イドリブ県アティマ村にあるアター・キャンプで、国内避難民がキャンプでの水不足などを訴え、シャーム解放機構に対する抗議デモ(2022年12月20日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るトルコ国境近くのアティマ村にあるアター・キャンプで、国内避難民(IDPs)数十人が、キャンプでの水不足などを訴え、シャーム解放機構に対する抗議デモを行った。

AFP, December 20, 2022、ANHA, December 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 20, 2022、Reuters, December 20, 2022、SANA, December 20, 2022、SOHR, December 20, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市近郊を砲撃(2022年12月20日)

アレッポ県では、ANHA(12月10日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・アラブ(コバネ)市近郊のジャイシャーン村、クーラーン村、ジャールカリー村、スィフティク村、ズール・マガール村、シュユーフ・ファウカーニー町を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ軍はナイラビーヤ村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点を砲撃し、兵士2人を殺害した。

AFP, December 20, 2022、ANHA, December 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 20, 2022、Reuters, December 20, 2022、SANA, December 20, 2022、SOHR, December 20, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊で小中高校生らが、シリア政府による封鎖解除を求める抗議デモ(2022年12月20日)

アレッポ県では、ANHA(12月10日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のサルダム・キャンプ、アフダース村、バーブニス村で、アフリーン郡からの国内避難民(IDPs)の小中高校生らが、シリア政府による封鎖解除を求めて抗議デモを行った。

デモは、折からの燃料不足により、北・東シリア自治局管理下の学校が休校しているのを受けたもの。

シリア人権監視団によると、マアッラータ村でも同様のデモが行われた。

AFP, December 20, 2022、ANHA, December 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 20, 2022、Reuters, December 20, 2022、SANA, December 20, 2022、SOHR, December 20, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍戦闘機がダマスカス国際空港一帯を爆撃、シリア軍によると兵士2人死亡、シリア人権監視団によるとヒズブッラーとともに活動する外国人3人死亡(2022年12月20日)

シリア軍筋は報道声明を出し、20日午前0時30分頃、イスラエルがガリラヤ(ティベリアス)湖北東方面から首都ダマスカス一帯の複数ヵ所を狙って多数のミサイルを発射、シリア軍防空部隊が迎撃し、その多くを撃破、攻撃で兵士2人が負傷、若干の物的被害が出たと発表した。

SANA(12月20日付)が伝えた。

**

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、爆撃に関して、イスラエル軍のF-16戦闘機4機が0時35分から40分にかけて、占領下のゴラン高原上空から巡航ミサイルを発射、シリア軍兵士2人が負傷した、と発表した。

RIAノーヴォスチ通信(12月20日付)が伝えた。

**

シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機が19日深夜から20日未明にかけて、ダマスカス国際空港に近いサイイダ・ザイナブ町とバフダリーヤ村間の農場にある武器弾薬庫などに対して少なくとも4回の爆撃を行い、ヒズブッラーとともに活動する外国人3人が死亡した。

AFP, December 20, 2022、ANHA, December 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 20, 2022、Reuters, December 20, 2022、RIA Novosti, December 20, 2022、SANA, December 20, 2022、SOHR, December 20, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス郊外県アイン・フィージャ町で、避難していた住民の帰還を祝して記念行事(2022年12月20日)

ダマスカス郊外県では、SANA(12月20日付)によると、アイン・フィージャ町で、避難していた住民の帰還を祝して記念行事が催された。

https://www.youtube.com/watch?v=lFCP6kOT58I

AFP, December 20, 2022、ANHA, December 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 20, 2022、Reuters, December 20, 2022、SANA, December 20, 2022、SOHR, December 20, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合所属と見られるドローンがトルコ占領下のアレッポ県バーブ市の民家を爆撃、ダーイシュ司令官と思われるイエメン人1人が死亡:米軍はハサカ県、ダイル・ザウル県でも空挺作戦を実施(2022年12月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、ホワイト・ヘルメット、イナブ・バラディー(12月20日付)によると、所属不明の無人航空機(ドローン)が、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つであるバーブ市中心部に近いハルウ地区の民家1棟を爆撃した。

複数の住民筋によると、この爆撃により、イエメン人1人が重傷を負い、市内の病院に搬送された。

このイエメン人の身元、消息は不明だが、標的となった民家で、家族とともに暮らしていたダーイシュ(イスラーム国)の司令官だとの見方が浮上している。

爆撃ではまた、民家の近くにいた民間人2人も負傷した。

https://www.facebook.com/SyriaCivilDefense/posts/pfbid02YoxLrVqZhDpwQDkfZj5quorPLze53qpvJiqcDkFwJMfc5WhG1AKDZ93hYTmURWrsl

なお、ハーリス・バッカールを名乗るイドリブ県出身の活動家はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/magd.faares.3)、バーブ市ニュース時々刻々(https://www.facebook.com/profile.php?id=100053522514325)で、現場で撮影されたとされる米国製のAGM-179空対地誘導弾の不発弾や残骸の写真を公開、米主導の有志連合が爆撃を実施した可能性が高い。

https://www.facebook.com/magd.faares.3/posts/pfbid0CwF4pZWYBkGCP79KvCcwBy7mfFNRkz27VDJntSiRp6fuxxVWGbRHSRvwnUrwb8Zgl

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid0ngHggNMrZrs2b2PP2k9YPcwNNJbY6GS8Dnf9szdvdiqVdpdnobfWRiLKsvjYkyDWl&id=100053522514325

 

**

 

ハサカ県では、SANA(12月20日付)によると、シリア領内に違法駐留を続ける米軍ヘリコプター1機が、北・東シリア自治局の支配下にあるシャッダーディー市で空挺作戦を実施し、市内の民家1棟を強襲し、4人を拘束、連行した。

空挺作戦に先立って、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が現場一帯を包囲、封鎖していた。

 

**

 

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるスワル町で米軍がシリア民主軍の支援を受けて空挺作戦を実施し、4人を拘束、連行した。

拘束された4人のうちの1人トルコマン系で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルに所属している疑いがあるという。

 

**

 

米中央軍は声明(第20221220-1号)を出し、過去48時間にシリア領内でヘリコプターによる強襲作戦を3回実施し、シリアでのダーイシュ(イスラーム国)の攻撃の計画・実施に関与してきたとされる「ズバイディー」を名乗るシリア州の幹部ら6人を拘束したと発表した。

AFP, December 20, 2022、ANHA, December 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 20, 2022、‘Inab Baladi, December 20, 2022、Reuters, December 20, 2022、SANA, December 20, 2022、SOHR, December 20, 2022、Syria Civil Defense, December 20, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.