イスラエル軍がダルアー県、クナイトラ県でイランの無人航空機を撃墜(2025年6月21日)

シリア人権監視団によると、ダルアー県では、イスラエルの防空部隊が早朝、ムサイフラ町上空で、イランの無人航空機1機を迎撃、破片の一部が民家前に落下した。

イスラエル軍また、マハッジャ町上空でも無人航空機1機を撃墜したほか、イランのミサイル1発が(南北)カリーム村近郊に着弾したが、人的・物的被害はなかった。

このほか、イスラエル軍戦闘機が県西部を低空で旋回した。

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シリア人権監視団によると、クナイトラ県では、イスラエル軍がジャッバー村上空でイランの無人航空機3機をウンム・バーティナ村上空で1機を迎撃、またカフターニーヤ町近くで1機を撃墜した。

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ロシアのボグダノフ外務副大臣兼大統領特使(中東地域担当):「シリア国内のロシア軍基地の処遇問題について、シャルア移行期政権と引き続き連絡を取り合っている」(2025年6月21日)

タス通信によると、ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は、アフマド・シャルア移行期政権と関係を築く意志があると述べた。

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タス通信によると、ミハイル・ボグダノフ外務副大臣兼大統領特使(中東地域担当)は、サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)の会場で記者団に対して、シリア国内のロシア軍基地の処遇問題について、シャルア移行期政権と引き続き連絡を取り合っていると述べた。

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スワイダー市で6月17日から開催されていた総会がシャルア移行期政権に対する勧告に合意し、閉会(2025年6月21日)

イナブ・バラディーなどによると、スワイダー県スワイダー市で6月17日から開催されていた総会が、アフマド・シャルア移行期政権に対する勧告に合意し、閉会した。

勧告は以下3つの主要な軸からなる。

1. 政治方針

  • シリアの国土と国民の統一という国家原則の再確認
  • スワイダー県住民のシリア国家全体への統合と関与の促進
  • いかなる外国からの干渉にも反対し、国家主権と独立意思の尊重
  • 国旗の掲揚をすべての政府機関に義務づけ、宗教的シンボルは礼拝所内に限定
  • 文民国家、正義、法、権利を保障する国家を建設するため、すべてのシリア人およびシャルア移行期政権と協力
  • 国家の形態(中央集権・地方分権など)に関しては、将来、制憲議会または国会ですべてのシリア人の参加のもとに決定するものとし、暫定措置として2011年法第107号(地方行政法)の修正適用を提案
  • 移行期政権との権利、義務、市民権の原則に基づく均衡関係の構築
  • 総会で選出された事務局は専門委員会を通じて移行期政権および関係省庁と連絡を取り、スワイダー県に関する重要課題の解決を図る
  • 国民対話の呼びかけ
  • 憲法宣言の見直し、シリア国民の願いに応える現代的で先進的な恒久憲法を起草する憲法制定
  • 委員会の設置に取り組むこと、そして最終的に議会選挙の実施につなげること
  • 市民社会の活性化、女性・若者の参画、政党法の制定、政治活動の制度化の必要性

2.生活・サービス

  • スワイダー県内の生活・公共サービス問題への対処と尊厳ある生活の保障
  • 停止中の「巡礼街道整備プロジェクト」の再開(地元雇用と投資の促進)
  • 給与・賃金の改善要求(全国的な共通要求)
  • 不当解雇された職員の補償、2015年12月8日以降に退役した兵士の年金支給(個人の権利として保障)
  • 農業支援、化学肥料・設備の輸入、農産品輸出、井戸掘削などの法的整備
  • 保健、水道、電力、衛生、戸籍・入国管理などの公共機関の再活性化と有能な人材による管理、汚職幹部の再登用防止
  • 大学生の安全な通学・居住・学習環境の確保、過去の治安問題の再発防止、学業損失の補填

3.社会的和解と平和の構築

  • 地元出身者による警察署と司法警察の強化と装備の整備
  • 宗派対立や扇動的言説の禁止と刑事責任の追及
  • 最近のスワイダー県で発生した一連の事件に関する透明な調査の実施
  • 武器の無秩序拡散や違法武装集団の取り締まり、5月1日合意(移行期政府・地元勢力・宗教指導者間の合意)の履行
  • ダルアー県、ダマスカス郊外県との地域連携と対話強化、国民的な包括的和解プロセスの基盤構築
  • 移行期正義の実施と加害者の法的責任追及(ただし報復に基づく正義ではなく、平和の維持を目的とした真の正義の実現)

