2014年3月11日のシリア情勢:諸外国の動き

ロシア外務省は声明を出し、シャームの民のヌスラ戦線が拉致していた聖タクラー修道院の修道女13人らの釈放に歓迎の意を示した。

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国連児童基金(ユニセフ)は11日、内戦中のシリアの子どもの状況に関する報告書を発表、同国の子ども全体の56%に当たる約550万人が人道支援が必要な状況にあると指摘し、一層の支援を国際社会に呼び掛けた。

シリアで2011年3月に反体制デモが本格化して3年となるのを受け、シリアの子どもと、周辺国にいるシリア難民の子どもの状況をまとめた。

報告書によると、支援が必要な子どもは1年前の約230万人から倍以上に増えた。就学年齢の子ども全体の約4割に当たる約280万人が学校に通えない状況という。

心の傷が深刻でケアが必要な子どもも推定約200万人に達している。

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カタールのハーリド・アティーヤ外務大臣は訪問中のパリで、シリア情勢への対応をめぐってこれまで3度イランを訪問し、モハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣に対して再三にわたり、ファールーク・シャルア副大統領をシリア国内に出国させ、会談させるよう要請していたことを明らかにした。

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ファタハ革命評議会書記長のヤースィル・ミスリー氏は、テレビ番組で、ダマスカス県ヤルムーク区での戦闘停止に向けて、同地区の中立化を骨子とする「人道停戦イニシアチブ」を発表した。

AFP, March 11, 2014、AP, March 11, 2014、ARA News, March 11, 2014、Champress, March 11, 2014、al-Hayat, March 12, 2014、Iraqinews.com, March 11, 2014、Kull-na Shuraka’, March 11, 2014、Naharnet, March 11, 2014、NNA, March 11, 2014、Reuters, March 11, 2014、SANA, March 11, 2014、UPI, March 11, 2014、共同通信社2014年3月12日などをもとに作成。

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2014年3月11日のシリア情勢:反体制勢力の動き

ハサカ県では、ARA News(3月11日付)によると、カーミシュリー市で、「カーミシュリーの春」(2004年3月)の犠牲者の追悼集会が開かれ、民主統一党支持者らが参加した。

ARA News, March 11, 2014
ARA News, March 11, 2014

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またタッル・タムル町では、シリア・クルド・イェキーティー党が「カーミシュリーの春」の追悼集会を開いた。

ARA News, March 11, 2014
ARA News, March 11, 2014

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クナイトラ自由人大隊(イッズ・ブン・アブドゥッサラーム旅団)司令官のムハンマド・ハイムード氏はビデオ声明を出し、クナイトラ県ハーン・アルナバ市でいかなる者もシリア軍と休戦してはならない、と警告した。

Kull-na Shuraka', March 11, 2014
Kull-na Shuraka’, March 11, 2014

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アレッポ県各所で活動している武装集団19組織がビデオ共同声明を出し、シャーム軍団を結成すると発表した。

シャーム軍団は、「犯罪者体制からすべての領土を回復する」ことをめざしているという。

参加組織は以下の通り:

ハムザ旅団

アブー・ウバイダ・ブン・ジャッラーフ旅団

タムキーン旅団

ハナーヌー旅団

ヒッティーン旅団

アブドゥッラフマーン旅団

フィルカーン旅団

イスラームの鷹連合

ムジャーヒディーン旅団

アムジャード大隊

ヌスラト・イスラーム旅団

アシュバール・アキーダ旅団

イスラーム特殊任務旅団

イスラームの獅子旅団

スィハーム・ハック旅団

ファーティヒーン旅団

ジャバル特殊任務旅団

イーマーン旅団

アンサール・イドリブ旅団

AFP, March 11, 2014、AP, March 11, 2014、ARA News, March 11, 2014、Champress, March 11, 2014、al-Hayat, March 12, 2014、Iraqinews.com, March 11, 2014、Kull-na Shuraka’, March 11, 2014、Naharnet, March 11, 2014、NNA, March 11, 2014、Reuters, March 11, 2014、SANA, March 11, 2014、UPI, March 11, 2014などをもとに作成。

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最新論考(再)「アサド政権にさらなるフリーハンド:和平会議「破綻⼨前」の裏事情」(Astand)

青山弘之「アサド政権にさらなるフリーハンド:和平会議「破綻⼨前」の裏事情(特集II・シリアの隘路)」
e-World、2014年2月26日号 https://janet.jw.jiji.com/
Astand、2014年3月10日 http://astand.asahi.com/webshinsho/jiji/eworld/product/2014030400003.html

■シリア政府に有利な戦況
■自国出身活動家の帰還恐れる西欧諸国

シリアでの紛争解決に向けた政府とシリア国民連合による初の直接和平交渉「ジュネーブ2会議」が、1月22日から2月15日にかけてスイスで開催された。2ラウンドにわたる会議は、「テロとの戦い」を優先しようとする政府代表団と、現政権を排除した形での移行期統治機関(移行期政府)の樹立を訴える「国民連合」の対立により紛糾し、今後の交渉日程についても合意できないままに閉幕した。
だが閉幕直前の12日の会合で、国民連合が政権退陣を求める文言の明記を取り下げ、また仲介者であるアフダル・ブラヒミ国連・アラブ連盟共同特別代表が13日の米ロ外務次官との協議を経て、移行期統治機関の審議を先送りにすると決断したことで、シリア政府は事態収拾のフリーハンドを得た形となった。

◇シリア政府に有利な戦況

シリアの紛争は「アラブの春」の体制転換劇からの類推で、政権退陣に解決の糸口があるようなイメージがつきまとう。しかし拙稿(「せめぎ合いのなか友好的敵対に軟着陸したシリア和平会議」Synodos、2月5日付)で詳述した通り、ジュネーブ2会議が履行を目指す2012年6月のジュネーブ合意は「現政権、反体制組織…から構成される移行期統治機関を当事者の総意の下に発足させる」と規定し、アサド政権の存続を含意していた。
このことは、昨年半ばにアサド政権が化学兵器廃棄に責任を有する「正統な代表」として、欧米諸国を含む国際社会から承認されたことで既定事実となり、今回の会議で改めて追認された。
国内の暴力についても、アルカイダ系武装集団に対する掃討作戦など軍のあらゆる行為を「たる爆弾による住宅地への無差別殺りく」と断じる一部の活動家のプロパガンダゆえ、政権の残忍さが強調されるきらいがある。しかし、ロンドンを拠点とする反体制人権団体のシリア人権監視団が発表した死者総数14万人のうち、約5万4000人が軍や親政権民兵の将兵であることは看過されるべきでない。むろん、同監視団によると、民間人(武装した市民を含む)の犠牲者も5万人弱に達するという。だが、民間人の死者数は過去2カ月でなぜか2万人も「減少」し、代わってジハード(聖戦)主義武装集団の戦闘員の死者が3万人強に急増した。武力紛争が政権の一方的暴力だとの主張はますます成り立たなくなっている。

