シリア中央銀行は1米ドル=10,900シリア・ポンド、1ユーロ=11,663シリア・ポンドに引き下げたと発表(2023年9月10日)

シリア中央銀行は、10日付の送金為替速報で、1米ドル=10,900シリア・ポンド、1ユーロ=11,663シリア・ポンドに引き下げたと発表した。

SANA(9月10日)が伝えた。

AFP, September 10, 2023、ANHA, September 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 10, 2023、‘Inab Baladi, September 10, 2023、Reuters, September 10, 2023、SANA, September 10, 2023、SOHR, September 10, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア政府支配下のダイル・ザウル県シューラー村近郊の砂漠地帯でダーイシュが羊飼い、国防隊、クドス軍団を襲撃、多数を殺傷(2023年9月10日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下のシューラー村近郊の砂漠地帯で、ダーイシュ(ダーイシュ)が羊飼いを誘拐しようとして砂漠を俳諧している際に国防隊とクドス旅団と遭遇し、激しい戦闘となった。

この戦闘で、国防隊とクドス旅団の戦闘員6人、羊飼い3人が死亡、10人あまりが負傷した。

国防隊とクドス旅団の部隊に遭遇、戦闘となった。

なお、戦闘に先立って、羊飼い5人がダーイシュに誘拐されたとの情報を受けて、ロシア軍戦闘機複数機がシューラー村近郊の砂漠地帯上空に飛来、国防隊の増援部隊が派遣されていた。

一方、SANA(9月10日付)は、「テロ・グループ」の襲撃を受けて、羊飼い6人が死亡、2人が負傷、殺害した羊飼いの遺体を切り裂き、車を燃やし、羊を略奪したと伝えた。

AFP, September 10, 2023、ANHA, September 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 10, 2023、‘Inab Baladi, September 10, 2023、Reuters, September 10, 2023、SANA, September 10, 2023、SOHR, September 10, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)とマズラア町で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモ(2023年9月10日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

また、マズラア町では、アラブ大反乱での殉教者らの記念碑前で晩に数十人が集まり、同様のデモを行った。

AFP, September 10, 2023、ANHA, September 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 10, 2023、‘Inab Baladi, September 10, 2023、Reuters, September 10, 2023、SANA, September 10, 2023、SOHR, September 10, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

国防省はイドリブ県ミラージャ村一帯に対するテロ攻撃への対抗措置として、シリア軍がロシア空軍の協力を受け、イドリブ県とハマー県の農村地帯で数日にわたって特殊作戦を集中的に実施したと発表(2023年9月9日)

国防省はフェイスブックの公式(アカウント)を通じて、イドリブ県ミラージャ村一帯に対して繰り返されるテロ組織の攻撃への対抗措置として、シリア軍がロシア空軍の協力を受け、イドリブ県とハマー県の農村地帯で数日にわたって特殊作戦を集中的に実施したと発表した。

シリア軍は、テロリストの拠点や行動、展開地を正確に捕捉し、ロシア軍の航空支援のもとに迫撃砲、ミサイルなどのさまざまな火器を駆使して、指令所、陣地、武器弾薬庫に重点的に打撃を与えた。

これにより、テロリストの指令所、作戦司令室、倉庫、ロケット発射台、火器多数を破壊、テロリスト111人を殺害した。

殺害したテロリストのほとんどは、新興のアル=カーイダ系組織のアンサール・タウヒードのメンバーで、そのなかにはミラージャ村への攻撃を行った司令官や戦闘員が含まれている。

また、このほかにも80人以上のテロリストを負傷させたという。




https://youtu.be/OH7u4Xf1xig

AFP, September 9, 2023、ANHA, September 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 9, 2023、‘Inab Baladi, September 9, 2023、Reuters, September 9, 2023、SANA, September 9, 2023、SOHR, September 9, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ミクダード外務在外居住者大臣、北・東シリア自治局がモロッコでの地震の犠牲者の遺族に弔意を示す(2023年9月9日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、モロッコのナースィル・ブーリータ外務大臣に弔文を送り、モロッコで8日深夜に発生したマグニチュード6.8の地震によって、8日の段階で1000人以上の死亡、1000人以上の負傷が確認されたことを受けて、犠牲者の遺族に哀悼の意を示すとともに、負傷者の一刻も早い回復を願うと表明した。

SANA(9月9日付)が伝えた。

**

北・東シリア自治局は、モロッコで8日深夜に発生したマグニチュード6.8の地震で、8日の段階で1000人以上の死亡、1000人以上の負傷が確認されたことを受けて声明を出し、犠牲者の遺族に哀悼の意を示すとともに、負傷者の一刻も早い回復を願うと表明した。

