イスラエルがレバノン各所を激しく爆撃し、子供35人、女性58人を含む492人が死亡、1,645人が負傷(2024年9月23日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、9月23日の戦果について以下の通り発表した。

(時刻明示せず)ティベリア湖の北西にあるアミアド基地の北部軍団予備司令部、ガリラヤ師団予備基地および兵站倉庫複数棟、ハイファー市北のラファエル社の軍事産業施設をロケット弾数十発で攻撃。

(時刻明示せず)ティベリアス湖西のニムラ基地にある北部地区の主要な貯蔵施設複数棟をロケット弾数十発で攻撃。

(時刻明示せず)占領下ゴラン高原のヨアフ兵舎のミサイル砲兵大隊司令部をロケット弾数十発で攻撃。

(時刻明示せず)サファド市西のアイン・ザイティム基地の北部軍団司令部をロケット弾数十発で攻撃。

(時刻明示せず)ハイファー市東のラマト・ダヴィド空軍基地をロケット弾数十発で攻撃。

(時刻明示せず)ニムラ基地にある北部地区の主要な貯蔵施設複数棟をロケット弾数十発で攻撃。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員1人が死亡したと発表した。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、レバノンのヒズブッラーとの戦況について以下のような発表を行った。

午前6時36分、イスラエル軍は現在、レバノン領内のヒズブッラーのテロ標的に対して重点的な攻撃を実施中。

午前11時12分、イスラエル軍は現在、レバノン領内のヒズブッラーのテロ標的に対して重点的な攻撃を実施中。

午後1時33分、午後12時24分にアミアド(キブツ)、サファド市地域で警報が発令され、約25発の飛翔体がレバノンから飛来、多連装ミサイルが多数を撃破することに成功、一部が空地やアミアドに隣接する地域に落下するのが確認される。午後12時43運に下ガリラヤ地域で警報が発令され、約10発の飛翔体がレバノンから飛来、多数が落下。

午後3時20分、イスラエル軍は本朝、レバノン国内のヒズブッラーの施設やインフラに重点的な攻撃を実施。現時点で300以上のテロ標的を攻撃。ロケット砲、ミサイル、UAVなどが格納されていた家々を攻撃。ジャバル・タバム村などでは爆撃により、建物に隠されていた武器が爆発。

午後4時56分、午後4時15分にカルメル山地域で警報が発令され、約5発の飛翔体がレバノンから飛来、多連装ミサイルが多数を撃破することに西欧。複数の飛翔体の落下が確認される。午後4時15分に上ガリラヤ地域、ハアマキム村、ハミフラッツ村で警報が発令され、約5発の飛翔体がレバノンから飛来、多連装ミサイルが多数を撃破、一部が空地に落下。午後4時24分に中部および下ガリラヤ地域で警報が発令され、約25発の飛翔体がレバノンから飛来、多連装ミサイルが多数を撃破することに成功、複数が空地に落下するのが確認される。

午後5時49分、ゴラン高原北部地域で警報が発令され、約25発の飛翔体がレバノンから飛来、多連装ミサイルが多数を撃破することに成功、複数が空地に落下するのが確認される。上ガリラヤ地域、ハミフラッツ村地域で警報が発令され、約15発の飛翔体がレバノンから飛来、多連装ミサイルが多数を撃破することに成功、複数が空地に落下するのが確認される。
午後5時12分、サマリア地方で警報が発令され、約10発の飛翔体がレバノンから飛来、多連装ミサイルが多数を撃破することに成功、複数が空地に落下するのが確認される。午後5時20分、下・中部ガリラヤ地域で警報が発令され、約30発の飛翔体がレバノンから飛来、多連装ミサイルが多数を撃破することに成功、複数が空地に落下するのが確認される。

