アレッポ市東西両地区でシリア軍と「反体制派」の砲撃の応酬が続き、9月半ば以降の死者数は340人以上に(2016年10月10日)

アレッポ県では、AFP(10月10日付)によると、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)の支配下にあるアレッポ市東部内では、ブスターン・バーシャー地区(中部)、シャイフ・サイード地区(南部)、サーフール地区(東部)、カルム・ジャバル地区(東部)一帯で、シリア軍、親政権武装勢力と反体制武装集団の戦闘が続き、戦闘機(所属明示せず)が夜間空爆を行った。

シリア人権監視団によると、この戦闘で反体制武装集団側は、シャイフ・サイード地区内の複数カ所を奪還したという。

また、ARA News(10月10日付)によると、アレッポ市ハナーヌー地区の兵舎に展開するシリア軍部隊がシャッアーラ地区に近いラウズ市場を砲撃し、5人が死亡、20人以上が負傷した。

ARA News, October 11, 2016
ARA News, October 11, 2016

さらにシリア軍は、アレッポ市東部のスライマーン・ハラビー地区に突入を試みたという。

一方、SANA(10月10日付)によると、シリア軍がカブターン・ジャバル村、アレッポ市シャイフ・サイード地区(反体制武装集団支配下)で反体制武装集団の拠点・車輌を空爆した。

これに対して、反体制武装集団はアレッポ市ハムダーニーヤ地区(シリア政府支配下)を砲撃し、4人が死亡、14人が負傷した。

なお、シリア人権監視団によると、米・ロシアの新停戦合意が破棄された9月19日以降のシリア・ロシア軍のアレッポ市東部に対する空爆・砲撃で、子供57人を含む290人以上が死亡する一方、反体制武装集団によるアレッポ市西部への砲撃でも50人以上が死亡しているという。

反体制武装集団支配下のアレッポ市東部には約25万人、シリア政府支配下の西部には約20万人が今も暮らしている。

AFP, October 10, 2016、AP, October 10, 2016、ARA News, October 10, 2016、Champress, October 10, 2016、al-Hayat, October 11, 2016、Iraqi News, October 10, 2016、Kull-na Shuraka’, October 10, 2016、al-Mada Press, October 10, 2016、Naharnet, October 10, 2016、NNA, October 10, 2016、Reuters, October 10, 2016、SANA, October 10, 2016、UPI, October 10, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア外務省はアレッポ市東部から退去を希望するすべての者の安全を確保する意思を表明(2016年10月10日)

外務在外居住者省の公式筋はSANA(10月10日付)に対して、アレッポ市東部にとどまる市民の生活を守るため、シリア政府が同地からの退去を望むすべての人の安全を確保し、その生活に必要なすべてを提供する用意があることを明らかにした。

AFP, October 10, 2016、AP, October 10, 2016、ARA News, October 10, 2016、Champress, October 10, 2016、al-Hayat, October 11, 2016、Iraqi News, October 10, 2016、Kull-na Shuraka’, October 10, 2016、al-Mada Press, October 10, 2016、Naharnet, October 10, 2016、NNA, October 10, 2016、Reuters, October 10, 2016、SANA, October 10, 2016、UPI, October 10, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がヒムス県東部でダーイシュの拠点を爆撃(2016年10月9日)

ヒムス県では、SANA(10月9日付)によると、シリア軍がタドムル市郊外の穀物サイロ地区一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

AFP, October 9, 2016、AP, October 9, 2016、ARA News, October 9, 2016、Champress, October 9, 2016、al-Hayat, October 10, 2016、Iraqi News, October 9, 2016、Kull-na Shuraka’, October 9, 2016、al-Mada Press, October 9, 2016、Naharnet, October 9, 2016、NNA, October 9, 2016、Reuters, October 9, 2016、SANA, October 9, 2016、UPI, October 9, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍と「反体制派」の砲撃の応酬でアレッポ市東西双方で子供9人を含む50人が死亡(2016年10月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)の支配下にあるアレッポ市東部の中心に位置するブスターン・バーシャー地区、南部のシャイフ・サイード地区一帯で、シリア軍と反体制武装集団の戦闘が続いた。

またシリア政府支配下のアレッポ市ハムダーニーヤ地区、アアザミーヤ地区、反体制武装集団支配下のサイフ・ダウラ地区が砲撃を受け、子供9人を含む50人が死亡した。

これに関して、SANA(10月9日付)は、反体制武装集団がアレッポ市ナイヤール地区、タラル特を砲撃し、2人が死亡、3人が負傷したと伝えた。

AFP, October 9, 2016、AP, October 9, 2016、ARA News, October 9, 2016、Champress, October 9, 2016、al-Hayat, October 10, 2016、Iraqi News, October 9, 2016、Kull-na Shuraka’, October 9, 2016、al-Mada Press, October 9, 2016、Naharnet, October 9, 2016、NNA, October 9, 2016、Reuters, October 9, 2016、SANA, October 9, 2016、UPI, October 9, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がハマー県北部の複数カ村を反体制武装集団(ジュンド・アクサー機構など)から奪還(2016年10月9日)

ハマー県では、SANA(10月9日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに反体制武装集団(ジュンド・アクサー機構など)と交戦し、カッラーフ村および同地西部の農場地帯および鉄道駅、カッバーリーヤ村を奪還した。

シリア軍はまた、スーラーン市、ムーリク市、タイバト・イマーム市、ラターミナ町、カフルズィーター市で反体制武装集団の拠点を空爆した。

ARA News(10月9日付)によると、シリア軍はまたマアーン村も奪還したという。

ただし、クッルナー・シュラカー(10月9日付)によると、反体制武装集団はマアーン村を奪還した。

SANA, October 9, 2016
SANA, October 9, 2016

**

イドリブ県では、SANA(10月9日付)によると、シリア軍が、ファトフ軍の支配下にあるハーン・シャイフーン市、サラーキブ市、タマーニア町および同町北部、ヒーシュ橋、シュグール橋、フライカ村で反体制武装集団の拠点を空爆した。

シリア軍はまた、アブディーター村、ガッサーニーヤ村、マルジュ・アフダル村、アドワーン村、タイイバート村、アーリヤ村、アリーハー市、マアッラト・ヌウマーン市、マアッルディブサ村に対しても空爆を実施した。

**

ヒムス県では、SANA(10月9日付)によると、シリア軍がイッズッディーン村、タルビーサ市、ザアフラーナ村でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)の拠点を空爆した。

**

ダルアー県では、SANA(10月9日付)によると、シリア軍がイブタア町一帯でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)と交戦した。