アサド政権は昨年末以降・・・

2014年3月10日のシリア情勢:反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(3月10日付)は、ダマスカス県ジャウバル区の医療センターの医師の一人からの情報として、軍が同地区でサリンガスを使用し、民間人5人が中毒症状に陥ったと伝えた。

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ARA News, March 10, 2014
ARA News, March 10, 2014

ハサカ県では、ARA News(3月10日付)によると、民主統一党人民防衛隊がタッル・タムル町内で軍事行進を行った。

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シリア革命反体制勢力国民連立のルワイユ・サーフィー報道官は、9日にカイロで開催された連盟の定例外相会合に関して、「連立にシリア代表ポストを付与する問題をめぐって審議がなされたが、各国外相の間で意見の相違があった」ことを明らかにした。

サーフィー報道官によると、湾岸諸国の多くが賛成の立場をとっているのに対し、アルジェリア、レバノン、イラクが、連立への代表ポスト付与に異議を唱え、これが「障害」になっているという。

また「シリアの反体制勢力内の争いが、国益を損ねようとする様々な政治勢力に資してしまっている」と付言した。

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シリア人権監視団は、地元の反体制活動家の証言をもとに、軍によるヒムス県ザーラ村制圧作戦で、「キリスト教徒やアラウィー派からなる国防隊」が「スンナ派」の民間人20人以上を「虐殺」したと発表した。

AFP, March 10, 2014、AP, March 10, 2014、ARA News, March 10, 2014、Champress, March 10, 2014、al-Hayat, March 11, 2014、Iraqinews.com, March 10, 2014、Kull-na Shuraka’, March 10, 2014、Naharnet, March 10, 2014、NNA, March 10, 2014、Reuters, March 10, 2014、SANA, March 10, 2014、UPI, March 10, 2014などをもとに作成。

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2014年3月10日のシリア情勢:聖タクラー修道女解放をめぐる動き

反体制活動家のハーディー・アブドゥッラー(Hadi Homs)氏はユーチューブ(3月10日付)に、聖タクラー修道院の修道女13人ら16人(シリア人、レバノン人)が9日にダマスカス郊外県カラムーン地方(場所不明)の軟禁場所からレバノンのベカーア県バアルベック郡アルサール地方の無人地帯に移送され、レバノンの総合情報総局に引き渡されるまでの映像(http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=L3ZZyRv3kSo)をアップ・公開した。

Youtube, March 9, 2014
Youtube, March 9, 2014
Youtube, March 9, 2014
Youtube, March 9, 2014

映像は3月9日付で、「アッラーの他に神なし、ヌスラ戦線」と書かれた黒旗を掲げる目出し帽の武装集団に、修道女らが連行され、シリア・レバノン国境に移送される様子、シリア当局に拘束されていた女性・子供と修道女が「捕虜交換」される映像などが写っている。

アブドゥッラー氏はAFP(3月10日付)に、シリア当局が「女性141人が釈放されたとの情報を得ている」と述べた。

この女性たちは、修道女らの到着に先だってバスでシリア・レバノン国境地帯に移送されたという。

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Naharnet, March 10, 2014
Naharnet, March 10, 2014

解放された修道女の一人ビーラージヤー・サイヤーフ修道長は記者団に対して「アッラー、私たちの主(ギリシャ正教会アンタキア総大司教)ヨハネ10世、アサド大統領…、カタール首長に感謝しています…。また(レバノン総合情報総局)アッバース・イブラーヒーム少将に感謝しています」としたうえで、「去年の12月初めに拉致されて以降、誰一人として悪い扱いを受けることはありませんでした…。私たち16人は誰も悪し様にはされませんでした…。(シャームの民のヌスラ戦線の)対応はよいものでした。またジョルジュ・ハスワーニーを名乗る人のおかげで、私たちは建物で自由に過ごせました」と述べた。

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Kull-na Shuraka', March 10, 2014
Kull-na Shuraka’, March 10, 2014

ジョルジュ・ハスワーニー氏は、修道女釈放の交渉にあたっていたとされる人物の一人で、ヤブルード市出身のビジネスマンで、アサド政権に近い人物。

クッルナー・シュラカー(3月10日付)によると、バーニヤース精油公社副所長を務めたのち、ロシアに滞在し、石油・ガス採掘事業を開始し、ロシアの関連企業、軍との取引を行ってきたという。

ハスワーニー氏の事務所(シリア)は、娘婿のユースフ・アブラシュ氏(シリア共産党ユースフ・ファイサル派元党員)が運営し、ロシアの事務所はアムジャド・ドゥーバー氏が統轄しているという。

なお妻はロシア人。

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『ハヤート』(3月11日付)によると、修道女を拉致していたシャームの民のヌスラ戦線のカラムーン地方のアミール、アブー・マーリク・クワイティー氏は、修道女解放に際してシリア当局と取引があったことについては認めたが、身代金を受け取ったことを否定した。

またクワイティー氏は「捕虜交換」の一環としてシリア当局が拘束している女性950人の釈放を要求したが、152人しか釈放されていないと述べた。

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ジャディードTV(3月10日付)などによると、レバノン総合情報総局のアッバース・イブラーヒーム少将は、修道女解放の交渉が「女性逮捕者が釈放されたことで完了した」と述べ、これによりシリア当局が交流していた女性150人以上が釈放されたことを明らかにした。

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なお、『ハヤート』(3月11日付)によると、聖タクラー修道女の解放交渉が行われいた間、シリア軍はカラムーン地方への砲撃を中断していたという。

また『ハヤート』は修道女らがダマスカス県に移動したと付言した。

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ウムラーン・ズウビー情報大臣は、聖タクラー修道院修道女の解放に関して、「シリア国民の血で手を染めていなかった者25人」を釈放したと述べ、約150人の女性(子供)を釈放したとの反体制活動家らの主張が正しく、誇張だと反論した。

SANA(3月10日付)が伝えた。

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レバノン大統領府は声明を出し、聖タクラー修道院の修道女13人らの解放に関して、ミシェル・スライマーン大統領がカタールのタミーム・ビン・ハマド首長に謝意を示したと発表した。

AFP, March 10, 2014、AP, March 10, 2014、ARA News, March 10, 2014、Champress, March 10, 2014、al-Hayat, March 11, 2014、Iraqinews.com, March 10, 2014、al-Jadid TV, March 10, 2014、Kull-na Shuraka’, March 10, 2014、Naharnet, March 10, 2014、NNA, March 10, 2014、Reuters, March 10, 2014、SANA, March 10, 2014、UPI, March 10, 2014などをもとに作成。

