YPG主体のシリア民主軍はアレッポ県北部で、シリア軍はアレッポ県南部でアル=カーイダ系組織、「穏健な反体制派」との戦闘を続ける(2016年2月17日)

アレッポ県では、ARA News(2月17日付)によると、県北部のタッル・リフアト市内の工業地区一帯で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、アレッポ・ファトフ作戦司令室参加組織と交戦した。

一方、ロシア軍の航空支援を受けたシリア軍および外国人戦闘員は、アレッポ市南部のハーン・トゥーマーン村一帯で、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム軍、アレッポ・ファトフ作戦司令室参加組織と交戦した。

また、SANA(2月17日付)によると、シリア軍はアレッポ市ラーシディーン地区、ラームーサ地区、サーフール地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(2月17日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに県北部のシャラフ砦、シール・カブーア、アムーリー山、第422地点、マルジュ・ザーウィヤ村、アイドゥー・カスタル村で反体制武装集団を掃討し、同地を制圧、治安と安定を回復した。

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ヒムス県では、SANA(2月17日付)によると、シリア軍がタルビーサ市、ティールマアッラ村、ガントゥー市、キースィーン村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(2月17日付)によると、シリア軍がカフルバトナー町でイスラーム旅団、イスラーム軍などからなるジハード主義武装集団の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(2月17日付)によると、シリア軍がカフルズィーター市、ジュッブ・ライヤーン村、カフルヌブーダ町でシャームの民のヌスラ戦線などファトフ軍の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月17日付)によると、シリア軍がハーミディーヤ村、アブー・ズフール町、ハーン・シャイフーン市でファトフ軍の拠点を空爆し、戦闘員10人を殲滅した。

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ダルアー県では、SANA(2月17日付)によると、シリア軍がダルアー市マンシヤ地区南東部一帯で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 17, 2016、AP, February 17, 2016、ARA News, February 17, 2016、Champress, February 17, 2016、al-Hayat, February 18, 2016、Iraqi News, February 17, 2016、Kull-na Shuraka’, February 17, 2016、al-Mada Press, February 17, 2016、Naharnet, February 17, 2016、NNA, February 17, 2016、Reuters, February 17, 2016、SANA, February 17, 2016、UPI, February 17, 2016などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県ムウダミーヤト・シャーム市、マダーヤー町、イドリブ県フーア市に人道支援物資が搬入(2016年2月17日)

ダマスカス郊外県では、SANA(2月17日付)によると、シリア軍が包囲するムウダミーヤト・シャーム市にとどまる住民約5万人強を対象とする人道支援物資が搬入された。

人道支援物資は食糧、医療員、燃料など貨物車輌35輌分で、国連とシリア赤新月社の支援チームが市内への搬入を行った。

搬入作業はまた、ヒズブッラー戦闘員やシリア軍の包囲が続くマダーヤー町、ザバダーニー市に対しても行われ、88輌の貨物車輌が同地に入った。

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イドリブ県では、SANA(2月17日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線などファトフ軍に所属する武装集団の包囲が続くフーア市およびカファルヤー町に、国連とシリア赤新月社の支援チームが食糧、医療員、燃料など貨物車輌18輌分の人道支援物資を搬入した。

SANA, February 17, 2016
SANA, February 17, 2016

 

AFP, February 17, 2016、AP, February 17, 2016、ARA News, February 17, 2016、Champress, February 17, 2016、al-Hayat, February 18, 2016、Iraqi News, February 17, 2016、Kull-na Shuraka’, February 17, 2016、al-Mada Press, February 17, 2016、Naharnet, February 17, 2016、NNA, February 17, 2016、Reuters, February 17, 2016、SANA, February 17, 2016、UPI, February 17, 2016などをもとに作成。

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アサド大統領は国内外に逃亡した兵役忌避者への恩赦を決定(2016年2月17日)

アサド大統領は、2016年政令第8号を施行、国内逃亡罪(軍事刑法第100条)、国外逃亡罪(同101条)、および兵役法が定める犯罪に対する恩赦の実施を決定した。

恩赦の対象は2016年2月17日以前の犯罪を対象とし、国内逃亡罪については本政令施行から30日以内に、国外逃亡罪については60日以内に当局への出頭をもって適用されるという。

SANA(2月17日付)が伝えた。

AFP, February 17, 2016、AP, February 17, 2016、ARA News, February 17, 2016、Champress, February 17, 2016、al-Hayat, February 18, 2016、Iraqi News, February 17, 2016、Kull-na Shuraka’, February 17, 2016、al-Mada Press, February 17, 2016、Naharnet, February 17, 2016、NNA, February 17, 2016、Reuters, February 17, 2016、SANA, February 17, 2016、UPI, February 17, 2016などをもとに作成。

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ロシア外務次官は、シリア政府と国連安保理の同意なしにシリア北部に「飛行禁止空域」を設置することは許されないと反論(2016年2月17日)

ロシア外務省のゲンナージー・ガティロフ外務次官は、ドイツのアンゲラ・メルケル首相やトルコのヤルチュン・アクドーアン副首相がアレッポ県北部に飛行禁止空域(安全地帯)を設定する必要があると述べたことに関して、「飛行禁止空域にかかる決定は、シリア政府と国連安保理の同意なしには許され得ない」と述べた。

インテルファクス通信(2月17日付)が伝えた。

AFP, February 17, 2016、AP, February 17, 2016、ARA News, February 17, 2016、Champress, February 17, 2016、al-Hayat, February 18, 2016、Iraqi News, February 17, 2016、Kull-na Shuraka’, February 17, 2016、al-Mada Press, February 17, 2016、Naharnet, February 17, 2016、NNA, February 17, 2016、Reuters, February 17, 2016、SANA, February 17, 2016、UPI, February 17, 2016などをもとに作成。

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ジャアファリー・シリア国連代表「シリア北部での勝利はシリア軍とクルド人の合同勝利」(2016年2月17日)

シリアのバッシャール・ジャアファリー国連代表は、アレッポ県北部での西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の攻勢に関して「シリア北部で達成されている勝利は、シリア軍とクルド人の合同勝利とみなすことができる」と述べた。

ジャアファリー国連代表は、「利害対立は起こり得る。米国政府から支援を受けているこのクルド人勢力は同時にシリア政府の支援も受けている。それゆえ、シリア北部で達成されている勝利は、シリア軍とクルド人の合同勝利とみなすことができる」と述べた。

ARA News(2月17日付)が伝えた。

AFP, February 17, 2016、AP, February 17, 2016、ARA News, February 17, 2016、Champress, February 17, 2016、al-Hayat, February 18, 2016、Iraqi News, February 17, 2016、Kull-na Shuraka’, February 17, 2016、al-Mada Press, February 17, 2016、Naharnet, February 17, 2016、NNA, February 17, 2016、Reuters, February 17, 2016、SANA, February 17, 2016、UPI, February 17, 2016などをもとに作成。

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オバマ米大統領「反体制派はロシア軍に対抗できない」(2016年2月16日)

バラク・オバマ米大統領は、ASEAN首脳会議に出席するため滞在している米カリフォルニア州サニーランズでの記者会見で、シリア情勢に関して「反体制武装集団はロシア軍に対抗できない」と述べた。

オバマ大統領は、ロシアによるシリアへの軍事介入、とりわけアサド政権への支援に関して、「ロシアは自ら泥沼にはまることになる」と指摘する一方、ロシア軍とアサド政権の最近の優勢にもかかわらず「国土の4分の3が依然として「民の支配下」にあるなかで、戦闘はすぐには終わらない」と述べた。

また、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領との関係に関しては「私とプーチン氏との間に対立はない」と強調しつつも、「プーチン氏はロシア軍によってシリアを恒久的に占領するために投資しようと準備しているが、これは多額を要する…。それはおそらくロシアにとって最善の措置ではないだろう」と付言、「米国など国際社会の当事者とともに行動し、何らかの政治的移行を調停使用とする方がより賢い」と述べた。

しかし、オバマ大統領は「もちろん、ロシアは大きな軍事力を持っている。反乱軍が、世界第2位の強力な軍隊と対峙することなどできない。そうすることで、シリアを実際に安定化させるという問題が解決することもない。唯一の方法は、何らかのかたちの政治的移行だ」と述べた。