AFP, October 9, 2016、AP, October 9, 2016、ARA News, October 9, 2016、Champress, October 9, 2016、al-Hayat, October 10, 2016、Iraqi News, October 9, 2016、Kull-na Shuraka’, October 9, 2016、al-Mada Press, October 9, 2016、Naharnet, October 9, 2016、NNA, October 9, 2016、Reuters, October 9, 2016、SANA, October 9, 2016、UPI, October 9, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

親政権活動家はマラソン大会「私はダマスカスが好きだ」で乱舞する若者を厳しく非難(2016年10月8日)

ARA News(10月8日付)は、7日に首都ダマスカスで開催されたマラソン大会「私はダマスカスが好きだ」に関して、政権を支持する複数の活動家の間で「茶番」との批判が上がっていると伝えた。

活動家らは、「数千のシリア軍兵士が国を守ろうと苦しみのなかにあるにもかかわらず、多くの若い男女が着飾り…、半裸になって乱舞し…、大会参加のチケットや記念Tシャツが販売されているのは…不適切で、シリア人が流した血への冒涜だ」と批判しているという。

ARA News, October 7, 2016
ARA News, October 7, 2016

 

AFP, October 8, 2016、AP, October 8, 2016、ARA News, October 8, 2016、Champress, October 8, 2016、al-Hayat, October 9, 2016、Iraqi News, October 8, 2016、Kull-na Shuraka’, October 8, 2016、al-Mada Press, October 8, 2016、Naharnet, October 8, 2016、NNA, October 8, 2016、Reuters, October 8, 2016、SANA, October 8, 2016、UPI, October 8, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県東部でシリア軍とダーイシュが交戦(2016年10月8日)

アレッポ県では、SANA(10月8日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部郊外の航空士官学校一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, October 8, 2016、AP, October 8, 2016、ARA News, October 8, 2016、Champress, October 8, 2016、al-Hayat, October 9, 2016、Iraqi News, October 8, 2016、Kull-na Shuraka’, October 8, 2016、al-Mada Press, October 8, 2016、Naharnet, October 8, 2016、NNA, October 8, 2016、Reuters, October 8, 2016、SANA, October 8, 2016、UPI, October 8, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダマスカス郊外県ハーマ町の大部分を制圧する一方、ハマー県北部、イドリブ県で攻勢を強める(2016年10月8日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハーマ町の大部分を制圧、同地から反体制武装集団が撤退した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がムーリク市、ラターミナ町、マアーン村を空爆し、同地一帯で反体制武装集団(ジュンド・アクサー機構など)と交戦した。

この戦闘で、シリア軍はカッラーフ村、シュアサ村、トゥライスィーヤ村、カーヒラ村、ジュナイナ村、ハフスィーン村、タッル・アスワド村、ラアス・アイン村、ハイマ村、ナクラ村を奪還した。

Kull-na Shuraka', October 8, 2016
Kull-na Shuraka’, October 8, 2016

**

イドリブ県では、ARA News(10月8日付)によると、ロシア軍がヒーシュ村を空爆し、一家5人が死亡した。

AFP, October 8, 2016、AP, October 8, 2016、ARA News, October 8, 2016、Champress, October 8, 2016、al-Hayat, October 9, 2016、Iraqi News, October 8, 2016、Kull-na Shuraka’, October 8, 2016、al-Mada Press, October 8, 2016、Naharnet, October 8, 2016、NNA, October 8, 2016、Reuters, October 8, 2016、SANA, October 8, 2016、UPI, October 8, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がアレッポ市北部のウワイジャ地区一帯を制圧(2016年10月8日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、パレスチナ人からなるクドス旅団、そして親政権武装勢力が、アレッポ市北部のウワイジャ地区に進軍、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)との戦闘の末に同地を制圧した。

その後、シリア軍はウワイジャ地区に近いジャンドゥール交差点方面に進軍を続け、同交差点を射程圏内に納めた。

また、SANA(10月8日付)によると、シリア軍が支援部隊(パレスチナ人のクドス旅団など)とともに、アレッポ市北部のウワイジャ地区で反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)と交戦し、同地からアレッポ市ジャンドゥール交差点に至る一帯を完全制圧した。

SANA, October 8, 2016
SANA, October 8, 2016

これに対してアレッポ県では、SANA(10月8日付)によると、アレッポ市シャイフ・マクスード地区(西クルディスタン移行期民政局支配地域)とハムダーニーヤ地区(シリア政府支配地域)を反体制武装集団が砲撃し、4人が死亡、9人が負傷した。

AFP, October 8, 2016、AP, October 8, 2016、ARA News, October 8, 2016、Champress, October 8, 2016、al-Hayat, October 9, 2016、Iraqi News, October 8, 2016、Kull-na Shuraka’, October 8, 2016、al-Mada Press, October 8, 2016、Naharnet, October 8, 2016、NNA, October 8, 2016、Reuters, October 8, 2016、SANA, October 8, 2016、UPI, October 8, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はヒムス県、ダイル・ザウル市、ハマー県でダーイシュとの戦闘を続ける(2016年10月7日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市郊外の穀物サイロ一帯で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

ダーイシュの戦果を喧伝するアアマーク通信によると、この戦闘でダーイシュはシリア軍の検問所3カ所を制圧したと発表した。

一方、SANA(10月7日付)によると、シリア軍が西ハイル城近郊、シャーイル油田一帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して空爆を行った。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ヘリコプター(所属明示せず)が、ダイル・ザウル市郊外のサルダ山一帯に展開するシリア軍守備隊拠点に物資を投下した。

またダイル・ザウル市工業地区、ハウィーカ地区では、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

さらに、戦闘機(所属明示せず)がダイル・ザウル市のスィヤーサ橋を再び空爆した。

**

ハマー県では、SANA(10月7日付)によると、サラミーヤ市東部郊外のアイドゥーン村北部でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

AFP, October 7, 2016、AP, October 7, 2016、ARA News, October 7, 2016、Champress, October 7, 2016、al-Hayat, October 8, 2016、Iraqi News, October 7, 2016、Kull-na Shuraka’, October 7, 2016、al-Mada Press, October 7, 2016、Naharnet, October 7, 2016、NNA, October 7, 2016、Reuters, October 7, 2016、SANA, October 7, 2016、UPI, October 7, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SANAは米主導の有志連合が6日、ダイル・ザウル市スィヤーサ橋を爆撃したと伝える(2016年10月7日)

SANA(10月7日付)は、ダイル・ザウル県の特派員の話として、ダイル・ザウル市スィヤーサ橋を空爆で破壊したのが、米主導の有志連合だと伝えた。

SANA, October 7, 2016
SANA, October 7, 2016

 

