トルコ軍がイドリブ県ビダーマー町に新たな拠点を設置(2020年4月7日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから33日目となる4月7日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(イドリブ県1件、ラタキア県2件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍の貨物車輌からなる車列が大型のセメント・ブロックを積んで、カフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に入った。

トルコ軍はまた、県西部のビダーマー町に新たな拠点を設置した。

これにより、シリア領内のトルコ軍監視所・拠点は58カ所となった。

トルコ軍の監視所・拠点が設置されている場所は以下の通り:

監視所

イドリブ県:サルワ村、タッル・トゥーカーン村、サルマーン村、ジスル・シュグール市(イシュタブリク村)
アレッポ県:登塔者聖シメオン教会跡、シャイフ・アキール山、アナダーン山、アレッポ市ラーシディーン地区(南)、アイス村(アイス丘)
ハマー県:ムーリク市、シール・マガール村
ラタキア県:ザイトゥーナ村

拠点

イドリブ県:マアッル・ハッタート村、サラーキブ市(3カ所)、タルナバ村、ナイラブ村、クマイナース村、サルミーン市、タフタナーズ航空基地、マアーッラト・ナアサーン村、マアッラトミスリーン市、マストゥーマ軍事キャンプ、タルマーニーン村、バルダクリー村、ナフラヤー村、ムウタリム村、ブサンクール村(2カ所)、ナビー・アイユーブ丘、バザーブール村、ラーム・ハムダーン村、アブザムー町、ムシャイリファ村、タッル・ハッターブ村、ビダーマー町(2カ所)、ナージヤ村、ズアイニーヤ村(2カ所)、ガッサーニーヤ村、クファイル村、バクサルヤー村、フライカ村、バルナース村
アレッポ県:アナダーン市、アレッポ市ラーシディーン地区、ジーナ村(2カ所)、カフル・カルミーン村、タワーマ村、第111中隊基地、アターリブ市、ダーラト・イッザ市、カフル・ヌーラーン村、バータブー村
ハマー県:ムガイル村

なおこのほかにも、トルコ軍はM4高速道路沿線に監視ポスト14カ所を設置している。

一方、シリア軍と「決戦」作戦司令室がフライフィル村、スフーフン村一帯で交戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカスル村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナワー市でバアス党ダルアー県支部のサルワーン・ジュンディー・ナワー支局書記長が何者かの襲撃を受けて死亡した。

AFP, April 7, 2020、ANHA, April 7, 2020、AP, April 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 7, 2020、Reuters, April 7, 2020、SANA, April 7, 2020、SOHR, April 7, 2020、UPI, April 7, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県で米軍士官1人とシリア民主軍兵士2人が何者かの要撃を受けて死亡(2020年4月6日)

ダイル・ザウル県では、SANA(4月6日付)によると、有志連合を主導する米軍と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の合同パトロール部隊が、スワル町近郊のワスィーア村付近で何者かの要撃を受けて、米軍士官1人とシリア民主軍兵士2人が死亡した。

死亡した米軍士官の遺体は、ハサカ県シャッダーディー市に違法に設置されている米軍基地に搬送された。

一方、シリア人権監視団によると、ウマル油田に至る街道で、シリア民主軍の戦闘員が乗った救急車輌がダーイシュ(イスラーム国)と思われる武装集団の要撃を受け、運転手1人が負傷した。

このほか、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、ブーカマール市近郊のジャラー町、スィヤール村、アッバース村にあるシリア軍と「イランの民兵」の拠点を襲撃し、戦闘で双方に複数の死傷者が出た。

また、アイン・フラート(4月6日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、5日に県南東部のブーカマール市に近いイラク国境地帯を所属不明の航空機が爆撃、「イランの民兵」数十人が死亡した。

爆撃を受けたのは、マイーズィーラ村、サーリヒーヤ村近郊の砂漠地帯、マヤーディーン市近郊の砂漠地帯。

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ハサカ県では、SANA(4月6日付)によると、米軍の貨物車輌35輌からなる車列が違法に設置されているワリード国境通行所から兵站支援のためにシリア領内に新たに進入し、マーリキーヤ(ダイリーク)市近郊のハッラーブ・ジール村にある米軍基地に向かった。