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2014年3月9日のシリア情勢:諸外国の動き

カイロでアラブ連盟外相会議が開かれ、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長参加のもと、シリア情勢などが協議された。

『ハヤート』(3月10日付)によると、サウジアラビアのサウード・ファイサル外務大臣は会議で、2013年のカタールでの連盟首脳会議の決定に従い、シリア革命反体制勢力国民連立に、連盟の代表ポストを正式に与えるよう求めた。

また、ジャルバー議長は、ヒズブッラー、アブー・ファドル・アッバース旅団などイラクの民兵、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)を連盟においてテロ組織に指定するよう求めるとともに、反体制勢力への支援を改めて要請、「反体制勢力に高性能兵器を至急供与するよう国際社会に要請する」よう呼びかけた。

一方、アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長は、ジュネーブ2会議での対話に基づく紛争解決に向けたプロセスの頓挫と並行して、シリア国内での暴力が激化していることに懸念を表明した。

さらに、レバノンのジュブラーン・バースィール外務大臣は、シリア人避難民流入に伴う惨状を訴えた。

ジャディード(3月9日付)によると、バースィール外務大臣はまた、レバノンおよびレバノン国民によるシャブアー農場、カフルシューバー、ガジャル村解放・回復の権利、イスラエルの抵抗と占領への抵抗権を、閉幕会議の声明に盛り込むよう求め、この主張は閉幕声明に盛り込まれた。

またエジプトのナビール・ファフミー外務大臣は、シリア領内からのあらゆる外国人武装勢力の撤退、人道支援物資配給に必要なしくみの拡充、紛争の政治的解決を強調した。

AFP, March 9, 2014、AP, March 9, 2014、ARA News, March 9, 2014、Champress, March 9, 2014、al-Hayat, March 10, 2014、Iraqinews.com, March 9, 2014、al-Jadid TV, March 9, 2014、Kull-na Shuraka’, March 9, 2014、Naharnet, March 9, 2014、NNA, March 9, 2014、Reuters, March 9, 2014、SANA, March 9, 2014、UPI, March 9, 2014などをもとに作成。

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2014年3月9日のシリア情勢:反体制勢力の動き

シャームの民のヌスラ戦線は、ツイッターを通じて声明を出し、レバノン国軍のシーア派兵士がシリア国内での戦闘に参加していると主張、軍そのものが「シーア派の計略の手先」となっていると批判し、「シリアの戦闘に送られたすべての者が制裁を受けるだろう」と脅迫した。

Naharnet, March 9, 2014
Naharnet, March 9, 2014

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ハラブ・ニュース(3月9日付)によると、アレッポ県バーブ市でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)は、男性教師が学校で女生徒に教えることを禁じる決定を行った。

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シリア人権監視団は、ダマスカス郊外県ヤブルード市奪還に向けた軍の突入作戦で、ヒズブッラー戦闘員が120人以上死亡している、と発表した。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、軍によるヒムス県ザーラ村の完全制圧に関して、「ヒズブッラーの民兵に支援された政府軍が虐殺を行い20人以上が死亡した」としたうえで、民間人保護のための行動できない国際社会を非難した。

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シリア革命反体制勢力国民連立は世界女性デーに合わせて、声明を出し、2011年3月以降、7,000人から1万人の女子大学生が当局によって逮捕され、2014年2月19日現在の段階で1万389人の女性が死亡していると発表した。

AFP, March 9, 2014、AP, March 9, 2014、ARA News, March 9, 2014、Champress, March 9, 2014、Halabnews.com, March 9, 2014、al-Hayat, March 10, 2014、Iraqinews.com, March 9, 2014、Kull-na Shuraka’, March 9, 2014、Naharnet, March 9, 2014、NNA, March 9, 2014、Reuters, March 9, 2014、SANA, March 9, 2014、UPI, March 9, 2014などをもとに作成。

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2014年3月8日のシリア情勢:反体制勢力の動き(追記)

民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表は、アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長に向けた声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立に連盟代表メンバーのポストを与えないよう警告した。

声明でアブドゥルアズィーム代表は、連立が「シリア国家を代表してない」、「すべての反体制勢力を代表していない」、「大衆基盤を失った」、「連立を承認する一部の連盟加盟国にはシリアの代表ポストを連立に付与する権限をもたない」といった理由をあげ、代表ポストを求める連立の要望に応じないよう求めた。

Kull-na Shuraka’, March 8, 2014などをもとに作成。

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2014年3月8日のシリア情勢:反体制勢力の動き

ハサカ県では、ARA(3月8日付)によると、アームーダー市では、民主統一党女性防衛部隊(YJP)なども参加するかたちで、世界女性デーの祝典が開催された。

ARA News, March 8, 2014
ARA News, March 8, 2014

またアフリーン市では、民主統一党の支持者らが世界女性デーを記念する行進を行った。

ARA News, March 8, 2014
ARA News, March 8, 2014

一方、マアバダ(カルキールキー)市でも、シリア・クルド国民評議会が同市一帯の女性団体らとともに、世界女性デーの祝典を開催した。

ARA News, March 8, 2014Z
ARA News, March 8, 2014Z

このほか、ARA News(3月9日付)によると、タッル・タムル町では、シリア・クルド・イェキーティー党が世界女性デーの祝典を行った

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自由シリア軍の再編などに関するシリア革命反体制勢力国民連立アフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長と自由シリア軍参謀委員会との合意(5日)を正式に承認した。

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クッルナー・シュラカー(3月8日付)は、アレッポ市のウマイヤ・モスクで2013年4月以降初めて金曜礼拝が行われたと伝え、写真を掲載した。

Kull-na Shuraka', March 8, 2014
Kull-na Shuraka’, March 8, 2014

同報道によると、ウマイヤ・モスクは最近、イスラーム戦線によって制圧され、写真には「アッラーの他に神なし」と書かれた黒い旗に向かって中庭で礼拝する人々が写っている。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会のムンズィル・ハッダーム広報局長は、ハサン・アブドゥルアズィーム代表が7月の大統領選挙への立候補を準備しているとの『ハヤート』などの報道を否定した。

クッルナー・シュラカー(3月8日付)が伝えた。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、アフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長がカイロでアラブ連盟のナビール・アラビー事務総長と会談し、ジュネーブ2会議以降の政治状況などについて報告したと発表した。

声明によると、会談で、アラビー事務総長は「アラブ連盟が連立をシリア国民の正統な代表であることを確認し、クウェートで3月に開催予定のアラブ連盟首脳会議で連立が代表になるだろう」と述べたのだという。

