ロシア軍は「決戦」作戦司令室支配下のラタキア県、イドリブ県を爆撃、シリア軍はイドリブ県内のトルコ軍拠点一帯を砲撃(2021年7月9日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカッバーナ村一帯を複数回にわたって爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が「決戦」作戦司令室の「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のジューズィフ村一帯を複数回にわたって爆撃した。

またシリア軍がバーラ村にあるトルコ軍の拠点一帯を砲撃したほか、アルナバ村、バイルーン村、マウザラ村、フライフィル村、バイニーン村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアターリブ市一帯を砲撃し、住民1人が軽傷を負った。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のカルクール村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるタファス市で軍事情報局で働く男性が正体不明の武装集団に銃で撃たれて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を38件(イドリブ県22件、ラタキア県13件、アレッポ県2件、ハマー県1件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は36件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を5件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, July 9, 2021、ANHA, July 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 9, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 9, 2021、Reuters, July 9, 2021、SANA, July 9, 2021、SOHR, July 9, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民288人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は682,481人に(2021年7月9日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月9日付)を公開し、7月8日に難民288人(うち女性87人、子供147人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民288人(うち女性87人、子供147人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は682,481人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者287,233人(うち女性86,329人、子ども146,211人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,770,847人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は911,761人(うち女性273,605人、子供464,702人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は92,441人(うち女性34,736人、子供32,570人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,361,037人(うち女性417,295人、子供676,336人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 9, 2021をもとに作成。

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シリアへの越境(クロスボーダー)人道支援の実施期間延長を審議するための国連安保理会合延期に(2021年7月8日)

AFP(7月8日付)は、複数の外交筋の話として、周辺諸国からシリアへの越境(クロスボーダー)人道支援の実施期間延長を審議するために8日に予定されていた国連安保理の会合が延期された、と伝えた。

会合では、アイルランドとノルウェーが提出した延長案の採決が予定されていた。

AFP, July 8, 2021、ANHA, July 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2021、Reuters, July 8, 2021、SANA, July 8, 2021、SOHR, July 8, 2021などをもとに作成。

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ヨルダンのハサーウィナ首相「ヨルダン人がジャービル・ナスィーブ国境通行所の通過を阻止されねばならない理由はもはやない」(2021年7月8日)

ヨルダンのビシャル・ハサーウィナ首相は、シリアのダルアー県ナスィーブ国境通行所に面するジャービル国境通行所、イルビド県のハサン工業都市を視察訪問した。

シリアへのヨルダン人の渡航に関して、「ヨルダン人がジャービル・ナスィーブ国境通行所の通過を阻止されねばならない理由はもはやない…。現在出国が認められている以外のヨルダン人が出国するための調整を始めねばならない」と述べた。

ハサーウィナ首相はまた、外国人についても、内務省の合意を経ずに出国できるようにするとしたうえで、2週間以内に同通行所の出国者数を150人から500人まで増加させたいと付言した。

ヨルダンのペトラ通信(7月8日付)などが伝えた。

AFP, July 8, 2021、ANHA, July 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2021、Jordan News Agency (Petra), July 8, 2021、Reuters, July 8, 2021、SANA, July 8, 2021、SOHR, July 8, 2021などをもとに作成。

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シリア軍がトルコの占領下にあるアレッポ県アブー・ザンディーン村の通行所一帯を砲撃し、シリア国民軍に所属するスルターン・ムラード師団のメンバー複数負傷(2021年7月8日)

アレッポ県では、ANHA(7月6日付)によると、シリア軍がトルコの占領下にあるバーブ市一帯と、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地域との境界に位置するアブー・ザンディーン村の通行所一帯を砲撃し、シリア国民軍に所属するスルターン・ムラード師団のメンバー複数が負傷した。

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ラッカ県では、ANHA(7月6日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるクーバルラク村、アフダクー村を砲撃した。

AFP, July 8, 2021、ANHA, July 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2021、Reuters, July 8, 2021、SANA, July 8, 2021、SOHR, July 8, 2021などをもとに作成。

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アスタナ16会議が閉幕:「分離主義的アジェンダ」拒否、「テロとの戦い」継続、人道支援、難民帰還支援の必要を確認(2021年7月8日)