AFP, April 6, 2020、ANHA, April 6, 2020、AP, April 6, 2020、‘Ayn al-Furat, April 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 6, 2020、Reuters, April 6, 2020、SANA, April 6, 2020、SOHR, April 6, 2020、UPI, April 6, 2020などをもとに作成。

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アレッポ県とハサカ県で反体制武装集団どうしが戦闘(2020年4月6日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のジャラーブルス市近郊で国内避難民(IDPs)キャンプで、地元の若者グループがダイル・ザウル県からのIDPsの若者グループを銃やナイフで襲撃、戦闘となった。

この戦闘で双方に複数の負傷者が出た。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市で盗んだ洗濯機をめぐって国民軍に所属するスルターン・ムラード師団の戦闘員どうしが撃ち合いとなり、4人が負傷した。

AFP, April 6, 2020、ANHA, April 6, 2020、AP, April 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 6, 2020、Reuters, April 6, 2020、SANA, April 6, 2020、SOHR, April 6, 2020、UPI, April 6, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍はイドリブ県に56カ所目となる新たな拠点を設置(2020年4月6日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから32日目となる4月6日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(イドリブ県5件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県0件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるスフーフン村、ファッティーラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

砲撃と前後して、ロシア軍の無人偵察機(ドローン)が上空に飛来、旋回を繰り返した。

一方、トルコ軍は県西部のバルナース村に新たな拠点を設置した。

これにより、シリア領内のトルコ軍監視所・拠点は57カ所となった。

トルコ軍の監視所・拠点が設置されている場所は以下の通り:

監視所

イドリブ県:サルワ村、タッル・トゥーカーン村、サルマーン村、ジスル・シュグール市(イシュタブリク村)
アレッポ県:登塔者聖シメオン教会跡、シャイフ・アキール山、アナダーン山、アレッポ市ラーシディーン地区(南)、アイス村(アイス丘)
ハマー県:ムーリク市、シール・マガール村
ラタキア県:ザイトゥーナ村

拠点

イドリブ県:マアッル・ハッタート村、サラーキブ市(3カ所)、タルナバ村、ナイラブ村、クマイナース村、サルミーン市、タフタナーズ航空基地、マアーッラト・ナアサーン村、マアッラトミスリーン市、マストゥーマ軍事キャンプ、タルマーニーン村、バルダクリー村、ナフラヤー村、ムウタリム村、ブサンクール村(2カ所)、ナビー・アイユーブ丘、バザーブール村、ラーム・ハムダーン村、アブザムー町、ムシャイリファ村、タッル・ハッターブ村、ビダーマー町、ナージヤ村、ズアイニーヤ村(2カ所)、ガッサーニーヤ村、クファイル村、バクサルヤー村、フライカ村、バルナース村
アレッポ県:アナダーン市、アレッポ市ラーシディーン地区、ジーナ村(2カ所)、カフル・カルミーン村、タワーマ村、第111中隊基地、アターリブ市、ダーラト・イッザ市、カフル・ヌーラーン村、バータブー村
ハマー県:ムガイル村

なおこのほかにも、トルコ軍はM4高速道路沿線に監視ポスト14カ所を設置している。

AFP, April 6, 2020、ANHA, April 6, 2020、AP, April 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 6, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 6, 2020、Reuters, April 6, 2020、SANA, April 6, 2020、SOHR, April 6, 2020、UPI, April 6, 2020などをもとに作成。

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シャーム解放機構で活動する感染症監視室は新型コロナウイルス感染者はいまだ確認されていないと発表(2020年4月5日)

イドリブ県では、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握り、シリア救国内閣が自治を委託されている支配地で活動するという感染症監視室のシャフム・マッキー室長は、33人に対して新型コロナウイルス感染を確認するための検査を行った結果、いずれも陰性だったと発表した。

ドゥラル・シャーミーヤ(4月5日付)が伝えた。

AFP, April 5, 2020、ANHA, April 5, 2020、AP, April 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2020、Reuters, April 5, 2020、SANA, April 5, 2020、SOHR, April 5, 2020、UPI, April 5, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県でシャーム解放機構が地代を払わない店を閉鎖、民家を略奪(2020年4月5日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構の治安部隊が、イドリブ市内の商店複数店舗が、シリア救国内閣に対して地代を納めていないとして閉鎖した。

シャーム解放機構に自治を委託されているシリア救国内閣は、イドリブ市内の商店複数店舗を恣意的に選び、これらの店舗に対して1平方メートルあたり毎月100米ドルの地代の納付を課している。