ANHA(9月9日付)が伝えた。

AFP, September 9, 2023、ANHA, September 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 9, 2023、‘Inab Baladi, September 9, 2023、Reuters, September 9, 2023、SANA, September 9, 2023、SOHR, September 9, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア人権監視団:スワイダー県の抗議デモが波及することを阻止するため、シリアの治安当局が恣意的に逮捕・拘束している住民の数は53人に(2023年9月9日)

シリア人権監視団は、スワイダー県の抗議デモが波及することを阻止するため、シリアの治安当局が恣意的に逮捕・拘束している住民の数が53人に達していると発表した。

同監視団による集計の方法は不明だが、県別の内訳は以下の通り:

ダイル・ザウル県25人
アレッポ県7人
ラタキア県8人
ダマスカス郊外県4人
タルトゥース県4人
ハマー県3人
ダマスカス県2人

AFP, September 9, 2023、ANHA, September 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 9, 2023、‘Inab Baladi, September 9, 2023、Reuters, September 9, 2023、SANA, September 9, 2023、SOHR, September 9, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年9月9日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, September 9, 2023、ANHA, September 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 9, 2023、‘Inab Baladi, September 9, 2023、Reuters, September 9, 2023、SANA, September 9, 2023、SOHR, September 9, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア政府の支配下にあるダイル・ザウル県のユーフラテス川西岸で、ダーイシュのスリーパーセルと見られる武装集団がシリア軍士官を殺害(2023年9月9日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下のユーフラテス川西岸のダイル・ザウル市に至る街道で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと見られる武装集団がシリア軍士官を襲撃し殺害した。

AFP, September 9, 2023、ANHA, September 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 9, 2023、‘Inab Baladi, September 9, 2023、Reuters, September 9, 2023、SANA, September 9, 2023、SOHR, September 9, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国民軍がアレッポ県マンビジュ市北のダンダニーヤ村一帯に潜入、シリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会と激しく戦闘(2023年9月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市北のダンダニーヤ村一帯に潜入、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会がこれを迎撃し、激しい戦闘となった。

ANHA(9月9日付)によると、マンビジュ軍事評議会はこの攻撃に応戦し、これを撃退、同評議会によると多数の戦闘員を殺傷した。

シリア国民軍はまた、マンビジュ市東のアリーマ町を砲撃し、若い男性1人が死亡した。

一方、バーブ市東のハズワーン村一帯では、シリア民主軍の傘下で活動するアフリーン解放軍団がシリア国民軍と砲撃戦を行い、戦闘員3人を殺害した。

このほか、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市に近いマルアナーズ村一帯で、シリア軍、シリア民主軍とシリア国民軍が砲撃戦を行い、ANHA(9月9日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍はシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャワーリガ村を砲撃した。

シリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会のムハンマド・アブー・アーディル総司令官は、地元の部族長や名士が同席するなかで、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県マンビジュ市内で声明を読み上げ、同市北部および東部一帯でのトルコ軍とその「傭兵」によるすべての攻撃を撃破したと発表した。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍に所属するタッル・タムル軍事評議会がトルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市の一つラアス・アイン市東のバーブ・ファラジュ村にあるトルコ軍基地を狙って砲撃を行った。

一方、ANHA(9月9日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町昨日のダルダーラ村、ウンム・カイフ村を砲撃した。

AFP, September 9, 2023、ANHA, September 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 9, 2023、‘Inab Baladi, September 9, 2023、Reuters, September 9, 2023、SANA, September 9, 2023、SOHR, September 9, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市をはじめとするスワイダー県各所とダルアー県で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモ(2023年9月8日)

スワイダー県では、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

シリア人権監視団によると、デモにはシャフバー町、クライヤー町、アティール村、サリーム村、ウルマーン村、バドゥール村、マズラア町、マルダグ村、カナワート市、ラハー村、ムクリン村の住民らが参加した。

ラースィド(9月8日付)などによると、サイル広場には、ダルアー県の使節団が招かれ、デモに参加、「運動は愛国的で、すべてのシリア人を代表している」と表明した。


デモ参加者はサイル広場の近くにある不動産銀行に正面に掲げられていたアサド大統領とハーフィズ・アサド前大統領の写真を引きずり下ろした。

ラースィド(9月8日付)によると、デモはまたシャフバー町でも行われ、参加者らは政治治安局の検問所の近くに掲げられていたアサド大統領の写真を破り捨てた。

シリア人権監視団によると、デモにはこれまでで最大の数千人が参加した。

**

ダルアー県でも、シリア人権監視団によると、フラーク市、ジャースィム市、ジーザ町、ブスラー・シャーム市、タファス市、ダルアー市ダルアー・バラド地区でスワイダー市の支援を訴えるデモが行われ、数百人が参加し、態勢打倒、国連安保理決議第2254号の履行などが訴えられた。