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ダマスカス県ルクンッディーン区で、行方不明者の家族たちが抗議のデモを実施し、家族の消息を明らかにするよう要求:イドリブ県のカラーマ・キャンプ群で住民らが緊急支援を求めて抗議デモ(2025年6月21日)

シリア人権監視団によると、ダマスカス県のルクンッディーン区で、行方不明者の家族たちが抗議のデモを実施し、家族の消息を明らかにするよう要求した。

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シリア人権監視団によると、イドリブ県では、カラーマ国内避難民(IDPs)キャンプ群で、住民らが緊急支援を求めて抗議デモを行った。

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シリア人権監視団によると、ハマー県では、ハマー市のアースィー広場で、前日、前々日に続いてデモが発生し、参加者らは「シャッビーハ」の排除と「革命家」とされる人々の釈放を要求した。

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アレッポ県タッル・アラン町のカフェでシリア民主軍を称える歌を聴いていたとして治安当局に逮捕されていたスウェーデン国籍の若者が釈放される(2025年6月21日)

シリア人権監視団によると、アレッポ県では、タッル・アラン町のカフェでシリア民主軍を称える歌を聴いていたとして、18日に治安当局に逮捕されていたハリール・サファル氏が釈放された。

サファル氏は、スウェーデン国籍を持ち、欧州で約14年を過ごした後に帰郷したばかりで、村のカフェでシリア民主軍を称える歌を聴く自身の動画をSNSで公開していた。

また、逮捕と合わせて、カフェも「集会許可を得ていない」として閉鎖された。


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ダイル・ザウル県シュハイル村にあるアサーイシュの検問所がダーイシュのスリーパーセルの襲撃を撃退(2025年6月21日)

ANHAによると、ダイル・ザウル県では、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の広報センターが21日晩に、シュハイル村の検問所がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの襲撃を受けたが、アサーイシュがこれを迎撃、撃退したと発表した。

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ラッカ県では、ハウィージャト・スワーフィー村付近で、身元不明の2体の遺体が発見された。

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OIC外相会議に出席するためにトルコのイスタンブールを訪れたシャイバーニー外務在外居住者大臣が、アフガニスタンのムッタキー外務大臣らと会談(2025年6月21日)

SANAによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、トルコのイスタンブールで開催されたイスラーム協力機構(OIC)の第51回外相理事会に出席した。

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外務在外居住者省はフェイスブックを通じて、OIC外相会議に出席するためにイスタンブールを訪れたアスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣が、アフガニスタンのアミール・ハーン・ムッタキー外務大臣らと会談し、二国間の関係強化の可能性や、共通の関心事項についての意見交換を行ったと発表した。

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シャルア暫定大統領は首都ダマスカスで、ジャン=ピエール・ラクロワ国連平和維持活動(PKO)担当事務次長および随行団と会談(2025年6月21日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は首都ダマスカスで、ジャン=ピエール・ラクロワ国連平和維持活動(PKO)担当事務次長および随行団と会談を行った。


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SANAによると、これに先立ち、ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣は、ラクロワ事務次長らと首都ダマスカスの国防省本庁舎で会談を行い、地域の平和と安定の実現に向けた国連との連携および調整の強化策を議論した。

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シリア民間航空総局は北・東シリア地域民主自治局がカーミシュリー国際空港の運営・管理を一方的に宣言したのを受けて、同空港を「運用上の理由」により閉鎖したと発表(2025年6月21日)

SANAによると、シリア民間航空総局は声明を発表し、北・東シリア地域民主自治局がカーミシュリー国際空港の運営・管理を一方的に宣言したのを受けて、同空港を「運用上の理由」により閉鎖したと発表した。

声明によると、閉鎖措置は、同総局が発行した航空情報通報(NOTAM)に基づくもので、国内外すべての航空会社および関係機関に対して法的拘束力を持つ。

また、空港の管理を主張する北・東シリア地域民主自治局に対しては、空港の管理・運用およびシリア領空内の航空運行を統括する法的権限を有するのはシリア民間航空総局のみであると強調した。