AFP, February 17, 2016、AP, February 17, 2016、ARA News, February 17, 2016、Champress, February 17, 2016、al-Hayat, February 18, 2016、Iraqi News, February 17, 2016、Kull-na Shuraka’, February 17, 2016、al-Mada Press, February 17, 2016、Naharnet, February 17, 2016、NNA, February 17, 2016、Reuters, February 17, 2016、SANA, February 17, 2016、UPI, February 17, 2016などをもとに作成。

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ドイツのメルケル首相はシリア北部に「飛行禁止空域」を設定することが有効と述べる(2016年2月16日)

ドイツのアンゲラ・メルケル首相は『シュツットガルト·ツァイトゥング』(2月15日付)のインタビューに応じ、そのなかでアレッポ県北部の混戦状態に関して、国境地帯に「何らかの飛行禁止空域」を設定する必要があると述べた。

メルケル首相は「現状において、いかなる当事者も空爆が許されない地域、つまりある種の飛行禁止空域のような空域があれば、有効かもしれない」と述べた。

AFP, February 17, 2016、AP, February 17, 2016、ARA News, February 17, 2016、Champress, February 17, 2016、al-Hayat, February 18, 2016、Iraqi News, February 17, 2016、Kull-na Shuraka’, February 17, 2016、al-Mada Press, February 17, 2016、Naharnet, February 17, 2016、NNA, February 17, 2016、Reuters, February 17, 2016、SANA, February 17, 2016、Stuttgarter Zeitung, February 15, 2016、UPI, February 17, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がアレッポ市とクワイリス航空基地を結ぶ火力発電所をダーイシュ(イスラーム国)から奪還(2016年2月16日)

アレッポ県では、ARA News(2月16日付)によると、ロシア軍の航空支援を受けたシリア軍が、アレッポ市東部の火力発電所を、ダーイシュ(イスラーム国)との交戦の末に制圧した。

火力発電所はアレッポ市とクワイリス航空基地のほぼ中間に位置する。

ARA News, February 16, 2016
ARA News, February 16, 2016

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月16日付)によると、シリア軍がサルダ山一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(2月16日付)によると、シリア軍がカルヤタイン市近郊のスード丘、ルマイリー山、ラジャム・カスル村、西ヒブラ村、ウンク・ハワー村、タドムル市郊外採石所一帯などでダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 16, 2016、AP, February 16, 2016、ARA News, February 16, 2016、Champress, February 16, 2016、al-Hayat, February 17, 2016、Iraqi News, February 16, 2016、Kull-na Shuraka’, February 16, 2016、al-Mada Press, February 16, 2016、Naharnet, February 16, 2016、NNA, February 16, 2016、Reuters, February 16, 2016、SANA, February 16, 2016、UPI, February 16, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がダマスカス郊外県東グータ地方、ラタキア県北部で支配地域を拡大(2016年2月16日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(2月16日付)によると、ロシア軍がジャースィム市を複数回にわたり空爆し、ワーイル・ハルキー首相の自宅が被弾、義理の妹1人が負傷した。

これに対して、ダルアー県で活動する反体制武装集団12組織は共同声明を出し、ダルアー県・クナイトラ県・ダルアー県境のいわゆる「死の三角地帯」で「汝らが戻れば、我々も戻る」と銘打った戦闘を開始、シリア軍の拠点複数カ所を制圧した。

共同声明を出したのは、シャームの剣旅団、フルカーン旅団、アバービール軍、クナイトラ軍事評議会、ハウラーン・ムジャーヒディーン旅団、ヤルムーク軍、第24歩兵師団、アンサール・イスラーム戦線、ハムザ師団、サブティーン軍、シリア革命家戦線、タウヒードの暁旅団。

Kull-na Shuraka', February 16, 2016
Kull-na Shuraka’, February 16, 2016

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ダマスカス郊外県では、SANA(2月16日付)によると、シリア軍が東グータ地方のファルザート丘(ナシャービーヤ町西方)一帯、ビラーリーヤ村およびフーシュ・ハラーブー村一帯の農村や拠点で、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍などからなるジハード主義武装集団と交戦、戦闘員15人を殲滅、同地を制圧した。

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ラタキア県では、SANA(2月16日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、県北津のバッラ村、シャラフ村、ワーディー・バースール村、アイン・ガザール村で反体制武装集団を掃討、同地を制圧し、治安と安定を回復した。

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ハマー県では、SANA(2月16日付)によると、シリア軍がラハーヤー村、ヒルブナフサ村でシャームの民のヌスラ戦線などファトフ軍の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月16日付)によると、シリア軍がハーミディーヤ村一帯でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(2月16日付)によると、シリア軍がティールマアッラ村、ガントゥー市、西マシュジャル村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(2月16日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、アジュラフ村、東サムダーニーヤ村に侵攻しようとした武装集団を撃退した。

AFP, February 16, 2016、AP, February 16, 2016、ARA News, February 16, 2016、Champress, February 16, 2016、al-Hayat, February 17, 2016、Iraqi News, February 16, 2016、Kull-na Shuraka’, February 16, 2016、al-Mada Press, February 16, 2016、Naharnet, February 16, 2016、NNA, February 16, 2016、Reuters, February 16, 2016、SANA, February 16, 2016、UPI, February 16, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はアレッポ県北部のダーイシュ(イスラーム国)支配地域に接近する一方、シリア軍、ロシア軍と連携するかたちでアレッポ市内でもヌスラ戦線と「穏健な反体制派」への攻勢を強化、アレッポ市内の武装集団はシャーム自由人イスラーム運動の元指導者に忠誠を誓う(2016年2月16日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(2月15日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が革命家軍とともに主導するシリア民主軍が15日未明、アル=カーイダ系組織と「穏健な反体制派」の拠点都市の一つタッル・リフアト市およびシャイフ・ハラール村を制圧した。

また『ハヤート』(2月17日付)によると、シリア民主軍はマーリア市に向けて進軍を続け、シリア人権監視団によると、タッル・リフアト市の西方約10キロの距離に位置するマーリア市の名士がシリア民主軍の代表との交渉を行い、シリア民主軍の同市への無血入城についての調整が開始された。

マーリア市は、米トルコ両政府が2015年半ばに設置合意した「安全地帯」で勢力を拡大するダーイシュ(イスラーム国)が制圧をめざし、東側から攻撃を繰り返してきた。

「安全地帯」設置以前は、同地はアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線も展開していたが、ヌスラ戦線は「安全地帯」設置合意以降、米軍主導の有志連合との共闘を嫌い、同地から撤退、残されたシャーム戦線など「穏健な反体制派」は、ダーイシュとの戦いで劣勢を強いられていた。

シリア民主軍とシリア軍は、アレッポ県北部におけるアル=カーイダ系組織と「穏健な反体制派」の中心拠点であるアアザーズ市の南部および西部で勢力を拡大するなか、マーリア市はアアザーズ市と県北東部を結ぶ唯一の経由地となっている。

一方、トルコ軍は同地一帯に対して4日連続となる越境砲撃を行った。

ARA News(2月16日付)によると、トルコ軍が砲撃したのは、カフルナースィフ村、シャイフ・サイード村、カフル・ナーヤー村一帯と、アフリーン市近郊のキーバール村一帯。

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他方、アレッポ市、ARA News(2月16日付)によると、ロシア軍の航空支援を受けたシリア軍と国防隊がアレッポ市バニー・ザイド地区、アーミリーヤ地区、ライラムーン地区を攻撃した。

またこの動きと並行するかたちで、シリア民主軍は、反体制武装集団の支配下にあるアレッポ市ハラク地区、ブスターン・バーシャー地区に侵攻し、第16歩兵師団、スルターン・ムラード師団、シャームの民のヌスラ戦線などと交戦した。

これに対して、ヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるジハード主義武装集団が、西クルディスタン移行期民政局支配下のアレッポ市シャイフ・マクスード地区を砲撃した。

このほか、クッルナー・シュラカー(2月17日付)によると、シリア・ムスリム同胞団系の武装組織シャーム軍団の有力司令官の一人、アリー・アウワーシュ氏(アブー・バクル)がアレッポ市西部郊外でのシリア軍との戦闘で死亡した。

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クッルナー・シュラカー(2月16日付)によると、アレッポ県で活動する反体制武装集団9組織が、アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動のハーシム・シャイフ前総司令官に忠誠を誓った。

