イスラエルの攻撃激化に伴いレバノンからシリアに避難(帰還)したシリア人やレバノン人に対する無償でのサービス提供が各地で続けられる(2024年10月16日)

SANA(10月16日付)は、イスラエルの攻撃激化に伴いレバノンからシリアに避難(帰還)したシリア人やレバノン人に対して、アレッポ県サフィーラ市および周辺農村地帯で活動するNGOの「サフィーラの尖塔」が無償でのサービス提供、必要な便宜供与、法律面での対応を行っていると伝えた。

「サフィーラの尖塔」の代表を務めるズィーナ・キブラーウィー氏によると、これまでに350世帯2,500人が支援を求めて「サフィーラの尖塔」に登録を行ったという。

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また、各国境通行所や収容センターでは、シリアに入国した子供らへの予防接種が続けられた。

ダマスカス郊外県保健局のヤースィーン・ナアヌース局長によると、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所では、10人の医師と10人の看護師、救急車輛4輌を配置し、予防接種、無料での診察・診断、メンタル・ケアなど、これまでに約4,000件の医療サービスを提供しているという。

また、ハルジャラ村の収容センターには、収容されている300世帯1,000人に対して、これまでに約700件の医療サービスが提供されたという。

なお、これまでに国境通行所と収容センターで提供された医療関連のサービスは4万2671件、そのなかには、子どもらへの予防接種4404件、女性を対象とした破傷風の予防接種82件、200件がワクチンで予防可能な病気の診断が含まれているという。

AFP, October 16, 2024、ANHA, October 16, 2024、‘Inab Baladi, October 16, 2024、Reuters, October 16, 2024、SANA, October 16, 2024、SOHR, October 16, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機複数機がヒムス県フーシュ・サイイド・アリー村に近い「非公式」のジャルマーシュ国境通行所を爆撃(2024年10月15日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機複数機が、クサイル市近郊のフーシュ・サイイド・アリー村に近い「非公式」のジャルマーシュ国境通行所を爆撃した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って112回(うち92回が航空攻撃、20回が地上攻撃)となり、これにより194あまりの標的が破壊され、軍関係者257人が死亡、181人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:47人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):75人
「イランの民兵」の外国人メンバー:24人
シリア軍将兵:56人
身元不明人:2人

また、民間人も40人(イエメン人医師とその妻、3人の子供を含む)が死亡、52人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:45回
ダルアー県:17回
ヒムス県:27回
クナイトラ県:11回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回
スワイダー県:1回
ラタキア県:1回

AFP, October 15, 2024、ANHA, October 15, 2024、‘Inab Baladi, October 15, 2024、Reuters, October 15, 2024、SANA, October 15, 2024、SOHR, October 15, 2024などをもとに作成。

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「イランの民兵」がハサカ県ハッラーブ・ジール村の農業用空港の米軍基地を無人航空機で攻撃、米軍はダイル・ザウル県内のシリア政府支配地への砲撃を続ける(2024年10月15日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハッラーブ・ジール村の農業用空港に違法に設置されている米軍(有志連合)の基地を攻撃しようとした「イランの民兵」の自爆型無人航空機1機を同基地に駐留する米軍部隊が対空兵器で迎撃した。

一方、米軍は輸送機1機で同基地に軍装備品や兵站物資を輸送した。

迎撃での無人航空機の撃墜には失敗した。

米軍はまた、シャッダーディー市に違法に設置している基地にもヘリコプター2機で物資を搬入した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治地域民主自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)基地が、ユーフラテス川東岸にあるシリア政府支配下のいわゆる「7ヵ村」((ハトラ村、ムッラート村、マズルーム村、フシャーム町、タービヤト・ジャズィーラ村、サーリヒーヤ村、フサイニーヤ村))を砲撃した。

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2023年10月19日以降、シリア領内にある米軍基地や米軍施設が狙われるのはこれで145回目。

内訳は以下の通り:

ウマル油田の基地:36回
シャッダーディー市の基地:17回
CONOCOガス田の基地:47回
ハッラーブ・ジール村の基地:22回
タンフ国境通行所の基地:17回
タッル・バイダル村の基地:2回
ルーバールヤー村の基地:2回
カスラク村の基地:1回
ワズィール休憩所の基地:1回