AFP, October 7, 2016、AP, October 7, 2016、ARA News, October 7, 2016、Champress, October 7, 2016、al-Hayat, October 8, 2016、Iraqi News, October 7, 2016、Kull-na Shuraka’, October 7, 2016、al-Mada Press, October 7, 2016、Naharnet, October 7, 2016、NNA, October 7, 2016、Reuters, October 7, 2016、SANA, October 7, 2016、UPI, October 7, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はハマー県北部の反体制派(ジュンド・アクサー機構、シャーム自由人イスラーム運動)への反転攻勢を強化(2016年10月7日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がラターミナ町、ズラーキーヤート村一帯を空爆した。

一方、SANA(10月7日付)によると、シリア軍が県北部のズラーキーヤート村、カッバーリーヤ村、スーラーン市、マアーン村、トゥライスィーヤ村、スカイク村一帯でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)などからなる反体制武装集団(ファトフ軍)と交戦、同地一帯を空爆した。

Kull-na Shuraka', October 7, 2016
Kull-na Shuraka’, October 7, 2016

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がジスル・シュグール市一帯、タマーニア町、スカイク村を空爆した。

一方、SANA(10月7日付)によると、シリア軍がダーナー市東部で反体制武装集団の教練キャンプを空爆した。

シリア軍はまた、マアッラト・ヌウマーン市にあるシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)の基地を空爆した。

**

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団が県西部のサアラ航空基地内のシリア軍拠点に対して砲撃を行った。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーイル町、イブタア町を砲撃、ホワイトヘルメット(民間防衛隊)の隊員1人が死亡した。

一方、SANA(10月7日付)によると、シリア軍がダルアー市旧税関地区西部、電力会社東部、ワーディー・ザイディーなどでシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)と交戦した。

**

ヒムス県では、SANA(10月7日付)によると、シリア軍がラスタン市、ダイル・フール村でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)の拠点を空爆した。

**

ラタキア県では、SANA(10月7日付)によると、シリア軍がカブア峰、ナージア村、カフルサンドゥー村一帯で、反体制武装集団の拠点を空爆した。

ARA News(10月7日付)によると、これに対してイスラーム軍はスルンファ町のシリア軍拠点を砲撃した。

**

ダマスカス郊外県では、ARA News(10月7日付)によると、シリア軍がハーマ町に突入し、町内の複数拠点を制圧した。

AFP, October 7, 2016、AP, October 7, 2016、ARA News, October 7, 2016、Champress, October 7, 2016、al-Hayat, October 8, 2016、Iraqi News, October 7, 2016、Kull-na Shuraka’, October 7, 2016、al-Mada Press, October 7, 2016、Naharnet, October 7, 2016、NNA, October 7, 2016、Reuters, October 7, 2016、SANA, October 7, 2016、UPI, October 7, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がアレッポ東部を見下ろすことができる南部の戦略的要衝シャイフ・サイード丘を完全制圧(2016年10月7日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市南部のシャイフ・サイード地区一帯に進攻したシリア軍、親政権武装組織とファトフ軍などからなる反体制武装集団が交戦し、同地一帯を奪還、シリア軍兵士ら10人以上を殺害、イラク人民兵組織のジュジャバー運動のメンバーと思われる5人を捕捉した。

しかし、SANA(10月7日付)によると、シリア軍が予備部隊(パレスチナ人のクドス旅団、レバノンのヒズブッラー戦闘員、イラク人民兵など)とともに、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)支配下のアレッポ市東部(アーミリーヤ地区、スッカリー地区)を見下ろすことのできる戦略的要衝のシャイフ・サイード丘(アレッポ市南部)を完全制圧した。

一方、シリア人権監視団によると、反体制武装集団支配下のアレッポ市東部(サラーフッディーン地区一帯、ブスターン・バーシャー地区一帯、スライマーン・ハラビー地区一帯)、ブライジュ村一帯でシリア軍と反体制武装集団が交戦し、同地を砲撃した。

シリア軍はこのほかにも、アレッポ市マサーキン・ハナーヌー地区を砲撃した。

さらに、戦闘機(所属明示せず)は、アレッポ市ラーシディーン地区、第1070集合住宅地区一帯を空爆した。

これに対して、SANA(10月7日付)は、アレッポ市マイダーン地区を反体制武装集団が砲撃し、6人が死亡、複数が負傷したと伝えた。

このほか、SANA(10月7日付)によると、反体制武装集団の支配下にあるアレッポ市東部にとどまっていた住民数十人が、県当局によって指定された回廊を経由して、シリア政府支配下のアレッポ市西部に避難した。

SANA, October 7, 2016
SANA, October 7, 2016

AFP, October 7, 2016、AP, October 7, 2016、ARA News, October 7, 2016、Champress, October 7, 2016、al-Hayat, October 8, 2016、Iraqi News, October 7, 2016、Kull-na Shuraka’, October 7, 2016、al-Mada Press, October 7, 2016、Naharnet, October 7, 2016、NNA, October 7, 2016、Reuters, October 7, 2016、SANA, October 7, 2016、UPI, October 7, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

首都ダマスカスでマラソン大会「私はダマスカスが好き」が実施され約2,000人が参加(2016年10月7日)

シリアの首都ダマスカスでは、第4次中東戦争先勝記念日(10月6日)に合わせて、ダマスカス県、スポーツ総連合、地元青年団体主催のマラソン大会「私はダマスカスが好き」が開かれ、約2,000人が参加した。

SANA(10月7日付)によると、参加者は「私はダマスカスが好き」と書かれたTシャツを着て、「テロとの戦い」でのシリアの勝利を訴えながら、コースに指定された県内の街道を進んだという。

SANA, October 7, 2016
SANA, October 7, 2016

AFP, October 7, 2016、AP, October 7, 2016、ARA News, October 7, 2016、Champress, October 7, 2016、al-Hayat, October 8, 2016、Iraqi News, October 7, 2016、Kull-na Shuraka’, October 7, 2016、al-Mada Press, October 7, 2016、Naharnet, October 7, 2016、NNA, October 7, 2016、Reuters, October 7, 2016、SANA, October 7, 2016、UPI, October 7, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍と思われる戦闘機がダーイシュによって掌握されていたダイル・ザウル市東部のスィヤーサ橋を爆撃し破壊(2016年10月6日)

ダイル・ザウル県では、ARA News(10月6日付)によると、ロシア軍と思われる戦闘機が、ダーイシュ(イスラーム国)によって掌握されていたダイル・ザウル市東部に架かるスィヤーサ橋を爆撃、これを破壊した。