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人民議会選挙高等委員会はクナイトラ市のアラブ文化センターで、同県の公職者、地域の代表、部族長、名士らとの会合を開催(2025年6月21日)

SANAによると、人民議会選挙高等委員会はクナイトラ県クナイトラ市のアラブ文化センターで、同県の公職者、地域の代表、部族長、名士らとの会合を行った。
会合には、アフマド・ダッラーティー知事も出席し、人民議会選挙に向けた準備状況が話し合われた。

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シリア・アラブ航空は6月22日(日)にダマスカス国際空港から出発予定だったフライトをアレッポ国際空港発に変更(2025年6月21日)

SANAによると、シリア・アラブ航空は、6月22日(日)にダマスカス国際空港から出発予定だったフライトを、アレッポ国際空港発に変更、また乗客の利便性を考慮し、首都ダマスカスとアレッポ空港間を結ぶ専用バスを運行すると発表した。

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総合情報機関が内務省関係機関と連携して、アサド前大統領のいとこのワスィーム・アサドを逮捕(2025年6月21日)

SANAによると、内務省は、総合情報機関の特殊任務部隊が、レバノン国境に近いヒムス県タッルカラフ市近郊で内務省関係機関と連携して待ち伏せ作戦を実施、ワスィーム・アサド容疑者をおびき出し、逮捕したと発表した。
同容疑者は麻薬取引の主要人物で、前政権下で複数の犯罪に関与していたことで知られているという。

イナブ・バラディーによると、ワスィーム・アサドは、1980年生まれで、バッシャール・アサド前大統領のいとこ。
カプタゴンの製造・密輸ネットワークに関与したことが疑われており、EUが制裁対象に指定している。
ハムザ・ムスタファー情報大臣は、Xを通じて、ワスィーム・アサド容疑者の逮捕について、シリア人に対する人権侵害の加害者たちを追及する日々強化される取り組みの一環であると強調した。

アナス・ハッターブ内務大臣もXを通じて、逃亡中のバッシャール・アサドの体制の犯罪象徴たちを追及する国家の努力の一環であると強調した。


マズハル・ワイス法務大臣もXを通じて逮捕の歓迎の意を示した。

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シリア人権監視団によると、ヒムス県では、ヒムス市とタッルカラフ市を結ぶハワーシュ橋(ハワーシュ町)付近で、治安機関所属と自称する3人組の武装グループがタルカルフ市出身の若者2人を制止し、バイクへの給油を要求、拒否されると2人に向けて発砲した。

このうち1人はレバノン国境近く(ワーディー・ハーリド)で拘束されたが、残る2人は逃走中。

また、ヒムス市タッル地区でタッルカラフ市出身の若者が自宅で就寝中に武装グループの襲撃を受け射殺された。

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シリア人権監視団によると、治安当局はまた、前政権の民兵の一つバーキル旅団の幹部であるファーディー・アフィース容疑者、ダイル・ザウル県西部出身で、前政権の総合情報局やシリア軍第86師団に配属されていたダウード・トゥーカーン容疑者も逮捕した。

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シリア人権監視団によると、ラタキア県では、ラタキアのマズィーラ橋付近で、アラウィー派の22歳の若者が正体不明の武装グループに銃撃され死亡した。

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シリア人権監視団によると、アレッポ県では、アフリーン市出身の若者が、ムスタファー・シャイフー氏殺害に抗議するデモに参加したとして、内務省総合治安局の要員によって激しい暴行を受けた。

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シリア人権監視団によると、タルトゥース県では、シャイフ・バドル市近郊のスーラーニー村で、内務省総合治安局所属とされるグループが住居を襲撃し、家財道具を略奪・破壊、女性に暴行を加えた。

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シリア人権監視団によると、ダルアー県では、サナマイン市で、住民の男性がバイクに乗った2人組の武装グループの銃撃を受け、死亡した。

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シリア人権監視団によると、スワイダー県では、スワイダー県南部のクーム地区で30代の男性が自宅の部屋でライフル銃で撃たれて死亡しているのが発見された。

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シャルア移行期政権、北・東シリア地域民主自治局の両支配地域で修了試験開始:ダルアー県で試験関連書類を運搬中の車輌が襲撃を受ける(2025年6月21日)