AFP, March 8, 2014、AP, March 8, 2014、ARA News, March 8, 2014, March 9, 2014、Champress, March 8, 2014、al-Hayat, March 9, 2014、Iraqinews.com, March 8, 2014、Kull-na Shuraka’, March 8, 2014、Naharnet, March 8, 2014、NNA, March 8, 2014、Reuters, March 8, 2014、SANA, March 8, 2014、UPI, March 8, 2014などをもとに作成。

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2014年3月7日のシリア情勢:反体制勢力の動き(追記)

シリア革命反体制勢力国民連立を脱会した組織(44人)がトルコのイスタンブールで共同声明を出し、ジュネーブ2会議の失敗を受けて連立への復帰を決定したと発表した。

共同声明は、復帰が、会議参加に代表されるこれまでの失敗の清算に資するものになると位置づけている。

共同声明に署名した組織は以下の通り:

1. トルクメン運動

2. シリア・ビジネスマン・フォーラム

3. 地元評議会ブロック(ムスタファー・サッバーグ前事務局長)

4. シリア革命司令最高評議会

5. 自由シリア軍参謀委員会メンバー

6. 愛国的無所属メンバー

7. 革命運動体ブロック

8. シリア国民評議会革命無所属運動体ブロック

9. シリア公務員国民自由連合(リヤード・ヒジャーブ元首相)

Kull-na Shuraka’, March 7, 2014などをもとに作成。

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2014年3月7日のシリア情勢:レバノンの動き

NNA(3月8日付)によると、ベカーア県バアルベック郡のルブーワ村、ナビー・ウスマーン村に、シリア領内から発射されたロケット砲3発が着弾した。死傷者はなかった。

砲撃に関して、イラク・シャーム・イスラーム国ダマスカス州がツイッターを通じて声明を指し、「ヤブルードの我らがスンナ派住民からの報復」と発表し、犯行を認めた。

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NNA(3月7日付)によると、南部県スール郡マジャーディル村の農地に設置された迫撃砲2基を軍当局が発見、近くにいたシリア人1人を逮捕した。

AFP, March 7, 2014、AP, March 7, 2014、ARA News, March 7, 2014、Champress, March 7, 2014、al-Hayat, March 8, 2014、Iraqinews.com, March 7, 2014、Kull-na Shuraka’, March 7, 2014、Naharnet, March 7, 2014、NNA, March 7, 2014、Reuters, March 7, 2014、SANA, March 7, 2014、UPI, March 7, 2014などをもとに作成。

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2014年3月7日のシリア情勢:反体制勢力の動き

サリーム・イドリース少将が率いる自由シリア軍参謀委員会総司令部がトルコハタイ県アンタキアで声明を出し、自由シリア軍の再編などに関するシリア革命反体制勢力国民連立アフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長と自由シリア軍参謀委員会との合意(5日)を拒否し、自由シリア軍再編のための大会開催を呼びかけた。

Kull-na Shuraka', March 7, 2014
Kull-na Shuraka’, March 7, 2014

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クッルナー・シュラカー(3月7日付)によると、シリア革命反体制勢力国民連立アフマド・トゥウマ暫定内閣首班付顧問のムハンマド・サブラー氏が辞任した。

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アレッポ県で活動するサフィーラ報道センターは、サルジャ村への攻撃で軍が細菌兵器を主張し、住民に麻疹のような感染症状が発症していると主張(報道)した。

クッルナー・シュラカー(3月7日付)が伝えた。

AFP, March 7, 2014、AP, March 7, 2014、ARA News, March 7, 2014、Champress, March 7, 2014、al-Hayat, March 8, 2014、Iraqinews.com, March 7, 2014、Kull-na Shuraka’, March 7, 2014、Naharnet, March 7, 2014、NNA, March 7, 2014、Reuters, March 7, 2014、SANA, March 7, 2014、UPI, March 7, 2014などをもとに作成。

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2014年3月6日のシリア情勢:反体制勢力の動き(追記)

クッルナー・シュラカー(3月8日付)は、イドリブ県内で、国民公正憲法党(ワアド)の執行部が会合を開き、結党を宣言したと伝えた。

国民公正憲法はシリア・ムスリム同胞団が数ヶ月前から結党の準備を進めていた組織で、党首にはムハンマド・ヒクマト・ワリード氏が就任した。

Kull-na Shuraka', March 8, 2014
Kull-na Shuraka’, March 8, 2014

党幹部の一人ムハンマド・ズハイル・ハティーブ氏によると、国民公正憲法は、シリア革命を支援しつつ、アサド政権崩壊後に「民主的手段を通じて自由と公正の確立」をめざすという。

Kull-na Shuraka’, March 8, 2014などをもとに作成。

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2014年3月6日のシリア情勢:反体制勢力の動き

ムジャーヒディーン軍のムハンマド・アブドゥルカーディル・バックール・アブー・バクル中佐は、クッルナー・シュラカー(3月6日付)に対し、「現地で活動する革命諸組織が参加しないいかなる軍事的、政治的組織も承認しない」と述べ、自由シリア軍参謀委員会の「拡大」に関するシリア革命反体制勢力国民連立と参謀委員会の合意(5日、https://syriaarabspring.info/wp/?p=5073)を拒否した。

Kull-na Shuraka', March 6, 2014
Kull-na Shuraka’, March 6, 2014

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自由シリア軍参謀委員会メンバーのカースィム・サアドッディーン大佐は、5日のシリア革命反体制勢力国民連立と参謀委員会幹部との合意(https://syriaarabspring.info/wp/?p=5073)に関して、アナトリア通信(3月6日付)に対し「紙面のインク」に過ぎないとしたうえで、合意内容は参謀委員会(最高軍事評議会)で正式に承認を受けて初めて効力をなすとの見方を示した。

Kull-na Shuraka', March 6, 2014
Kull-na Shuraka’, March 6, 2014

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シリア革命反体制勢力国民連立のルワイユ・サーフィー報道官は「我々はシリア人のみと交渉する。シリア国民を殺害している外国の民兵が政治的解決に向けた交渉に参加することを受け入れない」と述べた。

この発言は、シリアの反体制勢力がヒズブッラーと交渉することが紛争解決に資するとした露バード・フォード前駐シリア米大使の発言を受けたもの。

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自由シリア軍創設者のリヤード・アスアド大佐は、『クドス・アラビー』(3月6日付)の取材に対し、トルコのアダナ市・アンカラ市間の街道で自身が乗っていた自動車が交通事故(4日)に遭い、息子のムハンマド氏(17歳)が死亡したことに関して、アサド政権による暗殺未遂だとする一部情報を否定した。

