ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を1件、55キロ地帯への侵犯を10件確認したと発表(2024年11月22日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を1件確認したと発表した。

イグナシュク副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機2機による領空侵犯を10件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月22日付)、タス通信(11月22日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 22, 2024、TASS, November 22, 2024をもとに作成。

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ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は20日のイスラエル軍によるヒムス県タドムル市に対する爆撃を強く非難(2024年11月22日)

ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、20日のイスラエル軍によるヒムス県タドムル市に対する爆撃について、シリアの主権を侵害し、国際法の基本原則に反しているとして強く非難、すべての当事者に対して、「理性の声に耳を傾け、文明的な行動の枠を超えず、21世紀の人道的価値観を遵守する」よう求めた。

RIAノーヴォスチ通信(11月22日付)、タス通信(11月22日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 22, 2024、TASS, November 22, 2024をもとに作成。

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ロシア大統領府の子供の権利のための弁務官を務めるマリア・ルヴォヴァ=ベロヴァ氏は、北・東シリア地域民主自治局支配地で収容されていたダーイシュのロシア人メンバーの子ども26人の身柄を引き取ったと発表(2024年11月22日)

ロシア大統領府の子供の権利のための弁務官を務めるマリア・ルヴォヴァ=ベロヴァ氏は、北・東シリア地域民主自治局の管理下にある複数の収容所に収容されていたダーイシュ(イスラーム国)のロシア人メンバーの子ども26人の身柄を引き取ったと発表した。

26人の内訳は、男児14人、女児12人で、年齢は5歳から12歳で、祖父母、親戚に引き取られるという。

RIAノーヴォスチ通信(11月22日付)、タス通信(11月22日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 22, 2024、TASS, November 22, 2024をもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)はイスラエルのネヴァティム空軍基地を標的とした極超音速弾道ミサイル「パレスチナ2」による軍事作戦を実施したと発表(2024年11月22日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後4時28分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、イスラエルのネヴァティム空軍基地を標的とした極超音速弾道ミサイル「パレスチナ2」による軍事作戦を実施したと発表した。

AFP, November 22, 2024、ANHA, November 22, 2024、‘Inab Baladi, November 22, 2024、Reuters, November 22, 2024、SANA, November 22, 2024、SOHR, November 22, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ウマル油田に米軍(有志連合)が違法に設置している基地に輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送(2024年11月22日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるウマル油田に米軍(有志連合)が違法に設置している基地に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, November 22, 2024、ANHA, November 22, 2024、‘Inab Baladi, November 22, 2024、Reuters, November 22, 2024、SANA, November 22, 2024、SOHR, November 22, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市近郊の工業施設を無人航空機1機で攻撃(2024年11月22日)

アレッポ県では、ANHA(11月22日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアイン・アラブ(コバネ)市近郊の工業施設を無人航空機1機で攻撃した。

AFP, November 22, 2024、ANHA, November 22, 2024、‘Inab Baladi, November 22, 2024、Reuters, November 22, 2024、SANA, November 22, 2024、SOHR, November 22, 2024などをもとに作成。

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UNHCRはイスラエルのレバノンへの攻撃激化を受けて、9月24日以降、レバノンからシリアへの避難民が55万7000人に達していると発表:OCHAはうち7,800人がシリア北西部に避難したと発表(2024年11月21日)

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のシリア事務所は緊急対応概要を発表し、イスラエルのレバノンへの攻撃激化を受けて、9月24日以降、レバノンからシリアに避難したシリア人とレバノン人が推計で55万7000人に達していると発表した。

このうち63%がシリア人、37%がレバノン人。

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国連人道問題調整事務所(OCHA)のエデム・ウォソルヌ緊急対応アドボカシー部門ディレクターが、トム・フレッチャー人道問題担当調整官兼緊急援助調整官に代理として、国連安保理でシリアの人道状況に関するブリーフィングを行った。