カザフスタンの首都ヌルスルターン(旧アスタナ)で7月7日から開催されていたアスタナ16会議は、アレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使を長とするロシア代表団、アリー・アスガル・ハージー外務大臣補を長とするイラン代表団、サダト・オナル外務大臣補を長とするトルコ代表団が全体会合を開き、共同声明を発表し、閉幕した。

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共同声明において、会議の保障国である3カ国は、無垢の民間人を標的とするテロ活動を非難、ダーイシュ(イスラーム国)、ヌスラ戦線(現シャーム解放機構)、そしてアル=カーイダとつながりのあるすべての組織・個人を根絶するための協力を継続することを確認した。

また、イドリブ県中北部、ラタキア県北東部、ハマー県南西部、アレッポ県北部を包摂する緊張緩和地帯の状況については、同地の停戦にかかるすべての合意を実施する必要を確認した。

米国の支援を受け、トルコが「分離主義テロリスト」とみなすクルド民族主義組織の民主統一党(PYD)が主導する北・東シリア自治局の支配下にあるシリア北東部の情勢について、シリアの主権と領土保全に脅威を及ぼす「分離主義的アジェンダ」を拒否、「テロとの戦い」を口実とした違法な自治のイニシアチブは受け入れ慣れないと表明、シリアで産出される石油の奪脱を非難した。

さらに、シリア領内に対して繰り返されるイスラエルの侵犯行為を改めて非難した。

国連安保理決議第2254号に沿った政治プロセスについては、その推進に専念し、制憲委員会(憲法委員会)の活動を支援することを再確認した。

このほか、人道状況、とりわけ新型コロナウイルス感染症の拡大に懸念を表明、シリアに対する一方敵な経済制裁を拒否、政治利用なき無制限の人道支援を行うこと、基礎インフラの復興、難民・国内避難民(IDPs)の帰還を促す必要を強調した。

なお、次回の会合(アスタナ17会議)の開催は、新型コロナウイルス感染症の感染状況を踏まえつつ、年末に開催することを合わせて合意した。

SANA(7月8日付)、アナトリア通信(7月8日付)、スプートニク・ニュース(7月8日付)などが伝えた。

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なお、反体制派系サイトのフッル・ネット(7月8日付)が会合に参加した複数筋の話として伝えたところによると、ロシアは緊張緩和地帯内に非武装地帯を設置することを強く主張した。

AFP, July 8, 2021、Anadolu Ajansı, July 8, 2021、ANHA, July 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2021、al-Hull, July 8, 2021、Reuters, July 8, 2021、SANA, July 8, 2021、SOHR, July 8, 2021、Sputnik News, July 8, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民331人と国内避難民(IDPs)223人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は682,193人、2019年以降帰還したIDPsは92,441人に(2021年7月8日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月8日付)を公開し、7月7日に難民331人(うち女性100人、子供168人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民331人(うち女性100人、子供168人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は682,193人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者286,945人(うち女性86,242人、子ども146,064人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,770,847人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は911,473人(うち女性273,518人、子供464,555人)となった。

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一方、国内避難民223人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは223人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は92,441人(うち女性34,736人、子供32,570人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,361,037人(うち女性417,295人、子供676,336人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 8, 2021をもとに作成。

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ハサカ県の国境地帯でトルコ軍とアサーイシュが交戦、トルコ軍兵士4人死傷(2021年7月7日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダルバースィーヤ市に近い国境地帯で、トルコ軍国境警備隊と北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が交戦した。

トルコ領内に向かって複数人が越境を試みたのがきっかけ。

この戦闘で、トルコ軍の車輌が国境に設置されたコンクリート製の壁に激突し、乗っていた兵士1人が死亡した。

これに関して、アナトリア通信(7月7日付)は地元自治体(マルディン県知事)が、トルコ軍兵士1人が死亡、3人が負傷したと発表したと伝えた。

AFP, July 7, 2021、ANHA, July 7, 2021、Anadolu Ajansı, July 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2021、Reuters, July 7, 2021、SANA, July 7, 2021、SOHR, July 7, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ウマル油田の米軍基地がドローンによる攻撃を受ける(2021年7月7日)