アスアド大佐は、妻の弟が運転する車で、妻、ムハンマド氏とともにアダナ市に向かって移動中に、車が路肩のフェンスに衝突し、事故に遭ったと述べている。

AFP, March 6, 2014、AP, March 6, 2014、ARA News, March 6, 2014、Champress, March 6, 2014、al-Hayat, March 7, 2014、Iraqinews.com, March 6, 2014、Kull-na Shuraka’, March 6, 2014、Naharnet, March 6, 2014、NNA, March 6, 2014、al-Quds al-‘Arabi, March 6, 2014、Reuters, March 6, 2014、SANA, March 6, 2014、UPI, March 6, 2014などをもとに作成。

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2014年3月5日のシリア情勢:反体制勢力の動き(追記)

シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、アフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長が、アフマド・ムスタファー移行期政府国防大臣、自由シリア軍参謀委員会幹部と、4、5日の2日間にわたってトルコで会合を開き、反体制武装集団の再編、政治組織との関係再構築について協議したと発表した。

Kull-na Shuraka', March 5, 2014
Kull-na Shuraka’, March 5, 2014

会合に参加した自由シリア軍幹部は、アブドゥルイラーフ・バシール参謀長、南部戦線司令官のズィヤード・ファフド准将、北部戦線司令官のアブドゥルバースィト・タウィール大佐、西部中部戦線司令官のムスタファー・ハーシム大佐、ヒムス戦線司令官のファーティフ・ハッスーン大佐、東部戦線司令官のムハンマド・アッブード中佐、ダルアー軍事評議会議長のアフマド・ニウマ大佐、南部戦線革命司令官のバッシャール・ズウビー氏。

Kull-na Shuraka', March 5, 2014
Kull-na Shuraka’, March 5, 2014

会合では、ムスタファー国防大臣の辞任の受理、副大臣による執務の代行を承認するとともに、サリーム・イドリース氏の参謀長職から解任し、ジャルバー代表の軍事問題顧問に任命することも決定された。

このほか会合では参謀委員会を「拡大」することを確認した。

al-Hayat, March 7, 2014、Kull-na Shuraka’, March 5, 2014などをもとに作成。

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2014年3月5日のシリア情勢:反体制勢力の動き

イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の元戦闘員でサウジアラビア人のスライマーン・サウード・スバイイー氏はKeek.comを通じてサウジアラビア国営テレビ第1チャンネル(KSA1、2014年3月6日付)のインタビューに応じ、シリア国内で活動するジハード主義武装集団の内紛状態を暴露した。

「サンブティーク」の名で知られるスバイイー氏(25歳)は、ダーイシュの幹部のほとんどがイラク人とシリア人から構成され、彼らがサウジ人青年をシリアでの戦闘に参加させるための勧誘・宣伝活動を行っていると述べた。

al-Anha', March 4, 2014
al-Anha’, March 4, 2014

ダーイシュの幹部らはスバイイー氏に、ビデオ声明に出演し、サウジ人青年の勧誘を行うようたびたび求めてきたが、スバイイー氏はこれを断ってきたという。

スバイイー氏によると、シリアでの戦闘に参加しているサウジ人青年はそのすべてが戦闘員で、ほとんどが詳細を知らされないままに最前線に配備されているという。

また最前線に送られたサウジ人部隊どうしが「互いに背教宣告を出し合い、サウジ人どうしで戦うことを求める命令も下されてきた」という。

スバイイー氏はそのうえで「背教宣告は武装集団どうしでなされるだけなく、シリア国外にもおよび、サウジアラビアの為政者、宗教関係者などにも及び、シリア政府への戦闘は武装集団どうしの戦いに取って代わり、ジハードと言えるようなものは皆無だった」と証言した。

スバイイー氏によると、ダーイシュは彼のツイッターのアカウントを勝手に使用し、扇動的なメッセージを発信、スバイイー氏がアカウントの閉鎖を申し出ると、「戦闘に集中せよ」と拒否されたという。

スバイイー氏は、シリアでの戦闘参加の経緯に関して、サウジアラビアを出国したのち、カタールとトルコを経由して、シリアに潜入したことを明らかにした。

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シリア革命総合委員会広報局は声明を出し、ダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区でシリア軍が化学兵器を使用し、5人が呼吸困難に陥ったと発表した。

AFP, March 5, 2014、AP, March 5, 2014、ARA News, March 5, 2014、Champress, March 5, 2014、al-Hayat, March 6, 2014、Iraqinews.com, March 5, 2014、Kull-na Shuraka’, March 5, 2014、Naharnet, March 5, 2014、NNA, March 5, 2014、Reuters, March 5, 2014、SANA, March 5, 2014、UPI, March 5, 2014などをもとに作成。

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2014年3月4日のシリア情勢:反体制勢力の動き(追記)

クッルナー・シュラカー(3月4日付)は、アフマド・ムアーッズ・ハティーブ氏(シリア革命反体制勢力国民連立前議長)の大統領選挙(2014年7月)への出馬を支持するフェイスブックのページがハティーブ氏自身の要請により閉鎖されたと伝えた。

同報道によると、このページはハティーブ氏自身の要請によって開設されたが、ハティーブ氏はこれを否定している。

Kull-na Shuraka’, March 4, 2014などをもとに作成。

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2014年3月4日のシリア情勢:レバノンの動き

NNA(3月4日付)によると、シリア領内から発射されたロケット弾3発が、ベカーア県バアルベック郡ラブワ村に着弾した。

この攻撃の直後、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)ダマスカス州を名乗る組織が声明を出し、「ヤブルードのスンナ派住民に対する悪魔の党(ヒズブッラー)の攻撃への報復として同党の拠点をカチューシャ砲5発で攻撃した」と発表、犯行を認めた。

Naharnet, March 4, 2014
Naharnet, March 4, 2014

 

Naharnet, March 4, 2014
Naharnet, March 4, 2014

ザーミズ・アムハズ村長によると、この攻撃での人的被害はなかった。

一方、LBCI(3月4日付)は、ラブワ村・アルサール村間の街道が、武装集団によって一時封鎖されたが、住民らが対抗し、武装集団の車2台を破壊し、撃退したと伝えた。

AFP, March 4, 2014、AP, March 4, 2014、ARA News, March 4, 2014、Champress, March 4, 2014、al-Hayat, March 5, 2014、Iraqinews.com, March 4, 2014、Kull-na Shuraka’, March 4, 2014、LBCI, March 4, 2014、Naharnet, March 4, 2014、NNA, March 4, 2014、Reuters, March 4, 2014、SANA, March 4, 2014、UPI, March 4, 2014などをもとに作成。