シャーム解放機構はまた、シリア軍との戦闘で無人状態となっているマアーッラト・ナアサーン村の民家を破壊、オートバイ、銅線ケーブル、農業用機器などを略奪していった。

AFP, April 5, 2020、ANHA, April 5, 2020、AP, April 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2020、Reuters, April 5, 2020、SANA, April 5, 2020、SOHR, April 5, 2020、UPI, April 5, 2020などをもとに作成。

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トルコによってリビアに派遣されていたシリア人戦闘員(国民軍)の死者数が165人に(2020年4月5日)

シリア人権監視団は、トルコによってリビアに派遣されていたシリア人戦闘員(国民軍)9人がハリーファ・ハフタル将軍率いるリビア国民軍との戦闘で新たに死亡、これによりリビアでの戦死者数が165人に達したと発表した。

165人は、国民軍に所属するムウタスィム旅団、スルターン・ムラード師団、北の鷹旅団、ハムザ師団、スライマーン・シャー師団のメンバーで、リビアの首都トリポリ市南部のサラーフッディーン地区、トリポリ国際空港近郊のラムラ地区一帯、ハドバ開発計画地区、ミスラータ市一帯などでの戦闘で死亡したと見られる。

AFP, April 5, 2020、ANHA, April 5, 2020、AP, April 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2020、Reuters, April 5, 2020、SANA, April 5, 2020、SOHR, April 5, 2020、UPI, April 5, 2020などをもとに作成。

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ラッカ県タッル・アブヤド市で国民軍がトルコに配置換えや給与支払いを求めるデモ(2020年4月5日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のタッル・アブヤド市で、「平和の泉」作戦に参加した国民軍の戦闘員数十人が抗議デモを行い、トルコ当局に対して、アレッポ県北部の「ユーフラテスの盾」地域、「オリーブの枝」地域への配置換え、未納給与の支払いを要求した。

戦闘員らは空に向けて銃を発砲するなどして抗議の意思を示した。

AFP, April 5, 2020、ANHA, April 5, 2020、AP, April 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2020、Reuters, April 5, 2020、SANA, April 5, 2020、SOHR, April 5, 2020、UPI, April 5, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局はカーミシュリー国際空港でダマスカスからの乗客約20人を隔離センターへ移送(2020年4月5日)

ハサカ県では、ANHA(4月5日付)によると、ダマスカス国際空港からの旅客便がカーミシュリー国際空港に到着、北・東シリア自治局の緊急事態対応チームが乗客約20人を出迎え、新型コロナウイルスの感染を確認するための初期検査を実施、その後隔離センターに移送した。

北・東シリア自治局ジャズィーラ地方の保健委員会(保健省に相当)のマナール・ムハンマド共同議長によると、隔離された乗客は、14日間センターで滞在し、感染が確認されなければ、センターから出られ、感染が確認されれば、感染者を隔離するための施設に移されるという。

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一方、シリア人権監視団は、北・東シリア自治局が新型コロナウイルスの感染を確認するためだとして、ハサカ県北部のトルコとの国境地帯に派遣されるシリア軍兵士複数人を連行し、外出と外部との接触を禁止していると発表した。

AFP, April 5, 2020、ANHA, April 5, 2020、AP, April 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2020、Reuters, April 5, 2020、SANA, April 5, 2020、SOHR, April 5, 2020、UPI, April 5, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍と国民軍はハサカ県シャルカラーク村の住民を強制退去させ、その住居を破壊(2020年4月5日)

ハサカ県では、ANHA(4月5日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアイン・イーサー市近郊のシャルカラーク村の住民を強制退去させ、彼らが住んでいた住居を破壊した。

一方、トルコ軍は、ラアス・アイン市西のアルーク村にある揚水所からハサカ市方面への水道水の供給を再開した。

トルコ軍は4月2日にタッル・タムル町近郊のアッブーシュ村でアルーク揚水場からの水道水供給に使用されている管水路を破壊したが、シリア政府が4日にこれを修繕していた。

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アレッポ県では、ANHA(4月5日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市、カフル・ナーヤー村を砲撃した。