ダイル・ザウル県では、SANA(7月7日付)が複数の地元筋から得た情報だとして伝えたところによると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にある国内最大の油田地帯、ウマル油田に違法に設置されている米軍の基地が所属不明の無人航空機(ドローン)の攻撃を受け、複数の煙柱が立ち上がった。

ユーフラテス・ポスト(7月7日付)は、ドローンの攻撃に対して、米軍基地は携帯式の対空ミサイルで応戦したと伝えた。

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これに関して、シリア民主軍のファルハード・シャーミー広報センター局長は声明を出し、攻撃を回避したと発表した。

声明の内容は以下の通り。

北・東シリア現地時間の10時15分、ダーイシュ(イスラーム国)と戦う我が前線部隊と有志連合部隊が、ダイル・ザウル県ウマル油田地帯で、無人航空機による攻撃に対処した。一次報告では、攻撃を失敗させ、被害がなかったことが確認されている。

https://www.facebook.com/QSDMEDIA/posts/1670037036522291

シリア人権監視団によると、攻撃は「イランの民兵」によるものと見られる。

同監視団によると、この攻撃を受けて、有志連合部隊はシリア民主軍部隊を従えて、ユーフラテス川東岸に位置するズィーバーン町に突入し、強制捜査を行った。

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また、イラクのスーマリーヤ・チャンネル(7月7日付)はイラク治安筋の話として、米軍が駐留するイラク・アンバール県にアイン・アサド基地にロケット弾複数発が打ち込まれ、イラク軍兵士複数が負傷した。

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なお、ロイター通信(7月5日、6日付)などによると、5日もアイン・アラブ航空基地に無人航空機(ドローン)2機が飛来、米軍の防空システムがこれを撃破した。

また同日、イラクの首都バグダードにある米国大使館に無人航空機(ドローン)が接近したが、同じく撃破された。

さらに6日、米軍部隊が駐留するイラク北部のアルビール国際空港が爆弾を積んだ無人航空機(ドローン)の攻撃を受けた。

イラク・クルディスタン地域に主都でもあるアルビール市にある米国領事館はサイレンを鳴らし警戒を呼びかけた。

米国防総省の発表によると、人的・物的被害はなかった。

AFP, July 7, 2021、ANHA, July 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2021、Euphrates Post, July 7, 2021、Reuters, July 7, 2021、SANA, July 7, 2021、SOHR, July 7, 2021、al-Sumariya Channel, July 7, 2021などをもとに作成。

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ロシアのラヴレンチエフ大統領特使「越境(クロスボーダー)人道支援の仕組みを終わらせる、なぜなら役に立たないからだ」(2021年7月7日)

ロシアのアレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使は、アスタナ16会議に参加するために訪れているカザフスタンの首都ヌルスルターン(旧アスタナ)で記者会見を行い、周辺諸国からシリアへの越境(クロスボーダー)人道支援を行うことを定めた国連安保理決議第2165号(2014年採択)が7月10日に失効することに関して、「我々は当然、この仕組みを終了させ、延長しないことを主張している。なぜなら、役に立たないからだ」と述べた。

AFP, July 7, 2021、ANHA, July 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2021、Reuters, July 7, 2021、SANA, July 7, 2021、SOHR, July 7, 2021などをもとに作成。

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アスタナ16会議がカザフスタンの首都ヌルスルターンで開幕(2021年7月7日)

アスタナ16会議がカザフスタンの首都ヌルスルターン(旧アスタナ)で開幕した。

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外務在外居住者省のアイマン・スーサーン次官を長とするシリア政府代表団は、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表、アレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使を長とするロシア代表団、アリー・アスガル・ハージー外務大臣補を長とするイラン代表団と個別に会談した。

SANA(7月7日付)によると、ペデルセン国連特別代表との会談で、シリア政府代表団は、トルコと米国の占領軍によるシリア国民に対する侵害行為、テロ支援、資源盗奪に対して強い抗議の声を上げるよう訴えた。

スーサーン次官はまた、政治プロセスへの積極的取り組みを続けることを伝える一方、ペデルセン国連特別代表も制憲委員会(憲法委員会)の第6ラウンド開催、に向けて努力を続ける決意を示した。