AFP, September 8, 2023、Alraased, September 8, 2023、ANHA, September 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 8, 2023、‘Inab Baladi, September 8, 2023、Reuters, September 8, 2023、SANA, September 8, 2023、SOHR, September 8, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

違反記録センターはダイル・ザウル軍事評議会とアラブ系部族による蜂起に加担しているシリア軍士官を特定したとして、その写真を公開(2023年9月8日)

反体制組織の違反記録センターは、ダイル・ザウル軍事評議会とアラブ系部族による蜂起に加担しているシリア軍士官を特定したとして、その写真を公開した。

蜂起に参加していることが確認されたのは、ムハイディー・アカーブ・アブドゥッラー(通称アブー・アカーブ)なる人物。

数年前に殺害されたとされていたが、ズィーバーン町での人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に対する攻撃に参加している画像が9月5日に公開されたという。

AFP, September 8, 2023、ANHA, September 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 8, 2023、‘Inab Baladi, September 8, 2023、Markaz Tawthiq al-Intihakat, September 8, 2023、Reuters, September 8, 2023、SANA, September 8, 2023、SOHR, September 8, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

「イランの民兵」の支援を受ける「アカイダードの獅子たち」を名乗る民兵を指導するハーシム・マスウード・サッターム氏がユーフラテス川を渡河する映像が公開される(2023年9月8日)

シリア人権監視団は、「イランの民兵」の支援を受ける「アカイダードの獅子たち」を名乗る民兵を指導するハーシム・マスウード・サッターム氏が、ダイル・ザウル軍事評議会とアラブ系部族の蜂起を支援するために、ユーフラテス川を渡河する映像が9月6日に公開されていたと発表し、その映像を転載した。

AFP, September 8, 2023、ANHA, September 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 8, 2023、‘Inab Baladi, September 8, 2023、Reuters, September 8, 2023、SANA, September 8, 2023、SOHR, September 8, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

外務在外居住者省はゴールドリッチ米国務次官補らのシリア北東部訪問を非難(2023年9月8日)

外務在外居住者省は声明を出し、9月3日にイーサン・A・ゴールドリッチ米国務次官補と有志連合のジョエル・ヴォウェル司令官(米陸軍小将)がシリア北東部に入り、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍やダイル・ザウル県の部族の指導者らと会談したことに関して、シリアの主権、領土の一体性と安全、国際法、国連決議へのあからさまな違反だと非難した。
SANA(9月7日付)が伝えた。

AFP, September 8, 2023、ANHA, September 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 8, 2023、‘Inab Baladi, September 8, 2023、Reuters, September 8, 2023、SANA, September 8, 2023、SOHR, September 8, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】ラタキア県は地震によって家屋などの不動産が全壊・半壊した被災者の氏名386人を記載した第4回目の名簿を作成・発表(2023年9月8日)

ラタキア県は、2月6日に発生したトルコ・シリア大地震によって家屋などの不動産が全壊・半壊した被災者の氏名386人を記載した第4回目の名簿を作成・発表した。

名簿に記載されている386人は、ラタキア市、ジャブラ市、ハッファ市、カルダーハ市、スィヤーヌー村、ファーフーラ町、マザール・カトリーヤ村、ジャブリーユーン村、フマイミーム村、タルジャーヌー村、グナイリー村、ジャンディーリーヤ村、アイン・アルース村、バスィート村、カルマーフー村、カラム・マアスィラ村、ビンジャールー村、ワター・ハーン村、ズーバール村の被災者。

SANA(9月7日付)が伝えた。

AFP, September 8, 2023、ANHA, September 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 8, 2023、‘Inab Baladi, September 8, 2023、Reuters, September 8, 2023、SANA, September 8, 2023、SOHR, September 8, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国民軍がアレッポ県マンビジュ市北のアラブ・ハサン村一帯に再び侵攻し、シリア民主軍マンビジュ軍事評議会がこれを撃退(2023年9月7日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、ANHA(9月7日付)によると、シリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市北のアラブ・ハサン村一帯に設置されている人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属のマンビジュ軍事評議会の陣地を襲撃し、激しい戦闘となった。