SANAによると、アフマド・シャルア移行期政権の支配地域で、一般および宗教基礎教育修了試験、職業高校(工業・商業・女子)修了試験が開始された。
試験期間は、一般および宗教基礎教育修了試験が7月9日、職業高校(工業・商業・女子)修了試験が7月10日まで。

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SANAによると、通信通信情報技術と教育養育省は共同声明を発表し、試験会場周辺地域において一時的な通信遮断措置を行うとして、その実施日程を明らかにした。

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ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の支配地各所で、同自治局教育養育委員会とアフマド・シャルア移行期政権の教育養育省との共同合意に基づき、国連児童基金(UNICEF)の支援のもと、中等教育修了試験が実施された。

試験は前政権のカリキュラムに基づくもので、ジャズィーラ地区(ハサカ県)、ダイル・ザウル地区(ダイル・ザウル県)、ラッカ地区(ラッカ県ラッカ市)、タブカ地区(同タブカ市)、ユーフラテス地区(アレッポ県北部)の複数の試験会場で、26,445人の生徒が受験した

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シリア人権監視団によると、ダルアー県では、ヤードゥーダ村とムザイリーブ町を結ぶ街道で、修了試験の試験・解答用紙を運んでいた治安当局の車輌が武装グループに襲撃され、銃撃戦が発生、武装グループのメンバー1人が死亡した。

車輌は、西ダルアーのシャジャラ町の教育センターの試験関連文書を運搬中だった。

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イスラエル軍はダルアー県上空でイランの無人航空機多数を撃墜、1機がテント近くに墜落し女性1人が重傷(2025年6月20日)

シリア人権監視団によると、ダルアー県では、イスラエル軍が防空システムや戦闘機でイラン所属と見られる無人航空機多数を迎撃、2機が県東部で、1機がキヒール村とタイバ町の間に位置するタクターカ地区に、1機がナスィーブ国境通行所近く、1機がナワー市、1機がタファス市に墜落した。

このうち、タクターカ地区では、女性が滞在していたテントの近くに無人航空機が墜落し、女性が重傷を負い病院に搬送された。

また、イスラエル軍の防空システムはサフム・ジャウラーン村の上空でも迎撃を行った。

また、イスラエル軍戦闘機1機が首都ダマスカス上空に飛来した。

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シリア人権監視団によると、クナイトラ県では、イスラエル軍地上部隊がガリーバ村に新たに侵入、また西サムダーニーヤ村で巡回と検問作戦を実施した。

また、戦車3両と車両6台からなるイスラエル軍の部隊がフッリーヤ村に侵入し、検問所を設置、道路を封鎖した。

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ダマスカス警察が老舗ホテルのウマイヤ・ホテルに強制立ち入りを行い、「飲料と水タバコの提供」を理由に一方的に営業停止処分を科す(2025年6月20日)

ダマス・ニュース通信によると、ダマスカス警察が6月18日、老舗ホテルのウマイヤ・ホテルの4階にあるバーに強制立ち入りを行い、音楽を止めさせ、店内に展開、施設内の様子を撮影し、緊張と不安のなか、恐怖を感じた来店客は次々と逃げ出した。

強制立ち入りは、ホテル側が滞在客や来店客に不安を与えないようにと求めたにもかかわらず行われた。

その後、警察はすべての営業許可証の提示を要求し、ホテル側はこれに応じたが、警察は、すべての書類を確認するため翌日(19日)に出頭するよう要請した。

ホテルの担当者は19日にダマスカス警察の担当部署へ出向き、すべての書類と支払済みの手数料などを提示したが、午後6時頃、ダマスカス県庁職員がホテルを訪れ、県知事の命令により営業停止処分を実施すると通達した。

19日はホテルの全室が予約で埋まっており、営業停止処分は事前の警告や違反報告もないまま行われた。

ホテル側が営業停止にかかる書類の提示を求めると、職員はスマートフォンに表示された画像のみを見せ、書類については閉鎖後に正式な書類を渡すと告げたうえで、従わなければ拘束の可能性があると警告したという。

6月21日に手渡された営業停止命令書の理由は「飲料と水タバコの提供」と記載されていたが、ホテル側はこれについて正式な営業許可を有していた。

 

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ダマスカス郊外県ハーマ町、ハマー県ハマー市で「シャッビーハ」の追放・処罰を求めるデモ(2025年6月20日)