ARA News, October 6, 2016
ARA News, October 6, 2016

**

ヒムス県では、SANA(10月6日付)によると、シリア軍がシャーイル油田およびジャズル油田一帯でダーイシュ(イスラーム国)を攻撃した。

AFP, October 6, 2016、AP, October 6, 2016、ARA News, October 6, 2016、Champress, October 6, 2016、al-Hayat, October 7, 2016、Iraqi News, October 6, 2016、Kull-na Shuraka’, October 6, 2016、al-Mada Press, October 6, 2016、Naharnet, October 6, 2016、NNA, October 6, 2016、Reuters, October 6, 2016、SANA, October 6, 2016、UPI, October 6, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がアレッポ市東部のブスターン・バーシャー地区の半分以上を制圧(2016年10月6日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム・ファトフ戦線(シャームの民のヌスラ戦線)およびアレッポ・ファトフ軍作戦司令室を構成する反体制武装集団が、シリア軍および親政権民兵とアレッポ市ブスターン・バーシャー一帯で激しく交戦し、シリア軍側が同地区内の医療養老院、学校、スポーツ学院などを掌握、同地区の半分以上を制圧した。

シリア軍によるブスターン・バーシャー地区の部分奪還は、2013年に反体制武装集団の手に落ちて初めてで、これにより、シリア軍はスライマーン・バーシャー地区の水道供給センターへの包囲を強化、マイダーン地区への進攻のための橋頭堡を確保した。

また戦闘機(所属明示せず)が、マジュバル地区、ブライジュ村一帯を空爆した。

このほか、アレッポ市南部および南西部(第1070集合住宅地区)で、シリア軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(10月6日付)によると、シリア軍が支援部隊とともに反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)の支配下にあるアレッポ市東部で反体制武装集団との戦闘を続け、ブスターン・バーシャー地区にある建物群複数カ所(スポーツ学院、および同学院寮、若手研究者育成学校)、サーフール交差点北部にある電力会社鉄塔一帯、市北東部のブライジュ村南西に位置するハラブ丘を制圧した。

これに対して、反体制武装集団は、アレッポ市ジュマイリーヤ地区、スライマーニーヤ地区(いずれもシリア政府支配下)を砲撃し、8人が死亡、55人以上が負傷した。

SANA, October 6, 2016
SANA, October 6, 2016

**

ダルアー県では、ARA News(10月6日付)によると、シリア軍がタファス市を砲撃した。

一方、SANA(10月6日付)によると、シリア軍がダルアー市ダム街道地区、ブスラー交差点東部、電力会社南部、カラク貯水場東部、ヌアイマ村でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)と交戦した。

**

ダマスカス郊外県では、ARA News(10月6日付)によると、シリア軍がハーマ町を「樽爆弾」などで激しく攻撃した。

**

ヒムス県では、SANA(10月6日付)によると、シリア軍がジャウラト・ハスヤーン村、アブー・アナズ農場、サアン・アスワド村、ガントゥー市、ザアフラーナ村、アブー・サナースィル丘、マシュタル・ディーク村、ウンム・シャルシューフ村一帯で反体制武装集団と交戦した。


AFP, October 6, 2016、AP, October 6, 2016、ARA News, October 6, 2016、Champress, October 6, 2016、al-Hayat, October 7, 2016、Iraqi News, October 6, 2016、Kull-na Shuraka’, October 6, 2016、al-Mada Press, October 6, 2016、Naharnet, October 6, 2016、NNA, October 6, 2016、Reuters, October 6, 2016、SANA, October 6, 2016、UPI, October 6, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領「穏健な反体制派」とは神話に過ぎない。政治的解決に至るにはまず「テロとの戦い」が必要だ。テロリストがシリア国内一部であっても支配することは受け入れられない」(2016年10月6日)

アサド大統領はデンマークのTV2のインタビューに応じた。

インタビューは英語で行われ、SANAがその映像(http://www.sana.sy/?p=440153)、英語全文(http://sana.sy/en/?p=89763)、アラビア語訳全文(http://www.sana.sy/?p=440096)を公開した。

インタビューにおけるアサド大統領の主な発言は以下の通り:

SANA, October 6, 2016
SANA, October 6, 2016

 

**

「アレッポ市東部の惨状について話したいというのなら、それは政府ではなく、テロリストが原因だ。しかし、彼らが同地に何年もいたが、「惨状」という言葉は、最近になって西側メディアで耳にするようになっただけだ…。現地の状況について話したいというのなら、我々は医療物資、食糧物資などがアレッポ市東部に搬入するのを阻止したことなどない。「禁輸措置」など科してはない…。我々政府の役割はアレッポ市全土を解放するためにテロリストを包囲することだ」。

「政治的プロパガンダにふさわしい子供たちの(悲惨な)写真数枚が、シリア政府を非難することが目的の西側メディアで…取り上げられているだけだ…。しかし彼ら(テロリスト)は毎日アレッポ市東部から砲撃を行い、アレッポ市西部で殺戮と破壊を行っている…・しかし西側はそのことには一切触れない」。

「(病院への空爆に関して)どの病院について話しているのかということへの答えを持ち合わせていない。なぜなら、我々は事実を把握しているのではなく、そうして主張がなされているということを把握しているだけだからだ…。写真は物語を語ってはいない。ビデオさえもだ。すべてが最近では操作されている。そうした攻撃が行われていないなどとは言わないが、政府として言うのなら、我々は病院や学校といった施設を破壊する政策を打つことはない…。なぜなら、何よりもまず道徳的な理由でだ。また、もしそのようなことをすれば、武装集団に温床を与えることになるからだ…。それは自分で自分の足を撃つようなものだ…。(病院を攻撃しても)ロシアは何も得られない…。軍が意図的に病院を攻撃するという発想は危うい論理に基づいている」。

「犠牲となった子供たちを見るときに、その理由を考えるだろう。なぜテロリストがそんなことをしたのか、なっぜカタール、サウジアラビア、トルコはこうした罪を犯したのか、ということをだ。私も、なぜ米国や欧州諸国がシリアで罪を犯すテロリストを支援してきたのかと考えている…。また大統領として、どのようにシリア国民、そしてシリアの子供たちを守ろうかと考えている」。

「過去2ヶ月の間にアレッポ市で何人の子供が殺されたか知っていますか? 数百人の子供が反体制派に殺されたのだ。問題は、なぜ西側メディアでそのことを耳にすることはないのかということだ…。民間人が犠牲になっていないなどと言うつもりはない。しかし、反体制派が意図的に砲撃を行うとき、我々はその罪についても言及しなければならない」。