この戦闘により、シリア国民軍の戦闘員6人が死亡、9人が負傷、マンビジュ軍事評議会の兵士2人が死亡、1人が負傷した。

この戦闘に関してマンビジュ軍事評議会の広報センターは声明を出し、シャーム解放機構の傭兵とともに、占領国トルコの傭兵が潜入を試みたとしたうえで、9人を殺害、11人を負傷させたと発表した。

シリア国民軍を撃退したマンビジュ軍事評議会は、ムフスィンリー村にあるシリア国民軍の陣地を襲撃し、戦闘員1人を殺害、2人を負傷させた。

これに対して、トルコ軍とシリア国民軍はアスリーヤ村、ムフスィンリー村、サイヤーダ村、ダンダニーヤ村、クールフユーク村、ブーガーズ村、ブワイヒジュ村を砲撃した。

シリア軍もシリア国民軍が進攻したマンビジュ市北一帯を砲撃した。

これに対して、シリア国民軍も、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の境界線(サージュール川沿岸)に展開するシリア軍の陣地や拠点を砲撃、これによりシリア軍兵士2人が死亡した。

一方、シリア人権監視団、ANHA(9月7日付)によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」の拠点都市の一つバーブ市に面するターディフ市一帯では、シリア軍とシリア国民軍が交戦し、トルコ占領地内のバルシャーヤー村一帯に、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地から砲撃があり、住民1人が死亡、多数が負傷した。

このほか、シリア人権監視団、ANHA(9月7日付)によると、トルコ軍はシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャフバー・ダムを自爆型の無人航空機(ドローン)で攻撃した。

**

ラッカ県では、シリア人権監視団、ANHA(9月7日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市入口に設置されている検問所、同市近郊にある穀物サイロや国内避難民(IDPs)キャンプ(アイン・イーサー・キャンプ)、ハーリディーヤ村、フーシャーン村を砲撃した。

ANHA(9月7日付)によると、砲撃はタウィール村、タッル・タウィール村、ウンム・カイフ村にも及んだ。

これにより、アイン・イーサー市近郊の数十ヶ村で停電が発生した。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団、ANHA(9月7日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のアニーク・ハワー村、ダーダー・アブダール村、ブービー村、タッル・ウブード村、タッル・ワルド村、ムシャイリファ浦を砲撃した。

AFP, September 7, 2023、ANHA, September 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2023、‘Inab Baladi, September 7, 2023、Reuters, September 7, 2023、SANA, September 7, 2023、SOHR, September 7, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年9月7日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, September 7, 2023、ANHA, September 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2023、‘Inab Baladi, September 7, 2023、Reuters, September 7, 2023、SANA, September 7, 2023、SOHR, September 7, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア中央銀行は1米ドル=10,700シリア・ポンドに引き下げ、1ユーロ=11,469.87シリア・ポンドに引き上げたと発表(2023年9月7日)

シリア中央銀行は、7日付の送金為替速報で、1米ドル=10,700シリア・ポンドに引き下げ、1ユーロ=11,469.87シリア・ポンドに引き上げたと発表した。

SANA(9月7日付)が伝えた。

AFP, September 7, 2023、ANHA, September 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2023、‘Inab Baladi, September 7, 2023、Reuters, September 7, 2023、SANA, September 7, 2023、SOHR, September 7, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモでクルド民族主義勢力による自治を拒否するプラカードが掲げられる(2023年9月6日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

イナブ・バラディー(9月6日付)によると、デモ参加者らは、「自治局」設置を拒否するプラカードを掲げた。


AFP, September 6, 2023、ANHA, September 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2023、‘Inab Baladi, September 6, 2023、Reuters, September 6, 2023、SANA, September 6, 2023、SOHR, September 6, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍と新興のアル=カーイダ系組織アンサール・タウヒードの戦闘がイドリブ県南部をロシア軍が爆撃(2023年9月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードによって制圧されたミラージャ丘を奪還するため、2度にわたって進攻を試みた。

シリア軍はまた、これと並行してミラージャ丘一帯やザーウィヤ山地方のファッティーラ村、カンスフラ村、スフーフン村、カフル・ウワイド村などに800以上の砲弾を撃ち込んだ。

しかし、タウヒード・アンサールおよびこれを支援するシャーム解放機構との戦闘で、シリア軍兵士4人が死亡した。

ロシア軍戦闘機も加勢し、シャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村を9回にわたって爆撃、これによりアンサール・タウヒードの戦闘員5人が死亡、3人が負傷した。