シャイフ前司令官に忠誠を誓ったのは、シャーム自由人イスラーム運動、ヌールッディーン・ザンキー運動、「命じられるままに進め連合」、第101師団、第1中隊、第16師団、山地の鷹旅団、スルターン・ムラード旅団、ムンタスィル・ビッラー旅団。

この宣誓が、ムハンナド・ミスリー氏が総司令官が率いるシャーム自由人イスラーム運動からの離反を意味するかは不明。

これに関して、アレッポ県で活動するというワーイル・ムハンマドを名乗るメディア活動家は、ARA News(2月16日付)に対して、アレッポ市一帯で活動する主要な反体制武装集団が「アレッポ市民の要請を受け、一つの旗、一つの司令官のもとに完全統合することを決定した」と述べた。

AFP, February 16, 2016、AP, February 16, 2016、ARA News, February 16, 2016、Champress, February 16, 2016、al-Hayat, February 17, 2016、Iraqi News, February 16, 2016、Kull-na Shuraka’, February 16, 2016、February 17, 2016、al-Mada Press, February 16, 2016、Naharnet, February 16, 2016、NNA, February 16, 2016、Reuters, February 16, 2016、SANA, February 16, 2016、UPI, February 16, 2016などをもとに作成。

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ヒズブッラーのナスルッラー書記長「サウジアラビアとトルコはシリアへの地上部隊派遣を画策し、世界体制を勃発させようとしている」(2016年2月16日)

ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は、テレビ演説を行い、サウジアラビアとトルコが、シリアへの地上部隊派遣を画策することで、「世界大戦を勃発させようとしている」と非難した。

「殉教指導者の日」に合わせて行われたテレビ演説で、ナスルッラー書記長は以下のように述べた。

「武装集団の相次ぐ敗北が、サウジアラビアとトルコに、有志連合のもとでのダーイシュ(イスラーム国)との戦いを口実とした(シリアへの)地上部隊派遣を考えさせることになった。これは極めて重要な進展だ…。サウジアラビアとトルコは、ダーイシュの脅威に気づいていた。しかし、両国は自分たちが支援する組織が敗北を喫しているために目を覚ましたのだ」。

「サウジアラビアとトルコは交渉のテーブルにとどまり、戦争を継続するために地上部隊を派遣しようとしている…。シリアでのいかなる和解を受け入れることなく、世界大戦を勃発させようとしている…。トルコは「新オスマン帝国構想」の挫折に喘ぎ、シリアにおけるサウジアラビアの企みも頓挫した」。

一方、イスラエルをめぐってナスルッラー書記長は以下のように述べた。

「イスラエルはサウジアラビア、トルコと、アサド大統領が権力にとどまるかたちでの問題解決を許すべきでないという点で合意している…。サウジアラビア、トルコ、そしてイスラエルがこうした問題解決を拒否しているがゆえに、交渉を麻痺させようとしているのだ。彼らは前提条件を提示し、要求をエスカレートさせ、米国さえもそうした状況を批判するようになっている」。

「イスラエルはシリアを分割に追い込むことに失敗した。なぜなら、シリア軍、そしてその同盟者たちがラタキア、アレッポ北部、ダルアー南部、ハサカ、ダイル・ザウルで善戦しているからだ。これは、分割を拒否するとの決意がシリアにあることを意味している」。

Naharnet, February 16, 2016
Naharnet, February 16, 2016


AFP, February 16, 2016、AP, February 16, 2016、ARA News, February 16, 2016、Champress, February 16, 2016、al-Hayat, February 17, 2016、Iraqi News, February 16, 2016、Kull-na Shuraka’, February 16, 2016、al-Mada Press, February 16, 2016、Naharnet, February 16, 2016、NNA, February 16, 2016、Qanat al-Manar, February 16, 2016、Reuters, February 16, 2016、SANA, February 16, 2016、UPI, February 16, 2016などをもとに作成。

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国連安保理非公式会合で、エジプト、イラクがロシアとともにトルコによるシリア、イラクへの軍事介入を非難(2016年2月16日)

『ハヤート』(2月17日付)は、複数の外交筋の話として、国連安保理で、トルコ軍のシリアへの越境砲撃について協議するための非公式会合(議長国はヴェネズエラ)が開かれ、ロシアとともに、エジプトが、トルコによるイラクとシリアへの内政干渉を批判した、と伝えた。

この非公式会合は、ロシアの要請に基づき開催された。

会合では、ロシアのヴラジミール・ヴォロンコフ国連副大使が、怒りを露わにして、トルコ軍によるシリア領内への砲撃を非難するとともに、エジプトのアムル・アブー・アター国連代表大使が、「トルコに対する批判は、イラクやシリアに対して続けられる同国の干渉の背景に対してもなされるべきだ」と述べたという。

『ハヤート』(2月17日付)によると、アブー・アター国連代表大使は数日前から、イラクのムハンマド・ハキーム国連代表大使との会談を重ね、イラクに対するトルコの軍事介入を批判し、イラクからのトルコ軍の撤退を求める決議案についての協議を行っていたという。

これに対して、フランスのフランソワ・デラットル国連代表大使は、ミュンヘンでのISSG(国際シリア支援グループ)の合意、国連安保理決議第2254号の実施を最優先すべきだと主張、シリア軍とその同盟国による軍事行動がこうした動きに逆行すると非難した。

他方、『ハヤート』(2月18日付)によると、シリアのバッシャール・ジャアファリー国連代表は、イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市の病院を支援していたことに関して、「国境なき医師団はフランス諜報機関のシリア領内の支部だ」と断じ、「シリア政府との調整や協議なし」にシリア国内で活動していることを批判した。

また、イラクのハキーム国連代表大使代表大使も、モスル市一帯からのトルコ軍の撤退を求めるとともに、国連加盟国に対して、戦闘員の自国領の通過を阻止することを定めた国連決議を遵守するよう呼びかけた。

AFP, February 16, 2016、AP, February 16, 2016、ARA News, February 16, 2016、Champress, February 16, 2016、al-Hayat, February 17, 2016、February 18, 2016、Iraqi News, February 16, 2016、Kull-na Shuraka’, February 16, 2016、al-Mada Press, February 16, 2016、Naharnet, February 16, 2016、NNA, February 16, 2016、Reuters, February 16, 2016、SANA, February 16, 2016、UPI, February 16, 2016などをもとに作成。

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イランのザリーフ外相はサウジアラビア、トルコが意思表明したシリアへの地上部隊の派遣を「国際法違反」と非難(2016年2月16日)

イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣は、サウジアラビア、トルコが意思表明したシリアへの地上部隊の派遣に関して「国際法に違反する」としたうえで、「シリア領内にイランの部隊は駐留していない。シリア政府の要請を受け、各地に軍事顧問がいる」のみと述べた。

AFP, February 16, 2016、AP, February 16, 2016、ARA News, February 16, 2016、Champress, February 16, 2016、al-Hayat, February 17, 2016、Iraqi News, February 16, 2016、Kull-na Shuraka’, February 16, 2016、al-Mada Press, February 16, 2016、Naharnet, February 16, 2016、NNA, February 16, 2016、Reuters, February 16, 2016、SANA, February 16, 2016、UPI, February 16, 2016などをもとに作成。

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ロシア外務省のザハロフ報道官「トルコ軍は越境砲撃でダーイシュ(イスラーム国)、ヌスラ戦線などへの支援を継続しようとしている」(2016年2月16日)

ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、トルコ軍によるアレッポ県北部への越境砲撃や、イドリブ県、アレッポ県の病院への空爆に関するトルコ当局の喧伝に関して「一部のパートナーが我々に対して、アアザーズ市一帯のシリア・トルコ国境の100キロ弱の回廊に抵触しないよう懇願してきた」としたうえで、「このことは、トルコからこの地域を経由して、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線などのテロ組織に日々の武器、弾薬、食糧を供与し続けられるようにするのが目的だということは明白だ」と述べ、トルコの「テロ支援」を批判した。


AFP, February 16, 2016、AP, February 16, 2016、ARA News, February 16, 2016、Champress, February 16, 2016、al-Hayat, February 17, 2016、Iraqi News, February 16, 2016、Kull-na Shuraka’, February 16, 2016、al-Mada Press, February 16, 2016、Naharnet, February 16, 2016、NNA, February 16, 2016、Reuters, February 16, 2016、SANA, February 16, 2016、UPI, February 16, 2016などをもとに作成。