AFP, April 5, 2020、ANHA, April 5, 2020、AP, April 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2020、Reuters, April 5, 2020、SANA, April 5, 2020、SOHR, April 5, 2020、UPI, April 5, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍はイドリブ県内に3つの拠点を新たに設置、アレッポ県西部でシリア軍を砲撃(2020年4月5日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから31日目となる4月5日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(イドリブ県0件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が戦車や装甲車など30輌からなる車列をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

トルコ軍はまた、ジスル・シュグール市近郊のズアイニーヤ村、バクサルヤー村、フライカ村に新たな拠点を設置した。

これにより、シリア領内のトルコ軍監視所・拠点は55カ所となった。

トルコ軍の監視所・拠点が設置されている場所は以下の通り

監視所

イドリブ県:サルワ村、タッル・トゥーカーン村、サルマーン村、ジスル・シュグール市(イシュタブリク村)
アレッポ県:登塔者聖シメオン教会跡、シャイフ・アキール山、アナダーン山、アレッポ市ラーシディーン地区(南)、アイス村(アイス丘)
ハマー県:ムーリク市、シール・マガール村
ラタキア県:ザイトゥーナ村

拠点

イドリブ県:マアッル・ハッタート村、サラーキブ市(3カ所)、タルナバ村、ナイラブ村、クマイナース村、サルミーン市、タフタナーズ航空基地、マアーッラト・ナアサーン村、マアッラトミスリーン市、マストゥーマ軍事キャンプ、タルマーニーン村、バルダクリー村、ナフラヤー村、ムウタリム村、ブサンクール村(2カ所)、ナビー・アイユーブ丘、バザーブール村、ラーム・ハムダーン村、アブザムー町、ムシャイリファ村、タッル・ハッターブ村、ビダーマー町、ナージヤ村、ズアイニーヤ村、ガッサーニーヤ村、クファイル村、ズアイニーヤ村、バクサルヤー村、フライカ村
アレッポ県:アナダーン市、アレッポ市ラーシディーン地区、ジーナ村(2カ所)、カフル・カルミーン村、タワーマ村、第111中隊基地、アターリブ市、ダーラト・イッザ市、カフル・ヌーラーン村、バータブー村
ハマー県:ムガイル村

なおこのほかにも、トルコ軍はM4高速道路沿線に監視ポスト14カ所を設置している。

一方、シリア軍は、マルアンド村、サーリヒーヤ村、アーフィス村を砲撃、反体制派支配地域との地帯で「決戦」作戦司令室と交戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

このほか、ホワイト・ヘルメットによると、M4高速道路沿線に位置するジスル・シュグール市近郊のカスタン村で大きな爆発が発生し、ホワイト・ヘルメットのメンバー3人を含む少なくとも14人が負傷した。

爆発の原因は不明。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が県西部の第46中隊基地に展開するシリア軍に対して砲撃を加えた。

また、ミーズナーズ村にあるシリア軍の武器弾薬庫や拠点で爆発が発生した。

爆発の原因は不明。

AFP, April 5, 2020、ANHA, April 5, 2020、AP, April 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 5, 2020、Reuters, April 5, 2020、SANA, April 5, 2020、SOHR, April 5, 2020、UPI, April 5, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局アフリーン地域は新型コロナウイルス対策として域外からの遺体の搬入などを禁止する一方、商店などへの規制を一部緩和(2020年4月4日)

北・東シリア自治局アフリーン地域の危機対策チームは、新型コロナウイルス対策として、域外で死亡した住民の搬入を禁止し、遺体と域内に入る通行所近くに特設された墓地に埋葬することを決定した。

危機対策チームはまた、青果店、雑貨店などの食品販売店の閉店時間を午後4時から6時とすること、食糧品の訪問販売に伴う車輌の移動を毎週水曜日だけ認めること、インターネットの開設・修繕にかかる訪問サービスを毎週日曜日だけ認めることを決定した。

北・東シリア自治局はまた支配地での徴兵を3ヶ月間中止することも決定した。

ANHA(4月5日付)が伝えた。

AFP, April 5, 2020、ANHA, April 5, 2020、AP, April 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2020、Reuters, April 5, 2020、SANA, April 5, 2020、SOHR, April 5, 2020、UPI, April 5, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がラッカ県クーバルラク村、アフダクー村を砲撃し住民が避難、国民軍は車を強奪、乗っていた3人を殺害(2020年4月4日)

ラッカ県では、ANHA(4月4日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・アブヤド市近郊のクーバルラク村、アフダクー村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、この攻撃で住民数十世帯が安全な場所への避難を余儀なくされた。