OCHAが運営するReliefwebによると、ウォソルヌ氏はブリーフィングのなかで、推計で約7,800人がイスラエルのレバノン攻撃激化を受けて、レバノンから反体制派の支配下にあるシリア北西部に避難・帰還していると述べた。

トルコ占領地とシャーム解放機構主体の反体制派の支配地での人道状況をフォローしているシリア対応調整者は11月7日、アレッポ県のアウン・ダーダート村の通行所を経由して反体制派支配地に入った避難民の数が7,892人に達していると発表していた。

AFP, November 22, 2024、ANHA, November 22, 2024、‘Inab Baladi, November 22, 2024、Reuters, November 22, 2024、SANA, November 22, 2024、SOHR, November 22, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を4件、55キロ地帯への侵犯を10件確認したと発表(2024年11月21日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を4件確認したと発表した。

イグナシュク副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機2機、ラファール戦闘機2機、タイフーン戦闘機2機による領空侵犯を10件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月21日付)、タス通信(11月21日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 21, 2024、TASS, November 21, 2024をもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所を通じて、難民2,319人がレバノンからシリアに入国したと発表(2024年11月21日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所(アリーダ、ジュースィヤ、ダブースィーヤ、ジスル・カマル(マトリバー)、ジュダイダト・ヤーブース)を通じて、難民2,319人がレバノンからシリアに入国したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月21日付)、タス通信(11月21日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 21, 2024、TASS, November 21, 2024をもとに作成。

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イスラエル軍がバールベック市近郊のマクナ村などを爆撃し22人が死亡、レバノン・イスラーム抵抗はイスラエル南部アシュドド市を攻撃したと発表(2024年11月21日)

ナハールネット(11月21日付)、NNA(11月21日付)、マナール・チャンネル(11月21日付)などによると、イスラエル軍は、首都ベイルート南部郊外のハーラト・フライク地区、ハダス地区、東部のバールベック市近郊のマクナ村などを爆撃、マクナ村では22人が死亡した。

21日の戦況に関して、イスラエル軍は午前0時19分テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、レバノン南部での戦闘で兵士1人が死亡したとする声明を発表した。

また、午前8時57分にもレバノン南部での戦闘で兵士1人が死亡したとする声明を発表した。

一方、レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)を通じて、11月21日にイスラエル南部アシュドド市など、イスラエルおよびレバノン南部で、イスラエル軍に対して29回の攻撃を実施したと発表した。


北ガリラヤ地方への攻撃では、30代のイスラエル人救急救命士が死亡した。

AFP, November 21, 2024、ANHA, November 21, 2024、‘Inab Baladi, November 21, 2024、Naharnet, November 21, 2024、NNA, November 21, 2024、Qanat al-Manar November 21, 2024、Reuters, November 21, 2024、SANA, November 21, 2024、SOHR, November 21, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県CONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)基地に3発のロケット弾が撃ち込まれる(2024年11月21日)

ダイル・ザウル県では、RIAノーヴォスチ(11月21日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)基地に3発のロケット弾が撃ち込まれ、1発が基地の南東部に着弾、煙柱が立ち上がった。

RIA Novosti, November 21, 2024をもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエル南部の軍事標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表(2024年11月21日)

イラク・イスラーム抵抗は午後11時35分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、パレスチナ市民に対するイスラエルの攻撃への報復として、イスラエル南部の軍事標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

AFP, November 21, 2024、ANHA, November 21, 2024、‘Inab Baladi, November 21, 2024、Reuters, November 21, 2024、SANA, November 21, 2024、SOHR, November 21, 2024などをもとに作成。

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イタリア外務省は在シリア・イタリア大使館のラファニアン大使がシリア国内での公務を開始したと発表(2024年11月21日)

イタリア外務省はX(https://x.com/ItalyMFA/)の公式アカウントを通じて、在シリア・イタリア大使館のステファノ・ラファニアン大使がシリア国内での公務を開始したと発表した。

