【トルコ・シリア大地震】アブドゥッラティーフ公共事業住宅大臣はヒラール・ラタキア県知事らとともに被災者のための高層住宅の建設現場と不法住宅地区第2ゾーンを視察(2024年1月25日)

スハイル・アブドゥッラティーフ公共事業住宅大臣は、ラタキア県のアーミル・イスマーイール・ヒラール知事とともに、2月6日のトルコ・シリア大地震の被災者のために同県のジャブラ市とラタキア市で建設が進められている高層住宅の作業現場と不法住宅地区第2ゾーンを視察した。

現場視察には、ラーマー・ザーヒル住宅公社代表、水道事業公社のムハンナド・マアルーフ技師も同行し、工事の進捗などについての説明を行った。

住宅公社ラタキア支部のキナーン・サイード代表によると、建設中の高層ビルは8棟建設されており、被災者320世帯が可能。

一方、不法住宅地区については、地震被災者支援国民基金がこれまでに第1ゾーンの支援に力点を置いてきたが、第2ゾーンについては4000万シリア・ポンドを住宅公社の助成金が拠出し、復旧作業を支援している。

SANA(1月24日付)が伝えた。

AFP, January 25, 2024、ANHA, January 25, 2024、‘Inab Baladi, January 25, 2024、Reuters, January 25, 2024、SANA, January 25, 2024、SOHR, January 25, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年1月24日)

スワイダー県では、スワイダー24(1月24日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, January 24, 2024、ANHA, January 24, 2024、‘Inab Baladi, January 24, 2024、Reuters, January 24, 2024、SANA, January 24, 2024、SOHR, January 24, 2024、Suwayda 24, January 24, 2024などをもとに作成。

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シリアでの停戦と和平について話し合うアスタナ21会議が2日間の日程で開幕(2024年1月24日)

シリアでの停戦と和平について話し合うアスタナ21会議がカザフスタンの首都アスタナで2日間の日程で開幕した。

会議には、会議の保証国であるロシア、イラン、トルコから、アレクサンドル・ラヴレンティフ・シリア問題担当大統領特使を代表とするロシア政府代表団、アリー・アスガル・ハージー外務大臣補を代表とするイラン政府代表団、アフメット・ユルドゥズ外務副大臣を代表とするトルコ政府代表に加えて、バッサーム・サッバーグ外務在外居住者副大臣を代表とするシリア政府代表団、シリア革命反体制国民連立傘下の暫定内閣前首班のアフマド・トゥウマ氏が代表を務める反体制派代表団が参加している。

加えて、ヨルダン、レバノン、イラク政府、ナジャート・ルシュディー・シリア問題担当国連特別副代表らからなる国連代表団、赤十字国際委員会の代表団がオブザーバーとして参加している。

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このうち、サッバーグ外務在外居住者副大臣を代表とするシリア政府代表団は、ラヴレンティフ・シリア問題担当大統領特使を代表とするロシア政府代表団と会談し、会議の議題とおよびそれに対する両国の連携姿勢について協議した。


続いて、シリア政府代表団は、ハージー外務大臣補を代表とするイラン政府代表団と会談し、同じく会議の議題とおよびそれに対する両国の連携姿勢について協議した。

シリア政府代表団はさらに、ルシュディー特別副代表ら国連代表団と会談し、会議に議題、シリア情勢にかかる国連の役割について協議した。

SANA(1月24日付)が伝えた。

AFP, January 24, 2024、ANHA, January 24, 2024、‘Inab Baladi, January 24, 2024、Reuters, January 24, 2024、SANA, January 24, 2024、SOHR, January 24, 2024、Syria TV, January 24, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県ザーウィヤ山地方を砲撃、新興のアル=カーイダ系組織アンサール・タウヒードのメンバー1人が負傷(2024年1月23日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村を砲撃、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードのメンバー1人が負傷した。

シリア軍はまた、スフーフン村、フライフィル村、バーラ村、バイニーン村に対しても砲撃を行った。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村などを砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるクバイナ丘一帯を砲撃した。