AFP, October 15, 2024、ANHA, October 15, 2024、‘Inab Baladi, October 15, 2024、Reuters, October 15, 2024、SANA, October 15, 2024、SOHR, October 15, 2024などをもとに作成。

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ダルアー県はイスラエルの攻撃激化を受けてレバノンから避難してきたシリア人約72世帯を受け入れる(2024年10月15日)

ダルアー県では、ブスラー・シャーム市、ガサム村、マアルバ町が、イスラエルの攻撃激化を受けてレバノンから避難してきたシリア人約72世帯を受け入れた。



SANA(10月15日付)が伝えた。

AFP, October 15, 2024、ANHA, October 15, 2024、‘Inab Baladi, October 15, 2024、Reuters, October 15, 2024、SANA, October 15, 2024、SOHR, October 15, 2024などをもとに作成。

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保健省:レバノンから避難するシリア人とレバノン人に対して4万2671件の医療サービスを無償で実施(2024年10月15日)

保健省は声明を出し、イスラエルの攻撃激化を受けてレバノンから避難するシリア人とレバノン人への医療サービスの成果を発表した。

それによると、過去21日間でダマスカス郊外県、タルトゥース県、ヒムス県の国境通行所で2万3518件、収容センターで1万8223件、病院で449件、救急車輛で481件、合計で4万2671件の医療サービスを無償で実施した。

SANA(10月15日付)が伝えた。

AFP, October 15, 2024、ANHA, October 15, 2024、‘Inab Baladi, October 15, 2024、Reuters, October 15, 2024、SANA, October 15, 2024、SOHR, October 15, 2024などをもとに作成。

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首相府はイスラエルの攻撃激化を受けて急増しているレバノンからの避難民の入国を円滑化するため、入国時の100米ドルの強制両替を今月末まで停止すると発表(2024年10月15日)

首相府はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/SyrianPrimeMinistry)を通じて声明を出し、イスラエルの攻撃激化を受けて急増しているレバノンからの避難民の入国を円滑化するため、入国時にシリア人に対して100米ドルあるいはそれに相当する指定外貨の金額を換金することを定めて2020年の閣議決定第46号およびその修正条項の実施を今月末まで停止すると発表した。

首相府は9月29日から1週間、同様の措置を実施していた。

SANA(10月15日付)が伝えた。

AFP, October 15, 2024、ANHA, October 15, 2024、‘Inab Baladi, October 15, 2024、Reuters, October 15, 2024、SANA, October 15, 2024、SOHR, October 15, 2024などをもとに作成。

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アレッポ県北部へのトルコ軍の攻撃で、シリア軍士官1人とシリア民主軍兵士2人死亡(2024年10月15日)

アレッポ県では、ANHA(10月15日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のダイル・ジャマール村を砲撃した。

トルコ軍はまた、タッル・リフアト市近郊のスーガーニカ村の果樹園で働く農夫を狙って無人航空機1機で攻撃した。

トルコ軍はさらに、シリア国民軍とともに、マンビジュ市近郊のアラブ・ハサン村一帯を砲撃、これによりシリア軍士官(少尉)1人が死亡、複数が負傷した。

また、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、砲撃によって、マンビジュ軍事評議会の兵士1人と特殊部隊の兵士1人が戦死したと発表した。

AFP, October 15, 2024、ANHA, October 15, 2024、‘Inab Baladi, October 15, 2024、Reuters, October 15, 2024、SANA, October 15, 2024、SOHR, October 15, 2024などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が前日に続いてシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県、ラタキア県、ハマー県を爆撃:アレッポ県に対するシリア軍の爆撃で9人死傷(2024年10月15日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカッバーナ丘一帯を砲撃、同機構のメンバー1人が死亡した。

また、ロシア軍戦闘機複数機がシャーム解放機構の支配下にあるクバイナ丘一帯に対して6回の爆撃を実施した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がシャーム解放機構の支配下にあるダルクーシュ町近郊のアイン・ザルカー村、マルアンド村、カンダ村、シャイフ・スィンドヤーン村などに対して5回の爆撃を実施し、同地の発電所が利用不能となったほか、シャーム解放機構の医療チームのメンバー4人が死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のカルクール村に対して1回の爆撃を実施した。