AFP, November 21, 2024、ANHA, November 21, 2024、‘Inab Baladi, November 21, 2024、Reuters, November 21, 2024、SANA, November 21, 2024、SOHR, November 21, 2024などをもとに作成。

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アレッポ県とラッカ県で、トルコ軍、シリア国民軍がシリア民主軍と交戦(2024年11月21日)

アレッポ県では、ANHA(11月21日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊の村々を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(11月21日付)によると、シリア国民軍がトルコ占領下の「平和の泉」地域内のタッル・アブヤド市方面から、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のアブドゥーキー村に潜入を試みたが、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がこれを撃退した。

AFP, November 21, 2024、ANHA, November 21, 2024、‘Inab Baladi, November 21, 2024、Reuters, November 21, 2024、SANA, November 21, 2024、SOHR, November 21, 2024などをもとに作成。

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サッバーグ外務在外居住者大臣はイラン国会(イスラーム諮問評議会)のガーリーバーフ議長と会談(2024年11月21日)

イランを訪問中のバッサーム・サッバーグ外務在外居住者大臣は、首都テヘランでイラン国会(イスラーム諮問評議会)のモハンマド・バーゲル・ガーリーバーフ議長と会談し、二国間関係強化の方途について議論した。

SANA(11月21日付)が伝えた。

AFP, November 21, 2024、ANHA, November 21, 2024、‘Inab Baladi, November 21, 2024、Reuters, November 21, 2024、SANA, November 21, 2024、SOHR, November 21, 2024などをもとに作成。

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国連総会第4委員会は、イスラエルによるシリア領ゴラン高原の一方的併合の撤回を求める国連安保理決議第497号(1981年)の履行を求める決議案の採決が行われ、152ヵ国が支持したが、米国、イスラエルなどが反対(2024年11月21日)

国連総会第4委員会(特別政治問題と非植民地化)は、イスラエルによるシリア領ゴラン高原の一方的併合を無効とし、併合にかかる決定の撤回をイスラエルに求めている国連安保理決議第497号(1981年)の履行を求める決議案の採決が行われ、152ヵ国が支持したが、米国、イスラエル、アルゼンチン、パプアニューギニア、トンガが反対票を投じた。

また、オーストラリア、カメルーン、カナダ、中央アフリカ、韓国、エクアドル、フィージー、ジョージア、グアテマラ、ハイチ、リベリア、マダガスカル、マラウジー、ミクロネシア、ナウル、ペルー、パナマ、パラグアイ、ルワンダ、トーゴー、ツバル、ウルグアイは棄権した。

SANA(11月21日付)が伝えた。

AFP, November 21, 2024、ANHA, November 21, 2024、‘Inab Baladi, November 21, 2024、Reuters, November 21, 2024、SANA, November 21, 2024、SOHR, November 21, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍のレバノン南部への爆撃でレバノン軍兵士3人死亡、UNIFIL所属のガーナ軍兵士4人負傷(2024年11月20日)

ナハールネット(11月20日付)、NNA(11月20日付)、マナール・チャンネル(11月20日付)などによると、イスラエル軍は、レバノン南部のサファランド村にあるレバノン軍の基地を爆撃、これにより兵士3人が死亡した。

また、ラーミヤ村に対する爆撃でUNIFIL所属のガーナ軍兵士4人が負傷した。

20日の戦況に関して、イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、兵士1人がレバノン南部での戦闘で戦死したとする声明を発表した。

一方、レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)を通じて、11月20日にイスラエルおよびレバノン南部で、イスラエル軍に対して23回の攻撃を実施したと発表した。


AFP, November 20, 2024、ANHA, November 20, 2024、‘Inab Baladi, November 20, 2024、Naharnet, November 20, 2024、NNA, November 20, 2024、Qanat al-Manar November 20, 2024、Reuters, November 20, 2024、SANA, November 20, 2024、SOHR, November 20, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエルの軍事標的2ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表(2024年11月20日)