国民軍はまた、タッル・アブヤド市とアフダクー村を結ぶ街道で住民の車を襲撃・強奪したうえ、乗っていた住民3人を捕らえ、その後殺害した。

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アレッポ県では、ANHA(4月4日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のタッル・マディーク村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるバーブ市で車に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

AFP, April 4, 2020、ANHA, April 4, 2020、AP, April 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 4, 2020、Reuters, April 4, 2020、SANA, April 4, 2020、SOHR, April 4, 2020、UPI, April 4, 2020などをもとに作成。

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カーミシュリー市で国防隊がアサーイシュ、トラフィックに発砲し、1人死亡(2020年4月4日)

ハサカ県では、シリア人権監視団やANHA(4月4日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市のサブア・バフラート交差点近くで、国防隊が北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)と交通警察(トラフィック)の車列に向けて発砲、アサーイシュとトラフィックの隊員3人が負傷した。

発砲を受けたアサーイシュは反撃し、国防隊の隊員複数が負傷した。

その数時間後、国防隊は、アサーイシュ、トラフィック、医療関係車からなる車列に向けた再び発砲、アサーイシュの隊員1人が死亡した。

国防隊は車列が検問所を突破しようとしたために発砲したという。

事態悪化を受けて、ロシア軍部隊が現場に駆けつけ、対立の収拾にあたった。
AFP, April 4, 2020、ANHA, April 4, 2020、AP, April 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 4, 2020、Reuters, April 4, 2020、SANA, April 4, 2020、SOHR, April 4, 2020、UPI, April 4, 2020などをもとに作成。

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シリア政府支配下のラッカ県マアダーン町近郊で7人が何者かによって殺害され、反体制派はシリア軍の犯行と断じる(2020年4月4日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから30日目となる4月4日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

トルコ側の監視チームも停戦違反を確認しなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がザーウィヤ山地方のファッティーラ村、バーラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、SANA(4月4日付)は、複数の住民筋の話として、シャーム解放機構と中国新疆ウィグル自治区出身者を中心に構成されるトルキスタン・イスラーム党が、ハマー県北西部のガーブ平原の農地から金属製の農業用水道管を掘り出し、トルコで密売していると伝えた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市で、シリア政府との和解に応じ総合情報部に勤務していた元反体制武装集団のメンバー1人が何者かに撃たれて死亡した。

ドゥラル・シャーミーヤ(4月6日付)によると、死亡したのはアバービール軍の司令官だったウハンマド・ハリール・イーサー・ハッジー氏。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下のマアダーン町近郊で一家7人が何者かによって誘拐・殺害された。

これに関して、「ラッカは沈黙によって惨殺される」は、シリア軍が羊を遊牧する民間人8人を殺害したと主張した。

AFP, April 4, 2020、ANHA, April 4, 2020、AP, April 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 4, 2020、April 6, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 4, 2020、Raqqa-sl, April 4, 2020、Reuters, April 4, 2020、SANA, April 4, 2020、SOHR, April 4, 2020、UPI, April 4, 2020などをもとに作成。

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トルコの支援を受けるいわゆる「自由警察」が、新型コロナウイルス対策として、トルコ占領下のアフリーン市での集会を禁止(2020年4月3日)

アレッポ県では、トルコの支援を受ける警察(内務治安部隊、いわゆる「自由警察」)が、新型コロナウイルス対策として、トルコの占領下にあるアフリーン市での集会を禁止したと発表した。

ドゥラル・シャーミーヤ(4月3日付)が伝えた。

AFP, April 3, 2020、ANHA, April 3, 2020、AP, April 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 3, 2020、Reuters, April 3, 2020、SANA, April 3, 2020、SOHR, April 3, 2020、UPI, April 3, 2020などをもとに作成。

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ハサカ県マーリキーヤ市の国内避難民キャンプでの火災で子供4人死亡(2020年4月3日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマーリキーヤ(ダイリーク)市に設置されているノウルーズ国内避難民(IDPs)キャンプで火災が発生し、子供4人が死亡、4人が負傷した。