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アレッポ県では、イナブ・バラディー(10月15日付)、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるダーラト・イッザ市、アターリブ市を砲撃し、アターリブ市で男性1人が死亡、8人が負傷した。

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国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、イドリブ県とラタキア県の農村地帯で活動するテロ組織が発射した無人航空機9機を撃破したと発表した。

SANA(10月15日付)が伝えた。




AFP, October 15, 2024、ANHA, October 15, 2024、‘Inab Baladi, October 15, 2024、Reuters, October 15, 2024、SANA, October 15, 2024、SOHR, October 15, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを続け、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を訴える(2024年10月15日)

スワイダー県では、スワイダー24(10月15日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを続け、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を訴えた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナーフタ町で正体不明の武装集団が住民1人を銃で撃ち、殺害した。

また、サナマイン市でも何者かが男性1人を銃で撃ち殺害した。

AFP, October 15, 2024、ANHA, October 15, 2024、‘Inab Baladi, October 15, 2024、Reuters, October 15, 2024、SANA, October 15, 2024、SOHR, October 15, 2024、Suwayda 24, October 15, 2024などをもとに作成。

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UNRWAシリア事務所はイスラエルの攻撃激化を受けてレバノンからシリアに避難したパレスチナ難民の現状について発表:2400人が避難、NFI支援が火急に必要(2024年10月14日)

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のシリア事務所は「情勢レポート4」を発表し、イスラエルの攻撃激化を受けてレバノンからシリアに避難したパレスチナ難民の現状について明らかにした。

レポートによると、レバノンで暮らしているパレスチナ難民約26万4000人のうち、481世帯(約2,400人)が10月13日までにUNRWAのシリア事務所に支援を求めてきた。

UNRWAは、シリアに逃れてきたパレスチナ難民のニーズを調査し、必要とされる支援を行うため、シリア政府の担当機関と連携して訪問調査やアンケート調査を実施した。

その結果、回答者の98%がマットレス、毛布、衣類などの非食糧品(NFI))を火急に必要としており、98%が食料を、91%が衛生用品を、79%が衣類を、36%が赤ちゃん用の物資を必要としていることが確認された。

AFP, October 15, 2024、ANHA, October 15, 2024、‘Inab Baladi, October 15, 2024、Reuters, October 15, 2024、SANA, October 15, 2024、SOHR, October 15, 2024などをもとに作成。

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米軍の砲撃でロシア軍士官2人が死亡したことを受けて、「イランの民兵」がダイル・ザウル県のCONOCOガス田の米軍基地を攻撃、米軍もシリア政府支配地各所を砲撃し、女性1人と子ども1人を含む4人が負傷(2024年10月14日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」が、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあCONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)の基地を無人航空機1機で攻撃、米軍がこれを対空兵器で撃破した。

無人航空機による攻撃は、12日の米軍の砲撃でロシア軍士官2人が死亡したことを受けたもの。

CONOCOガス田の米軍はまた、シリア政府の支配下にあるムッラート村を砲撃し、女性1人と子ども1人を含む4人を負傷させたほか、マリーイーヤ村、ジャフラ村、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区を砲撃した。

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2023年10月19日以降、シリア領内にある米軍基地や米軍施設が狙われるのはこれで144回目。

内訳は以下の通り:

ウマル油田の基地:36回
シャッダーディー市の基地:17回
CONOCOガス田の基地:47回
ハッラーブ・ジール村の基地:21回
タンフ国境通行所の基地:17回
タッル・バイダル村の基地:2回
ルーバールヤー村の基地:2回
カスラク村の基地:1回
ワズィール休憩所の基地:1回

AFP, October 14, 2024、ANHA, October 14, 2024、‘Inab Baladi, October 14, 2024、Reuters, October 14, 2024、SANA, October 14, 2024、SOHR, October 14, 2024などをもとに作成。

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軍事情報局がダルアー県ジャースィム市に社会復帰センターを開設(2024年10月14日)