午後5時59分、今朝よりイスラエル軍は約800のヒズブッラーの標的への精密爆撃を実施。

午後6時39分、午後5時21分にハアマキム村地域で警報が発令され、約5発の飛翔体がレバノンから飛来、多連装ミサイルが多数を撃破することに成功、複数が空地に落下するのが確認される。午後5時41分にハミフラッツ村、カルメル山、ハアマキム村地域で警報が発令され、約5発の飛翔体がレバノンから飛来、多連装ミサイルが多数を撃破することに成功、複数が空地に落下するのが確認される。午後6時5分にハアマキム村地域で警報が発令され、約5発の飛翔体がレバノンから飛来、多連装ミサイルが多数を撃破することに成功、複数が空地に落下するのが確認される。

午後8時23分、午後7時42分にハイファー市地域で警報が発令され、約5発の飛翔体がレバノンから飛来、多連装ミサイルが多数を撃破することに成功、複数が空地に落下するのが確認される。

午後10時24分、本日のイスラエル軍の精密爆撃では、約1300のヒズブッラーの標的を攻撃。長距離弾道ミサイル、重ロケット弾、攻撃型UAVなどを破壊。

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ナハールネット(9月23日付)によると、午前6時30分から7時30分までの1時間だけで、ヒズブッラーの陣地300ヵ所以上が標的となり、爆撃回数は150回以上に及んだ。

爆撃は、レバノン南部、東部(ベカーア県)、ベイルート南部郊外(ダーヒヤ)各所に及んだ。

レバノンの保健省は、23日のイスラエル軍のレバノン南部各所に対する爆撃で子供35人、女性58人を含む492人が死亡、1,645人が負傷したと発表した。

また、シリア人権監視団によると、イスラエル軍のレバノンに対する攻撃によるシリア人犠牲者の数も56人(うち女性8人、子供16人)、負傷者21人となった。

AFP, September 23, 2024、ANHA, September 23, 2024、‘Inab Baladi, September 23, 2024、Naharnet, September 23, 2024、NNA, September 23, 2024、Qanat al-Manar September 23, 2024、Reuters, September 23, 2024、SANA, September 23, 2024、SOHR, September 23, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ県シャッダーディー市に米軍が違法に設置している基地に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送(2024年9月23日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるシャッダーディー市に米軍が違法に設置している基地に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, September 23, 2024、ANHA, September 23, 2024、‘Inab Baladi, September 23, 2024、Reuters, September 23, 2024、SANA, September 23, 2024、SOHR, September 23, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県カファルヤー町を攻撃、トルキスタン人1人、女性2人、男性2人の5人が死亡、10人が負傷(2024年9月23日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍は、シャーム解放機構の支配下にあるシャイフ・スライマーン村、カフル・タアール村、カフル・ヌーラーン村、ワースィタ村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の自爆型無人攻撃機1機がシャーム解放機構の支配下にあるナイラブ村一帯を攻撃した。

シリア軍はまた、カファルヤー町とその周辺を多連装ミサイルで攻撃、トルキスタン人(中国新疆ウイグル自治区出身者)1人、女性2人、男性2人の5人が死亡、ダマスカス郊外県からの国内避難民(IDPs)10人(うち子供7人、女性1人)が負傷した。

ホワイト・ヘルメットによると、民間人4人が死亡。

シリア人権監視団によると、その後、27日に重傷を負っていた子供1人が新たに死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、マハッジャ町で住民1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, September 23, 2024、ANHA, September 23, 2024、‘Inab Baladi, September 23, 2024、Reuters, September 23, 2024、SANA, September 23, 2024、SOHR, September 23, 2024、September 27, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ハワーイジュ村で、ダーイシュのスリーパーセルがシリア民主軍の兵士2人を銃で撃ち殺害(2024年9月23日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸のハワーイジュ村で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士2人を銃で撃ち殺害した。

AFP, September 23, 2024、ANHA, September 23, 2024、‘Inab Baladi, September 23, 2024、Reuters, September 23, 2024、SANA, September 23, 2024、SOHR, September 23, 2024などをもとに作成。