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トルコ政府高官はシリアへの単独での地上部隊派遣を否定(2016年2月16日)

サウジアラビア、UAEなどが意思表明したシリア領内へのダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を目的とした地上部隊の派遣に関して、トルコ政府高官は、AFP(2月16日付)に対して、「我々は有志連合諸国とともに地上作戦を実施したいと考えている。地上作戦なくして、シリアでの戦闘を停止させることは不可能だ」と述べたうえで、「シリア領内でトルコが一方的に単独軍事作戦を行うことはないだろう」と付言した。


AFP, February 16, 2016、AP, February 16, 2016、ARA News, February 16, 2016、Champress, February 16, 2016、al-Hayat, February 17, 2016、Iraqi News, February 16, 2016、Kull-na Shuraka’, February 16, 2016、al-Mada Press, February 16, 2016、Naharnet, February 16, 2016、NNA, February 16, 2016、Reuters, February 16, 2016、SANA, February 16, 2016、UPI, February 16, 2016などをもとに作成。

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デミストゥラ国連特別代表がシリアを訪問し、ムアッリム外相と会談、包囲された都市への人道支援について協議(2016年2月16日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題国連特別代表はシリアを訪問し、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣(兼副首相)と会談、ジュネーブ3会議への対応などについて意見を交わした。

SANA(2月16日付)によると、デミストゥラ特別代表は会談で、ドイツのミュンヘンで行われたISSG(国際シリア支援グループ)外相会合について報告する一方、ムアッリム外務在外居住者大臣は、シリア政府がシリア人どうしの対話に無条件で取り込もうとしていると伝えるとともに、シリアの将来はシリア国民のみが決定すると強調した。

ムアッリム外務在外居住者大臣はまた、「テロ組織」の支配下にある地域への人道支援物資配給などを通じた市民の保護に向けた努力を説明、こうした取り組みをジュネーブ3会合の進捗とかかわりなく継続すると明言した。

同時に、米国やEU諸国によるシリアへの制裁がシリア国民の苦難を増長させていると主張し、その解除を求めた。

会談後、デミストゥラ特別代表は、シリア国内の反体制派の代表と会談した。

会談に参加したのは、人民党のナウワーフ・ムルヒム書記長、シリア国民民主行動委員会のマイス・クライディー代表ら。

SANA, February 16, 2016
SANA, February 16, 2016

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ロイター通信(2月16日付)は、国連のファルハーン・ハック副報道官の話として、シリア政府がダイル・ザウル市、ダマスカス郊外県マダーヤー町およびムウダミーヤト・シャーム市など、包囲下の7都市への人道支援物資を搬入することに同意したと伝えた。

AFP, February 16, 2016、AP, February 16, 2016、ARA News, February 16, 2016、Champress, February 16, 2016、al-Hayat, February 17, 2016、Iraqi News, February 16, 2016、Kull-na Shuraka’, February 16, 2016、al-Mada Press, February 16, 2016、Naharnet, February 16, 2016、NNA, February 16, 2016、Reuters, February 16, 2016、SANA, February 16, 2016、UPI, February 16, 2016などをもとに作成。

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ロシア国防省はロシア軍が2月10~16日の1週間で444回出撃し、1,593カ所を攻撃したと発表する一方、イドリブ県、アレッポ県での病院への爆撃関与を否定し、トルコの情報操作を非難(2016年2月16日)

ロシア国防省は、2月10日から16日までの1週間で、シリア駐留ロシア空軍戦闘機が444回の出撃を行い、ダイル・ザウル県、ダルアー県、ヒムス県、ハマー県、ラタキア県、アレッポ県内のて「テロリスト」の標的1,593カ所を攻撃した、と発表した。

また2月15日、シリア軍と「愛国的反体制派」がシリア北部(アレッポ県)および北西部(ラタキア県)内の居住地域7カ所を含む100平方キロメートルを制圧したと付言した。

ロシア国防省によると、2月に入って、シリア軍が奪還した地域は800平方キロメートル、73の居住地域に及ぶという。

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一方、アレッポ県北部の戦況に関して、ロシア国防省は、「テロリスト」が自らの家族をトルコ国境地帯に退避させたが、トルコ当局の規制を受けずにトルコ領内に避難しているのが負傷した戦闘員だけで、トルコ領内からはイドリブ県、アレッポ県の武装集団に武器、弾薬、装備の補給が続けられていると主張した。

また、トルコ軍によるアレッポ県北部への越境砲撃に関して、トルコ軍がこれまでに居住地域に対して100発以上の迫撃砲を撃ち込んだと発表した。

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さらに、15日のイドリブ県マアッラト・ヌウマーン市の病院に対する空爆が、カスピ海に展開するロシア海軍艦艇からの弾道ミサイルによるものだとするアフメト・ダウトオール首相の発言については、ロシア国防省は、現在カスピ海に弾道ミサイルを装備した艦艇は配備されていないと述べ、これを否定した。

また、アレッポ県アアザーズ市の病院に対する空爆をロシア軍によるものだとする報道・主張についても、これを否定した。

イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市で空爆を受けた病院が「国境なき医師団の支援を受けている」とする点については、トルコ当局が「支援を受けている」という表現を省略し、「国境なき医師団の病院」として情報を拡散しているとしたうえで、国境なき医師団の病院が同市およびアレッポ県北部にあると主張しているのがトルコ当局だけで、国境なき医師団のHPにすらそうした情報はないと指摘した。

加えて、アアザーズ市の病院(そして学校)への空爆は2月10日にすでにインターネット上で情報が配信され、またマアッラト・ヌウマーン市の病院については、被害を確認できる写真、映像が存在しないと主張、いずれもトルコ領内のガジアンテップ市でねつ造されたものだと断じた。

AFP, February 16, 2016、AP, February 16, 2016、ARA News, February 16, 2016、Champress, February 16, 2016、al-Hayat, February 17, 2016、Iraqi News, February 16, 2016、Kull-na Shuraka’, February 16, 2016、al-Mada Press, February 16, 2016、Naharnet, February 16, 2016、NNA, February 16, 2016、Reuters, February 16, 2016、SANA, February 16, 2016、UPI, February 16, 2016などをもとに作成。

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米国務省報道官はイドリブ県、アレッポ県の病院に対する爆撃を非難(2016年2月15日)

ジョン・カービー米国務省報道官は、イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市とアレッポ県アアザーズ市の病院への空爆を非難するとともに、「シリア政府とその支援者は理由もなく、そして民間人保護に関する国際社会の取り決めを考慮せずにこうして攻撃を行っている」と批判した。

AFP, February 16, 2016、AP, February 16, 2016、ARA News, February 16, 2016、Champress, February 16, 2016、al-Hayat, February 17, 2016、Iraqi News, February 16, 2016、Kull-na Shuraka’, February 16, 2016、al-Mada Press, February 16, 2016、Naharnet, February 16, 2016、NNA, February 16, 2016、Reuters, February 16, 2016、SANA, February 16, 2016、UPI, February 16, 2016などをもとに作成。

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アサド大統領が7ヶ月ぶりに国内に向けて演説:「我々が曝されている戦闘は「概念をめぐる戦争」だ」(2016年2月15日)

アサド大統領は首都ダマスカスで、弁護士組合の中央評議会および各県評議会のメンバーの会合に出席し、演説を行った。

アサド大統領は、ロシア軍がシリア空爆を開始した2015年9月末以降、欧米諸国、ロシア、中国、イランなどのメディアのインタビューに頻繁に応じるようになったが、公の場でシリア人に向けて発言するのは、2015年9月24日にダマスカスでイード・アドハーの集団礼拝後に記者団の質問に答えたのを除くと、2015年7月26日の人民宮殿での人民諸委員会、職業諸組合、工業会議所、商業会議所、農業会議所、観光事業所の代表およびメンバーに向け演説を行って以来約7ヶ月ぶりとなる。

弁護士組合での演説は、SANAが映像(https://youtu.be/GXTcD65Q9uc)とアラビア語全文(http://www.sana.sy/?p=337099)を掲載した。