8人は、2019年10月のトルコによる侵攻作戦(「平和の泉」作戦)を受けてラアス・アイン市から避難してきた一家。

AFP, April 3, 2020、ANHA, April 3, 2020、AP, April 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 3, 2020、Reuters, April 3, 2020、SANA, April 3, 2020、SOHR, April 3, 2020、UPI, April 3, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でイラク人民防衛隊がダーイシュの襲撃を受け、10人死傷(2020年4月3日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、県南東部のブーカマール市近郊の砂漠地帯に展開するイラク人民動員隊ヌジャバー運動がダーイシュ(イスラーム国)の攻撃を受け、10人が死傷した。

AFP, April 3, 2020、ANHA, April 3, 2020、AP, April 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 3, 2020、Reuters, April 3, 2020、SANA, April 3, 2020、SOHR, April 3, 2020、UPI, April 3, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍所属部隊がマンビジュ市でダーイシュ・メンバーを殺害(2020年4月3日)

アレッポ県では、ANHA(4月3日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の傘下にあるマンビジュ軍事評議会が声明を出し、同評議会のテロ撲滅部隊がマンビジュ市内で特殊作戦を実行し、トルコの占領地から潜入し、テロを企てていたダーイシュ(イスラーム国)メンバーを殺害したと発表した。

AFP, April 3, 2020、ANHA, April 3, 2020、AP, April 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 3, 2020、Reuters, April 3, 2020、SANA, April 3, 2020、SOHR, April 3, 2020、UPI, April 3, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がラッカ県アフダクー村、クーバルラク村を砲撃、兵士2人死亡(2020年4月3日)

ラッカ県では、シリア人権監視団やANHA(4月3日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・アブヤド市近郊のアフダクー村、クーバルラク村を砲撃した。

この砲撃で民家やシリア軍拠点が被害を受け、兵士2人が死亡、1人が負傷した。

シリア人権監視団によると、トルコ軍の砲撃に合わせて、トルコ軍無人航空機が飛来、上空を旋回していたという。

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アレッポ県では、ANHA(4月3日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のタッル・ジージャーン村を砲撃した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍がアブー・ラースィーン(ザルカーン)町一帯の国境地帯でパトロール活動を実施した。

AFP, April 3, 2020、ANHA, April 3, 2020、AP, April 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 3, 2020、Reuters, April 3, 2020、SANA, April 3, 2020、SOHR, April 3, 2020、UPI, April 3, 2020などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山一帯を砲撃(2020年4月3日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから29日目となる4月3日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山のカンスフラ村、ファッティーラ村、スフーフン村、カフル・ウワイド村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、シリア軍と「イランの民兵」がカフルナブル市、ハザーリーン村、ファッティーラ村一帯に増援部隊を派遣した。

一方、トルコ軍は、戦車、装甲車など35輌からなる車列をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

AFP, April 3, 2020、ANHA, April 3, 2020、AP, April 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 3, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 3, 2020、Reuters, April 3, 2020、SANA, April 3, 2020、SOHR, April 3, 2020、UPI, April 3, 2020などをもとに作成。

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シャーム解放機構が自治を委託しているシリア救国内閣宗教関係省は新型コロナウイルス対策としてモスクでの集団礼拝を中止(2020年4月2日)

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が自治を委託しているシリア救国内閣の宗教関係省は、新型コロナウイルス対策として、シャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県内で4日と11日の金曜日の午後の集団礼拝を中止することを決定した。

AFP, April 2, 2020、ANHA, April 2, 2020、AP, April 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 2, 2020、Reuters, April 2, 2020、SANA, April 2, 2020、SOHR, April 2, 2020、UPI, April 2, 2020などをもとに作成。

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イラクで新型コロナウイルスに感染して死亡した女性の遺体が北・東シリア自治局支配地の特設墓地に埋葬される(2020年4月2日)

ハサカ県では、ANHA(4月2日付)によると、イラク国境に面するティグリス川河畔(西岸)のスィーマルカー国境通行所から新型コロナウイルスに感染して死亡した女性の遺体が北・東シリア自治局支配地に搬送され、マーリキーヤ(ダイリーク)市近郊のカルバーラート村の近くに特設された墓地に埋葬された。

イラクで死亡したのはザイナブ・フサインさん。

遺体の搬送と埋葬は、北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)とドイツに本部を持つクルド赤新月社(国際赤十字赤新月社連盟とは無関係のNGO)が行った。

