シャルア暫定大統領はアトランティック・カウンシルでの対話集会でトランプ米大統領に「ニュージャージー州をイスラエルに与えてはどうか」と冗談で言ったことを明かす

SANAによると、シャルア暫定大統領はニューヨークのアトランティック・カウンシルで、シリアの将来をテーマにした討論会に参加した。

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大統領府(フェイスブック)が23日に発表したところによると、ニューヨークのアトランティック・カウンシルは、第81回国連総会に合わせてアフマド・シャルア暫定大統領との対話集会を開催し、シリアの将来と主要な政治・経済問題を取り上げた。

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SANAが23日に伝えたところによると、シャルア暫定大統領は、今後5年間に法を尊重するという考えを定着させ、権力を一個人に集中させず、すべての国家機関が法律と憲法に従い、それぞれの役割を十分に果たすことを保証するための取り組みを進めていると述べた。

イスラエルによる度重なる攻撃と治安上の課題について、シャルア暫定大統領は、イスラエルが前政権崩壊の1週間後に進攻したシリア領の一部を占領し続け、侵入、逮捕、砲爆撃も繰り返していると指摘した。

シリア領の占領が続くなかではイスラエルとの和平は実現し得ず、シリアの権利回復こそが地域に恒久的な平和を実現する条件であると強調した。

シャルア暫定大統領は、シリアは外交的な選択肢を採り、対話を進め、米国を含む友好国の協力を求め、イスラエルとは数回の協議や交渉を行ったが、イスラエルは同国特有の事情を理由に合意から離脱したと述べた。

イスラエルとの直接対話は約1年以上前に始まり、第1段階では12月8日以降にイスラエルが侵攻した地域からの撤退が焦点となったと述べた。

また、イスラエル側の懸念について協議しているとしつつ、イスラエルのあらゆる行為がそうした懸念によって正当化されるわけではないと述べた。

地域が不明確な不安や懸念をめぐる紛争と戦争の悪循環に陥らないよう、イスラエル側の懸念を監視し、何が真剣なもので何が根拠のないものかを評価する国際委員会が必要だと強調した。

そのうえで、ガザ情勢を基準にイスラエルが対シリア政策を決めるのは誤った道であると非難、自国の安全を保ちたいなら他国の安全も尊重すべきだと述べた。

また、現在のイスラエルの政策は紛争と戦争を引き起こし、イスラエル社会を常に危険にさらしており、イスラエル市民の安全にもつながらないと指摘した。

外国軍の駐留について、シャルア暫定大統領は、シリアの方針は国内から外国軍の基地をなくし、国民統合を維持し、国家の能力と独立を高めるためにすべての国と協力することに基づくと説明した。

これに関連して、ロシア側とは基地の数を2カ所に減らし、シリア軍の訓練基地に転換するという成果に達したと語った。

また、トルコ軍はかつて紛争が続く地域で国境の安全を守るという例外的な事情のもとで進駐したと正当化し、シリア北西部のトルコ軍基地の数は減ったものの、その駐留の法的位置づけを決めるための協議は続いていると述べた。

経済に関して、シャルア暫定大統領は、イラクの油田とシリアの港をパイプラインで結び、イラク産石油をシリアの港から輸出する安全な回廊を確保する戦略事業に取り組んでおり、ホルムズ海峡を経由せずに石油を安定供給するために取り組んでいると述べた。

また、イラク・クルディスタン地域が、シリア情勢の安定や、シリア民主軍のシリア国家への統合に同地域が大きく貢献しており、経済、政治、安全保障上の共通利益に資すると評価した。

行方不明の米国人記者オースティン・タイス氏について、シャルア暫定大統領は家族に対するシリアの深い共感を表明し、前政権の刑務所で消息を絶ち、現在も行方が分からないシリア人が約25万人に及んでいると指摘した。

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『ナハール』などが23日に伝えたところによると、シャルア暫定大統領は、ドナルド・トランプ米大統領との会談で、米国が2019年にゴラン高原に対するイスラエルの主権を承認した問題が取り上げられた際に、「ニュージャージー州をイスラエルに与えてはどうか」と冗談で言ったことを明らかにした。

ニュージャージー州は、2024年の大統領選挙で、トランプ大統領(1,968,215票)の対立候補であるカマラ・ハリス副大統領(当時)(2,220,713票)が勝利していた。

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