 23, 2024、ANHA, November 23, 2024、‘Inab Baladi, November 23, 2024、Reuters, November 23, 2024、SANA, November 23, 2024、SOHR, November 23, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がラッカ県とアレッポ県の各所を砲撃(2024年11月23日)

ラッカ県では、ANHA(11月23日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がトルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市タッル・アブヤド市西に位置するシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の支配下のフッリーヤ村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(11月23日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のタアーナ村、ハルバル村、ザイワーン村、タッル・ジャージャーン村を砲撃した。

AFP, November 23, 2024、ANHA, November 23, 2024、‘Inab Baladi, November 23, 2024、Reuters, November 23, 2024、SANA, November 23, 2024、SOHR, November 23, 2024などをもとに作成。

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シリア軍の自爆型のFPV無人航空機複数機がシャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県、イドリブ県各所を攻撃し、子ども1人を含む11人が死傷:シリア軍はトルコ軍の陣地を砲撃、反撃を受け兵士1人負傷(2024年11月23日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の自爆型のFPV無人航空機複数機がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・ヌーラーン村、アスース村、ダーラト・イッザ市一帯を攻撃し、カフル・ヌーラーン村で2人が負傷した。


シリア軍はまたカフル・アンマ村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の自爆型のFPV無人航空機複数機がシャーム解放機構の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村、マアッルバリート村一帯、マジュダリヤー村一帯を攻撃した。

シリア軍はまた、ルワイハ村、ナイラブ村を砲撃した。

一連の攻撃により、女児1人が死亡、子ども6人を含む8人が負傷した。

シリア軍はさらに、サラーキブ市西のマジャーリズ村にあるトルコ軍の拠点を砲撃、これに対して拠点の警護にあたる武装集団の反撃を受け、シリア軍兵士1人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、軍事情報局の協力者1人が遺体で発見された。

AFP, November 23, 2024、ANHA, November 23, 2024、‘Inab Baladi, November 23, 2024、Reuters, November 23, 2024、SANA, November 23, 2024、SOHR, November 23, 2024などをもとに作成。

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アサド大統領はアシュラフ・スレイマン駐シリア・南アフリカ大使の就任式に臨み、南アフリカ政府からの信任状を受けと(2024年11月23日)

アサド大統領は、首都ダマスカスに新たに着任したアシュラフ・スレイマン駐シリア・南アフリカ大使の就任式に臨み、南アフリカ政府からの信任状を受けとった。

SANA(11月23日付)が伝えた。

AFP, November 23, 2024、ANHA, November 23, 2024、‘Inab Baladi, November 23, 2024、Reuters, November 23, 2024、SANA, November 23, 2024、SOHR, November 23, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍航空機がヒムス県のジュースィーヤ国境通行所に対して航空攻撃を行い、甚大な損害が発生(2024年11月23日)

ヒムス県では、SANA(11月23日付)によると、イスラエル軍航空機が23日晩、ジュースィーヤ国境通行所に対して航空攻撃を行い、甚大な損害が生じた。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って153回(うち127回が航空攻撃、26回が地上攻撃)となり、これにより273あまりの標的が破壊され、軍関係者400人が死亡、268人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:59人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):151人
「イランの民兵」の外国人メンバー:32人
シリア軍将兵:62人
身元不明者:7人
パレスチナ・イスラーム聖戦機構関係者:10人
タドムル市で死亡した外国人民兵(ほとんどがヌジャバー運動のメンバー):22人

また、民間人も64人(うち子供12人、女性16人)が死亡、67人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:54回
ダルアー県:17回
ヒムス県:51回
クナイトラ県:16回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:3回
ハマー県:4回
スワイダー県:3回
ラタキア県:2回
イドリブ県:1回

AFP, November 23, 2024、ANHA, November 23, 2024、‘Inab Baladi, November 23, 2024、Reuters, November 23, 2024、SANA, November 23, 2024、SOHR, November 23, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍はレバノン各所を爆撃し、50人以上死亡、UNIFILイタリア軍部隊の兵士4人も負傷(2024年11月22日)

ナハールネット(11月22日付)、NNA(11月22日付)、マナール・チャンネル(11月22日付)などによると、イスラエル軍がベカーア県内の10ヵ村を爆撃し、40人が死亡した。

イスラエル軍はまた、南部県を爆撃し、5人が死亡したほか、ナバティーア県の複数ヵ所を爆撃し、7人が死亡した。

イスラエル軍は首都ベイルート南部郊外に対しても爆撃を加えた。

さらに、レバノン南部に展開するUNIFIL所属のイタリア軍部隊の司令部を爆撃し、イタリア軍兵士4人が負傷した。

一方、レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)を通じて、11月22日にイスラエルおよびレバノン南部で、イスラエル軍に対して37回の攻撃を実施したと発表した。


イスラエル軍がテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて発表したところによると、22日にヒズブッラーは約80発の飛翔体をイスラエルに向けて発射した。

レバノンの保健省は、9月23日以降の死者数は3,583人、負傷者が15,244人に達したと発表した。

AFP, November 22, 2024、ANHA, November 22, 2024、‘Inab Baladi, November 22, 2024、Naharnet, November 22, 2024、NNA, November 22, 2024、Qanat al-Manar November 22, 2024、Reuters, November 22, 2024、SANA, November 22, 2024、SOHR, November 22, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所を通じて、難民4,300人がレバノンからシリアに入国したと発表(2024年11月22日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所(アリーダ、ジュースィヤ、ダブースィーヤ、ジスル・カマル(マトリバー)、ジュダイダト・ヤーブース)を通じて、難民4,300人がレバノンからシリアに入国したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月22日付)、タス通信(11月22日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 22, 2024、TASS, November 22, 2024をもとに作成。

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