反体制系のシリア・ジャーナリスト連合は国民軍司令官に対してアフリーン市での爆破事件の責任をとって辞任するよう求める(2020年4月29日)

反体制メディア活動家らが組織するシリア・ジャーナリスト連合は声明を出し、国民軍のアフリーン地区司令官らに対して、28日にトルコ占領下のアレッポ県アフリーン市で発生し、100人あまりが死傷した爆発事件の責任をとって辞任するよう求めた。

シリア・ジャーナリスト連合は声明のなかで「こうした血塗られた爆破事件は、武装諸派の体系的汚職、「密輸」のための通行所を経由したありとあらゆる行き過ぎた行為と結びついている。これらの通行所での虐殺行為で流されているシリアの人々の血に対して無頓着だ」と非難した。

連合は「事件の背景にクルディスタン労働者党(PKK)がいるが、その責任は国民軍を構成する三個軍団の司令官ら、そしてアフリーン地区の自治を担う高官らにある」と指弾した。

そのうえで、アフリーン地区のムハンマド・ハマーディーン(アブー・リヤード)憲兵隊司令官、同地区政治治安局のムハンマド・ラージー司令官、同地区警察のムハンナド・フサイン署長およびアーミル・ムハンマド副署長、国民軍のムウタッズ・ラスラーン第1軍団司令官、マフムード・バーズ第2軍団司令官、アブー・アフマド・ヌール第3軍団司令官の辞任を要求した。

AFP, April 29, 2020、ANHA, April 29, 2020、AP, April 29, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 29, 2020、Reuters, April 29, 2020、SANA, April 29, 2020、SOHR, April 29, 2020、UPI, April 29, 2020などをもとに作成。

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