シリア人権監視団によると、ダマスカス郊外県では、ハーマ町では、数十人の住民が抗議デモを行い、前政権関係者の処罰を求めた。

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シリア人権監視団によると、ハマー県では、ハマー市中心部のアースィー広場で、数十人の市民が抗議デモを行い、アフマド・シャルア移行期政権に対して、「シャッビーハ」の追放と、依然として拘束されているとされる「革命家」らの釈放を要求した。

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シリア原子力庁は、約80人の職員に対して有給の行政休暇を与えるとする内部命令を発出(2025年6月20日)

シリア人権監視団によると、シリア原子力庁は、約80人の職員に対して、2025年6月1日から8月31日までの間、有給の行政休暇を与えるとする内部命令を出した。

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ダマスカス郊外県のカタナー市でドゥルーズ派が経営する複数の店舗のシャッターなどに脅迫的な文言が書き込まれる事件が発生(2025年6月20日)

シリア人権監視団によると、ダマスカス郊外県のカタナー市で、ドゥルーズ派が経営する複数の店舗のシャッターなどに、何者かによって脅迫的な文言が書き込まれる事件が発生した。
書かれた文言には「戻ってくるぞ」「ドゥルーズ=ユダヤ人」「開けるな、血が流れるぞ」などがあり、住民の間に強い不安と恐怖が広がっている。

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タルトゥース県、ハマー県でアラウィー派が武装グループによって殺害される(2025年6月20日)

シリア人権監視団によると、ダマスカス郊外県では、前政権の国防隊の一つカラムーンの盾旅団の司令官だったラーミズ・バフブーフ氏がナブク市で銃で撃たれ殺害された。

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シリア人権監視団によると、アレッポ県では、治安部隊がハーン・アサル村で、違法薬物の取引に関与したとされる犯罪組織に対して大規模な強制捜索を実施し、銃撃戦の末に2人を殺害、他数人を拘束、大量の違法薬物と武器を押収した。

また、ヒムス県でも南東部で治安部隊が武装グループが激しく交戦、1人を殺害、1人を拘束した。

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シリア人権監視団によると、ダルアー県では、タファス市で、地元武装グループの元指導者の兄弟2人を含む3人がが、同グループのメンバーだった家族によって殺害された。

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シリア人権監視団によると、タルトゥース県では、バニヤース市郊外のバイダー村付近で、アラウィー派の男性がオートバイに乗った武装グループの銃撃を受けて死亡した。

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シリア人権監視団によると、ハマー県では、サルハブ市で、前政権の協力者と非難を受けていたアラウィー派の男性が銃撃され、死亡した。

また、マラフ町の30代女性の遺体が、サルハド市に至る街道で発見された。

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シリア人権監視団によると、スワイダー県では、イラー村で地元の部族どうしの銃撃戦が発生し、10歳の子どもが流れ弾で死亡した。

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シリア人権監視団によると、ラタキア県では、治安部隊はジャブラ市で前政権の国防隊の幹部だったフィラース・ムフィード・サイード容疑者を逮捕した。

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シリア・アラブ航空は明日(6月21日)のすべてのフライトについてアレッポ国際空港を経由して実施し、これに伴い、ダマスカスとアレッポ空港間で特別バスによる乗客輸送が行われると発表(2025年6月20日)

SANAによると、シリア・アラブ航空は明日(6月21日)のすべてのフライトについてアレッポ国際空港を経由して実施し、これに伴い、ダマスカスとアレッポ空港間で特別バスによる乗客輸送が行われると発表した。

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SANAによると、シリア・アラブ航空はまた、旅行者がフライトに関する最新情報を確認できるようにするため、仮設のウェブサイト(www.syrian-airlines.net)を開設したと発表した。

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アレッポ県では「トルコの傭兵」(シリア国民軍)が、トルコの占領下にある「オリーブの枝」地域内のアフリーン市で発生した若者らによる抗議デモを弾圧、参加者複数名を逮捕(2025年6月20日)

ANHAによると、アレッポ県では、「トルコの傭兵」(シリア国民軍)が、トルコの占領下にある「オリーブの枝」地域内のアフリーン市で発生した若者らによる抗議デモを弾圧、参加者複数名を逮捕した。