「(アレッポ市東部の住民を退去させるための人道回廊を設置しようとしているのかとの問いに対して)その通りだ…。なぜなら我々は市民がテロリストのもとから退去することを望んでいるからだ…。我々は市民を守るため、テロリストがその地域から去ることを許してきた…。もちろん、彼ら(テロリスト)が従わなければ、我々は市民にこの地域での攻撃を行うと告げ、彼らがそこから避難できるようにする。しかし最善策はテロリストに退去させることだ」。
「反体制派がアレッポから去るまで、戦い続ける。それ以外に選択肢はない。我々はテロリストがアレッポだけでなく、シリアの一部であっても支配すること受け入れない。これが我々の任務であり、目標であり、次のステップだ」。

「もし、他の地域で和解などの選択肢が用意されれば、それこそが最善の策だ…。だから我々は、彼ら(テロリスト)に、和解に応じ、恩赦を受けるか、武器をもってアレッポ市外に退去し、市民の安全を保障するかのいずれかを認めている」。

「(米国とロシアが和平プロセスをめぐる二国間協議を停止したことについて)遺憾だ。しかし、それがうまくいかないと以前から分かっていた。なぜなら…、米国にはいかなる合意をも行う意思がないことを知っていたからだ。(9月9日の)停戦合意の主眼は、米国や国連がテロ組織に指定するシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)への攻撃を行うことにある。しかし、シリアの紛争においてヌスラ戦線は米国のカードだ。ヌスラ戦線なしに、米国はシリアという場において、いかなる具体的且つ効果的なカードを持っていない」。

「穏健な反体制派」とは神話だ。存在しないものと存在するものを区別などできない。それらすべては、4、5年前から「自由シリア軍」と呼ばれてきた同根の組織で、ヌスラ戦線になり、ダーイシュ(イスラーム国)になっただけだ。同根の組織があるグループから別のグループになっただけであるがゆえに、区別など出来ない。しかも米国はそれすらも望んでない…。米国が「穏健な反体制派」が存在すると主張し続けたので、ロシアは「分かった、もし「穏健な反体制派」がいるのなら、彼らと過激派を区別しよう」と言ったが、それはうまく行かなかった。なぜなら存在しないからだ」。

「(あなたは現下の戦争の原因の一つだと思うか、との問いに対して)いいえ、私はこの戦争の原因ではない。もし原因だったら、戦争は2011年ではなく、私が大統領になった2000年に起こっていたはずだ。2011年に、カタールから資金が注ぎ込まれ、米国は自分たちに合わない政府や大統領を転覆させることを決心したのだ…。テロリストには責任がなく、平和的な人々だということになるのか。カタール、サウジアラビア、トルコからの資金は合法的で当然なのか」。

「犠牲者の大多数は…反体制派ではなく政府を支持していた」。

「もし、私が政治的解決の実現を信じているのに、テロに直面していれば、政治的解決を実現できない。なぜなら混乱がもたらされているからだ…。つまり、政治的解決に至るためには、まずテロとの戦いが必要となる。現実において、二つの方法をとらねばならない。一つは軍事的な方法、そしてもう一つは外交、ないしは政治的方法だ…。テロリストについてだが、軍事的解決だけではなく…、西側諸国が彼らへの支援を止めるかどうかにかかわっている。もし、欧米諸国がテロリストの支援を止めれば、軍事的解決は周縁化する…。欧米諸国が支援を増やせば、逆のことが起こり、政治的解決は…周縁に追いやられるだろう。私はすべてが政治的に解決できることを望んでいるし、私の考えが適切であることを願っている。だが、私が何を願おうと、問題は現場で起こっている事実にかかわっている」。

AFP, October 6, 2016、AP, October 6, 2016、ARA News, October 6, 2016、Champress, October 6, 2016、al-Hayat, October 7, 2016、Iraqi News, October 6, 2016、Kull-na Shuraka’, October 6, 2016、al-Mada Press, October 6, 2016、Naharnet, October 6, 2016、NNA, October 6, 2016、Reuters, October 6, 2016、SANA, October 6, 2016、UPI, October 6, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はアレッポ県東部、ダイル・ザウル市でダーイシュと交戦(2016年10月5日)

アレッポ県では、SANA(10月5日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部のラスム・イマーム村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を爆撃した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(10月5日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市工業地区、ジュバイラ地区、ラシュディーヤ地区、ハウィーヤ地区、バルーク丘、ダイル・ザウル航空基地東部でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。


AFP, October 5, 2016、AP, October 5, 2016、ARA News, October 5, 2016、Champress, October 5, 2016、al-Hayat, October 6, 2016、Iraqi News, October 5, 2016、Kull-na Shuraka’, October 5, 2016、al-Mada Press, October 5, 2016、Naharnet, October 5, 2016、NNA, October 5, 2016、Reuters, October 5, 2016、SANA, October 5, 2016、UPI, October 5, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍は反体制派支配下のアレッポ市東部で進攻を続け、複数施設を制圧(2016年10月5日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)の支配下にあるアレッポ市東部のアーミリーヤ地区、シャーフ・サイード地区で、シリア軍、親政権武装組織が反体制武装集団が激しく交戦、同地の複数の建物群を制圧した。

また、シリア軍はパレスチナ人のクドス旅団などとともに、アレッポ市北東部一帯で反体制武装集団と交戦した。

さらに複数の戦闘機(所属明示せず)が、アイン・タッル地区、ブアイディーン地区、ジャンドゥール街道地区、ラーシディーン地区、ウワイジャ地区を空爆した。

一方、SANA(10月5日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにアレッポ市北部のキンディー国立病院に近い水道機構ビル、工場施設複数棟(ビール工場、ビン工場、絨毯工場)および南東部のアーミリーヤ地区に近い建物群10カ所を制圧した。

これに対して、シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)などからなる反体制武装集団は、アレッポ市マイダーン地区を砲撃し、2人が死亡、7人が負傷した。

http://syria.liveuamap.com/
http://syria.liveuamap.com/

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団(ジュンド・アクサー機構など)がジャビーン村、シャイルート村、タッル・ミルフ村のシリア軍拠点を砲撃、激しい戦闘を行った。

一方、SANA(10月5日付)によると、シリア軍がアブー・ウバイダ村、ジャビーン村、タッル・ミルフ村方面に進攻したファトフ軍、イッザ軍、中部師団と交戦した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダイルハビーヤ村一帯でのシリア軍との戦闘で、反体制武装集団戦闘員3人が死亡した。

一方、SANA(10月5日付)によると、シリア軍がダイルハビーヤ村でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)、イスラーム軍と交戦した。