AFP, January 23, 2024、ANHA, January 23, 2024、‘Inab Baladi, January 23, 2024、Reuters, January 23, 2024、SANA, January 23, 2024、SOHR, January 23, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年1月23日)

スワイダー県では、スワイダー24(1月23日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, January 23, 2024、ANHA, January 23, 2024、‘Inab Baladi, January 23, 2024、Reuters, January 23, 2024、SANA, January 23, 2024、SOHR, January 23, 2024、Suwayda 24, January 23, 2024などをもとに作成。

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シリア外務在外居住者省は密輸業者撲滅を目的としたシリア領内でのヨルダンの爆撃に遺憾の意を示す一方、ヨルダン外務省はシリア側の対応が不十分だと非難(2024年1月23日)

外務在外居住者省は声明を出し、1月18日のスワイダー県ウルマーン村に対する爆撃など、麻薬密輸業者の撲滅を理由に昨年から繰り返されているヨルダン軍によるシリア南部への爆撃について、子供や女性を含む民間人が犠牲になったとしたうえで、強い遺憾の意を示すとともに、こうした行為は正当化されるものではないと非難、両国の姉妹関係修復継続の動きに緊張と悪影響を及ぼす行為は慎むべきだと表明した。

SANA(1月23日付)が伝えた。

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これに対して、ヨルダン外務省も声明を出し、ヨルダン政府がシリア政府にこれまでに合同委員会会合で密輸業者の氏名やその背後にいる勢力、麻薬製造場所などの情報を提供したにもかかわらず、何らの真摯な対応が行われなかったと反論、シリアからの麻薬や武器の密輸がヨルダンの安全保障に脅威を与えていると非難した。

ヨルダン国営のペトラ通信(1月23日付)が伝えた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と反体制派の和解を仲介する中央委員会がダーイル市で麻薬密売グループと交戦、1人を殺害、3人を拘束するとともに、所持していた大量の麻薬を押収した。

AFP, January 23, 2024、ANHA, January 23, 2024、‘Inab Baladi, January 23, 2024、Jordan News Agency (Petra), January 23, 2024、Reuters, January 23, 2024、SANA, January 23, 2024、SOHR, January 23, 2024などをもとに作成。

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国防省はシリア軍がダルアー県ブスラー・シャーム市でテロリストが仕掛けた爆発物を撤去するとともに、国境警備隊がヨルダン国境近くでドローン1機を撃墜したと発表(2024年1月23日)

国防省はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、シリア軍がダルアー県のブスラー・シャーム市でテロリストが仕掛けた爆発物を撤去するとともに、国境警備隊がヨルダン国境近くで無人航空機(ドローン)1機を撃墜したと発表、その写真を公開した。


SANA(1月23日付)が伝えた。

AFP, January 23, 2024、ANHA, January 23, 2024、‘Inab Baladi, January 23, 2024、Reuters, January 23, 2024、SANA, January 23, 2024、SOHR, January 23, 2024などをもとに作成。

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シリア軍防空部隊が占領下のゴラン高原方面から政府支配下の兵力引き離し地域上空に飛来したイスラエル軍のドローン1機を迎撃(2024年1月22日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍防空部隊が占領下のゴラン高原方面から政府支配下の兵力引き離し地域上空に飛来したイスラエル軍の無人航空機(ドローン)1機を迎撃した。

ドローンの飛来に併せて、イスラエル軍戦闘機複数機も兵力引き離し地域近くに飛来したが、爆撃は実施しなかった。

AFP, January 22, 2024、ANHA, January 22, 2024、‘Inab Baladi, January 22, 2024、Reuters, January 22, 2024、SANA, January 22, 2024、SOHR, January 22, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュがヒムス県タリーラ保護区でレバノンのヒズブッラー、国防隊、シリア軍の陣地複数ヵ所を襲撃(2024年1月22日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がタリーラ保護区でレバノンのヒズブッラー、国防隊、シリア軍の陣地複数ヵ所を襲撃、ヒズブッラーのメンバー1人と国防隊メンバー5人が負傷した。