SANA, February 15, 2016
SANA, February 15, 2016

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アサド大統領は演説のなかで、弁護士組合を含む職業諸組合や人民諸組織が、政府と社会をさまざまな部門において架橋する役割を担っていると述べ、祖国と国民に資するための活動を活性化させるよう呼びかけた。

また、2011年以降の国内の危機に関連して、アサド大統領は、一部の者が法律という概念を充分に理解しようとする意思を持っていないことが明らかになったと指摘、この問題を克服するため、法制度のさらなる発展に向けた活動が求められると述べた。

そのうえで、アサド大統領は2011年以降の混乱について以下のような現状分析を行った。

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「我々が曝されている戦争は5年間におよぶ戦争ではなく、過去30年に及ぶ「概念をめぐる戦争」だ。それは衛星メディア…の出現をもって始まり、インターネットの普及によって、すべての家に入り込んでいった。この戦争は、すべての市民に歪められた概念をもたらすことができるようになった…。そしてこの側面において、我々アラブ人は失敗を犯してしまった。我々は市民にこうした概念を認知させるレベルを欠いていたからだ」。

「危機発生当初、市民のなかにはこう言う者がいた。我々は双方の暴力に反対する、と。しかし、彼らは国家とテロという概念さえも区別できていなかった。何が国家の義務なのか…、誰が発砲する権限を持ち、誰が持たないかといったことを区別できていなかった…。理由は多くの概念への認知が欠如していたからだ。国家と政府をどのように区別するかとったことを区別できなかった」。

「政府やその政策に反対し、政権交代や政策転換を要求する資格は誰にでもある。しかし、国家そのものを転換することは誰にもできない。国家はみなが必要としているものだ。国家が気に入らない者は、新憲法を起草し、体制転換することで対処できる。しかし、それとこれとは別問題で、国家そのものに背くことはできない」。

「国家と体制を区別するという別の問題もある…。国家であれ、政府であれ、与党であれ、愛国者であれ、体制という概念を用いるが、これは危険なことである。なぜなら、体制という言葉が用いられる場合、それは政府ではなく国民を侮辱しているからだ。体制に寄り添う国民には、国家がないことになってしまう…。この表現は、悪党が率いる集団を指す表現だ…。こうした表現は、西側が我々に対して常に用いるものだ。だから、先日の外国メディアのインタビューで、私は「フランスの体制」、「英国の体制」と敢えて言ったのだ。なぜなら、我々は、彼らこそが真の悪党だと考えているからだ」。

「国家と体制を区別できないと、政治的な意味での反体制派と、自身が反体制派だと思っている反体制派も区別できない…。政治的な意味での反体制派とは、国民潮流を代表していなければならない。この潮流とは、選挙を通じて、あるいは組合、地方議会、人民議会など…のポストを通じて現出するべきものだ」。

「我々はこうした概念を理解せず、また人々にそれを認知させようとしなかったために、危機に陥った」。

「いずれにせよ、事態は5年を経て明らかになった…。当初は民衆革命の様相を作り出すための煽動の試みがあった…。この試みが挫折すると、カタールを経由するかたちで多くの資金が支払われ始めた…。実際のところ、どんなに高く見積もっても、デモ参加者はシリア全土で15万人を越えることはなかったし、彼らのほとんどが買収されていた…。そしてこの動きが挫折すると、彼らは広義の意味における武装プロセスに転じた。これが頓挫すると、今度は、シャームの民のヌスラ戦線、そしてついにはダーイシュ(イスラーム国)を支援し、現在に至っているのだ」。

「西側は(第二次大戦の時のように)シリアを破壊することはできなかった…。なぜなら、西側諸国、そしてそれに追随するアラブ諸国、中東諸国は、シリア、シリア社会の特質、シリアという国家の特質、シリアを支える友人の特質を理解していなかったからだ…。だから彼らは、数週間、数ヶ月、あるいは数年で国家が崩壊するなどと言っていたのだ…。西側の行動の本質はテロ支援にある」。

「彼らが「政治的解決」と呼ぶ概念を利用する際にもっとも深刻なのは、友好国やその国民でさえ、シリアで起きていることが内戦、つまりシリア人どうしの戦争であるという印象を与えてしまうことだ…。シリアで起きているのは対外戦争ではなく、国家と虐げられた国民の戦争だと言われることもあれば、宗派間の戦争だと言われることもある…。非常に重要なのは、ここで我々はイラク戦争に対する我々の姿勢に立ち返っているということである…。イラク戦争直前の2002年の段階において…、イラクでの国家崩壊後に求められている政治改革をめぐる議論はことごとく宗派主義の概念に基づいていた…。しかし、我々は当時から、それがこの地域に宗派主義的な分断をもたらし、不安定化させ…、外国が望み通りの支配を行おうとする試みだと言うことを理解していた…。2006年にコンドリーザ・ライスが「創造的な混乱」という言葉を提起したが…、(ジュネーブ・プロセスで設置が求められている)移行期統治機関とはこの目的に至るための基礎のようなものだ」。

「ジュネーブ2会議以降、軍事的緊張は強まりを見せ、テロリストへの支援も増大したが、我々は大統領選挙を実施した。シリア内外で多数の有権者が参加したこの選挙は、彼ら(西側諸国)にとっては大きな打撃だった…。改めて強調すると…シリア国民が憲法を守り、憲法に従い投票を行い、文明的な概念としての国家、そして祖国を自ら守っていることを示したのだ。こうした段階を経て、彼ら(西側諸国)はダーイシュを活性化させ、シリア・アラブ軍の努力を挫こうとした」。

「(米国主導の)有志連合の目的は、彼ら(西側諸国政府)がテロに対して真摯に対処していると各国国民に思わせることにある。こうした偽りの方法に我々は常に反対してきた…。我々にとってテロとの戦いが最優先事項であり、それは今も、そして将来も止めることのないものだ。また、国連安保理決議第2254号やジュネーブ合意(2012年)とは別に、我々にとってもっとも重要なことは、決定はシリア国民が下すということだ…。しかし、彼らはこうしたことを差し置いて「移行期統治機関」だと言う」。

「我々には政治、経済、社会といったレベルでの改革が必要だが、同時に安定も必要だ…。ここにおいてもっとも重要なのは、いかなる移行プロセスも現行の憲法に準じていなければならないということだ。つまり、(ジュネーブ・プロセスにおける)移行期統治機関は、憲法からの逸脱、憲法の無効化をめざすものだ…。いかなるプロセスも現行憲法に準じなければならず、現行憲法を停止してはならない」。

「現在提起されているのは、戦闘停止という問題だ。しかし、西側はいつ戦闘停止について言及するようになったのか。答えは明白だと思う。武装集団が痛い目に遭い、負け始めたときだ…。戦闘停止とは軍隊どうし、国家どうしの間で行われるもので、国家とテロリストの間に行われるとしたらその概念は間違えだ…。我々には西側の高官がテロリストと公式の場で同席し、武器を与えたという具体的な証拠はない…。しかし、西側、そして我々の地域における西側の手先はテロリストが痛い目に遭って初めて戦闘停止を叫ぶようになった。これこそが彼らとテロのつながりを示す確固たる証拠だ…。彼らにとっての優先事項はテロとの戦いではなく、戦闘停止だ。つまり彼らはテロとの戦いが優先事項だと言って嘘をついているのだ…。戦闘停止とは、一義的にテロリストの立場を強化することを止めることを意味している。武器、装備、弾薬、テロリストを送り込むことは許されない。彼らの立場を改善したり強化したりすることも許されない」。

「しかしそれ以前に多くの質問がある。つまり、誰がテロリストなのか? これに関しては…、国連安保理はダーイシュとヌスラをテロ組織とし、友好国はシャーム自由人イスラーム運動やイスラーム軍をテロリストに指定しようとしている。しかし、我々国家にとって、国家とシリア国民に対して武器を向ける者すべてがテロリストだ」。

「彼ら(西側)は1週間以内に戦闘停止したいと言っている。しかし、1週間で戦闘停止に必要な条件や要件のすべてを揃えることができる者とは誰なのか? 誰もいない。そうした者はテロリストと話し合うとでもいうのか? テロ組織が戦闘停止を拒否している状況下で、誰がテロ組織を処罰するのか…? 誰がこれらの組織に対して、彼らが言うようなかたちで空爆を行うのか…。彼ら(西側)がこれらの組織を空爆したいというのであれば…、これらの組織はどこにいるのか…? 実質的にこうしたことはいずれも難しいのだ」。