ロシア代表団との会談では、今次会合の議題、イドリブ県などのシリア情勢、西側諸国の政策について意見を交わし、米国をはじめとする外国軍の撤退などに向けた共同での取り組みを続けることを確認した。

イラン代表団との解団では、シリア情勢やシリア情勢の進捗について意見を交わし、外国の干渉を排除し、シリアの主権維持、領土保全に向けて協力と連携を行う決意を確認した。

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なお、トルコはサダト・オナル外務大臣補を長とする代表団を、反体制派はシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣首班を長とする代表団(シリア軍事革命諸勢力代表団)を現地に派遣している。

AFP, July 7, 2021、ANHA, July 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2021、Reuters, July 7, 2021、SANA, July 7, 2021、SOHR, July 7, 2021などをもとに作成。

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シリア領内に違法に基地を設置し駐留を続ける米軍がハサカ県内で盗奪した石油などをトレーラー44輌に積んでイラク領内に持ち出す(2021年7月7日)

ハサカ県では、SANA(7月7日付)がヤアルビーヤ町近郊のスワイディーヤ村の複数の地元筋の話として伝えたところによると、シリア領内に違法に基地を設置し駐留を続ける米軍が、県内で盗奪した石油などをトレーラー44輌に積んで、ワリード国境通行所からイラク領内に持ち出した。

AFP, July 7, 2021、ANHA, July 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2021、Reuters, July 7, 2021、SANA, July 7, 2021、SOHR, July 7, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民302人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は681,862人に(2021年7月7日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月7日付)を公開し、7月6日に難民302人(うち女性90人、子供154人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民302人(うち女性90人、子供154人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は681,862人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者286,614人(うち女性86,142人、子ども145,896人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,770,847人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は911,142人(うち女性273,328人、子供464,233人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は92,391人(うち女性34,694人、子供32,568人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,360,987人(うち女性417,253人、子供676,334人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 7, 2021をもとに作成。

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有志連合を主導する米軍のヘリコプターがハサカ県シャッダーディー市の基地に兵站を輸送(2021年7月6日)

ハサカ県では、SANA(7月7日付)によると、有志連合を主導する米軍のヘリコプター1機が、北・東シリア自治局の支配下にあるシャッダーディー市に違法に設置している基地に兵站を輸送した。

AFP, July 7, 2021、ANHA, July 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2021、Reuters, July 7, 2021、SANA, July 7, 2021、SOHR, July 7, 2021などをもとに作成。

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ヒムス県スフナ市北の街道で、シリア軍の兵員輸送用バスがダーイシュが敷設した地雷に触れて爆発、兵士2人が死亡、8人が負傷(2021年7月6日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるスフナ市北の街道で、シリア軍の兵員輸送用バスが、ダーイシュ(イスラーム国)が敷設した地雷に触れて爆発、兵士2人が死亡、8人が負傷した。

一方、ロシア軍戦闘機が砂漠地帯でダーイシュを狙って30回以上の爆撃を実施した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの第1区で、ダーイシュ(イスラーム国)のロシア人メンバーの孤児が給水車に轢かれて死亡した。

AFP, July 6, 2021、ANHA, July 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2021、Reuters, July 6, 2021、SANA, July 6, 2021、SOHR, July 6, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がラッカ県、アレッポ県のシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地域を砲撃(2021年7月6日)

ラッカ県では、ANHA(7月6日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が、トルコが占領するタッル・アブヤド市西に位置するシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下のビールカヌー村、ビール・キータク村、サワーン村、アリーダ村、フライアーン村、ビール・ザンナール村、カズアリー村と同村の穀物サイロを砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(7月6日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のシャフバー・ダム、スムーキーヤ村、タッル・マディーク村を砲撃した。

AFP, July 6, 2021、ANHA, July 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2021、Reuters, July 6, 2021、SANA, July 6, 2021、SOHR, July 6, 2021などをもとに作成。

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シリア政府、ロシアの使節団がアスタナ16会議に参加するためカザフスタン入り(2021年7月6日)