AFP, January 22, 2024、ANHA, January 22, 2024、‘Inab Baladi, January 22, 2024、Reuters, January 22, 2024、SANA, January 22, 2024、SOHR, January 22, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県アリーハー市などを砲撃、住民らが負傷(2024年1月22日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、タフタナーズ市、トゥウーム村一帯、アリーハー市、サルジャ村を砲撃、アリーハー市で子供2人を含む住民4人が、サルジャ村で住民2人が負傷した。

ホワイト・ヘルメットによると、アリーハー市への砲撃で、女性1人、子供4人を含む6人が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・タアール村、ワサータ村、カスル村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ハーッラ市とザムリーン村を結ぶ街道で、何者かが仕掛けた爆弾が軍用車輛の通過に併せて爆発、乗っていたシリア軍兵士5人が死亡した。

AFP, January 22, 2024、ANHA, January 22, 2024、‘Inab Baladi, January 22, 2024、Reuters, January 22, 2024、SANA, January 22, 2024、SOHR, January 22, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年1月22日)

スワイダー県では、スワイダー24(1月22日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, January 22, 2024、ANHA, January 22, 2024、‘Inab Baladi, January 22, 2024、Reuters, January 22, 2024、SANA, January 22, 2024、SOHR, January 22, 2024、Suwayda 24, January 22, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県のマンナグ航空基地を砲撃、シリア軍兵士1人が負傷(2024年1月22日)

アレッポ県では、ANHA(1月21日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマンナグ航空基地を砲撃、シリア軍兵士1人が負傷した。

AFP, January 22, 2024、ANHA, January 22, 2024、‘Inab Baladi, January 22, 2024、Reuters, January 22, 2024、SANA, January 22, 2024、SOHR, January 22, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュがハマー県サアン町近郊のラスム・ティーナ村を襲撃、子供1人を殺害、1人を負傷させる(2024年1月21日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がサアン町近郊のラスム・ティーナ村を襲撃、子供1人を殺害、1人を負傷させた。

シリア人権監視団によると、その後死者は6人となった。死亡したのはいずれもハディーディーン部族。

AFP, January 21, 2024、ANHA, January 21, 2024、‘Inab Baladi, January 21, 2024、Reuters, January 21, 2024、SANA, January 21, 2024、SOHR, January 21, 2024、January 22, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構がアレッポ県西部を砲撃、シリア軍兵士1人を殺害(2024年1月21日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構に所属するハムザ・ブン・アブドゥルムトリブ旅団が、シリア政府の支配下にあるルワイハ村一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯を砲撃、シリア軍兵士1人を殺害した。

AFP, January 21, 2024、ANHA, January 21, 2024、‘Inab Baladi, January 21, 2024、Reuters, January 21, 2024、SANA, January 21, 2024、SOHR, January 21, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年1月21日)

スワイダー県では、スワイダー24(1月21日付)によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, January 21, 2024、ANHA, January 21, 2024、‘Inab Baladi, January 21, 2024、Reuters, January 21, 2024、SANA, January 21, 2024、SOHR, January 21, 2024、Suwayda 24, January 21, 2024などをもとに作成。

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アラブ・クルド諸部族がアレッポ県タッル・アラン町での分析対話シンポジウムで北・東シリア(地域民主)自治局の「社会契約」を非難(2024年1月20日)

アレッポ県では、アラブ・クルド諸部族がタッル・アラン町のハーワール・サロンで、北・東シリア地域民主自治局が12月13日に発効した「社会契約」についての分析対話シンポジウムを開催した。

住民ら多数が出席したシンポジウムにおいて、アフリーン市の名士の1人のカマール・ハイダル・アール・アンムー氏は、「社会契約」の背後にはシリア北部やジャズィーラ地方の統治の現状を押し付けようとする分離主義グループの意図があると批判、シリアの国家としての統一や主権に脅威を与えるこうした計画に国民レベルで対処する必要があると述べた。