「これらすべての要件が保障されたのなら、治安状況の改善のため、そして我々が今日直接行っている…和解にいたるために戦闘停止がなされねばならない。彼らが戦闘停止を最優先事項することは…、サウード家、レジェップ・タイイップ・エルドアン、アフメト・ダウトオールが地上部隊を介入させることを示唆しているのと同じ枠組みのなかにある。しかし、地上部隊の介入はあるだろうか? もちろん、これらの国は以前からそれを望んでいた…。しかし、我々はシリア危機、ないしはシリアへの戦争と呼ばれるものが数ヶ月前に、国連憲章を定着させようとする陣営と、それを廃止、力と覇権の論理を適用しようとする陣営の国際紛争へと変容したということを知っておかねばならない…。この二カ国は現在、単なる追随者、実行者に過ぎない。この二カ国は恐喝する役割を果たしているに過ぎない…。つまり我々はその主人に目を向けねばならない…。大国の間でこうした戦争に介入しようとする意思があるかを見なければならない…。大国間の紛争は、南シナ海…、ロシア南部、中央アジアなど世界的な拡がりのなかで行われている」。

「「シリア人どうしの対話」と言う場合、それはシリア国民に属すシリア人、すなわち外国ではなくシリアに根ざしているシリア人と交渉をすることを意味している…。我々がこれらの者たち(リヤド最高交渉委員会)と交渉する場合、我々はシリア人どうしが交渉しているとは見ていない。我々はリヤドの代表団と交渉する場合、我々はサウジアラビアと交渉するということだ。だから、彼らとシリアの憲法について議論はしない…。我々は彼らとシリアの未来について議論などできない…。シリア人どうしの対話が行われなければ、真の結果には至らない」。

「いずれにせよ、我々は勝利せねばならない。我々の前には自らの権利を主張する者である以外の選択肢はない。しかし、権利だけでは勝利はもたらされない。勝利する者のみが、権利を主張できるのだ…。この権利を得るために待つ者がいるとすれば、彼は権利を得ることはないだろう。我々は権利を取り戻さねばならないと考えるのであれば、その代価がどれほど高いものかということを理解しなければならない。自らの権利を何の代償ものなく取り戻せると考えている者は、この権利が失われていくことを理解せねばならない。この権利を防衛する者の筆頭にあげられるのがシリア・アラブ軍であり…、シリア・アラブ軍が血をもってこの代価を払っているのである」。

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アサド大統領の演説後、出席者との間で質疑応答が行われた。

AFP, February 15, 2016、AP, February 15, 2016、ARA News, February 15, 2016、Champress, February 15, 2016、al-Hayat, February 16, 2016、Iraqi News, February 15, 2016、Kull-na Shuraka’, February 15, 2016、al-Mada Press, February 15, 2016、Naharnet, February 15, 2016、NNA, February 15, 2016、Reuters, February 15, 2016、SANA, February 15, 2016、UPI, February 15, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がハマー県・ラッカ県境の丘陵地帯をダーイシュ(イスラーム国)から奪還する一方、有志連合はダイル・ザウル県の油田を爆撃(2016年2月15日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、県北東部のイスリヤー村・ラッカ市街道一帯で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、シリア軍がラッカ県との県境に位置する丘陵地帯の一部を制圧した。

一方、SANA(2月15日付)によると、シリア軍がジャニー・アルバーウィー村、アブー・フバイラート村、アブー・ハナーヤー村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市東部の火力発電所一帯でシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、アブー・ダンナ村およびアブー・ダンナ丘一帯、スィーン村一帯、タイバ村一帯を制圧した。

一方、SANA(2月15日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、アレッポ市東部の火力発電所に近いタイバ村でダーイシュ(イスラーム国)を掃討し、同地一帯を制圧、治安と安定を回復した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)が、ダーイシュ(イスラーム国)支配下のタドムル市内各所を空爆した。

一方、SANA(2月15日付)によると、シリア軍がカルヤタイン市、タドムル市一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(2月15日付)によると、有志連合がサーリヒーヤ村近郊のワルド油田地帯を空爆した。

一方、SANA(2月15日付)によると、シリア軍がブガイリーヤ村、マリーイーヤ村、ダイル・ザウル航空基地西部一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(2月15日付)によると、イスラーム軍が東カラムーン地方で、ダーイシュ(イスラーム国)の車輌を要撃し、戦闘員16人を殲滅した。

AFP, February 15, 2016、AP, February 15, 2016、ARA News, February 15, 2016、Champress, February 15, 2016、al-Hayat, February 16, 2016、Iraqi News, February 15, 2016、Kull-na Shuraka’, February 15, 2016、al-Mada Press, February 15, 2016、Naharnet, February 15, 2016、NNA, February 15, 2016、Reuters, February 15, 2016、SANA, February 15, 2016、UPI, February 15, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍の越境砲撃にもかかわらず、YPG主体のシリア民主軍とシリア軍はアレッポ市北部で進軍を続けるなか、ロシア軍と思われる戦闘機はアアザーズ市の病院を爆撃(2016年2月15日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が3日連続となる越境砲撃を行い、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動との戦闘の末に奪取したマンナグ航空基地、ダイル・ジャマール村一帯を攻撃、タッル・リフアト市へのシリア民主軍の兵站路の寸断を試みた。

この越境砲撃で、ダイル・ジャマール村では子供2人が死亡した。

ARA News(2月15日付)によると、このほかにもトルコ軍の越境砲撃で民間人6人が負傷した。

トルコ軍はまた、アアザーズ市と西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区の中心都市であるアフリーン市の間に位置するカトマ村、マリーミーン村一帯のシリア民主軍拠点に対しても空爆を行った。

しかし、トルコ軍の越境砲撃にもかかわらず、シリア民主軍は、アル=カーイダ系組織と「穏健な反体制派」の拠点都市の一つタッル・リフアト市内に進軍し、同市西部地区一帯でジハード主義武装集団と交戦し、なお、シリア同市の70%余りを制圧した。

シリア民主軍はまた、タッル・リフアト市の南から2キロの距離に位置するカフル・ナーヤー村を制圧した。

一方、シリア人権監視団によると、アレッポ県北東部でシリア民主軍とシリア軍の進軍を支援するロシア軍と思われる戦闘機が、アル=カーイダ系組織と「穏健な反体制派」の中心都市アアザーズ市内の病院一帯や同市に近いカルジャブリーン村を空爆し、子供3人を含む10人が死亡した。

他方、ARA News(2月15日付)によると、シリア軍は国防隊などとともに、カフル・ナーヤー村の南東部約2キロに位置するミスカーン村を制圧した。

また、SANA(2月15日付)によると、シリア軍がアレッポ市バーブ・ナイラブ地区、カルム・カーティルジー地区、シャイフ・ハドル地区、アンサーリー地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、県北部のクルド山、トルクメン山一帯で、シリア軍、国防隊などがロシア軍の指揮のもと、第1沿岸師団、シャーム自由人イスラーム運動、アンサール・シャーム、第2沿岸師団、トルキスターン・イスラーム党、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(2月15日付)によると、シリア軍が県北部のルワイサト・ジャルタ村、アルド・カラム村、ザフラト・クルーム村、第665地点で反体制武装集団を掃討し、同地を制圧、治安と安定を回復した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団が県北部の第26師団基地一帯のシリア軍拠点を砲撃した。

一方、SANA(2月15日付)によると、シリア軍がラック村、アブー・タッラーハ村、ウンク・ハワー村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 15, 2016、AP, February 15, 2016、ARA News, February 15, 2016、Champress, February 15, 2016、al-Hayat, February 16, 2016、Iraqi News, February 15, 2016、Kull-na Shuraka’, February 15, 2016、al-Mada Press, February 15, 2016、Naharnet, February 15, 2016、NNA, February 15, 2016、Reuters, February 15, 2016、SANA, February 15, 2016、UPI, February 15, 2016などをもとに作成。

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イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市で国境なき医師団が支援する病院が爆撃を受け、少なくとも7人が死亡(2016年2月15日)