外務在外居住者省のアイマン・スーサーン次官を代表とするシリア政府使節団が、アスタナ16会議に出席するために、カザフスタンの首都ヌルスルターン(旧アスタナ)に到着した。

また、アレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使を代表とするロシアの使節団も現地入りした。

SANA(7月6日付)が伝えた。

AFP, July 6, 2021、ANHA, July 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2021、Reuters, July 6, 2021、SANA, July 6, 2021、SOHR, July 6, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民328人と国内避難民(IDPs)415人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は681,560人、2019年以降帰還したIDPsは92,391人に(2021年7月6日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月6日付)を公開し、7月5日に難民328人(うち女性98人、子供167人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民328人(うち女性98人、子供167人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は681,560人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者286,312人(うち女性86,052人、子ども145,742人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,770,847人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は910,840人(うち女性273,328人、子供464,233人)となった。

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一方、国内避難民415人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは415人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は92,391人(うち女性34,694人、子供32,568人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,360,987人(うち女性417,253人、子供676,334人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 6, 2021をもとに作成。

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ヒズブッラーのナスルッラー書記長「抵抗枢軸はイラク、シリアで米国の覇権主義と対決している」(2021年7月5日)

レバノンのヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は「パレスチナは勝利する:メディアでの言説、対決の」と銘打った全国報道大会の開会に合わせてテレビ演説を行い、抵抗枢軸がパレスチナ問題を忘れさせようとする試みを頓挫させたと主張、抵抗枢軸がパレスチナ解放について語るとき、それは夢や幻想について語っているのではないと強調した。

シリアに関連して、ナスルッラー書記長は以下のように述べた。

イスラエルの占領との対決は、この地域の富を奪い、諸人民の進歩を阻止しようとする米国の覇権主義と対決することでなければならない。米国の覇権主義は、それに先だって、地域におけるすべての可能性をシオニスト政体の利益に転じようとしてきた。シオニスト政体の存在と存続は米国の覇権主義と結びついている。抵抗枢軸はイラク、シリアのジャズィーラ地方(ユーフラテス川東岸)でこうした覇権主義と対決している。
イスラエルの攻撃によるあらゆる虐殺は米国による虐殺に他ならない。こうした攻撃に対峙することは、米国に対峙することに他ならない…。米国の政策こそが、レバノン人、シリア人、イエメン人を封鎖や危機に苦しませる主因だ。なぜなら、抵抗枢軸諸国・諸人民への経済制裁の狙いは、パレスチナの居場所をなくすことにあるからだ。

AFP, July 5, 2021、ANHA, July 5, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2021、Reuters, July 5, 2021、SANA, July 5, 2021、SOHR, July 5, 2021などをもとに作成。

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ハマースのミシュアル政治局長はヒズブッラーのシリア、イエメンへの干渉に異議を唱え、フーシー派によるサウジ攻撃を拒否(2021年7月5日)

パレスチナのハマースのハーリド・ミシュアル政治局長はサウジアラビアの衛星テレビ局アラビーヤ・チャンネル(7月5日付)のインタビューに応じ、そのなかで、レバノンのヒズブッラーがシリア内戦に干渉してきたことに異議を唱えるとともに、イランやヒズブッラーの仲介でシリア政府との関係修復が試みられていることを否定した。

ミシュアル政治局長は、イエメンのアンサール・アッラー(通称・蔑称:フーシー派)のサウジアラビアへの攻撃、ヒズブッラーのイエメン、シリアへの干渉について以下のように述べた。

我々にはこの地域で起きていることに対する立場がある。だが、ハマースが取り組んでいる問題はパレスチナ問題だ…。だから、我々はサウジアラビア、イラク、シリア、そしてあらゆる国に対する攻撃に干渉しないし、受け入れることもない。

また、イランやヒズブッラーの仲介でシリア政府との関係修復が試みられているとの情報について次のように述べた。

ハマースとダマスカスの間の関係に新たな進展はない。シリアは今危機の中に身を置いている。

AFP, July 5, 2021、Alarabia, July 5, 2021、ANHA, July 5, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2021、Reuters, July 5, 2021、SANA, July 5, 2021、SOHR, July 5, 2021などをもとに作成。