これに対して、シャーム解放機構の支配下にあるバルユーン村では、住民らが同地に駐留するトルコ軍基地の前でロシア軍とシリア軍の攻撃を停止させるよう求める抗議デモを行うとともに、地元の名士らがトルコ軍の基地の責任者を訪れ、住民の要求を伝えた。

同様のデモはトルコ軍が基地を設置しているヒルバト・マアッラーター村でも発生した。

AFP, September 6, 2023、ANHA, September 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2023、‘Inab Baladi, September 6, 2023、Reuters, September 6, 2023、SANA, September 6, 2023、SOHR, September 6, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ミクダード外務在外居住者大臣はダイル・ザイル県で続いているアラブ系部族によるシリア民主軍への蜂起に支持を表明(2023年9月6日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、スプートニク(アラビア語版、9月6日付)のインタビューに応じ、そのなかでダイル・ザイル県で続いているアラブ系部族による人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍への蜂起に支持を表明した。

ダマスカス大学で開催された在ラテンアメリカ・アラブ団体連合大会(FEARAB-America)の参加中に取材に応じたミクダード外務在外居住者大臣は、以下の通り述べた。

米国の占領は、ダイル・ザウル県とハサカ県の住民がシリア軍やその同盟者とともに行う努力のおかげで終わるだろう。
シリア東部で起きていることに、公式声明など必要ない。シリアの市民がすべてのシリア人の名のもとに愛国的な闘争を行っており、その戦いにおいて占領者やそれに忠実な武装集団に抵抗している。

AFP, September 6, 2023、ANHA, September 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2023、‘Inab Baladi, September 6, 2023、Reuters, September 6, 2023、SANA, September 6, 2023、SOHR, September 6, 2023、Sputnik Arabic, September 6, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ミクダード外務在外居住者大臣はエジプトのカイロで開催されたアラブ連盟外務大臣会合に出席(2023年9月6日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣がエジプトのカイロで開催されたアラブ連盟外務大臣会合に出席した。

会合で、ミクダード外務在外居住者大臣は、アラブ民族安全保障が分かちがたく結び付き合っているとしたうえで、外国の内戦干渉、軍事侵攻、占領、テロ拡散、貧困、開発指数の低下など、多くのアラブ諸国が、直面している課題がアラブ民族安全保障全体を脅かしている都市的、アラブの共同行動の強化と、それを抑制しようとする動きに対抗することが求められていると強調した。

ミクダード外務在外居住者大臣はまた、会合に出席したオマーンのバドル・ビン・ハマド・ブーサイーディー外務大臣、モーリタニアのムハンマド・サーリム・ワラド・マルズーク外務大臣と会談し、アラブ情勢、中東地域情勢の進展、二国間関係などについて意見を交わした。


**

エジプトのカイロを訪問中のファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、第3回日アラブ政治対話(5日)に参加したアラブ首長国連邦(UAE)の使節団長を務めるアフマド・アリー・サーイグ国務大臣と会談、二国間関係強化の方途について意見を交わした。

ミクダード外務在外居住者大臣はまた、サウジアラビアの使節団長を務めるワリード・アブドゥルカリーム・フライジー外務副大臣と会談し、二国間関係の進展をめざす意思を確認した。

**

SANA(9月6日付)が伝えた。

AFP, September 6, 2023、ANHA, September 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2023、‘Inab Baladi, September 6, 2023、Reuters, September 6, 2023、SANA, September 6, 2023、SOHR, September 6, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アラブ系部族(シリア国民軍)がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県マンビジュ市北に進攻(2023年9月6日)

アレッポ県では、アラビー・ジャディード(9月6日付)によると、シリア国民軍に所属するアラブ系部族が、シャーム解放機構の戦闘員とともに、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市北のブーガーズ村一帯に侵攻し、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会の陣地などを襲撃、同村を制圧した。

アラブ系部族らはまた、ハムラー村、タッル・トゥーリーン村、ブワイヒジュ村一帯の丘陵地帯に進軍した。


ANHA(9月6日付)によると、マンビジュ軍事評議会はこの攻撃を撃退し、戦闘員数十人を殺害、シリア人権監視団によると、アラブ系部族8人を殺害、3人を捕捉、少なくとも13人を負傷させた。

これに関して、シリア民主軍に所属するクルド人戦線軍団は声明を出し、15人を殺害、30人あまりを負傷させたと発表した。

シリア人権監視団によると、シリア民主軍はまた、トルコ軍の自爆型無人航空機(ドローン)1機をハサン・アラブ村で撃墜した。

一方、ANHA(9月6日付)によると、トルコ軍はシャーム解放機構の「傭兵」とともにマンビジュ市西のタフナ村を砲撃、これにより子供3人と母親の合わせて4人が負傷した。