ダルアー県では、イナブ・バラディー(10月14日付)によると、軍事情報局がジャースィム市に社会復帰センターを開設した。

一方、シリア人権監視団によると、ブスル・ハリール市近くの街道を走行中のシリア軍第12旅団の車輛1台の通過に合わせて、道路に仕掛けられていた即席爆弾が爆発し、兵士1人が死亡、1人が負傷した。

AFP, October 14, 2024、ANHA, October 14, 2024、‘Inab Baladi, October 14, 2024、Reuters, October 14, 2024、SANA, October 14, 2024、SOHR, October 14, 2024などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるラタキア県、イドリブ県各所に28回の爆撃を実施(2024年10月14日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がシャーム解放機構の支配下にあるクバイナ丘の1ヵ所に対して真空爆弾を使用して、3回の爆撃を実施した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がシャーム解放機構の支配下にあるイブサクール村の森林地帯に対して5回の爆撃を、バータンター村の森林地帯に対して4回の爆撃を、マアッラトミスリーン市西のシャイフ・バフル村近くに対して4回の爆撃を、ジスル・シュグールし近郊のカンダ村、マルアンド村、シャイフ・スィンドヤーン村に対して7回の爆撃を実施した。

イドリブ県、ラタキア県に対するロシア軍の爆撃は28回に及んだという。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のカストゥーン村、カルクール村、マシーク村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアターリブ市を砲撃し、砲弾複数発が同市内の学校を転用して使用されているトルコ軍の拠点近くに着弾した。

シリア軍はまた、カスル村、カフル・アンマ村を砲撃した。

AFP, October 14, 2024、ANHA, October 14, 2024、‘Inab Baladi, October 14, 2024、Reuters, October 14, 2024、SANA, October 14, 2024、SOHR, October 14, 2024などをもとに作成。

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シリア民主軍がシリア政府の支配下にあるダイル・ザウル県バクラス村を重機関銃で攻撃(2024年10月14日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるシュハイル村のユーフラテス川沿岸に展開する人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、シリア政府の支配下にあるバクラス村を重機関銃で攻撃した。

AFP, October 14, 2024、ANHA, October 14, 2024、‘Inab Baladi, October 14, 2024、Reuters, October 14, 2024、SANA, October 14, 2024、SOHR, October 14, 2024などをもとに作成。

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ジャラーリー首相は地震被災者支援国民基金の会合を開催し、補償の支払い、建物の再建に必要な所有者の同意(所有者の75%以上)が得られていない一部区画についての議論(2024年10月14日)

ムハンマド・ガーズィー・ジャラーリー首相は、地震被災者支援国民基金の会合を開催し、2023年2月に発生したトルコ・シリア大地震の被災者に対する同基金のこれまでの活動についての評価を行った。

会合では、地震で損害を受けた一部の区画において、補償の支払い、建物の再建に必要な所有者の同意(所有者の75%以上)が得られていないことについての議論が行われた。

基金はまた、公共事業住宅省に対して被災者用住居の建設に必要な費用を特定するよう指示した。

なお、基金の代表を務めるフィラース・カッラース氏は会合で、9月までの活動成果を披露した。

その内容は以下の通り。

支援総額:1340億シリア・ポンド(約13億4000万円)
支援申請が受理されたA、B、C群の被災者:1,386人(A、B、C群の被災者1,917人の86%)

SANA(10月14日付)が伝えた。

AFP, October 14, 2024、ANHA, October 14, 2024、‘Inab Baladi, October 14, 2024、Reuters, October 14, 2024、SANA, October 14, 2024、SOHR, October 14, 2024などをもとに作成。

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ハリータ地方行政環境大臣:イスラエルの攻撃激化を受けて、レバノンからシリアに避難しているシリア人とレバノン人のため、ダマスカス郊外県、ヒムス県などに収容センター20ヵ所を設置(2024年10月14日)

ルアイ・ハリータ地方行政環境大臣は、『ワタン』(10月14日付)の取材に対して、イスラエルの攻撃激化を受けて、レバノンからシリアに避難しているシリア人およびレバノン人のためにダマスカス郊外県、ヒムス県などに収容センター20ヵ所を設置、うち16ヵ所で避難民の受け入れを行っていると述べた。