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ヨルダン当局はジャービル国境通行所でのシリアの貨物車輌に対する通行税を3倍に(2021年7月5日)

『ワタン』(7月5日付)は、ダマスカス商業会議所取締役会のアブドゥッラー・ナースィル副会長の話として、ジャービル国境通行所(シリア側はダルアー県ナスィーブ国境通行所)を経由してヨルダンに入国するシリアの貨物車輌(冷凍トレーラー)が6月30日のシリアとヨルダンの合意を受けて、1日35輌から230輌に増加したが、通行税を3倍に値上げしていると伝えた。

AFP, July 5, 2021、ANHA, July 5, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2021、Reuters, July 5, 2021、SANA, July 5, 2021、SOHR, July 5, 2021、al-Watan, July 5, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍はアレッポ県のシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地域各所を砲撃(2021年7月5日)

アレッポ県では、ANHA(7月5日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のワフシーヤ村を砲撃した。


砲撃は、同村にあるロシア軍基地に近いトルコ占領下のアフリーン市一帯からの国内避難民(IDPs)の住居複数棟が被弾し、被害を受けた。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、シャフバー・ダム、スムーカ村を砲撃したほか、ジャルバラ村からバイナ村に至る農地や植林地に放火した。

トルコ軍とシリア国民軍はさらに、マンビジュ市北のアイン・ダーダート村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、シャフバー・ダム一帯への砲撃で、シリア民主軍の兵士1人が死亡した。

AFP, July 5, 2021、ANHA, July 5, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2021、Reuters, July 5, 2021、SANA, July 5, 2021、SOHR, July 5, 2021、July 6, 2021などをもとに作成。

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ハサカ県でシリア民主軍がダーイシュ司令官を拘束(2021年7月5日)

ハサカ県では、SANA(7月5日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるシャッダーディー市で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点前でオートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民多数が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、内務治安部隊(アサーイシュ)の緊急対応部隊(Hevalno Asayîşe Rojava、HAT)が、米主導の有志連合の航空支援を受けて、シャッダーディー市近郊のヒルバト・タマル村に突入し、ダーイシュ(イスラーム国)の司令官1人を拘束した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるカスラ村で、ダーイシュと思われる武装グループがシリア民主軍傘下の「自衛部隊」の隊員1人を銃で撃ち、殺害した。

ダーイシュのメンバーらは、ザッル村で拘束した男性3人のうちの1人を殺害した。

3人は父子で、殺害されたのは息子1人だという。

AFP, July 5, 2021、ANHA, July 5, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2021、Reuters, July 5, 2021、SANA, July 5, 2021、SOHR, July 5, 2021などをもとに作成。

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アサド大統領はイランのライースィー大統領と初の電話会談(2021年7月5日)

アサド大統領は、6月18日の大統領選挙で61.95%を得票し当選したイランのエブラーヒーム・ライースィー大統領と初めて電話会談を行い、選挙での勝利に祝意を示した。

SANA(7月5日付)によると、会談で両首脳は、あらゆる分野での二国間関係の強化、両国共通の関心事にかかる対話と調整の継続を行う決意を確認した。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/4358507274193071

AFP, July 5, 2021、ANHA, July 5, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2021、Reuters, July 5, 2021、SANA, July 5, 2021、SOHR, July 5, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民307人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は681,232人に(2021年7月5日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月5日付)を公開し、7月4日に難民307人(うち女性92人、子供157人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民307人(うち女性92人、子供157人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は681,232人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者285,984人(うち女性85,954人、子ども145,575人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,770,847人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は910,512人(うち女性273,230人、子供464,066人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は91,976人(うち女性34,510人、子供32,510人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,360,572人(うち女性417,069人、子供676,276人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 5, 2021をもとに作成。

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トルコ軍のドローンがシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県のマンナグ航空基地とアイン・ダクナ村を爆撃(2021年7月4日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍の無人航空機(ドローン)が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマンナグ航空基地とアイン・ダクナ村を爆撃した。

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ハサカ県では、ANHA(7月4日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のアニーク・ハワー村、バーブ・ファラジュ村、ダーダー・アブダール村、ヌワイハート・ダーダー村、ハドラーウィー村を砲撃した。