シリア軍はまた、ヌスラ戦線との戦闘の末に、ハーン・シャイフ・キャンプに近いアブー・スィーヤ丘南西部の建物群8カ所を制圧した。

**

ラタキア県では、SNN(10月5日付)によると、シリア軍および「さまざまな民兵組織」がトゥッファーヒーヤ村などクルド山一帯への攻撃を行った。

**

ヒムス県では、SANA(10月5日付)によると、シリア軍がタッル・ザハブ町、ブルジュ・カーイー村、イッズッディーン村、クナイトラート村、ダイル・フール村、ウンム・シャルシューフ村でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)の拠点を爆撃した。

**

ダルアー県では、SANA(10月5日付)によると、シリア軍がダルアー市アッバースィーヤ地区、電力機構一帯、避難民キャンプ一帯、ブスラー広場東部、ヌアイマ村東部などでシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)と交戦した。

**

クナイトラ県では、SANA(10月5日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにナッカール村でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)と交戦した。

AFP, October 5, 2016、AP, October 5, 2016、ARA News, October 5, 2016、Champress, October 5, 2016、al-Hayat, October 6, 2016、Iraqi News, October 5, 2016、Kull-na Shuraka’, October 5, 2016、al-Mada Press, October 5, 2016、Naharnet, October 5, 2016、NNA, October 5, 2016、Reuters, October 5, 2016、SANA, October 5, 2016、SNN, October 5, 2016、UPI, October 5, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はアレッポ市東部からの反体制派退去を促すため、爆撃・砲撃を軽減すると発表(2016年10月5日)

シリア軍武装部隊総司令部は声明を出し、アレッポ市東部での流血と破壊を回避するため、にとどまる反体制武装集団戦闘員に対して、恩赦を活用し、免罪を求めるか、武器を棄て家族とともにアレッポ市から退去するかを選択する機会を与えるため、爆撃および砲撃を軽減すると発表した。

恩赦とは、武器を棄て、投降したすべての者を恩赦することを定めた2016年政令第15号のこと。

AFP, October 5, 2016、AP, October 5, 2016、ARA News, October 5, 2016、Champress, October 5, 2016、al-Hayat, October 6, 2016、Iraqi News, October 5, 2016、Kull-na Shuraka’, October 5, 2016、al-Mada Press, October 5, 2016、Naharnet, October 5, 2016、NNA, October 5, 2016、Reuters, October 5, 2016、SANA, October 5, 2016、UPI, October 5, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がダイル・ザウル市一帯などでダーイシュの拠点を爆撃(2016年10月4日)

ダイル・ザウル県では、SANA(10月4日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南西部のパノラマ交差点一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を爆撃した。

**

ヒムス県では、SANA(10月4日付)によると、シリア軍がシャーイル油田一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を爆撃した。

AFP, October 4, 2016、AP, October 4, 2016、ARA News, October 4, 2016、Champress, October 4, 2016、al-Hayat, October 5, 2016、Iraqi News, October 4, 2016、Kull-na Shuraka’, October 4, 2016、al-Mada Press, October 4, 2016、Naharnet, October 4, 2016、NNA, October 4, 2016、Reuters, October 4, 2016、SANA, October 4, 2016、UPI, October 4, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヌスラ戦線主導の反体制派はハマー県北部へのシリア軍の爆撃に対抗し、ハマー・ヒムス街道一帯に侵攻(2016年10月4日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)などからなる反体制武装集団が、ヒムス市・サラミーヤ市・ハマー市を結ぶ街道の遮断を狙い、サラミーヤ市西部郊外(サトヒーヤート地区、ムザイリア地区)に進攻、シリア軍、親政権武装部隊と交戦、複数の拠点を制圧した。

一方、SANA(10月4日付)によると、シリア軍がウンム・ハーラタイン村、フバイト村、ダフラト・サウダー村、ラターミナ町、スーラーン市、マアルダス村、ザアタル丘で反体制武装集団(ジュンド・アクサー機構など)の拠点を爆撃した。

**

イドリブ県では、SANA(10月4日付)によると、シリア軍がタマーニア町で反体制武装集団(ファトフ軍)の拠点を爆撃した。

**

ヒムス県では、SANA(10月4日付)によると、シリア軍がタッラス村、カフルラーハー市、タッル・ザハブ町、イッズッディーン村、ファルハーニーヤ村、タルビーサ市、フナイフィース村一帯で反体制武装集団(シャーム自由人イスラーム運動など)の拠点を爆撃した。

一方、ARA News(10月4日付)によると、シリア軍がハウラ地方一帯を空爆した。

**

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(10月4日付)によると、反体制武装集団がシャジャラ町を砲撃し、住民6人が死亡した。

一方、SANA(10月4日付)によると、シリア軍がダルアー市内各所でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)と交戦した。

Kull-na Shuraka', October 4, 2016
Kull-na Shuraka’, October 4, 2016

**

クナイトラ県では、SANA(10月4日付)によると、シリア軍がアマル農場一帯でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)などからなる反体制武装集団と交戦した。

また、シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)がハドル村郊外の農場を砲撃した。


AFP, October 4, 2016、AP, October 4, 2016、ARA News, October 4, 2016、Champress, October 4, 2016、al-Hayat, October 5, 2016、Iraqi News, October 4, 2016、Kull-na Shuraka’, October 4, 2016、al-Mada Press, October 4, 2016、Naharnet, October 4, 2016、NNA, October 4, 2016、Reuters, October 4, 2016、SANA, October 4, 2016、UPI, October 4, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.


シリア軍が反体制派支配下のアレッポ市東部に三方から進軍し、市街戦激化(2016年10月4日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市東部に進攻したシリア軍が、同地を支配する反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍)と激しい市街戦を行った。

この戦闘でシリア軍は、複数の高層ビルを制圧したという。

同監視団によると、アレッポ市東部は現在、中心部に位置するブスターン・バーシャー地区一帯、南部のシャイフ・サイード地区、北部のジャンドゥール交差点一帯の三方面からシリア軍地上部隊の攻勢に晒されており、戦闘機(所属明示せず)が、シャイフ・サイード地区および同地区に隣接する地区一帯、ブスターン・カスル地区、フィルドゥース地区、バーブ街道地区、スッカリー地区を夜間から爆撃しているという。

また、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊もアレッポ市東部での戦闘激化を受け、シャイム・マクスード地区からシュカイイフ地区方面へと進軍したという。

一方、アレッポ市郊外ではロシア・シリア両軍戦闘機がダーラト・イッザ市、ズルバ村を焼夷兵器で爆撃、クッルナー・シュラカー(10月4日付)によると、この空爆で4人が死亡したという。

他方、SANA(10月4日付)によると、アレッポ市内のアレッポ大学敷地、旧メリディアン・ホテル一帯、サラーフッディーン地区、サビール地区、ジャービリーヤ地区、スライマーン・ハラビー地区、アアザミーヤ地区などを反体制武装集団が砲撃し、7人が死亡、71人が負傷した。