また、マンビジュ市の部族の名士・部族長の1人イブラーヒーム・バックーリー氏は、分離主義者が米国の支援を受けて、現在の国際情勢や地域情勢に常時、分離主義的な計画を「社会契約」によって拡大しようとしていると批判した。

アラブ部族の名士の1人ファイサル・シャッラーシュ氏は、アラブ人部族とクルド人部族の共生を主唱、占領からの領土解放、シオニストと米国による分離主義的計略伸長の拒否を訴えた。

アイン・アラブ市住民のムスラト・ハナフィー氏は、アラブ人部族とクルド人部族の共存の歴史を述べ、外国の分離主義的アジェンダの拒否を求めた。

タッル・ハースィル村のクルド人部族の名士の1人アーガー・ハサン・ハムキー氏は、分離主義民兵(人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のこと)が「社会契約」を通じて住民の分断を図ろうとしていると批判した。

教育指導者のスィハーム・ムスタファー女史は、クルド人部族とアラブ人部族の双方に対して、憲法順守を呼びかけた。

SANA(1月21日付)が伝えた。

AFP, January 20, 2024、ANHA, January 20, 2024、‘Inab Baladi, January 20, 2024、Reuters, January 20, 2024、SANA, January 20, 2024、SOHR, January 20, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュのスリーパーセルがヒムス県砂漠地帯にあるシリア軍・国防隊の陣地を襲撃(2024年1月20日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、複数のオートバイに乗ったダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの武装グループが、県東部砂漠地帯のT3(第3石油輸送ステーション)一帯、タリーラ保護区一帯、T3とダイル・ザウル県にあるT2(第2石油輸送ステーション)を結ぶ地域にあるシリア軍と国防隊の陣地複数ヵ所を襲撃、戦闘でシリア軍兵士4人が負傷した。

AFP, January 20, 2024、ANHA, January 20, 2024、‘Inab Baladi, January 20, 2024、Reuters, January 20, 2024、SANA, January 20, 2024、SOHR, January 20, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構および「決戦」作戦司令室がイドリブ県とラタキア県でシリア軍兵士3人を狙撃し、殺害(2024年1月20日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるミラージャ村一帯でシリア軍兵士2人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに関して、ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、シリア北西部に設置されている緊張緩和地帯で、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)とトルキスタン・イスラーム党によるシリア軍の陣地への攻撃が3件(イドリブ県)確認され、バーラ村に対する砲撃でシリア軍兵士2人が負傷したと発表した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるナフシャッバー村一帯でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

AFP, January 20, 2024、ANHA, January 20, 2024、‘Inab Baladi, January 20, 2024、RIA Novosti, January 20, 2024、Reuters, January 20, 2024、SANA, January 20, 2024、SOHR, January 20, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続(2024年1月20日)

スワイダー県では、スワイダー24(1月20日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, January 20, 2024、ANHA, January 20, 2024、‘Inab Baladi, January 20, 2024、Reuters, January 20, 2024、SANA, January 20, 2024、SOHR, January 20, 2024、Suwayda 24, January 20, 2024などをもとに作成。

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シリア外務在外居住者省は首都ダマスカスへのイスラエルの爆撃を非難(2024年1月20日)

外務在外居住者省は声明を出し、イスラエル軍による首都ダマスカスのマッザ地区に対する爆撃について、「この野蛮な侵略行為、さらには占領下にあるパレスチナの領土においてシオニストの敵が行っている大量虐殺は、この政体(イスラエル)と指導者の犯罪的性質を疑いの余地なく立証するもの」と批判した。

また、国際社会に対して、シオニスト政体(イスラエル)が無辜の民間人や民間施設に対して行う犯罪と虐殺を止めさせるよう即時に行動するよう呼びかけた。

SANA(1月20日付)が伝えた。


AFP, January 20, 2024、ANHA, January 20, 2024、‘Inab Baladi, January 20, 2024、Reuters, January 20, 2024、SANA, January 20, 2024、SOHR, January 20, 2024などをもとに作成。