ザイナブさんの兄のアブドゥッサラーム・フサインさんは、ANHAの取材に対して「(北・東シリア)自治局は新型コロナウイルス感染拡大を防止するための適切な措置を講じてくれた。アサーイシュと赤新月社が遺体を搬送・埋葬してくれたことに感謝したい」と述べた。

AFP, April 2, 2020、ANHA, April 2, 2020、AP, April 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 2, 2020、Reuters, April 2, 2020、SANA, April 2, 2020、SOHR, April 2, 2020、UPI, April 2, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍はハサカ県北部の管水路などを砲撃し、2人を殺害、水路を利用不能に(2020年4月2日)

ハサカ県では、ANHA(4月2日付)やシリア人権監視団によると、ラアス・アイン市一帯を占領するトルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のアッブーシュ村、ウンム・カイフ村を砲撃、アッブーシュ村にあるシリア軍検問所が被弾し、士官(大尉)1人を含む将兵2人が死亡、5人が負傷、ウンム・カイフ村でも住民1人が負傷した。

シリア人権監視団によると、負傷した兵士は7人。


砲撃は、ラアス・アイン市西のアルーク村にある揚水場からタッル・タムル町に至る管水路を狙ったもので、シリア人権監視団によると、管水路は利用不能となった。

これに関して、SANA(4月2日付)は、タッル・タムル町近郊の小カブル村、アッブーシュ村を砲撃し、住民2人が死亡、4人が負傷したと伝えた。

一方、トルコ国防省は声明を出し、トルコ軍特殊部隊がアレッポ県で「テロリスト」に対する軍事作戦を成功裏に実施し、「ユーフラテスの盾」地域に潜入しようとしたPKK(クルディスタン労働者党)/YPG(人民防衛隊)のメンバー14人を無力化したと発表した。

その後、シリア人権監視団やANHAによると、ロシア軍とトルコ軍がダルバースィーヤ市からアブー・ラースィーン(ザルカーン)町にいたる国境地帯で合同パトロールを実施した。

パトロールにはロシア軍のヘリコプター2機も参加した。

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ラッカ県では、ANHA(4月2日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のヒルバト・バカル村、サーファーン村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(4月2日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のバイナ村、アキーバ村、ズィヤーラ村、マンビジュ市近郊のアラブ・ハサン村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、アラブ・ハサン村に対する砲撃では、シリア軍士官(少尉)2人が負傷した。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、3月26日と4月1日にアフリーン郡の2カ所で国民軍の拠点や車輌を攻撃し、戦闘員6人を殺害したと発表した。

AFP, April 2, 2020、ANHA, April 2, 2020、AP, April 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 2, 2020、Reuters, April 2, 2020、SANA, April 2, 2020、SOHR, April 2, 2020、UPI, April 2, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県での戦闘は小康状態が続く(2020年4月2日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから28日目となる4月2日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が戦車と装甲車など40輌からなる車列をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

一方、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、カフル・ウワイド村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, April 2, 2020、ANHA, April 2, 2020、AP, April 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 2, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 2, 2020、Reuters, April 2, 2020、SANA, April 2, 2020、SOHR, April 2, 2020、UPI, April 2, 2020などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市の市場が新型コロナウイルス対策で閉鎖(2020年4月1日)

イドリブ県では、シリアの・アル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ市の「イドリブ市議会」が声明を出し、新型コロナウイルス感染を防止するため、4月15日まで市場での営業活動を停止、アルビアー(水曜)市場、ガナム市場、車・オートバイ販売市場などを閉鎖することを決定したと発表した。

この決定を受け、シャーム解放機構に自治を委託されているシリア救国内閣内務省所轄の治安部隊が市内に展開した。

ドゥラル・シャーミーヤ(4月1日付)が伝えた。

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一方、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構はジスル・シュグール市近郊のジャーヌーディーヤ町で2019年5月13日にシリア軍の工作員だとして逮捕していたサルキーン市出身の男性1人(25歳)を銃殺処刑した。

AFP, April 1, 2020、ANHA, April 1, 2020、AP, April 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 1, 2020、Reuters, April 1, 2020、SANA, April 1, 2020、SOHR, April 1, 2020、UPI, April 1, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局ユーフラテス地域は新型コロナウイルス感染防止のための外出禁止令違反者に罰金を科すことを決定(2020年4月1日)