イラク・イスラーム抵抗は午後4時17分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、パレスチナ市民に対するイスラエルの攻撃への報復として、イスラエル北部の軍事標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

午後11時54分にも声明を出し、イスラエル南部の軍事標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

AFP, November 20, 2024、ANHA, November 20, 2024、‘Inab Baladi, November 20, 2024、Reuters, November 20, 2024、SANA, November 20, 2024、SOHR, November 20, 2024などをもとに作成。

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シリア軍とロシア軍の自爆型無人航空機がシャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県西部各所を攻撃(2024年11月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の自爆型無人航空機3機が、シャーム解放機構の支配下にあるバフフィース村近郊にある「決戦」作戦司令室の陣地を攻撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、ロシア軍が発射した自爆型無人航空機複数機がタカード村を攻撃し、3人が負傷した。

AFP, November 20, 2024、ANHA, November 20, 2024、‘Inab Baladi, November 20, 2024、Reuters, November 20, 2024、SANA, November 20, 2024、SOHR, November 20, 2024などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領:「米軍がシリアから撤退することで生じるであろう新たな現状に対応する用意がある」(2024年11月20日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、ブラジルでのG20サミットへの出席を終えて、帰国途中の機内で記者団の取材に応じ、そのなかで米軍がシリアから撤退することで生じるであろう新たな現状に対応する用意があると述べた。

エルドアン大統領は、クルディスタン労働者党(PKK)、民主人民党(PYD)、人民防衛隊(YPG)が米国の支援を受けて占領するシリア北東部は、トルコだけでなく、シリアにとっても極めて重要な地域だとしたうえで、この地域を浄化することはシリア政府にとって極めて重要なことだと述べた。

TRTハベル(11月20日付)などが伝えた。

AFP, November 20, 2024、ANHA, November 20, 2024、‘Inab Baladi, November 20, 2024、Reuters, November 20, 2024、SANA, November 20, 2024、SOHR, November 20, 2024、TRT Haber, November 20, 2024などをもとに作成。

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イランを訪問中のサッバーグ外務在外居住者大臣は、アフマディヤーン国家最高安全保障評議会議長、ヴェラーヤティー最高指導者国際問題担当顧問、ペゼシュキヤーン大統領と個別に会談(2024年11月20日)

イランを訪問中のバッサーム・サッバーグ外務在外居住者大臣は、首都テヘランでアリー・アクバル・アフマディヤーン国家最高安全保障評議会議長、アリー・アクバル・ヴェラーヤティー最高指導者国際問題担当顧問、マスウード・ペゼシュキヤーン大統領と個別に会談した。


会談では、二国間関係、地域および国際社会における共通の関心事、域内の危機解決や安定と安全保障の確立などについて議論が交わされた。

SANA(11月20日付)が伝えた。

AFP, November 20, 2024、ANHA, November 20, 2024、‘Inab Baladi, November 20, 2024、Reuters, November 20, 2024、SANA, November 20, 2024、SOHR, November 20, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍はパルミラ遺跡で知られるヒムス県タドムル市を爆撃、36人が死亡、50人以上が負傷(2024年11月20日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、イスラエル軍が午後1時半頃、米軍(有志連合)の占領下にあるヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)方面から、UNESCO世界文化遺産のパルミラ遺跡で知られるタドムル市の複数の建物を狙って航空攻撃を行い、36人が死亡、50人以上が負傷、標的となった建物やその周辺が甚大な損害を受けたと発表した。

SANA(11月20日付)が伝えた。

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この爆撃を受けて、外務在外居住者省は声明を出し、地域諸国とその国民に対して続けられるシオニストの犯罪行為を反映したものとだとして、もっとも強い表現で非難、国連安保理がイスラエルに対して何らの決議も採択し得ないことで信頼を喪失していると指摘、国際社会に改めて人道的な義務を果たし、イスラエルの虐殺を阻止し、その指導者を処罰するよう求めた。