SANA, October 4, 2016
SANA, October 4, 2016

**

なお、WHO(世界保健機関)報道官によると、9月23日から10月2日にかけてのアレッポ市東部での死者は342人(うち子供106人)、負傷者は1,129人(うち子供261人)にのぼるという。

**

ロイター通信(10月4日付)によると、国連のザイド・フサイン人権高等弁務官は、アレッポ市東部に対するロシア・シリア両軍の空爆に関して、焼夷兵器を使用しないよう警鐘を鳴らした。

AFP, October 4, 2016、AP, October 4, 2016、ARA News, October 4, 2016、Champress, October 4, 2016、al-Hayat, October 5, 2016、Iraqi News, October 4, 2016、Kull-na Shuraka’, October 4, 2016、al-Mada Press, October 4, 2016、Naharnet, October 4, 2016、NNA, October 4, 2016、Reuters, October 4, 2016、SANA, October 4, 2016、UPI, October 4, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がハマー県北部でジュンド・アクサー機構などからなる反体制武装集団への反転攻勢を開始(2016年10月3日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、県北部でシリア軍、親政権武装部隊が反転攻勢を開始し、シュアサ村とトゥライスィーヤ村を結ぶ回廊地帯でジュンド・アクサー機構などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(10月3日付)によると、シリア軍がラターミナ町、タイバト・イマーム市、マアーン村、アトシャーン村、カッバーリーヤ村、カーヒラ村、スカイク村、カウカブ村、カッラーフ村一帯、ワーディ・フサイン、バッザーム丘一帯で反体制武装集団(ジュンド・アクサー機構)の拠点を空爆した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がマシュラファ村を砲撃、タドムル市郊外の放棄された大隊基地、シャーイル油田一帯、ジャズル油田一帯でシリア軍と交戦した。

一方、SANA(10月3日付)によると、シリア軍がタルビーサ市東部(アブー・アナズ農場)でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)を要撃した。

このほか、シリア・ムスリム同胞団系の武装集団シャーム軍団のヒムス県農村地区部門は声明を出し、北ヒムス郊外作戦司令室に参加すると発表した。

北ヒムス郊外作戦司令室は2015年10月に同地で活動していた反体制武装集団が結成した連合体。

**

マスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、タッル・クルディー町回廊地帯で、シリ軍がイスラーム軍と交戦し、イスラーム軍の戦闘員2人が死亡した。

また戦闘機(所属明示せず)がドゥーマー市、シャイフーニーヤ村、ハラスター市郊外農場地帯など東グータ地方一帯を空爆した。

さらに西グータ地方のダイルハビーヤ村一帯では、シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)などからなるジハード主義武装集団が、シリア軍、親政権武装部隊と交戦した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、クルド山のカッバーナ町一帯に、シリア軍が「樽爆弾」を投下、また戦闘機(所属明示せず)が、同地の反体制武装集団拠点を爆撃した。

**

ダルアー県では、SANA(10月3日付)によると、シリア軍がダルアー市内各所、ガラズ中央刑務所一帯でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)と交戦した。

AFP, October 3, 2016、AP, October 3, 2016、ARA News, October 3, 2016、Champress, October 3, 2016、al-Hayat, October 4, 2016、Iraqi News, October 3, 2016、Kull-na Shuraka’, October 3, 2016、al-Mada Press, October 3, 2016、Naharnet, October 3, 2016、NNA, October 3, 2016、Reuters, October 3, 2016、SANA, October 3, 2016、UPI, October 3, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ市東部の水道供給センター一帯にシリア軍が進軍し、ヌスラ戦線と交戦(2016年10月3日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団の支配下にあるアレッポ市東部のスライマーン・ハラビー地区の水道供給センター一帯に、シリア軍および親政権武装部隊が進軍し、シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)と交戦し、双方に複数の死傷者が出た。

アレッポ市内ではまた、ブスターン・バーシャー地区とスライマーン・ハラビー地区を結ぶ回廊地帯、市南西部の第1070集合住宅地区一帯、市北部のジャンドゥール交差点回廊一帯で戦闘が発生、戦闘機(所属明示せず)がブアイディーン地区などを空爆、女性1人を含む3人が死亡した。

ヒズブッラーの広報部門などによると、アレッポ市北部での戦闘では、シリア軍がジャンドゥール交差点方面に進軍し、同地を射程圏内に納め、同地への砲撃を強化したという。

さらにアレッポ市北部郊外のアルド・マッラーフ地区一帯で、シリア軍と反体制武装集団が交戦し、反体制武装集団メンバー3人が死亡した。

一方、クッルナー・シュラカー(10月3日付)によると、ロシア軍戦闘機がアレッポ市サーフール地区の野戦病院(通称「M10病院」)に対してバンカーバスターで空爆を行い、職員7人が死亡した。

同病院が爆撃を受けるのはこれが4度目だという。

他方、ARA News(10月3日付)によると、反体制武装集団がヌッブル市、ザフラー町を砲撃した。

**

ファトフ軍のアブー・ヤクザーン・ミスリー司令官は音声声明(https://soundcloud.com/aranews/oofmwaw98phr)を出し、反体制武装集団の支配下にあるアレッポ市東部に対して総動員令を発し、住民に戦闘への参加を呼びかけた。

ファトフ軍は、ヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる連合体で、シャーム自由人イスラーム運動や「穏健な反体制派」からなるアレッポ・ファトフ軍とアレッポ市東部包囲戦で完全共闘している。

AFP, October 3, 2016、AP, October 3, 2016、ARA News, October 3, 2016、Champress, October 3, 2016、al-Hayat, October 4, 2016、Iraqi News, October 3, 2016、Kull-na Shuraka’, October 3, 2016、al-Mada Press, October 3, 2016、Naharnet, October 3, 2016、NNA, October 3, 2016、Reuters, October 3, 2016、SANA, October 3, 2016、UPI, October 3, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はヒムス県東部でダーイシュとの戦闘を続ける(2016年10月2日)

ヒムス県では、SANA(10月2日付)によると、シリア軍がムシャイリファ村、マフル油田一帯などでダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, October 2, 2016、AP, October 2, 2016、ARA News, October 2, 2016、Champress, October 2, 2016、al-Hayat, October 3, 2016、Iraqi News, October 2, 2016、Kull-na Shuraka’, October 2, 2016、al-Mada Press, October 2, 2016、Naharnet, October 2, 2016、NNA, October 2, 2016、Reuters, October 2, 2016、SANA, October 2, 2016、UPI, October 2, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍は、米国がSDGTに指定するアル=カーイダ系のジュンド・アクサー機構と共闘する米支援のイッザ軍の本部をバンカーバスターで爆撃し、司令官ら50人が消息不明(2016年10月2日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍がイッザ軍の本部があるラターミナ町近郊の山岳地帯をバンカーバスター(地中貫通爆弾)で爆撃した。