北・東シリア自治局のユーフラテス地域は、新型コロナウイルス感染を防止するために3月23日に発効した外出禁止令を徹底させるため、違反する店舗に対して10,000シリア・ポンド、違反を繰り返した場合は1回の違反につき20,000シリア・ポンドの罰金を科し、違反店舗であることを周知させるために赤い塗料を塗ることを決定した。

ユーフラテス地域はまた、外出禁止令に違反して運行するすべての車輌に対しても、初回の違反に対して5,000シリア・ポンド、2回目以降は10,000シリア・ポンドの罰金を科し、車輌を没収することを決定した。

AFP, April 1, 2020、ANHA, April 1, 2020、AP, April 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 1, 2020、Reuters, April 1, 2020、SANA, April 1, 2020、SOHR, April 1, 2020、UPI, April 1, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県でシリア軍と「決戦」作戦司令室が砲撃戦、反体制派戦闘員1人死亡(2020年4月1日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから27日目となる4月1日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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しかし、イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるバーラ村、ファッティーラ村、スフーフン村、アーフィス村、カンスフラ村、カフル・ウワイド村などを砲撃、アーフィス村で戦闘員1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア人権監視団やSANA(4月1日付)によると、マストゥーマ村近郊のトルコ軍拠点付近に展開する「決戦」作戦司令室が、シリア政府支配下のサラーキブ市を複数回にわたり砲撃した。

一方、トルコ軍は、戦車や装甲車など数十輌からなる車列をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に進入させた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナーフィア村のシリア軍の拠点近くに仕掛けられていた爆弾が爆発し、兵士1人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(イドリブ県1件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

AFP, April 1, 2020、ANHA, April 1, 2020、AP, April 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 1, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 1, 2020、Reuters, April 1, 2020、SANA, April 1, 2020、SOHR, April 1, 2020、UPI, April 1, 2020などをもとに作成。

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トルコ在住の反体制女性ジャーナリストが新型コロナウイルスに感染、誰にも告げずホテルで自主隔離(2020年3月31日)

トルコのイスタンブール在住の反体制女性ジャーナリストのアーラー・ムハンマド氏が、インスタグラムを通じて新型コロナウイルスに感染したことを明らかにした。

ムハンマド氏は2019年まで反体制メディアのオリエント・テレビの司会者を務めていた。

ムハンマド氏によると、トルコで外出制限が発表された当初、外出を控えておらず、スーパーマーケットやモールで買い物をした際に感染したと考えられるが、感染時期や経路は明らかではないという。

感染が確認される前、ムハンマド氏は水タバコ・カフェで過ごしていたが、トイレに行こうとして立った際に目眩がして意識を失い、気がつくと病院に搬送されていたという。

その後、インフルエンザに感染したようなだるさを感じ、3日目に悪化、病院で新型コロナウイルスに係るPCR検査を受けた結果、陽性と診断されたという。

夫と2歳の息子に感染することを恐れ、ムハンマド氏は、自分が感染したことを誰にも告げずにイスタンブール市内のホテルに部屋を借り、自主隔離を開始したという。

インスタグラムでビデオ・メッセージを発信したのは、自主隔離を始めてから11日目が経ち、健康状態が回復したからで、「シリア人に明日への希望を与え…、感染の恐怖の犠牲となって欲しくなく、人の意志に勝るものがないことを示したかった」からだという。

AFP, April 1, 2020、ANHA, April 1, 2020、AP, April 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 1, 2020、Reuters, April 1, 2020、SANA, April 1, 2020、SOHR, April 1, 2020、UPI, April 1, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍はアレッポ県、ラッカ県北部を砲撃(2020年3月31日)

アレッポ県では、ANHA(3月31日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局共同支配下のマンビジュ市郊外のサイヤーダ村、ダンダニーヤ村、ウンム・アダサ村、ファーラート村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(3月31日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・アブヤド市近郊のクール・ハサン村を砲撃した。

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ハサカ県では、SANA(3月31日付)によると、ラアス・アイン市一帯を不法占拠するトルコ軍が同市西のアルーク村にある揚水場からの水道水の供給を再開、シリア政府支配下のタッル・タムル町近郊の貯水場の水道水貯蔵が確保された。

AFP, March 31, 2020、ANHA, March 31, 2020、AP, March 31, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 31, 2020、Reuters, March 31, 2020、SANA, March 31, 2020、SOHR, March 31, 2020、UPI, March 31, 2020などをもとに作成。

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