SANA(11月20日付)が伝えた。

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反体制系ニュース・サイトのパルミラ・ニュース・ネットワーク(11月20日付)によると、イスラエル軍の爆撃は、軍事情報局第221砂漠課、工業地区、タドムル市の墓地周辺に対して行われた。

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シリア人権監視団によると、爆撃はタドムル市工業地区の倉庫1棟、市内のレストランおよび周辺の建物複数棟を狙ったもので、 「イランの民兵」の外国人メンバー22人(ほとんどがイラク人民動員隊のヌジャバー運動のメンバー)、「イランの民兵」のシリア人メンバー56人(うち士官8人)、ヒズブッラーのメンバー4人の計82人が死亡、民間人7人を含む50人以上が負傷した。

タドムル市工業地区には、「イランの民兵」のイラク人メンバーの家族らが居住していたという。

また、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機複数機がタドムル市を攻撃する前にイドリブ県農村地帯上空に飛来していた。

なお、同監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って152回(うち126回が航空攻撃、26回が地上攻撃)となり、これにより272あまりの標的が破壊され、軍関係者307人が死亡、262人が負傷した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って152回(うち126回が航空攻撃、26回が地上攻撃)となり、これにより273あまりの標的が破壊され、軍関係者384人が死亡、284人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:59人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):140人
「イランの民兵」の外国人メンバー:27人
シリア軍将兵:62人
身元不明者:7人
パレスチナ・イスラーム聖戦機構関係者:10人
タドムル市で死亡した外国人民兵(ほとんどがヌジャバー運動のメンバー):22人

また、民間人も62人(うち子供12人、女性16人)が死亡、69人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:54回
ダルアー県:17回
ヒムス県:50回
クナイトラ県:16回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:3回
ハマー県:4回
スワイダー県:3回
ラタキア県:2回
イドリブ県:1回



AFP, November 20, 2024、ANHA, November 20, 2024、‘Inab Baladi, November 20, 2024、Palmyra News Network, November 20, 2024、Reuters, November 20, 2024、SANA, November 20, 2024、SOHR, November 20, 2024、November 21, 2024などをもとに作成。

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NGO代表を務め、トルコやヨルダンで支援活動に従事するシリア国籍の男性が、米国が供与人道支援金900万米ドルをアル=カーイダを含む複数のテロ組織に供与したとして起訴(2024年11月19日)

フォックス・ニュース(11月19日付)は、シリア国籍の男性が、米国が供与人道支援金900万米ドルをアル=カーイダを含む複数のテロ組織に供与したとして起訴された。

コロンビア特別区地方検事局が発表した声明によると、起訴されたのはマフムード・ハフヤーン容疑者(53歳、別名アブー・アブドゥー・ヒムスィー、ガズィアンテップ市在住)。

ハフヤーン容疑者は、シリアの民間人向けに米国が提供した人道支援金900万ドル以上を武装勢力に流用したことなど12の容疑で起訴された。

資金が流用された組織のなかには、「シリアのアル=カーイダ」として知られる国際組織で、米国務省もFTOに指定しているシャーム解放機構も含まれている。

起訴状によると、ハフヤーン容疑者がNGO(組織名は明示せず)の代表に就任することで、米国の人道支援金に不正にアクセスしたという。

当局によると、ハフヤーン容疑者は、シリア国内の人道支援拠点で160人のNGO職員を統括していた。

地方検事局によると、このNGOは、メリーランド州を拠点とし、トルコやヨルダンで活動、米国が資金提供した物資をシリアに輸送する業務にあたり、2015年1月から2018年11月にかけて122万ドルの資金を受け取っていた。

これらの資金は食料や医療物資に充てられるはずだったが、ハフヤーン容疑者は2人の共謀者とともに、食料パック数百万ドル部分をシャーム解放機構の司令官らに横流ししていた。