このほか、ANHA(9月6日付)によると、マンビジュ市中心部を通るジャラーブルス街道で車1台が爆破された。

これに関して、マンビジュ軍事評議会は声明を出し、車に仕掛けられていた爆弾の爆発で、同評議会に所属する司令官の1人ズーァーン・ウスマーン・バルカル氏が死亡したと発表した。

**

ラッカ県では、ANHA(9月6日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市東一帯と同市西のタルワーズィーヤ村を砲撃した。

AFP, September 6, 2023、ANHA, September 6, 2023、al-‘Arabi al-Jadid, September 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2023、‘Inab Baladi, September 6, 2023、Reuters, September 6, 2023、SANA, September 6, 2023、SOHR, September 6, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SANA:アラブ系部族とシリア民主軍の戦闘が続くなか住民数百人が政府支配地に避難(2023年9月6日)

SANA(9月6日付)は、ダイル・ザウル軍事評議会、アラブ系部族と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の戦闘が続くなか、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸各所から戦闘を避けるため、住民数百人がシリア政府の支配地に避難した、と伝えた。

AFP, September 6, 2023、ANHA, September 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2023、‘Inab Baladi, September 6, 2023、Reuters, September 6, 2023、SANA, September 6, 2023、SOHR, September 6, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ミクダード外務在外居住者大臣がカイロで開催された第3回日アラブ政治対話に初めて出席し、日本のこれまでの姿勢を高く評価(2023年9月5日)

第3回日アラブ政治対話がエジプトの首都カイロにあるアラブ連盟本部で開催され、林芳正外務大臣とアラブ連盟加盟諸国の外務大臣らが出席した。

今年5月にアラブ連盟への復帰を果たしたシリアも、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣が初めて出席した。

ミクダード外務在外居住者大臣は、以下の通り述べ、これまでの日本の対応を高く評価した。

地理的な隔たりに関係なく、すべての国が例外なく影響を受けている複雑に絡み合った課題を我々に課している世界にあって、今日の会合は実りある意見交換を行い、アラブと日本の協力を強化するために取り組む機会を提供している。パンデミック、エネルギー危機、食糧危機、気候危機、開発指標の低下、貧困の拡大、過激主義とテロ、一方的な強制措置の発動。これらは、国境を越えて影響をもたらす課題であり、これらに対処するには、国際法の規則と、国家の主権、統一、領土保全、内政不干渉を強調する国連憲章の原則と目的を尊重し、二重基準や差別を退け、誠実な国際協力と団結を築いていく必要である。国家と内政不干渉、差別なく二重基準とはほど遠い。

日本はシリアにおける政治的プレゼンスを維持し、飢餓をもたらそうとする周知の国々の試みに立ち向かうシリア国民を支援するという道徳的かつ人道的義務を果たしてきたことをシリアは特に評価している。

シリアでは、さまざまな形をとるテロが根本的な危険の源泉となっている。これを根絶するには、テロに対する外国からの支援を停止させ、テロを撲滅しようとする我が国の取り組みを支援し、占領とみなし得るシリア領土への違法な外国部隊駐留を終わらせる必要がある。外国部隊の駐留は、国家権力の全土での回復を阻害し、テロ組織や分離主義民兵を庇護・後援し、シリアの安全と安定、統一と領土の一体性、国家資源の略奪をもたらしている。

シリア国民への経済封鎖となっている一方的な強制措置を課し、その拡大を主張することは、国際法の規則と国連憲章に違反する不道徳な行為であり、生活環境と人道的状況を悪化させ、シリア内外の避難民を祖国や出身地に帰還させるのにふさわしい状況を作り出そうとする取り組むを阻んでいる。

危機が生じて以降の過去数年間に、シリアは国連の人道機関をはじめとする国際機関と人道支援の枠組み内で緊密に協力し、これらの組織が活動するために充分な施設を提供し、現在は早期回復に向けた活動やプロジェクトに注力し、復旧と長期的発展の段階への移行に備えている。

これに関連して、我々は、とりわけ地震(トルコ・シリア大地震)の災害への対応などを通じて、日本がシリアの人道的対応計画に提供してくれた資金を高く評価しており、早期回復プロジェクトや、インフラ・サービス機関の再建に対する支援を拡大してくれることを期待している。これは危機から抜け出し、難民の帰還を促すための重要な入り口となる。

