YPG主体のシリア民主軍の後援を受けるジャラーブルス軍事評議会は「自身と人民の防衛」のため、トルコ軍、反体制武装集団に応戦する意思を表明(2016年8月25日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の後援を受けるジャラーブルス軍事評議会総司令部のアリー・ハッジュー報道官は声明を出し、トルコ軍および反体制武装集団によるアレッポ県ジャラーブルス市への進攻に関して、「ダーイシュ(イスラーム国)は、交戦前に撤退し、その結果、シャーム自由人イスラーム運動やヌールッディーン・ザンキー運動など、アレッポでの破壊行為で知られるジハード主義組織が進入した」と指摘、「トルコとダーイシュの事前合意のもとで…ジャラーブルス占領が行われた」と批判した。

ハッジュー報道官は「我々の戦争は、ジャラーブルス市に入った諸派やトルコ軍に対して行われるのではなく、ダーイシュに対して行われているが…、我々は自分たち自身そして人民を防衛することをためらわない」と付言、反体制武装集団やトルコ軍と戦う意思を表明した。

最後に、ダーイシュの支配下にあった村々の解放に対する人民防衛隊の支援に謝意を示し、連帯を強調した。

ARA News, August 25, 2016

AFP, August 25, 2016、AP, August 25, 2016、ARA News, August 25, 2016、Champress, August 25, 2016、al-Hayat, August 26, 2016、Iraqi News, August 25, 2016、Kull-na Shuraka’, August 25, 2016、al-Mada Press, August 25, 2016、Naharnet, August 25, 2016、NNA, August 25, 2016、Reuters, August 25, 2016、SANA, August 25, 2016、UPI, August 25, 2016などをもとに作成。

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