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2014年3月4日のシリア情勢:反体制勢力の動き

シリア活動家監視機構は、シリア領内(アレッポ県など)で戦闘に参加するヒズブッラー戦闘員(ハーリシュ)にメキシコ人民兵が参加していると主張し、写真や映像を公開した。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=v2Ogt9FWgIs

http://www.youtube.com/watch?v=M5B6S0AWOXU&feature=player_embedded

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=Jp3cC0m3XWM

Kull-na Shuraka', March 4, 2014
Kull-na Shuraka’, March 4, 2014

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反体制組織のシリア民主フォーラムと国民要請運動が声明を出し、合併を宣言した。

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シリア革命反体制勢力国民連立のハーディー・バフラ氏は、ジュネーブ2会議第3ラウンドの開催に関して「アサド政権側に積極的な気持ちで新ラウンドに臨もうとする政治的意思が必要で、ジュネーブ合意を政治的移行プロセスと移行期統治機関樹立から実施…しなければならない」と述べた。

『ハヤート』(3月5日付)が伝えた。

AFP, March 4, 2014、AP, March 4, 2014、ARA News, March 4, 2014、Champress, March 4, 2014、al-Hayat, March 5, 2014、Iraqinews.com, March 4, 2014、Kull-na Shuraka’, March 4, 2014、Naharnet, March 4, 2014、NNA, March 4, 2014、Reuters, March 4, 2014、SANA, March 4, 2014、UPI, March 4, 2014などをもとに作成。

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2014年3月3日のシリア情勢:反体制勢力の動き(追記)

ARA News(3月4日付)によると、ハサカ県タッル・タムル町のアドナーン・マーリキー高校で、民主統一党人民防衛隊の「女性防衛部隊」(YPJ)の女性司令官らが集会を開き、同地の高校生らと治安対策などについて意見を交わした。

ARA News, March 4, 2014などをもとに作成。

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2014年3月3日のシリア情勢:反体制勢力の動き

ダマスカス郊外革命指導評議会は声明を出し、3月2日に軍がアドラー市に対する攻撃で、サリンガスを使用したと主張した。

この攻撃で、「自由シリア軍」兵士4人が即死し、30人が中毒症状を訴えたという。

Kull-na Shuraka', March 3, 2014
Kull-na Shuraka’, March 3, 2014

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シリア革命調整連合のユースフ・ブスターニー報道官は、3月2日のアドラー市旧市街でのイスラーム軍との戦闘で軍がサリンガスを使用し、4人が死亡し、約30人が中毒症状になったと断じた。

クッルナー・シュラカー(3月3日付)が伝えた。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)はSNSを通じて声明を出し、ハサカ県カーミシュリー市から「シオクルディスタン的」クルディスタン労働党に代表されるユダヤの末裔、十字軍末裔の武装集団、キリスト教背教者」を放逐するよう呼びかけた。

声明ではまた「シリアのヌサイリー体制、無神論の国防隊に代表されるシャッビーハ」の殲滅も呼びかけている。

「シオクルディスタン的」(صيهوكرديتاني)は「シオニズム」と「クルディスタン」から作られた造語で、「ユダヤの末裔」の末裔はクルド人を指す。

AFP, March 3, 2014、AP, March 3, 2014、ARA News, March 3, 2014、Champress, March 3, 2014、al-Hayat, March 4, 2014、Iraqinews.com, March 3, 2014、Kull-na Shuraka’, March 3, 2014、Naharnet, March 3, 2014、NNA, March 3, 2014、Reuters, March 3, 2014、SANA, March 3, 2014、UPI, March 3, 2014などをもとに作成。

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2014年3月2日のシリア情勢:反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(3月2日付)は、27日にシャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)、シャーム自由人イスラーム運動が襲撃破壊したハサカ県タッル・マアルーフ町のハズナウィー家廟の写真を掲載した。

Kull-na Shuraka', March 2, 2014
Kull-na Shuraka’, March 2, 2014
Kull-na Shuraka', March 2, 2014
Kull-na Shuraka’, March 2, 2014
Kull-na Shuraka', March 2, 2014
Kull-na Shuraka’, March 2, 2014
Kull-na Shuraka', March 2, 2014
Kull-na Shuraka’, March 2, 2014
Kull-na Shuraka', March 2, 2014
Kull-na Shuraka’, March 2, 2014

これに関連して、ハズナウィー家総会評議会は声明を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動によるハサカ県タッル・マアルーフ町襲撃とハズナウィー家廟の破壊を厳しく非難した。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)は声明を出し、アレッポ市でのシャーム自由人イスラーム運動幹部アブー・ハーリド・スーリー氏殺害に関して関与を否定した。

ダーイシュは「我々は、イスラーム戦線がイスラーム国に対する戦いをめぐる陰謀の一角をなすに至り、同戦線と各地で全面戦争を行っているが…、アブー・ハーリド氏殺害を命じておらず、またそうした命令を下すことを求められてもいない」と主張した。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が撤退したアレッポ県アアザーズ市で集団墓地が発見されたとし、ダーイシュによる殺戮行為を非難した。

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クッルナー・シュラカー(3月2日付)は、「ある消息筋」の話として、ダマスカス郊外県のアドラー市一帯に対する軍の砲撃で化学兵器が使用されたと伝えた。

この消息筋によると、化学兵器の使用により、多数の民間人が死亡、また呼吸困難を訴えたという。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長は、トルコのアフメト・ダウトオール外務大臣と会談し、ジュネーブ2会議など今後の対応について協議した。

AFP, March 2, 2014、AP, March 2, 2014、ARA News, March 2, 2014、Champress, March 2, 2014、al-Hayat, March 3, 2014、Iraqinews.com, March 2, 2014、Kull-na Shuraka’, March 2, 2014、Naharnet, March 2, 2014、NNA, March 2, 2014、Reuters, March 2, 2014、SANA, March 2, 2014、UPI, March 2, 2014などをもとに作成。

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2014年3月1日のシリア情勢:反体制勢力の動き

米国がテロ組織に指定するシャームの民のヌスラ戦線(カラムーン地域)は声明を出し、ダマスカス郊外県カラムーン山地一帯での戦闘に関して、「カラムーン統一作戦司令室」のもと、ほかの武装集団とともに、リーマー農場、アカバ市、サフル村、フライタ村、マアルーラー市、ランクース市一帯での戦闘に参加していることを認めた。

Kull-na Shuraka', March 1, 2014
Kull-na Shuraka’, March 1, 2014

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シリア国民評議会は声明を出しシリア革命反体制勢力国民連立への復帰を宣言した。

声明によると、「シリア国民評議会理事会は2月27、28日にイスタンブールで会合を開き、評議会ブロック全員のシリア革命反体制勢力国民連立への復帰を決定した」という。