抗議デモは、前日のムスタファー・シャイフー氏殺害を受けたもの。

また、シリア人権監視団によると、タッル・アラン町で、アフマド・シャルア移行期政権の内務省総合治安局に所属するスルターン・スライマーン・シャー師団(アムシャート師団)のメンバーが若い男性を銃撃し、殺害した。

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北・東シリア地域民主自治局の社会問題労働委員会共同副委員長は、避難民・強制移住者数千人の帰還を円滑にするため、シャルア移行期政権に対し効果的な協力と明確な帰還メカニズムの策定を要請(2025年6月20日)

北・東シリア地域民主自治局のシャイフムース・アフマド社会問題労働委員会共同副委員長は、ANHAのインタビューに応じ、そのなかで国内各地の避難民・強制移住者数千人の帰還を円滑にするため、アフマド・シャルア移行期政権に対し、効果的な協力と明確な帰還メカニズムの策定を要請した。

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スイス連邦評議会は対シリア経済制裁および一部の金融サービス提供、貴金属取引、高級品の輸出に対する制限を解除することを決定(2025年6月20日)

スイス連邦評議会は公式ウェブサイトを通じて、対シリア経済制裁および一部の金融サービス提供、貴金属取引、高級品の輸出に対する制限を20日午後6時(現地時間)に解除することを決定したと発表した。

対シリア措置に関する政令(2025年6月20日改正)によると、これにより、シリア中央銀行を含む24の機関の資産および経済資源の凍結が解除される。

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SANAによると、外務在外居住者省は声明を出し、6月20日にスイス連邦評議会が発表した対シリア経済制裁の解除決定を歓迎、シリア国民の利益に資する前向きな一歩であり、復興と経済活性化の支援に寄与するものと発表した。

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SANAによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、首都ダマスカスでフィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官と会談、難民の自発的かつ安全な帰還に向けたシリア政府の努力を支援する重要性、難民の尊厳と基本的ニーズを守る尊厳ある帰還実現のための協力強化の必要性を確認、強調した。

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シリア民主軍のアブディー総司令官はトルコの『イェニ・オズギュル・ポリティカ』紙のインタビューに応じる(2025年6月19日)

シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官は、トルコの『イェニ・オズギュル・ポリティカ』紙のインタビューに応じた。


インタビューの要旨は以下の通り。

北・東シリアでは14年間にわたり、共同生活・平和・共存を重視する統治モデルが築かれてきた。
このモデルを全シリアに広げることが必要であり、政治的闘争を通じて実現されるべきである。
2025年4月に開催された「ロジャヴァ・クルディスタンにおけるクルドの統一と立場の一致に関する会議(コンファレンス)」は歴史的意義を持ち、クルド諸組織が団結する契機となった。
会議ではアフマド・シャルア移行期政権との対話に向けたクルド人代表団の結成が決定された。
「3月10日合意」に基づき、非中央集権的な新憲法とクルドの地位について、シャルア移行期政権と交渉を行っている。
シリア民主軍は将来的に新シリア軍の一部となることを目指し、共同軍事委員会を通じた統合作業を進めている。
ドゥルーズ派やアラウィー派と連携し、彼らの権利保障を支持している。
憲法において、すべての民族・宗教が平等に権利を保障されるべきである。
北・東シリア地域は女性主導の体制を特徴とし、新生シリアでも女性の権利と役割が明確に保証されるべきである。
女性なしに新たなシリア国家の建設は不可能である。
トルコが依然として占領を続けるアレッポ県北部、ラッカ県、ハサカ県などに住民が帰還するには、トルコが支援する武装勢力の撤退と安全確保が不可欠である。
現在、帰還と地域行政の再建に向けた準備を行っている。
イスラエルとイランの衝突に対しては対話と交渉を支持し、武力ではなく平和的手段を推奨する。
国際社会との協力は、ダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」を通じて確立した。
トルコとの現下の停戦を恒久的な和平へと発展させたい。

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ハマー市中心部のアースィー広場にで、住民らが抗議集会を開き、「シャッビーハ」や犯罪者の追及を要求(2025年6月19日)

シリア人権監視団によると、ハマー県では、ハマー市中心部のアースィー広場にある県庁舎前で、住民らが抗議集会を開き、アフマド・シャルア移行期政権への支持を表明するとともに、前政権のもとで市民への流血・違法行為に関与した「シャッビーハ」や犯罪者の追及を要求した。