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シリア国防省はイスラエル軍が首都ダマスカスのマッザ地区の住宅を爆撃、民間人多数が死傷したと発表(2024年1月20日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、午前10時20分頃、イスラエル軍が占領下のゴラン高原方面から首都ダマスカスのマッザ区にある住宅1棟を狙って爆撃を行い、シリア軍防空部隊が迎撃、ミサイルの一部を撃破したものの、民間人多数が死傷、標的となった住宅が全壊、近隣の建物が損害を受けたと発表した。

 

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これに関して、SANA(1月20日付)は、爆撃によってイラン人顧問を含む多数が死亡したと伝えた。





また、日刊紙『ワタン』はテレグラムを通じて、標的となったのが4階建ての集合住宅が全壊し、初期情報によると犠牲者が出たと伝えた。

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シリア人権監視団によると、マッザ区西部のマッザ・ヴィーラート地区(西ヴィーラート地区)のムハンマディー・モスク脇の住宅が爆撃を受けたとしたうえで、イラン・イスラーム革命防衛隊の幹部3人を含むイラン人5人、「イランの民兵」と契約しているシリア人3人、イラク人1人、レバノン人1人が死亡したと発表した( シリア人権監視団によると、その後(21日)死者は、イラン・イスラーム革命防衛隊の幹部3人を含むイラン人5人、「イランの民兵」と契約しているシリア人3人、レバノン人2人、イラク人1人、シリア人民間人1人の13人となった )。

またマッザ区には、イラン・イスラーム革命防衛隊、パレスチナのイスラーム聖戦機構、レバノンのヒズブッラーの幹部が居住しているとしたうえで、爆撃が行われた際、標的となった住宅では、イラン・イスラーム革命防衛隊の幹部と、イランに近いパレスチナ諸派の幹部の会合が行われていたと発表した。

AFP, January 20, 2024、ANHA, January 20, 2024、‘Inab Baladi, January 20, 2024、Reuters, January 20, 2024、SANA, January 20, 2024、SOHR, January 20, 2024、January 21, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュがラッカ県東部砂漠地帯のシリア軍陣地を襲撃、戦闘により双方に7人の死者(2024年1月19日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県東部のザーミラ村一帯の砂漠地帯にあるシリア軍の陣地1ヵ所を襲撃し、戦闘となった。

これにより、シリア軍兵士4人とダーイシュのメンバー3人が死亡した。

AFP, January 20, 2024、ANHA, January 20, 2024、‘Inab Baladi, January 20, 2024、Reuters, January 20, 2024、SANA, January 20, 2024、SOHR, January 20, 2024などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるイドリブ県カフルナブル市の森林地帯でシリア軍兵士2人を狙撃し、殺害(2024年1月19日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカフルナブル市の森林地帯でシリア軍兵士2任を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, January 19, 2024、ANHA, January 19, 2024、‘Inab Baladi, January 19, 2024、Reuters, January 19, 2024、SANA, January 19, 2024、SOHR, January 19, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年1月19日)

スワイダー県では、スワイダー24(1月19日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

デモではまた、17日深夜から18日未明のヨルダン軍によるアルマーン村への爆撃への抗議も行われた。

AFP, January 19, 2024、ANHA, January 19, 2024、‘Inab Baladi, January 19, 2024、Reuters, January 19, 2024、SANA, January 19, 2024、SOHR, January 19, 2024、Suwayda 24, January 19, 2024などをもとに作成。

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カザフスタン外務省報道官はアスタナ21会議を1月24日から25日に首都アスタナで開催すると発表(2024年1月19日)

カザフスタン外務省報道官は、シリアにかかる国際会議(アスタナ21会議)をアスタナ・プロセスの枠組みに基づいて1月24日から25日に首都アスタナで開催すると発表した。

RIAノーヴォスチ通信(12月18日付)などが伝えた。

AFP, January 19, 2024、ANHA, January 19, 2024、‘Inab Baladi, January 19, 2024、Reuters, January 19, 2024、RIA Novosti, January 19, 2024、SANA, January 19, 2024、SOHR, January 19, 2024などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者大臣がロシアでラブロフ外務大臣と会談、国際情勢、地域情勢、中東地域における緊張の高まりなどについて協議(2024年1月19日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣がロシアを訪れ、首都モスクワでセルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談、国際情勢、地域情勢、中東地域における緊張の高まりなどについて意見を交わした。