AFP, October 14, 2024、ANHA, October 14, 2024、‘Inab Baladi, October 14, 2024、Reuters, October 14, 2024、SANA, October 14, 2024、SOHR, October 14, 2024、al-Watan, October 14, 2024などをもとに作成。

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ハリータ地方行政環境大臣がアクバリー在シリア・イラン大使と会談し、イスラエルの攻撃激化を受けてレバノンからの避難を余儀なくされているシリア人とレバノン人への緊急対応にかかる連携のありようについて協議(2024年10月14日)

ルアイ・ハリータ地方行政環境大臣(高等救済委員会委員長)は、フセイン・アクバリー在シリア・イラン大使と会談し、イスラエルの攻撃激化を受けてレバノンからの避難を余儀なくされているシリア人とレバノン人への緊急対応にかかる連携のありようについて意見を交わした。

SANA(10月14日付)が伝えた。

AFP, October 14, 2024、ANHA, October 14, 2024、‘Inab Baladi, October 14, 2024、Reuters, October 14, 2024、SANA, October 14, 2024、SOHR, October 14, 2024などをもとに作成。

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NGOが社会問題労働省との連携・監督のもと、イスラエルの攻撃激化を受けてレバノンからの避難を余儀なくされているシリア人やレバノン人に医療、食料、健康、人道支援、メンタル・サポートを提供(2024年10月14日)

SANA(10月14日付)は、社会問題労働省が、各県の関係部局を通じて、NGOとともに、イスラエルの攻撃激化を受けてレバノンからの避難を余儀なくされているシリア人やレバノン人に、医療、食料、健康、人道支援、メンタル・サポートを行っていると伝えた。



同省は、フェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mosal.syria/)を通じて、SOS子どもの村協会が、ビトジャンマアナー(私たちを結び付けよう)財団がダマスカス県の社会問題労働局とともに、ダマスカス郊外県のジュダイダト・ヤーブース国境通行所を通じてシリアに入国したシリア人、レバノン人に対して、水やナツメヤシを配給するなどの緊急対応活動を開始したと紹介した。

また、タルトゥース県では、タルトゥース国境通行所を経由してシリアに入国し、タルトゥース市のブルー・ベイ・リゾート、カルナク家族リゾート、バアス前衛キャンプに設置されたセンターに収容されたシリア人とレバノン人に対して、バトゥール協会、賢い女性協会、家族計画協会、アニース・サアーダ天使協会、バーニヤース慈善社会サービス協会が、子どものためのリクリエーション、メンタル・ケアなどを提供した。

さらに、シリア社会開発協会がダマスカス県とイドリブ県の社会問題労働局の監督のもと、イドリブ県のハーン・シャイフーン市のセンターや、ハワー村、タッフ村で、避難したシリア人やレバノン人に教育支援を行った。

AFP, October 14, 2024、ANHA, October 14, 2024、‘Inab Baladi, October 14, 2024、Reuters, October 14, 2024、SANA, October 14, 2024、SOHR, October 14, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県CONOCOガス田の米軍(有志連合)の基地が、4日連続でシリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市のダイル・ザウル航空基地を砲撃(2024年10月13日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)の基地が、4日連続でシリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市のダイル・ザウル航空基地を砲撃した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局支配下のシャッダーディー市に米軍(有志連合)が違法に設置している基地に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, October 13, 2024、ANHA, October 13, 2024、‘Inab Baladi, October 13, 2024、Reuters, October 13, 2024、SANA, October 13, 2024、SOHR, October 13, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構はアレッポ県とイドリブ県の農村地帯上空で偵察活動を行っていたロシア軍のAN-30偵察機を熱誘導ミサイルで攻撃(2024年10月13日)

シャーム解放機構は、アレッポ県とイドリブ県の農村地帯上空で偵察活動を行っていたロシア軍のAN-30偵察機を熱誘導ミサイルで攻撃した。

攻撃は失敗し、ロシア軍機は偵察活動を続けたという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が第46中隊基地一帯でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がサラーキブ市近くでシャーム解放機構の無人航空機1機を撃墜した。