イドリブ県では、国境なき医師団によると、マアッラト・ヌウマーン市にある病院が空爆を受け、少なくとも7人が死亡した。

この病院は国境なき医師団が2015年9月に支援を開始した施設で、シリア領内では153の野戦病院、医療センターを支援している。

国境なき医師団は、空爆を行った戦闘機の所属については断定していないが、シリアでの医療活動を統括するマッシミリアーノ・レボデンゴ(Massimiliano
Rebaudengo)氏は「この紛争地域で約4万人が医療サーヴィスを受けられないようにすることを狙った…意図的な攻撃」との見方を示した。

この空爆に関して、フェイスブックやツイッターでマアッラト・ヌウマーン市の情勢などを伝えてきた「マアッラ・ヤウム」は、ロシア軍とシリア軍の戦闘機が、国境なき医師団が支援する病院と市内の国立病院に対して6回にわたる空爆を実施し、12人が死亡したと発表した。

シリア人権監視団も、ロシア軍と思われる戦闘機が、国境なき医師団が支援する病院を空爆し、子供1人、患者1人を含む民間人9人が死亡したと発表した。

同監視団によると、空爆を受けた病院は、30床、救急医療室などを備え、54人の職員が医療活動に当たっていたという。

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同じく、イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の支配下にあるアブー・ズフール町を空爆し、少なくとも4人が死亡した。

一方、SANA(2月15日付)によると、シリア軍がアブー・ズフール町、カフル・ウワイド村、ラターミナ町でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 15, 2016、AP, February 15, 2016、ARA News, February 15, 2016、Champress, February 15, 2016、al-Hayat, February 16, 2016、Iraqi News, February 15, 2016、Kull-na Shuraka’, February 15, 2016、al-Mada Press, February 15, 2016、Naharnet, February 15, 2016、NNA, February 15, 2016、Reuters, February 15, 2016、SANA, February 15, 2016、UPI, February 15, 2016などをもとに作成。

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トルコのダウトオール首相は「テロ組織のようなロシアの振る舞いに断固たる対応をとる」と主張する一方、ユルマズ国防相はシリアへの地上部隊派遣を否定(2016年2月15日)

トルコのイスメト・ユルマズ国防大臣は、トルコ軍地上部隊が今週初めにシリア領内に潜入したとの一部報道に関して、これを否定、トルコ政府はシリアへの部隊派遣を検討していないと述べた。

この発言は、シリア外務在外居住者省やシリア人権監視団がトルコ領内から戦闘員100人以上を乗せた車輌が潜入したとの発表を受けたもの。

ユルマズ国防大臣はまた、サウジアラビアがインジルリク空軍基地に戦闘機を派遣したとの報道・発言についても否定、「サウジアラビアはF-16戦闘機4機を派遣する決定をした」のみだと述べた。

アナトリア通信(2月15日付)が伝えた。

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トルコのアフメト・ダウトオール首相は、ウクライナのアルセニー・ヤツェニュク首相との会談後の記者会見で、「ロシアがテロ組織のような振る舞いを続け、民間人を逃げ惑わせるのなら、我々は極めて断固たる台頭をとるだろう…。我々はアアザーズ市陥落を許すことはない。またクルドの民兵がユーフラテス川以西、アフリーン市以東に進軍することも許さない」と述べたうえで、「彼ら(シリア民主軍)は(マンナグ軍事)飛行場から撤退すべきだ。さもなければ我々はこの飛行場を使用できないようにするだろう」と述べた。

アアザーズ市はアレッポ県北部に位置する反体制派(アル=カーイダ系組織、「穏健な反体制派」)の最大拠点。

またマンナグ航空基地は、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動が3年にわたり支配下に置いていた軍用飛行場。

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トルコ軍は声明を出し、ハタイ県ヤイラダーイ市に近い国境地帯で14日晩、領内に不法に進入しようとした武装集団とトルコ国境警備隊が交戦、隊員1人が死亡した、と発表した。

『ハヤート』(2月16日付)が伝えた。

AFP, February 15, 2016、Anadolu Ajansı, February 15, 2016、AP, February 15, 2016、ARA News, February 15, 2016、Champress, February 15, 2016、al-Hayat, February 16, 2016、Iraqi News, February 15, 2016、Kull-na Shuraka’, February 15, 2016、al-Mada Press, February 15, 2016、Naharnet, February 15, 2016、NNA, February 15, 2016、Reuters, February 15, 2016、SANA, February 15, 2016、UPI, February 15, 2016などをもとに作成。

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ロシア外務省はトルコ軍のシリア越境砲撃の安保理での審議を提案する一方、ガティロフ外務次官は「停戦合意が実行されたとしても、テロとの戦いは続けられる」と強調(2016年2月15日)

ロシア外務省は、アレッポ県北部の西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の制圧地域に対するトルコ軍の越境砲撃に関して声明を出し、「シリアでのトルコの敵対行為に深刻な懸念」を表明、「国際テロへのあからさまな支援であり、国連安保理決議とISSG(国際シリア支援グープ)参加国としての義務への違反」と非難した。

そのうえで「中東内外の平和と安全を脅かすトルコの挑発行為を的確に評価するため、本件を国連安保理で審議することを支持する」と付言した。

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一方、ゲンナージー・ガティロフ外務次官はドイツ紙『シュピーゲル』(2月15日付)のインタビューに応じ、そのなかでシリア情勢に関して「バッシャール・アサドが権力の座から去れば、シリアは完全に解体するだろう」と警鐘を鳴らした。

ガティロフ外務次官はまた「米国はこのことを理解するようになった…。アサド氏はシリアの正統な大統領だ。米国は我々に何度も誰がシリアを支配するのかを決めようと言ってきたが、我々はこのようなことを決して行わない。こうした問題はシリア人だけが決め得るものだ」と述べた。

一方、「テロとの戦い」に関しては、「停戦合意が実行されたとしても、テロリストに対する戦いは続けられる…。テロ組織への空爆はどんな状況下でも続くだろう。停戦は対話に関心がある者どうしの間でだけ行われるもので、テロリストとの停戦はない」と強調した。

AFP, February 15, 2016、AP, February 15, 2016、ARA News, February 15, 2016、Champress, February 15, 2016、al-Hayat, February 16, 2016、Iraqi News, February 15, 2016、Kull-na Shuraka’, February 15, 2016、al-Mada Press, February 15, 2016、Naharnet, February 15, 2016、NNA, February 15, 2016、Reuters, February 15, 2016、SANA, February 15, 2016、UPI, February 15, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がダイル・ザウル県、アレッポ県東部などでダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続ける(2016年2月14日)

ダイル・ザウル県では、SANA(2月14日付)によると、シリア軍がマリーイーヤ村、ダイル・ザウル市フサイニーヤ地区、シャイフ・ヤースィーン地区、ハミーディーヤ地区、アルディー地区、ラシュディーヤ地区、ダイル・ザウル航空基地一帯、ムハイミーダ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆などで攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(2月14日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部のバルハリーン村、スィーン村、ジャディーダ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を破壊し、同地を制圧、治安と安定を回復した。

シリア軍はまた、ブルジュ・アザーウィー村、タンバル村、ジュッブ・アリー村のダーイシュ拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(2月14日付)によると、シリア軍がラフジャーン村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(2月14日付)によると、シリア軍がマハッサ地区、ウンク・ハワー村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、 ARA News(2月14日付)によると、有志連合がハサカ市南部郊外のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

AFP, February 14, 2016、AP, February 14, 2016、ARA News, February 14, 2016、Champress, February 14, 2016、al-Hayat, February 15, 2016、Iraqi News, February 14, 2016、Kull-na Shuraka’, February 14, 2016、al-Mada Press, February 14, 2016、Naharnet, February 14, 2016、NNA, February 14, 2016、Reuters, February 14, 2016、SANA, February 14, 2016、UPI, February 14, 2016などをもとに作成。

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アレッポ県北部でYPG主体のシリア民主軍、シリア軍がロシア軍の爆撃支援を受け、ヌスラ戦線などへの攻勢を続ける(2016年2月14日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機が、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団の拠点都市の一つタッル・アブヤド市やマアーッラト・アルティーク村を20回以上にわたり空爆、また西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が同地一帯でヌスラ戦線らと交戦した。

ARA News(2月14日付)によると、人民防衛隊主体のシリア民主軍はタッル・リフアト市一帯でアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