声明はまた、「ジュネーブ2会議の第1、2ラウンドにおいて、シリア国民の目標実現が失敗したことが明らかになった」と主張、「革命の諸目的を支持する人々を代表する必要」を強調し、反体制勢力の糾合を呼びかけた。

AFP, March 1, 2014、AP, March 1, 2014、ARA News, March 1, 2014、Champress, March 1, 2014、al-Hayat, March 2, 2014、Iraqinews.com, March 1, 2014、Kull-na Shuraka’, March 1, 2014、Naharnet, March 1, 2014、NNA, March 1, 2014、Reuters, March 1, 2014、SANA, March 1, 2014、UPI, March 1, 2014などをもとに作成。

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2014年2月28日のシリア情勢:反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(2月28日付)は、西クルディスタン移行期民政局が、イラク・クルディスタン自治区でのクルド政党統一大会(シリア・クルド民主政治連合、3月3日開催予定)への参加を予定していたクルド民族主義政党各党の使節団のスィーマルカー国境通行所(ハサカ県)通過での出国を拒否したと報じた。

西クルディスタン移行期民政局が発行する通行許可書を所持してなかったのが理由。

出国を拒否されたのは、シリア・クルド民主党(アル・パールティ)アブドゥルハキーム・バッシャール派、シリア・クルドディスタン・イェキーティー党、シリア・クルド・アーザーディー党ムスタファー・ジュムア派、同ムスタファー・ウースー派の使節団。

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イスラーム戦線報道官のイスラーム・アッルーシュ大尉は、26日のダマスカス郊外県での軍の要撃(戦闘員175人殺害)に関して、アナトリア通信(2月28日)に対し、民間人と戦闘員45人ほどが殺害されただけだと述べるとともに、殺害された戦闘員が、軍に包囲されていた民間人を安全な場所に避難させていたと主張した。

AFP, February 28, 2014、Anadolu Ajansı, February 28, 2014、AP, February 28, 2014、ARA News, February 28, 2014、Champress, February 28, 2014、al-Hayat, March 1, 2014、Iraqinews.com, February 28, 2014、Kull-na Shuraka’, February 28, 2014、Naharnet, February 28, 2014、NNA, February 28, 2014、Reuters, February 28, 2014、SANA, February 28, 2014、UPI, February 28, 2014などをもとに作成。

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最新論考「紛争下のシリアにおける政治構造の若干の変容(試論):「権力の二層構造」持続に向けた抜本的制度改革」『国際情勢 紀要』

青山弘之「紛争下のシリアにおける政治構造の若干の変容(試論):「権力の二層構造」持続に向けた抜本的制度改革」『国際情勢 紀要』第84号、2014年2月(世界政治経済調査会国際情勢研究所出版)、pp. 183-196。

Ⅰ はじめに
Ⅱ 紛争前の政治構造
Ⅲ 紛争下の政治構造
Ⅳ 結びに代えて

http://www.sekaiseikei.or.jp/kokusaijyosei.htm

2014年2月27日のシリア情勢:反体制勢力の動き

西クルディスタン移行期民政局執行評議会(コバネ)のアンワル・ムスリム議長は、大学生らと会合を開き、1、2年次の学生を対象とした短期大学の設置などについて協議、意見を交換したと発表した。

ARA News(2月27日付)が伝えた。

ARA News, February 27, 2014
ARA News, February 27, 2014

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民主的変革諸勢力国民調整委員会は、2014年1月19日時点でテロ法廷で立件された事件が822件に達すると発表した。

また2014年初めの時点で、テロ法廷で裁判手続き中の事件は1万2,413件にのぼるという。

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シリア革命反体制勢力国民連立は、26日のダマスカス郊外県東グータ地方で軍によるシャームの民のヌスラ戦線戦闘員らの要撃・殺害に関して、「テロ組織であるヒズブッラーの支援を受けたアサド軍が民間人に対して行った…血塗られた虐殺」と非難し、国連、国際機関に対して真相調査を呼びかけた。

連立によると、「虐殺から逃れた人々は、犠牲者が民間人だったと述べている…。175人以上の東グータ地方住民は、軍の包囲を逃れようとしていた」のだという。

この主張は26日に「東グータ統一人権局」が発表した声明の内容を踏襲している。

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ダイル・ザウル県、ラッカ県、ハサカ県で活動するとされる複数の反体制武装集団がビデオ声明を出し、「ハック軍」を結成すると発表した。

Kull-na Shuraka', February 27, 2014
Kull-na Shuraka’, February 27, 2014

ハック軍に参加した武装集団は以下の通り:

ダイル・ザウル県

  • 第一歩兵旅団
  • ハムザ旅団
  • 使徒の険旅団
  • タービヤ殉教者旅団

ラッカ県

  • サッファイン殉教者旅団
  • 特殊任務大隊
  • 第516旅団
  • 第101大隊

ハサカ県

  • ハムザ旅団
  • イスラームの光旅団
  • サフワ旅団
  • ハック・ハーシミー旅団
  • リヤード・ファーディル旅団

ラッカ県タブカ市

  • イッザト・リッラー旅団
  • イスラームの光大隊

AFP, February 27, 2014、AP, February 27, 2014、ARA News, February 27, 2014、Champress, February 27, 2014、al-Hayat, February 28, 2014、Iraqinews.com, February 27, 2014、Kull-na Shuraka’, February 27, 2014、Naharnet, February 27, 2014、NNA, February 27, 2014、Reuters, February 27, 2014、SANA, February 27, 2014、UPI, February 27, 2014などをもとに作成。

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2014年2月26日のシリア情勢:反体制勢力の動き(追記)

「東グータ統一人権局」を名乗る組織が声明を出し、26日の軍によるダマスカス郊外県東グータ地方でのジハード主義武装集団要撃と戦闘員175人の殺害に関して、殺害されたのが軍の包囲を逃れようとしていた市民だったと発表した。

Kull-na Shuraka', February 27, 2014
Kull-na Shuraka’, February 27, 2014

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アブー・アマーラ特殊任務連帯は声明を出し、アレッポ市内で行われていた「バアス党のシャッビーハ」の葬儀を襲撃し、「シャッビーハ」5人をさらに殺害したと発表した。

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クッルナー・シュラカー(2月27日付)によると、アレッポ・シャリーア委員会は、市民による無許可の武器携帯を禁じる布告を発した。

Kull-na Shuraka’, February 26, 2014などをもとに作成。

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最新論考「アサド政権にさらなるフリーハンド:和平会議「破綻⼨前」の裏事情」(e-World)

