アサーイシュが、ラッカ市近郊でダーイシュ・メンバーと思われる住民らを逮捕、うち1人が抵抗したのち自爆し、隊員3人が負傷(2022年12月10日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)が、ラッカ市近郊のジャルカ村でダーイシュ(イスラーム国)のメンバーと思われる住民らを逮捕、その際1人が爆弾を投げるなどして抵抗したのち、自爆、これにより抵抗していた住民1人が死亡とアサーイシュの隊員3人が負傷した。

AFP, December 11, 2022、ANHA, December 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 11, 2022、Reuters, December 11, 2022、SANA, December 11, 2022、SOHR, December 11, 2022などをもとに作成。

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ロシアのヴェルシニン外務副大臣とトルコのオナル外務大臣補とイスタンブールで会談し、シリア情勢への対応などを協議(2022年12月10日)

トルコを訪問中のロシアのセルゲイ・ヴェルシニン外務副大臣は、トルコのサダト・オナル外務大臣補とイスタンブールで会談し、シリア情勢への対応などについて協議した。

トルコ外務省の声明によると、会談では、シリアの領土の一体性と統一を維持する重要性が強調され、国連安保理決議第2554号に沿って、政治的解決をめざすことが改めて確認された。

また、トルコ側は、「分離主義テロリスト」であるクルディスタン労働者党(PKK)、人民防衛隊(YPG)、民主統一党(PYD)と戦う決意を再確認し、2019年10月にロシアと交わされた停戦合意が履行されること希望する旨表明した。

AFP, December 10, 2022、ANHA, December 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 10, 2022、Reuters, December 10, 2022、RIA Novosti, December 10, 2022, December 10, 2022、SANA, December 10, 2022、SOHR, December 10, 2022などをもとに作成。

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ダルアー県でシリア軍兵士2人が銃で撃たれて死亡(2022年12月10日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナマル町とサムリーン村を結ぶ街道で、シリア軍兵士2人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, December 10, 2022、ANHA, December 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 10, 2022、Reuters, December 10, 2022、SANA, December 10, 2022、SOHR, December 10, 2022などをもとに作成。

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自由シリア軍(旧革命特殊任務軍)は米軍が占領するタンフ国境通行所の基地で有志連合司令官らと会合(2022年12月10日)

米軍(有志連合)が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で活動する自由シリア軍(Jaysh Suriya al-Hurra、旧革命特殊任務軍)は、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/SyrianFree_Army/)を通じて、タンフ国境通行所の基地で有志連合司令部メンバーと軍事協力、合同演習のありようについて協議したと発表した。

AFP, December 10, 2022、ANHA, December 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 10, 2022、Reuters, December 10, 2022、SANA, December 10, 2022、SOHR, December 10, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍とシリア軍がシリア民主軍の護衛を受けて、ハサカ県国境地帯のシリア軍拠点に兵站物資を配送(2022年12月10日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍とシリア軍の装甲車が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌の護衛を受けて、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアームーダー市からダルバースィーヤ市にいたる国境地帯に配置されているシリア軍拠点に兵站物資を配送した。

ロシア軍とシリア軍がシリア民主軍の護衛を伴って兵站物資を輸送するのは、12月5日に続いて2度目。

AFP, December 10, 2022、ANHA, December 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 10, 2022、Reuters, December 10, 2022、SANA, December 10, 2022、SOHR, December 10, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍はハサカ県、アレッポ県を自爆型ドローンで攻撃する一方、アフリーン解放軍団司令官を「無力化」したと発表(2022年12月10日)

ハサカ県では、ANHA(12月10日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・ラバン村、クーラーン村、タウィール村を砲撃した。

これに対して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が11日に発表したところによると、同軍はアブー・ラースィーン町を攻撃しようとしていたトルコ軍の自爆型の無人航空機(ドローン)を撃破した。

一方、SANA(12月10日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町のほぼすべての住民が連日続くトルコ軍の砲撃によって住居を破壊されるなどして、町外に避難を余儀なくされた。

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アレッポ県では、ANHA(12月10日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市近郊のサイヤーダ村、スムーキーヤ村、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のジャイシャーン村、クーラーン村、マルジュ・イスマーイール村、ジャールカリー村、ズール・マガール村、シュユーフ・タフターニー町を砲撃し、スムーキーヤ村でシリア軍兵士1人が死亡した。

トルコ軍はまた、タッル・リフアト市近郊のバイナ村とアキーバ村を結ぶ地域を自爆型の無人航空機(ドローン)で攻撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるいわゆる「ユーフラテスの盾」地域のラーイー村に近い国境地帯で、トルコ軍憲兵隊がトルコ領内に不法入国しようとした住民1人を射殺した。

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ラッカ県では、ANHA(12月10日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下のアイン・イーサー市近郊のハーリディーヤ村、M4高速道路沿線一帯、アイン・イーサー・キャンプを砲撃した。

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トルコ国防省はツイッターのアカウント(https://twitter.com/tcsavunma/)を通じて声明を出し、アフリーン解放軍団を指揮するクルディスタン労働者党(PKK)/人民防衛隊(YPG)メンバーのテロリスト、ファフミー・ムハンマドを無力化したと発表した。

AFP, December 10, 2022、ANHA, December 10, 2022、December 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 10, 2022、Reuters, December 10, 2022、SANA, December 10, 2022、SOHR, December 10, 2022などをもとに作成。

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シリア政府支配地域での新型コロナウイルスの新規感染者は1人、コレラ感染者総数は1,609人(2022年12月10日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者1人が完治したと発表した。

これにより、12月10日現在のシリア国内での感染者数は計57,413人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,245人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid0msYMcof79jS95aeNVRDmxyqvw7BX7qq3Q11X57XGJibBP5c7PAofvxHaRKd9dvnNl

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保健省はまた、コレラ感染者数に関して、感染者数が1,609人に達し、うちこれまでに49人が死亡したと発表した。

感染者数の県別内訳は、アレッポ県987人、ダイル・ザウル県233人、ラタキア県97人、ハサカ県90人、ラッカ県54人、ハマー県38人、ヒムス県28人、スワイダー県26人、ダマスカス県20人、ダマスカス郊外県17人、タルトゥース県10人、ダルアー県5人、クナイトラ県4人。

死者の県別内訳は、アレッポ県49人、ハサカ県4人、ダイル・ザウル県2人、ヒムス県1人、ハマー県1人、ダマスカス県1人。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid02oahjjc4JgKoqHonBZGdWxqPc3TNMiDf8wScyiSfcctDdQQs7nNzTagwAT3YarCjWl

AFP, December 10, 2022、ACU, December 10, 2022、ANHA, December 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 10, 2022、Reuters, December 10, 2022、SANA, December 10, 2022、SOHR, December 10, 2022などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間で緊張緩和地帯内でヌスラ戦線(シャーム解放機構)による2回の砲撃を確認したと発表(2022年12月10日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、「緊張緩和地帯設置」で過去24時間に、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)による2回(イドリブ県)の砲撃を確認した。

RIAノーヴォスチ通信(12月10日付)が伝えた。

RIA Novosti, December 10, 2022をもとに作成。

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