外務省が発表した声明によると、会談では、ガザ地区での即時停戦や同地区住民の人道問題の解決の必要を確認した。

シリア情勢をめぐっては、戦後復興、主権、領土の統一と保全の原則の尊重などについて議論がなされた。

SANA(1月19日付)が伝えた。

AFP, January 19, 2024、ANHA, January 19, 2024、‘Inab Baladi, January 19, 2024、Reuters, January 19, 2024、SANA, January 19, 2024、SOHR, January 19, 2024などをもとに作成。

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アサド大統領は軍事情報局長を務めてきたムルヒム少将をマムルーク少将に代えて国民安全保障会議議長に任命、またパレスチナ課長を務めていたハサン少将を軍事情報局長に異動(2024年1月18日)

RIAノーヴォスチ通信(1月18日付)は、シリアの首都ダマスカス筋の話として、アサド大統領が軍事情報局長を務めてきたキファーフ・ムルヒム少将を、アリー・マムルーク少将に代えて国民安全保障会議議長に任命したと伝えた。

同筋によると、マムルーク少将は17日夜、健康上の理由で病院に搬送されたという。

また、軍事情報局パレスチナ課長を務めていたカマール・ハサン少将が、ムルヒム少将の後任として軍事情報局長に異動した。

これに関して、『シャルク・アウサト』(1月25日付)は、マムルーク氏の解任の理由が定かでないとしつつ、大統領事務局治安問題担当顧問に就任していたと伝え、粛清説を否定した。

RIA Novosti, January 18, 2024、al-Sharq al-Awsat, January 25, 2024をもとに作成。

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レバノンのヒズブッラーとともに活動する複数のグループがイスラエル占領下のゴラン高原に約10発のロケット弾を発射、イスラエル軍がダルアー県を報復砲撃(2024年1月18日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、レバノンのヒズブッラーとともに活動する複数のグループがイスラエル占領下のゴラン高原に約10発のロケット弾を発射した。

これに対して、イスラエル軍も占領下ゴラン高原からロケット弾が発射された地点複数ヵ所を狙って砲撃を行った。

イスラエル軍の砲撃は、ジュムーア丘にあるシリア軍の陣地、タスィール町一帯、シリア軍第61旅団の司令部があるジャービヤ丘を狙ったもので、発射された砲弾は10発以上に達した。

AFP, January 18, 2024、ANHA, January 18, 2024、‘Inab Baladi, January 18, 2024、Reuters, January 18, 2024、SANA, January 18, 2024、SOHR, January 18, 2024などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がイドリブ県ザーウィヤ山地方のフライフィル村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害(2024年1月18日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がザーウィヤ山地方のフライフィル村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、サアサア町で何者かによって車に仕掛けられた爆弾が爆発、子供1人が死亡、子供3人、レバノンのヒズブッラーにつながりがあるとされるシリア軍憲兵隊の士官1人が負傷した。

AFP, January 18, 2024、ANHA, January 18, 2024、‘Inab Baladi, January 18, 2024、Reuters, January 18, 2024、SANA, January 18, 2024、SOHR, January 18, 2024などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機複数機がダイル・ザウル県南部の砂漠地帯でダーイシュの拠点などを狙って爆撃を実施(2024年1月18日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が県南部のシューラー村一帯の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点などを狙って爆撃を実施した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市の旧空港近くとアーラーク油田南にあるファーティミーユーン旅団の陣地複数ヵ所がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの襲撃を受け、戦闘となった。

この戦闘で、ダーイシュのメンバー3人とファーティミーユーン旅団のメンバー1人が死亡、ファーティミーユーン旅団のメンバー1人が負傷した。

AFP, January 18, 2024、ANHA, January 18, 2024、‘Inab Baladi, January 18, 2024、Reuters, January 18, 2024、SANA, January 18, 2024、SOHR, January 18, 2024などをもとに作成。

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