AFP, October 13, 2024、ANHA, October 13, 2024、‘Inab Baladi, October 13, 2024、Reuters, October 13, 2024、SANA, October 13, 2024、SOHR, October 13, 2024などをもとに作成。

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ロシア軍とシリア軍の戦闘機からなる合同部隊がヒムス県砂漠地帯にあるダーイシュのスリーパーセルの活動拠点などを爆撃(2024年10月13日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍とシリア軍の戦闘機からなる合同部隊が、タドムル市およびスフナ市一帯の砂漠地帯にあるダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの活動拠点などを爆撃した。

AFP, October 13, 2024、ANHA, October 13, 2024、‘Inab Baladi, October 13, 2024、Reuters, October 13, 2024、SANA, October 13, 2024、SOHR, October 13, 2024などをもとに作成。

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クナイトラ県のアブー・ナスル県知事がイスラエル軍侵攻の噂が拡散されていることを受けて県内農村地帯各所を視察(2024年10月13日)

クナイトラ県のムウタッズ・アブー・ナスル県知事は、SNSでイスラエル軍が侵攻するとの噂が拡散されていることを受けて、県内農村地帯各所を視察した。

アブー・ナスル県知事は、視察後に記者団に対して、「一部の人々が吹聴するような椅子られう占領軍の侵略は何ら存在しない。SNSでの噂とは逆に、住民は日常生活を安全に送っている。この地域が安全でないとの噂は正しいものではなく、情報戦の一環だ」と述べた。


SANA(10月13日付)が伝えた。

AFP, October 13, 2024、ANHA, October 13, 2024、‘Inab Baladi, October 13, 2024、Reuters, October 13, 2024、SANA, October 13, 2024、SOHR, October 13, 2024などをもとに作成。

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レバノンから避難(帰還)したシリア人は28万1142人、レバノン人は11万5022人、合計で39万6164人に(2024年10月12日)

保健省は声明を出し、イスラエルの攻撃激化を受けてレバノンから避難(帰還)したシリア人とレバノン人に対して保健当局が行った医療サービス件数が3万5000件に達し、約2万1000人がその対象となったと発表した。

このうち2万279件は、ダマスカス郊外県、タルトゥース県、ヒムス県の国境通行所で、1万4325件が収容センターで、358件が病院で、386件が救急車輛で提供されたという。


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地方行政環境省で高等救済委員会の会合が開催され、ムハンマド・ガーズィー・ジャラーリー内閣が議長を務めた。

会合では、イスラエルの攻撃激化を受けてレバノンから避難(帰還)するシリア人とレバノン人への緊急対応や支援、委員会、各県の支部、内外のNGOとの連携の方途などについて協議された。

なお、レバノンから避難(帰還)したシリア人は28万1142人、レバノン人は11万5022人、合計で39万6164人に達している。

その一部はダマスカス郊外県のハルジャラ村やサイイダ・ザイナブ町の収容センターに収容されている。

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SANA(10月12日付)などが伝えた。

AFP, October 12, 2024、ANHA, October 12, 2024、‘Inab Baladi, October 12, 2024、Reuters, October 12, 2024、SANA, October 12, 2024、October 13, 2024、SOHR, October 12, 2024などをもとに作成。

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CONOCOガス田の米軍(有志連合)の基地が、前日および前々日に続いてシリア政府の支配下にあるジャフラ村とダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区に向けて4発のロケット弾を発射(2024年10月12日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)の基地が、前日および前々日に続いてシリア政府の支配下にあるジャフラ村とダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区に向けて4発のロケット弾を発射した。

米軍はまた、ハトラ村を砲撃し、「イランの民兵」とともに活動するシリア人1人が死亡、1人が負傷した。

AFP, October 12, 2024、ANHA, October 12, 2024、‘Inab Baladi, October 12, 2024、Reuters, October 12, 2024、SANA, October 12, 2024、SOHR, October 12, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍がヒムス県クサイル市近郊のフーシュ・サイイド・アリー村を2回にわたって爆撃(2024年10月12日)