AFP, November 21, 2024、ANHA, November 21, 2024、‘Inab Baladi, November 21, 2024、Reuters, November 21, 2024、SANA, November 21, 2024、SOHR, November 21, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は首都テルアビブ近郊のグリロット軍事情報基地などを攻撃したと発表(2024年11月19日)

ナハールネット(11月17日付)、NNA(11月17日付)、マナール・チャンネル(11月17日付)などによると、レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)を通じて、11月19日に、首都テルアビブ近郊のグリロット軍事情報基地、レバノン南部のヒヤーム村に展開するイスラエル軍部隊などに対して34回の攻撃を実施したと発表した。



イスラエル軍がテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じてと発表したところによると、午後11時00分の時点で、ヒズブッラーは約75発の飛翔体をイスラエルに向けて発射した。

AFP, November 19, 2024、ANHA, November 19, 2024、‘Inab Baladi, November 19, 2024、Naharnet, November 19, 2024、NNA, November 19, 2024、Qanat al-Manar November 19, 2024、Reuters, November 19, 2024、SANA, November 19, 2024、SOHR, November 19, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による55キロ地帯への侵犯を18件確認したと発表(2024年11月19日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を???件確認したと発表した。

イグナシュク副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機2機、F-16戦闘機2機、A-10攻撃機2機による領空侵犯を18件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月19日付)、タス通信(11月19日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 19, 2024、TASS, November 19, 2024をもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所を通じて、難民4,300人がレバノンからシリアに入国したと発表(2024年11月19日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所(アリーダ、ジュースィヤ、ダブースィーヤ、ジスル・カマル(マトリバー)、ジュダイダト・ヤーブース)を通じて、難民4,300人がレバノンからシリアに入国したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月19日付)、タス通信(11月19日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 19, 2024、TASS, November 19, 2024をもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米国が違法に駐留するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた5人のシリア政府支配地域への脱出を支援したと発表(2024年11月19日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、シリア当局とともに、米国が違法に駐留するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた5人(男性1人、女性2人、子供2人)のシリア政府支配地域への脱出を支援したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月19日付)、タス通信(11月19日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 19, 2024、TASS, November 19, 2024をもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)は紅海でトルコの貨物船アナドルSに対して弾道ミサイルなどで攻撃を加えたと発表(2024年11月19日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後5時21分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、紅海でトルコの貨物船アナドルSに対して弾道ミサイルなどで攻撃を加えたと発表した。

AFP, November 19, 2024、ANHA, November 19, 2024、‘Inab Baladi, November 19, 2024、Reuters, November 19, 2024、SANA, November 19, 2024、SOHR, November 19, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエル南部の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表(2024年11月19日)

イラク・イスラーム抵抗は午前3時21分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、パレスチナ市民に対するイスラエルの攻撃への報復として、イスラエル南部の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍が占領下ゴラン高原の上空に侵入しようとした飛翔体1つをミサイルで迎撃した。

AFP, November 19, 2024、ANHA, November 19, 2024、‘Inab Baladi, November 19, 2024、Reuters, November 19, 2024、SANA, November 19, 2024、SOHR, November 19, 2024などをもとに作成。

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ハサカ県カーミシュリー市近郊のタッル・ザハブ村で、シリア政府を支持する住民やシリア軍兵士が村を通過しようとした装甲車4輌からなる米軍パトロール部隊の進行を阻止(2024年11月19日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市近郊のタッル・ザハブ村で、シリア政府を支持する住民や村の検問所に駐留するシリア軍兵士らが、村を通過しようとした装甲車4輌からなる米軍パトロール部隊の進行を阻止、これを退却させた。

AFP, November 19, 2024、ANHA, November 19, 2024、‘Inab Baladi, November 19, 2024、Reuters, November 19, 2024、SANA, November 19, 2024、SOHR, November 19, 2024などをもとに作成。

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