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北・東シリア民主自治局の執行評議会は決定第136号を発出しカーミシュリー国際空港の管理・運営を一方的に宣言(2025年6月19日)

北・東シリア民主自治局の執行評議会は決定第136号を発出し、自治局が実効支配するハサカ県のカーミシュリー国際空港を管理するための総合管理局を新設することを決定した。

決定第136号の主な内容は以下の通り。

  • カーミシュロー(カーミシュリー)国際空港総合管理局を新設する
  • 北・東シリア民主自治局の執行評議会が行政・財務両面において同管理局を所轄する
  • 空港の運営、財務、人員配置を法的手続きに沿って行う

なお、イナブ・バラディーによると、これに先立ち、北・東シリア地域民主自治局は、5月17日に空港の出入口を補修し、到着・出発ロビーに、アラビア語、クルド語、英語、アッシリア語の4言語による案内板を設置していた。

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イスラエル軍がクナイトラ県、スワイダー県、ダルアー県でイランのミサイル、無人航空機を撃破(2025年6月19日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍の防空システムがイランから飛来した無人航空機やミサイルをシリア領空で迎撃し、ナブア・サフル村、アイン・ティーナ村、スワイサ村などで複数回の爆発が確認された。



また、ガディール・ブスターン村で無人航空機1機が撃墜された。


また、車輌3台と兵士15人からなる地上部隊がジュバーター・ハシャブ村に侵入し、村の入口に検問所を設置した。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、サニーム・ハッフ地区にミサイルが落下し、激しい爆発が発生した。

また、マジュダル村に無人航空機1機が墜落した。

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ダルアー県は、シリア人権監視団によると、イスラエル軍がサフム・ジャウラーン村近郊、タファス市、ヤードゥーダ村、イズラア市近郊で無人航空機それぞれ1機ずつを撃墜した。

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SANAも、ダルアー県のダルアー市とヤードゥーダ村の間の地域、サフム・ジャウラーン村、タファス市、アジャミー村、ジッリーン村、そしてダルアー市西のヤルムーク郊外地区に近いマフタラ地区などに、イランとイスラエルの航空戦によって破壊されたミサイルなどの残骸が落下したと伝えた。


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米主導の有志連合がダイル・ザウル県でイランによると見られるミサイル、無人航空機を撃破(2025年6月19日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、アームーダー市上空に無人航空機1機が飛来した。

これに対して、重火器や対空装備を積んだ28台の貨物車輛からなる米主導の有志連合の車列が、ワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)を経由してイラクからシリア領内に進入、カスラク村の基地に向かった。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、有志連合の部隊が、シャンナーン村近郊の砂漠の上空でイランが発射したと見られるミサイル1発を迎撃し、ミサイルは民家の近くに落下した。

また、有志連合は防空システムでタヤーナ村近郊の砂漠地帯上空に飛来したイラン所属と見られる無人航空機1機を撃墜した。

さらにこれと前後して、県東部のフライティム地区にも同様の無人航空機1が飛来し、有志連合が撃破した。

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ヒムス県アクラビーヤ市でムルシド派の住民ら数千人が集まり、抗議デモ(2025年6月19日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、アクラビーヤ市で、ムルシド派の住民ら数千人が集まり、抗議デモを行った。

デモは、ヒムス市クスール地区で17日に正体不明の武装グループによって拉致されていたムルシド派の50歳代の農業技師が殺害され、18日遺体で発見されたことなどを受けたもの。


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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市で、軍の退役将兵、警察退職者ら数十人がデモを行い、退職金の支払いを求めた。

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トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のアレッポ県ジンダリース町近郊で太陽光パネルを盗難から守るため警備をしていた若い男性が「トルコの傭兵」(シリア国民軍)の銃撃を受けて死亡(2025年6月19日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のジンダリース町近郊のハッジ・フスニー村出身のムスタファー・ジャミール・シャイフー氏(2007年生まれ)が深夜1時ごろ、太陽光パネルを盗難から守るため警備をしていたところ、「トルコの傭兵」(シリア国民軍)の銃撃を受けて殺害された。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダルバースィーヤ市の天井に上っていた若い男性に向けてトルコ軍国境警備隊が発砲し、殺害した。

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