クッルナー・シュラカー(2月14日付)によると、シリア民主軍は、ロシア軍の航空支援を受け進軍を続け、タッル・リフアト市の西部入り口に到達したという。

またシリア軍もタッル・アブヤド市近郊のアナダーン市、マリーミーン村、タナブ村を「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(2月14日付)によると、アレッポ市南部のアーミリーヤ村でシリア軍が反体制武装集団の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、アレッポ市ラーシディーン地区、バニー・ザイド地区、カルム・タッラーブ地区、ジャンドゥール交差点地区、ジュルーム地区、マイサル地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(2月14日付)によると、ロシア軍がドゥーマー市、フーシュ・ナスリー村を複数回にわたり空爆した。

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ラタキア県では、SANA(2月14日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに県北部のバルーマー村、マズィーン村、ルワイサト・フマイルーシュ村、マジュダル・ヒーヒヤー村、シャイフ・ムスタファー山、シャイフ・アイユーブ山、アイン・ガザール山、第679地点、第529.5地点、第466地点、第956.9地点、第425.5地点、第429.5地点、第448.5地点で反体制武装集団の掃討を完了し、同地を制圧、治安と安定を回復した。

シリア軍はまたこれに先立ち、県北東部(ルワイサト・マリク一帯、ダフラト・アルド・ガドル、ルワイサト・ワター・スィンドヤーン、ルワイサト・ジャウズ、ナフシャバー、ズワイカート一帯、シャイフ・アブドゥッラー、ルワイサ山、アブー・アリー山、バイダー、ワーディー・アルド・カルタブ)で反体制武装集団の拠点に対して空爆を実施した。

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ダルアー県では、SANA(2月14日付)によると、シリア軍がバスラー・シャーム市、ダルアー市カラク地区、アッバースィーヤ地区、難民キャンプ地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(2月14日付)によると、シリア軍がカフルヌブーダ町、ラターミナ町でファトフ軍の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(2月14日付)によると、シリア軍がティールマアッラ村、タルビーサ市、ラスタン市一帯、アイン・フサイン村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 14, 2016、AP, February 14, 2016、ARA News, February 14, 2016、Champress, February 14, 2016、al-Hayat, February 15, 2016、Iraqi News, February 14, 2016、Kull-na Shuraka’, February 14, 2016、al-Mada Press, February 14, 2016、Naharnet, February 14, 2016、NNA, February 14, 2016、Reuters, February 14, 2016、SANA, February 14, 2016、UPI, February 14, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はダルアー県、ダマスカス郊外県、アレッポ県の「市民」に投降を呼びかける一方、トルコ軍の越境砲撃への反撃命令を発出(2016年2月14日)

シリア軍総司令部は声明を出し、ダルアー県、ダマスカス郊外県東グータ地方、アレッポ県東部の「市民」に対して、武器を放棄したうえで、シリア政府当局との国民和解を早急に実施し、日常生活に復帰するよう呼びかけた。

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ARA News(2月14日付)は、シリア軍の複数の消息筋の話として、アレッポ県北部に対するトルコ軍の越境砲撃に対する反撃命令がシリア軍から出されたと伝えた。

AFP, February 14, 2016、AP, February 14, 2016、ARA News, February 14, 2016、Champress, February 14, 2016、al-Hayat, February 15, 2016、Iraqi News, February 14, 2016、Kull-na Shuraka’, February 14, 2016、al-Mada Press, February 14, 2016、Naharnet, February 14, 2016、NNA, February 14, 2016、Reuters, February 14, 2016、SANA, February 14, 2016、UPI, February 14, 2016などをもとに作成。

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シリア外務省は国連にトルコの越境砲撃を報告、ダーイシュ(イスラーム国)、ヌスラ戦線などとトルコのつながりを絶ち切るための措置を求める(2016年2月14日)

外務在外居住者省は国連事務総長と安保理議長宛に書簡を送り、13日にトルコ軍がアレッポ県北部を越境攻撃したと報告し、国連に対して「トルコ政府をはじめとするテロ支援国家にテロとの戦いに関する一連の国連安保理決議を遵守させ、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線、そしてアル=カーイダとつながりがあるその他のテロ組織とこれらの国の関係を断ち切る」ための措置を講じるよう求めた。

書簡によると、トルコ軍は2月13日、アレッポ県北部のマルアナーズ村、マーリキーヤ村、マンナグ村、アイン・ダクナ村、バーズィー・バーグ村などクルド人居住地域、シリア軍拠点を重火器で越境攻撃し、テロ組織を直接支援したという。

また、トルコ領内から14.5ミリ機関砲などを装備した車輌12両が、100人あまりの戦闘員を乗せて、トルコ領内からアレッポ県バーブ・サラーマ国境通行所を経由してシリア領内に侵入したという。

AFP, February 14, 2016、AP, February 14, 2016、ARA News, February 14, 2016、Champress, February 14, 2016、al-Hayat, February 15, 2016、Iraqi News, February 14, 2016、Kull-na Shuraka’, February 14, 2016、al-Mada Press, February 14, 2016、Naharnet, February 14, 2016、NNA, February 14, 2016、Reuters, February 14, 2016、SANA, February 14, 2016、UPI, February 14, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍は前日に引き続きアレッポ県北部のシリア民主軍拠点を越境砲撃する一方、トルコ領から反体制武装集団数百人がシリア領内に潜入(2016年2月14日)

アレッポ県では、アナトリア通信(2月14日付)によると、アアザーズ市に向けて進軍する西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の拠点複数カ所をトルコ軍が前日に引き続き重火器でトルコ領内から越境砲撃した。

砲撃の音はトルコ領内のキリス市からも聞こえたという。

またトルコのNTVニュース(2月14日付)は、トルコ軍がキリスで民主統一党メンバーと思われる3人を拘束したと伝えた。

一方、ARA News(2月14日付)によると、シリア民主軍広報局は声明を出し、トルコ軍の越境砲撃により、隊員3人が死亡したと発表した。

また、シリア民主評議会のライザーン・ハッドゥー氏の話として、トルコ軍によるマンナグ村、マリーミーン村、マーリキーヤ村、マルアナーズ村一帯への越境砲撃により、住民数十人が死傷したと伝えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ領から反体制武装集団の戦闘員約350人が重火器とともにアティマ村にある軍用の国境通行所を通過し、アレッポ県タッル・リフアト市方面に向かった。

トルコ当局は武装集団戦闘員の通行所を許可したという。

なお、これに関して、シリアの外務在外居住者省は国連事務総長および安保理議長に宛てた書簡で、トルコ領内から14.5ミリ機関砲などを装備した車輌12両が、100人あまりの戦闘員を乗せて、トルコ領内からアレッポ県バーブ・サラーマ国境通行所を経由してシリア領内に侵入したと報告した。

AFP, February 14, 2016、Anadolu Ajansı, February 14, 2016、AP, February 14, 2016、ARA News, February 14, 2016、Champress, February 14, 2016、al-Hayat, February 15, 2016、Iraqi News, February 14, 2016、Kull-na Shuraka’, February 14, 2016、al-Mada Press, February 14, 2016、Naharnet, February 14, 2016、NTV Haber, February 14, 2016、NNA, February 14, 2016、Reuters, February 14, 2016、SANA, February 14, 2016、UPI, February 14, 2016などをもとに作成。

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トルコのダウトオール首相は、トルコとアレッポを結ぶ人道回廊寸断の試みに対抗するためアレッポ県北部のシリア民主軍を越境砲撃していると主張(2016年2月14日)

トルコのアフメト・ダウトオール首相は、トルコ軍によるアレッポ県北部のシリア民主軍拠点への越境砲撃に関して、「トルコとアレッポ県の人道回廊を寸断しようとしている」ことへの対抗措置だと述べ、自己正当化した。

ダウトオール首相は「我々は交戦規定に基づき、アアザーズ市周辺地域の西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊拠点を砲撃した。すなわち人民防衛隊はトルコに対して敵対行為を行った」と述べた。

また「シリア北部の状況はトルコの安全保障を脅かすようになっており、テロロ組織である人民防衛隊の背後にいる諸勢力は、シリア人難民をトルコに流入させようとしている…。我々の介入はアアザーズに対する人民防衛隊の攻撃によってこうした事態が生じるのを阻止するためのものだ」と主張した。


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