ミクダード外務在外大臣はまた、イスラルによる占領が中東の安定と安全を脅かしていると指摘、公正かつ包括的な和平の実現が求められていると主張した。

一方、核開発に関しては、核不拡散条約によって確立された不拡散システムの実効性を確保するには、恣意性や二重基準を遠ざけ、条約の普遍性を達成する努力が必要であると強調した。



SANA(9月5日付)が伝えた。

AFP, September 5, 2023、ANHA, September 5, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2023、‘Inab Baladi, September 5, 2023、Reuters, September 5, 2023、SANA, September 5, 2023、SOHR, September 5, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県北部でトルコ軍がロシア軍基地周辺を砲撃(2023年9月5日)

ラッカ県では、アラビー・ジャディード(9月5日付)やシリア人権監視団によると、(シリア国民軍に所属する)アラブ系部族がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のジャディーダ村、ハーリディーヤ村、フーシャーン村、M4高速道路沿線を砲撃した。

ANHA(9月5日付)によると、この砲撃により住民1人が負傷した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会が、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のバルシャーヤー村(カッバースィーン村近郊の)近くに設置されているシリア国民軍の陣地を砲撃し、スルターン・スライマーン・シャー師団とハムザ師団の戦闘員2人が死亡した。

シリア軍もアウン・ダーダート村一帯を砲撃した。

このほか、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域の中心都市アフリーン市近郊のキーバール村がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地からの砲撃を受けた。

シリア人権監視団によると、これに対して、トルコ軍とシリア国民軍(に所属するアラブ系部族)は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアラブ・ハサン村などを砲撃した。

また、オリエント・ニュース(9月5日付)によると、アラブ系部族が砲撃したのは、マンビジュ市近郊のアリーマ町に設置されているロシア軍基地周辺、ウンム・ジャッルード村、ブーガーズ村、(大)アラブ・ハサン村、ムフスィンリー村、ハルーンジー村。

シリア人権監視団によると、ロシア軍基地の近くに着弾したのはトルコ軍が撃った砲弾。

ANHA(9月5日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍はまた、トルコ占領下のバーブ市東に位置するカーウカリー村を砲撃した。

アラビー・ジャディード(9月5日付)によると、(シリア国民軍に所属する)アラブ系部族はさらに、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市一帯に設置されているシリア民主軍の陣地を砲撃した。

ANHA(9月5日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がタッル・リフアト市とシャイフ・イーサー村を結ぶ地域一帯を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市東のハイマル・ラービダ村で4日深夜から5日未明にかけて、内務治安部隊(アサーイシュ)のパトロール部隊が襲撃を受け、隊員4人が死亡した。

アサーイシュの広報センターは声明を出し、殺害された隊員の氏名などを公開した。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・ラバン村、ダルダーラ村、タウィーラ村、タッル・タウィール村を砲撃した。

AFP, September 5, 2023、ANHA, September 5, 2023、al-‘Arabi al-Jadid, September 5, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2023、‘Inab Baladi, September 5, 2023、Orient News, September 5, 2023、Reuters, September 5, 2023、SANA, September 5, 2023、SOHR, September 5, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年9月5日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, September 5, 2023、ANHA, September 5, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2023、‘Inab Baladi, September 5, 2023、Reuters, September 5, 2023、SANA, September 5, 2023、SOHR, September 5, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機複数機がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方のファッティーラ村を10回にわたって爆撃(2023年9月5日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村を10回にわたって爆撃した。

シリア軍も、ザーウィヤ山地方のカンスフラ村、ファッティーラ村、カフル・ウワイド村、スフーフン村、バーラ村一帯を激しく砲撃した。

発射された砲弾は1日だけで500発近くに達した。

AFP, September 5, 2023、ANHA, September 5, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2023、‘Inab Baladi, September 5, 2023、Reuters, September 5, 2023、SANA, September 5, 2023、SOHR, September 5, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ANHA:国防隊の戦闘員からなる一団が「ダイル・ザウル県のアラブ系部族」の名で、ダイル・ザウル県のズィーバーン町に潜入・結集し、シリア民主軍と交戦しようとしている(2023年9月4日)

ANHA(9月4日付)は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の軍事筋の情報として、国防隊の戦闘員からなる一団が、「ダイル・ザウル県のアラブ系部族」の名で、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸から東岸に潜入し、シリア民主軍とダイル・ザウル民政評議会、アラブ系部族との戦闘が続いているズィーバーン町に結集し、シリア民主軍と交戦し、混乱を助長しようとしていると伝えた。