ヒムス県では、イスラエル軍がクサイル市近郊のフーシュ・サイイド・アリー村を2回にわたって爆撃した。

このうち1回は、シリアとレバノンを結ぶ橋を狙って行われた。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って110回(うち91回が航空攻撃、19回が地上攻撃)となり、これにより193あまりの標的が破壊され、軍関係者257人が死亡、181人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:47人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):75人
「イランの民兵」の外国人メンバー:24人
シリア軍将兵:56人
身元不明人:2人

また、民間人も40人(イエメン人医師とその妻、3人の子供を含む)が死亡、52人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:45回
ダルアー県:17回
ヒムス県:26回
クナイトラ県:10回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回
スワイダー県:1回
ラタキア県:1回

AFP, October 12, 2024、ANHA, October 12, 2024、‘Inab Baladi, October 12, 2024、Reuters, October 12, 2024、SANA, October 12, 2024、SOHR, October 12, 2024などをもとに作成。

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軍事情報局がジュダイダト・アルトゥーズ町の検問所で、イスラエル軍の攻撃激化を受けてレバノンから避難(帰還)したシリア人3人を逮捕(2024年10月12日

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、軍事情報局がジュダイダト・アルトゥーズ町の検問所で、イスラエル軍の攻撃激化を受けてレバノンから避難(帰還)したシリア人3人を逮捕、連行した。

AFP, October 12, 2024、ANHA, October 12, 2024、‘Inab Baladi, October 12, 2024、Reuters, October 12, 2024、SANA, October 12, 2024、SOHR, October 12, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がヒムス県とダイル・ザウル県でシリア軍を襲撃、6人を殺傷(2024年10月12日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がタドムル市近郊の砂漠地帯でシリア軍士官(少尉)1人を襲撃し、殺害した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがシリア政府の支配下にあるカバージブ村近郊の砂漠地帯でシリア軍部隊を襲撃、士官(准将)1人を含む2人を殺害、3人を負傷させた。

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イスラエルの攻撃激化を受けてレバノンから避難したシリア人とレバノン人のための人道支援物資を積んだイラク赤新月社の貨物車輛約70輌がブーカマール国境通行所を通過してシリアに入国(2024年10月11日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イスラエルの攻撃激化を受けてレバノンから避難したシリア人とレバノン人のための人道支援物資を積んだイラク赤新月社の貨物車輛約70輌が、シリア政府の支配下にあるブーカマール国境通行所(イラク側はカーイム国境通行所)を通過して、イラクからシリアに入国、ダイル・ザウル市方面に向かった。

AFP, October 11, 2024、ANHA, October 11, 2024、‘Inab Baladi, October 11, 2024、Reuters, October 11, 2024、SANA, October 11, 2024、SOHR, October 11, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機がレバノン国境に近いスィルガーヤー町の無人地帯を爆撃(2024年10月11日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機複数機がレバノン国境に近いスィルガーヤー町の無人地帯を爆撃した。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って109回(うち90回が航空攻撃、19回が地上攻撃)となり、これにより193あまりの標的が破壊され、軍関係者257人が死亡、181人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:47人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):75人
「イランの民兵」の外国人メンバー:24人
シリア軍将兵:56人
身元不明人:2人

また、民間人も40人(イエメン人医師とその妻、3人の子供を含む)が死亡、52人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:45回
ダルアー県:17回
ヒムス県:25回
クナイトラ県:10回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回
スワイダー県:1回
ラタキア県:1回

AFP, October 11, 2024、ANHA, October 11, 2024、‘Inab Baladi, October 11, 2024、Reuters, October 11, 2024、SANA, October 11, 2024、SOHR, October 11, 2024などをもとに作成。

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シリア軍の自爆型無人航空機1機がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県マジュダリヤー村でオリーブの収穫作業中の労働者らを攻撃(2024年10月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の自爆型無人航空機1機がシャーム解放機構の支配下にあるマジュダリヤー村でオリーブの収穫作業中の労働者らを攻撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・タアール村、カスル村を砲撃した。

AFP, October 11, 2024、ANHA, October 11, 2024、‘Inab Baladi, October 11, 2024、Reuters, October 11, 2024、SANA, October 11, 2024、SOHR, October 11, 2024などをもとに作成。

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