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ロシア軍とトルコ軍がアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市東の国境地帯で合同パトロールを実施(2024年9月23日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍とトルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアイン・アラブ(コバネ)市東の国境地帯で合同パトロールを実施した。

AFP, September 23, 2024、ANHA, September 23, 2024、‘Inab Baladi, September 23, 2024、Reuters, September 23, 2024、SANA, September 23, 2024、SOHR, September 23, 2024などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるアレッポ県アフリーン市近郊のカムルーク村一帯で、シリア国民軍に所属するシャーム戦線、北部の鷹旅団と、同じくシリア国民軍に所属する合同部隊が交戦(2024年9月23日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある「オリーブの枝」地域内のカムルーク村一帯で、シリア国民軍に所属するシャーム戦線、北部の鷹旅団と、同じくシリア国民軍に所属する合同部隊(ハムザ旅団師団、スルターン・スライマーン・シャー師団)が交戦した。

戦闘は、シリア革命反体制派国民連立(シリア国民連合)傘下のシリア暫定内閣国防省が、トルコの決定に従わない北部の鷹旅団の解体を決定したことを受けたもの。

一方、「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つアアザーズ市では、住民ら数十人が、シリア国民軍諸派どうしの戦闘に反対、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の「手先である指導部」の打倒、シリア軍との戦闘再開、体制打倒などを訴えて抗議デモを行った。

AFP, September 23, 2024、ANHA, September 23, 2024、‘Inab Baladi, September 23, 2024、Reuters, September 23, 2024、SANA, September 23, 2024、SOHR, September 23, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県タフタナーズ市で、住民らがジャウラーニー指導者の打倒、逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴える抗議デモ(2024年9月23日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)によると、シャーム解放機構の支配下にあるタフタナーズ市で、住民らがアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴える抗議デモを行った。

AFP, September 23, 2024、ANHA, September 23, 2024、‘Inab Baladi, September 23, 2024、Reuters, September 23, 2024、SANA, September 23, 2024、SOHR, September 23, 2024などをもとに作成。

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外務在外居住者省は声明を出し、レバノン南部各所に対するイスラエルの攻撃について、米国の保護と共謀の傘なくしては起こり得ないと非難(2024年9月23日)

外務在外居住者省は声明を出し、レバノン南部各所に対するイスラエルの攻撃をもっとも強い調子で非難、こうした犯罪行為が米国の保護と共謀の傘なくしては起こり得ないと指弾した。

SANA(9月23日付)が伝えた。

AFP, September 23, 2024、ANHA, September 23, 2024、‘Inab Baladi, September 23, 2024、Reuters, September 23, 2024、SANA, September 23, 2024、SOHR, September 23, 2024などをもとに作成。

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アサド大統領は政令を施行し、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣を副大統領に任命(2024年9月23日)

アサド大統領は政令(2024年政令第29号)を施行し、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣を副大統領に任命した。

SANA(9月23日付)が伝えた。

これにより、シリアの副大統領はファールーク・シャルア氏(2006年2月に就任)、ナジャーフ・アッタール氏(2006年3月に就任)の3人となった。

AFP, September 23, 2024、ANHA, September 23, 2024、‘Inab Baladi, September 23, 2024、Reuters, September 23, 2024、SANA, September 23, 2024、SOHR, September 23, 2024などをもとに作成。

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アサド大統領は政令を施行し、ムハンマド・ガーズィー・ジャラーリー内閣の閣僚を任命(2024年9月23日)

アサド大統領は政令(2024年政令第28号)を施行し、ムハンマド・ガーズィー・ジャラーリー内閣の閣僚を任命した。

ジャラーリー内閣の顔ぶれは以下の通り(*は新入閣)。

ムハマド・ガーズィー・ジャラーリー首相*

  • バアス党中央委員会(中央指導部書記長指名)
  • 1969年、ダマスカス県生まれ。

ムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教関係大臣

  • 無所属
  • 1958年、タルトゥース県出身

サラーム・サッファーフ行政開発担当国務大臣

  • 不明
  • 1979年、ハマー県出身

ムハンマド・サーミル・ハリール工業大臣(経済対外通商大臣より異動)