AFP, September 4, 2023、ANHA, September 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2023、‘Inab Baladi, September 4, 2023、Reuters, September 4, 2023、SANA, September 4, 2023、SOHR, September 4, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県では、トルコの支援を受けるシリア国民軍のアラブ系部族がシリア民主軍、シリア軍と激しく交戦(2023年9月4日)

アレッポ県では、アラビー・ジャディード(9月4日付)やシリア人権監視団によると、シリア国民軍に参加しているアラブ系部族が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市北の「ユーフラテスの盾」地域との境界地帯に位置するウンム・ジャッルード村、ブワイヒジュ村一帯への侵攻を試み、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と激しく交戦した。

両者はまた、ジャトル村、タッル・アリー村、ヤーシリー村、ハムラーン村、(大)アラブ・ハサン村、ウンム・ジャッルード村で砲撃戦を行った。

シリア人権監視団によると、ブワイヒジュ村一帯での戦闘で、シリア国民軍の戦闘員1人が死亡、1人が負傷した。

また、シリア軍も「ユーフラテスの盾」地域内のバーブ市東のバルシャーヤー村、カンダルリーヤ村を砲撃、アラブ系部族が戦闘に際して設置するいわゆる「戦争テント」に砲弾が着弾し、死傷者が出た。

さらに、「ユーフラテスの盾」地域内のアブラ村に、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるターディフ市方面から発射された砲弾が着弾し、住民1人が負傷した。

これに対して、トルコ軍は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアトし近郊のハルバル村、シャイフ・イーサー村を砲撃した。

一連の戦闘に関して、シリア民主軍に所属するバーブ軍事評議会の広報センターは声明を出し、バーブ市当方のブワイヒジュ村、ブーガーズ村、ハムラー村方面からの潜入を阻止したと発表した。

一方、同軍に所属するマンビジュ軍事評議会の広報センターも声明を出し、ハーリディーヤ村近郊でシリア国民軍の戦闘員を乗せ、アラブ・ハサン村方面に向かっていたトルコ軍の車輌1輌を襲撃し、これを捕獲、多数の戦闘員を殺傷したと発表した。

シリア人権監視団によると、この攻撃で、シリア国民軍の戦闘員5人が死亡、15人あまりが負傷した。

マンビジュ軍事評議会の広報センターはまた別の声明を出し、過去4日間でアレッポ県マンビジュ市北に侵攻しようとしたシリア国民軍との戦闘で23人を殺害、21人を負傷させたと発表した。

マンビジュ軍事評議会の広報センターはさらに別の声明を出し、アラブ・ハサン村近郊でシリア国民軍が試用していた小型の無人航空機(ドローン)を撃墜、機体を捕獲したと発表した。

このほかANHA(9月4日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市のバラーイム交差点地宅で何者かによって仕掛けられた爆弾が爆発した。

**

ラッカ県では、シリア人権監視団、ANHA(9月4日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるM4高速道路沿線のスカイルー村、ムシャイリファ村を砲撃した。

ANHA(9月4日付)によると、トルコ軍は4日午前1時20分頃にもアイン・イーサー市東西の農村地帯を砲撃した。

**

ハサカ県では、ANHA(9月4日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタウィーラ村、タッル・タウィール村、ダルダーラ村、タッル・ラバン村を砲撃した。

AFP, September 4, 2023、ANHA, September 4, 2023、al-‘Arabi al-Jadid, September 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2023、‘Inab Baladi, September 4, 2023、Reuters, September 4, 2023、SANA, September 4, 2023、SOHR, September 4, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍とシャーム解放機構、タウヒード・アンサールなどがアレッポ県、イドリブ県、ラタキア県で交戦(2023年9月4日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカフルタアール村一帯を砲撃し、シャーム解放機構の戦闘員1人が死亡した。

また「決戦」作戦司令室が同地近郊でシリア軍部隊を狙撃、兵士1人を殺害、2人を負傷っせた。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるサルミーン市およびナイラブ市一帯を砲撃し、12歳の女児が死亡、その兄2人が負傷した。

シリア軍はまた、マアーッラト・ナアサーン村一帯を砲撃したほか、ザーウィヤ山地方一帯を砲撃、新興のアル=カーイダ系組織の一つであるアンサール・タウヒードと激しく交戦した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がマリク丘一帯を砲撃し、シリア軍兵士1人が死亡した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イブタア町で住民1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, September 4, 2023、ANHA, September 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2023、‘Inab Baladi, September 4, 2023、Reuters, September 4, 2023、SANA, September 4, 2023、SOHR, September 4, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.