青山弘之「アサド政権にさらなるフリーハンド:和平会議「破綻⼨前」の裏事情(特集II・シリアの隘路)」

e-World、2014年2月26日号 https://janet.jw.jiji.com/

■シリア政府に有利な戦況
■⾃国出⾝活動家の帰還恐れる⻄欧諸国

シリアでの紛争解決に向けた政府とシリア国⺠連合による初の直接和平交渉「ジュネーブ2会議」が、1⽉22⽇から2⽉15⽇にかけてスイスで開催された。・・・

2014年2月26日のシリア情勢:反体制勢力の動き

イスラーム戦線のザフラーン・アッルーシュ司令官は、フッラー・チャンネル(2月26日付)のインタビュー(http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=XnNpKvt6feo)に応じ、シリア国内の反体制武装集団どうしの戦闘は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とそれ以外の組織の間で行われているだけで、ダーイシュ以外の武装集団間での衝突は存在しないと断じた。

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アッルーシュ司令官は、ダーイシュがほかの組織に自らの支配を押しつけ、忠誠を誓わせようとしていると非難したうえで、その事実上の司令官が「イランのパスポートを所持したハッジー・バクルを名乗る人物(大佐)」で、アレッポ県ジャラーブルス市のアミールがシリアの共和国護衛隊の中尉だと主張した。

一方、ダーイシュによる市民や反体制武装集団への背教宣告については、シリア北部に密入国したジョン・マケイン米上院議員と面会した北の嵐旅団に代表されるすべての組織、人物に背教宣告を下したと言った例を示した。

さらに、ダーイシュの外国人戦闘員(ムハージリーン)については、ダーイシュを離反するよう呼びかけ、見ず知らずの人物に従ってはならないと警鐘を鳴らした。

最後に、アッルーシュ司令官は、ジャズィーラの討論番組「イッティジャーフ・ムアーキス」の名物司会者でシリア人のファイサル・カースィム氏をまねるかのように、「ダーイシュはなぜ虐殺を犯すのか…? 政府軍はなぜダーイシュの拠点への砲撃を停止しているのか…? ダーイシュの司令官はなぜ無名のイラク人なのか?」といった自問を繰り返した。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)指導者のアブー・バクル・バグダーディー氏は声明を出し、ラッカ州(ウィラーヤト・ラッカ)の「キリスト教徒の生命、財産、教会などの安全を約束する」と発表した。

声明によると、「修道院、教会…を建設せず…、十字架を見せず…、ミサに際して拡声器を使用せず…、イスラーム国家にいかなる敵対行為を行わないこと」が条件になるという。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)司令官の一人アブー・アブドゥッラー・アフガーニー氏はSNSを通じて声明を出し、戦闘停止の最後通告を出したシャームの民のヌスラ戦線指導者のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏の声明に対し「死によって悟らないよう、悟るべきだ。すべてのイスラーム教徒が建設を望むイスラーム国家の夢を試すな…。ジャウラーニー師よ、あなたはイラクでのジハードを裏切るためにジハードの道を進み始めたのか?」と述べ、撤回を求めた。

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民主統一党人民防衛隊総司令部は声明を出し、西クルディスタン移行期民政局における「軍事掃討作戦」を終了し、「合法的な自衛権に則った自衛活動」に活動を限定すると発表した。

ARA News, February 26, 2014
ARA News, February 26, 2014

人民防衛隊は声明で「民主的自治機関の高官とジャズィーラ地方の防衛委員会(国防省)顧問の指示に従い、人民防衛隊(YPG)は三地域(ジャズィーラー、コバネ、アフリーン)、およびクルド人が暮らすアレッポ、ラッカ各地で、軍事掃討作戦を停止し、合法的な自衛権に則った自衛活動を行うことを遵守する」と発表した。

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シリア人権監視団は、1月3日に本格化したイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とそれ以外の反体制武装集団と戦闘による死者数が、2月25日深夜の段階で約3,300人に達していると発表した。

同監視団によると、アレッポ県、イドリブ県、ラッカ県、ハマー県、ダイル・ザウル県、ヒムス県、ハサカ県での両者の戦闘により、ダーイシュの戦闘員924人(うち自爆は34人、処刑されたのは54人)、それ以外のジハード主義武装集団戦闘員1,380人(うち処刑されたのは128人)、民間人259人が死亡しているという。

AFP, February 26, 2014、Alhurra, February 26, 2014、AP, February 26, 2014、ARA News, February 26, 2014、Champress, February 26, 2014、al-Hayat, February 27, 2014、Iraqinews.com, February 26, 2014、Kull-na Shuraka’, February 26, 2014、Naharnet, February 26, 2014、NNA, February 26, 2014、Reuters, February 26, 2014、SANA, February 26, 2014、UPI, February 26, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月25日のシリア情勢:反体制勢力の動き

シャームの民のヌスラ戦線指導者のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏は音声声明(https://www.youtube.com/watch?v=xrCPYgsJsOQ)を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)に、5日以内にシリア国内での戦闘停止に応じるよう最後通告を発し、これに応じない場合、武力によって掃討すると脅迫した。

ジャウラーニー氏は声明で、ダーイシュに対し、ウラマーの裁定に同意し、シリア国内での戦闘を停止するよう呼びかけるとともに、「我々はこの声明発表から5日間、あなたがたからの回答を待つ」と猶予期間を示し、「アッラーの裁定を拒否するのであれば…、イスラーム共同体は無知で敵意に満ちた考えを追及し、イラクからさえもこうした考えを排除することになろう」と警告した。

声明は、アレッポ市でのアブー・ハーリド・スーリー氏(シャーム自由人イスラーム運動)暗殺を受けたもの。

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タウヒード旅団と北の嵐旅団は共同声明を出し、アレッポ県の対トルコ国境地域で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)掃討のための軍事作戦を開始すると宣言、同地域の住民に24時間以内に退避するよう呼びかけた。

Kull-na Shuraka', February 25, 2014
Kull-na Shuraka’, February 25, 2014

住民退避が呼びかけられたのはアアザーズ市、ニヤーラ村、タッル・フサイン村、カフルガーン村。

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シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線、ムジャーヒディーン軍が共同声明を出し、「アレッポおよび同郊外のシャームの民の合同司令室」の発足を宣言した。

Kull-na Shuraka', February 25, 2014
Kull-na Shuraka’, February 25, 2014

AFP, February 25, 2014、AP, February 25, 2014、ARA News, February 25, 2014、Champress, February 25, 2014、al-Hayat, February 26, 2014、Iraqinews.com, February 25, 2014、Kull-na Shuraka’, February 25, 2014、Naharnet, February 25, 2014、NNA, February 25, 2014、Reuters, February 25, 2014、SANA, February 25, 2014、UPI, February 25, 2014などをもとに作成。

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