この砲撃により、ヌワイハート・ダーダー村で住民1人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「平和の泉」地域内のアリー・サイード村に設置されているトルコ軍の拠点に迫撃砲弾1発が着弾し、多数が負傷した。

AFP, July 4, 2021、ANHA, July 4, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 4, 2021、Reuters, July 4, 2021、SANA, July 4, 2021、SOHR, July 4, 2021などをもとに作成。

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「イランの民兵」が国内最大の油田地帯であるウマル油田に違法に設置されている米軍の基地を砲撃(2021年7月4日)

ダイル・ザウル県では、SANA(7月4日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にある国内最大の油田地帯、ウマル油田に違法に設置されている米軍の基地が何者かの砲撃を受け、迫撃砲弾多数が着弾した。

砲撃を受けた直後、米軍は基地一帯を封鎖した。

死傷者の有無は不明。

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これに関して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のファルハード・シャーミー広報センター長は、「我が部隊がダーイシュ(イスラーム国)のセル追跡のための前哨基地としているウマル油田の西側に何者かが発射したロケット弾2発が着弾した…。我が戦闘員に何らの被害も記録されていない」と発表した。

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シリア人権監視団によると、砲撃を行ったのは、シリア政府支配下のマヤーディーン市近郊に展開する「イランの民兵」。

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アイン・フラート(7月5日付)によると、ウマル油田に設置されている米主導の有志連合の基地も4日深夜から5日未明にかけて、マヤーディーン市一帯の「イランの民兵」拠点に対してミサイル攻撃を行った。

攻撃に際して、有志連合の航空機が同市上空を旋回したという。

AFP, July 4, 2021、ANHA, July 4, 2021、‘Ayn al-Furat, July 4, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 4, 2021、Reuters, July 4, 2021、SANA, July 4, 2021、SOHR, July 4, 2021などをもとに作成。

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米軍がハサカ県内で盗奪した小麦や石油をトレーラー45輌に積んで、ワリード国境通行所からイラク領内に持ち出す(2021年7月4日)

ハサカ県では、SANA(7月4日付)がヤアルビーヤ町近郊のスワイディーヤ村の複数の地元筋の話として伝えたところによると、シリア領内に違法に基地を設置し駐留を続ける米軍が、県内で盗奪した小麦や石油をトレーラー45輌に積んで、ワリード国境通行所からイラク領内に持ち出した。

車列には人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌も同行し、護衛にあたった。

AFP, July 4, 2021、ANHA, July 4, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 4, 2021、Reuters, July 4, 2021、SANA, July 4, 2021、SOHR, July 4, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民289人と国内避難民(IDPs)451人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は680,925人、2019年以降帰還したIDPsは91,976人に(2021年7月4日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月4日付)を公開し、7月3日に難民289人(うち女性87人、子供147人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民289人(うち女性87人、子供147人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は680,925人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者285,677人(うち女性85,862人、子ども145,418人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,766,326人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は910,205人(うち女性273,138人、子供463,909人)となった。

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一方、国内避難民451人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは451人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は91,976人(うち女性34,510人、子供32,510人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,360,572人(うち女性417,069人、子供676,276人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 4, 2021をもとに作成。

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北・東シリア自治局はロシア大統領府子供の権利のための弁務官事務所の使節団にダーイシュのロシア人戦闘員の孤児20人の身柄を引き渡す(2021年7月3日)

ロシア大統領府子供の権利のための弁務官事務所の使節団が、ハサカ県のカーミシュリー市にある北・東シリア自治局の渉外関係局(外務省に相当)の本社を訪問し、アビール・イーリヤー渉外関係局運営委員会メンバーらと会談、ダーイシュ(イスラーム国)のロシア人戦闘員の孤児20人の身柄を引き渡しにかかる文書を交わした。

イーリヤー氏によると、ロシアへのダーイシュ・メンバーの家族の身柄引き渡しは今回が初めてではなく、これまでに妻子250人を引き渡したという。

AFP, July 3, 2021、ANHA, July 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2021、Reuters, July 3, 2021、SANA, July 3, 2021、SOHR, July 3, 2021などをもとに作成。

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