13回におよぶ爆撃で、イッザ軍の戦闘員6人が死亡した。

爆撃を受けた本部には、司令官を含む50人がおり、彼らの消息は不明だという。

イッザ軍は「穏健な反体制派」と目され、米国や複数のアラブ諸国の支援を受ける一方、「マルワーン・ハディードの戦い」において、米国が9月20日に「特別指定国際テロリスト」(Specially Designated Global Terrorists、SDGT)に指定したジュンド・アクサー機構と共闘している。

また「マルワーン・ハディードの戦い」には、シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)、シャーム自由人イスラーム運動が正式に参加している。

一方、SANA(10月2日付)によると、シリア軍が呼ぶ部隊とともにムーリク市、マアーン村一帯、スーラーン市、マアルカバ村、カフルズィーター市、ラーヤ山一帯でジュンド・アクサー機構、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団と交戦した。

他方、クッルナー・シュラカー(10月2日付)によると、カフルズィーター市内のマガーラ中央病院(通称「殉教者ハサン・アアラジュ病院」)がロシア軍の爆撃を受けて甚大な被害を受け、利用不能となった。

**

ダルアー県では、SANA(10月2日付)によると、シリア軍がヤードゥーダ村、ダルアー市ダム街道地区でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)と交戦した。

**

ダマスカス郊外県では、ARA News(10月2日付)によると、シリア軍がドゥーマー市を砲撃、またカフルバトナー町一帯を爆撃した。

なお、爆撃はダマスカス県ジャウバル区にも及んだという。

一方、SANA(10月2日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにダイルハビーヤ村一帯で反体制武装集団と交戦し、同地の農場地帯および複数の建物群を制圧した。

**

ヒムス県では、SANA(10月2日付)によると、シリア軍がジャウラト・ハスヤーン村、ザフラーナ村、イッズッディーン村、タルビーサ市、アルド・アブー・サファー地区でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)と交戦した。

**

クナイトラ県では、SANA(10月2日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)がハドル村を砲撃し、1人が負傷した。

AFP, October 2, 2016、AP, October 2, 2016、ARA News, October 2, 2016、Champress, October 2, 2016、al-Hayat, October 3, 2016、Iraqi News, October 2, 2016、Kull-na Shuraka’, October 2, 2016、al-Mada Press, October 2, 2016、Naharnet, October 2, 2016、NNA, October 2, 2016、Reuters, October 2, 2016、SANA, October 2, 2016、UPI, October 2, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍総司令部は反体制武装集団にアレッポ市東部からの退去を呼びかける(2016年10月2日)

シリア軍武装部隊総司令部は声明を出し、アレッポ市東部各地区で抵抗を続けるすべての反体制武装集団戦闘員に対して、同地から退去し、住民が通常の生活を送れるようにするよう呼びかけた。

声明はまた、シリア、ロシア両軍司令部は、アレッポ市東部からの武装集団の退去の安全を保障し、必要な支援を提供するとしている。

AFP, October 2, 2016、AP, October 2, 2016、ARA News, October 2, 2016、Champress, October 2, 2016、al-Hayat, October 3, 2016、Iraqi News, October 2, 2016、Kull-na Shuraka’, October 2, 2016、al-Mada Press, October 2, 2016、Naharnet, October 2, 2016、NNA, October 2, 2016、Reuters, October 2, 2016、SANA, October 2, 2016、UPI, October 2, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がYPGの支援を受け、アレッポ市北部のシュカイイフ工業地区の大部分を制圧(2016年10月2日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がアレッポ市北西部ジャンドゥール交差点地区方面から、アレッポ市シュカイイフ地区に進軍し、ジハード主義武装集団と交戦、ARA
News(10月2日付)によると、シリア軍はシュカイイフ工業地区の大部分を制圧した。

ドゥラル・シャーミーヤ(10月2日付)、SNN(10月2日付)によると、シリア軍、イラク人およびレバノン人民兵が、同地で反体制武装集団と激しい交戦の末に、複数の拠点を制圧、またシャイフ・マクスード地区を実効支配する西クルディスタン移行期民政局の人民防衛隊がシリア軍の戦闘を砲撃などで支援し、反体制武装集団は撤退を余儀なくされたという。

またロイター通信(10月2日付)などによると、反体制武装集団の支配下にあるアレッポ市ブスターン・バーシャー地区、ハラク地区、スライマーン・ハラビー地区一帯、そしてアレッポ市南部のシャイフ・サイード地区一帯で、シリア軍および親政権武装集団がジハード主義武装集団との戦闘を続け、ロシア軍戦闘機が夜間空爆を行った。

シリア人権監視団によると、シリア軍はブスターン・バーシャー地区、サーフール地区の制圧を狙っているという。

 southfront.org

southfront.org

 

AFP, October 2, 2016、AP, October 2, 2016、ARA News, October 2, 2016、Champress, October 2, 2016、al-Durar al-Shamiya, October 2, 2016、al-Hayat, October 3, 2016、Iraqi News, October 2, 2016、Kull-na Shuraka’, October 2, 2016、al-Mada Press, October 2, 2016、Naharnet, October 2, 2016、NNA, October 2, 2016、Reuters, October 2, 2016、SANA, October 2, 2016、SNN, October 2, 2016、UPI, October 2, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はアレッポ市北部の戦略的要衝キンディー国立病院およびハンダラート・パレスチナ難民キャンプ南西部一帯を完全制圧(2016年10月2日)

アレッポ県では。SANA(10月2日付)によると、シリア軍が予備部隊の支援を受け、アレッポ市北部郊外一帯で反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)と交戦、戦略的要衝のキンディー国立病院およびハンダラート・パレスチナ難民キャンプ南西部の丘陵地帯および農場地帯(ハムラー丘、第16農場など)を完全制圧した。

キンディー国立病院は2013年末に反体制武装集団によって制圧され、その際に施設が甚大な被害受け利用不能となっていた。

SANA, October 2, 2016
SANA, October 2, 2016

AFP, October 2, 2016、AP, October 2, 2016、ARA News, October 2, 2016、Champress, October 2, 2016、al-Hayat, October 3, 2016、Iraqi News, October 2, 2016、Kull-na Shuraka’, October 2, 2016、al-Mada Press, October 2, 2016、Naharnet, October 2, 2016、NNA, October 2, 2016、Reuters, October 2, 2016、SANA, October 2, 2016、UPI, October 2, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.