  • 不明
  • 1977年、ダマスカス県出身

ムハンマド・ハーリド・ラフムーン内務大臣

  • バアス党
  • 1957年、イドリブ県出身

ムハンマド・ラーミー・マルティーニー観光大臣

  • 不明
  • 1970年、アレッポ県出身

アリー・マフムード・アッバース国防大臣

  • バアス党中央委員会(中央指導部書記長選出)、中央指導部
  • 1964年、ダマスカス郊外県バラダー渓谷のイフラ村出身

イヤード・ハティーブ通信情報技術大臣

  • 不明
  • 1974年、ダマスカス県出身

アフマド・サイイド法務大臣

  • 不明
  • 1965年、クナイトラ県出身

ズハイル・ハズィーム運輸大臣

  • 不明
  • 1963年、ラタキア県出身

ディヤーラー・バラカート文化大臣(国務大臣より異動)

  • シリア民族社会党
  • 1980年、ヒムス県出身

フィラース・ハサン・カッドゥール石油鉱物資源大臣

  • バアス党
  • 1968年、ラタキア県カフルダビール村出身

ルワイユ・イマード(イマードッディーン)・ムナッジド国内通商消費者保護大臣(社会問題労働大臣より異動)

  • バアス党
  • 1964年、ダルアー県生まれ

アフマド・ブースタジー国務大臣*

  • シリア統一共産党
  • イドリブ県生まれ
  • 前人民議会議員(第3期(2020~2024年))

ムハンマド・アーミル・マールティーニー教育大臣

  • 不明
  • 1959年、ダマスカス県出身

ルアイ・ハリータ地方行政環境大臣*

  • 不明
  • 1967年生まれ

ムウタッズ・カッターン水資源大臣*

  • 不明
  • 1966年、ダマスカス郊外県生まれ

バッサーム・サッバーグ外務在外居住者大臣*

  • バアス党中央委員会(中央指導部書記長指名)
  • 1969年、アレッポ県生まれ

バッサーム・ハサン高等教育科学研究大臣*

  • バアス党(ティシュリーン大学支部第1支局)
  • 1958年生まれ

リヤード・アブドゥッラウフ財務大臣*

  • 不明
  • 1975年、ダマスカス県生まれ

アフマド・ダミーリーヤ保健大臣*

  • 不明
  • 1971年、ダマスカス郊外県生まれ

スィンジャール・トゥウマ電力大臣*

  • 不明
  • 1969年、ヒムス県生まれ

ファーイズ・ミクダード農業・農業改革大臣*

  • 不明
  • 1978年、ダマスカス県生まれ

ムハンマド・ラビーウ・カルアジー経済対外経済対外通商大臣*

  • バアス党(アレッポ支部)
  • 1981年、アレッポ県生まれ
  • 前人民議会議員(第2、3期(2016~2024年))

アフマド・ハドラ国務大臣*

  • アラブ民主連合党
  • 1976年、アレッポ県生まれ
  • 人民議会議員(アレッポ市選挙区B部門、第4期(2024~2028年))

サマル・スィバーイー社会問題労働大臣*

  • 不明
  • 1965年、ヒムス県生まれ

ハムザ・アリー公共労働住宅大臣*

  • 不明
  • 1967年生まれ

ズィヤード・グスン情報大臣*

  • バアス党中央委員会(中央指導部書記長指名)
  • 1973年、ダマスカス郊外県生まれ

SANA(9月23日付)が伝えた。

AFP, September 23, 2024、ANHA, September 23, 2024、‘Inab Baladi, September 23, 2024、Reuters, September 23, 2024、SANA, September 23, 2024、SOHR, September 23, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved