ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を10回攻撃したと発表(2024年9月15日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、9月15日の戦果について以下の通り発表した。

(時刻明示せず)サルファンド村などに対する攻撃への報復として、「ラーウィヤ」兵舎の第188旅団所属の機甲大隊司令部をカチューシャ砲複数発で攻撃。

午前6時45分、マルキヤ入植地の技術システムを自爆型無人航空機1機で攻撃し、これを破壊。

午前7時50分、メトゥラ町に配置されているイスラエル軍部隊を自爆型無人航空機1機で攻撃し、確実に損害を与える。

午前11時20分、占領下カフルシューバー丘陵地帯のルワイサート・イルム陣地にあるスパイ設備を地対地ミサイルで攻撃し、これを破壊。

午後4時5分、ザウラ入植地の砲台複数ヵ所をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

午後5時15分、ラーミヤ村のスパイ設備を地対地ミサイルで攻撃し、これを破壊。

午後5時30分、カフルシューバー丘陵地帯のサンマーカ陣地をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)レバノン南部に対する攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するシュロミ町の建物複数棟を攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)前日のベカー地方に対する攻撃で子供を含む民間人が負傷したことへの報復として、ヤルディン兵舎のゴラン師団戦時徴集大隊司令部を自爆型無人航空機複数機で攻撃。

午後7時20分、ディション村の砲台複数ヵ所をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

**

イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、レバノンのヒズブッラーとの戦況について以下のような発表を行った。

午後5時25分、イスラエル空軍は先ほど、ラーシャイヤー・ハッファール村地域にあるヒズブッラーのロケット弾発射装置多数を攻撃。またレバノン南部を終日砲撃。

午後7時41分、上かギラや地方で警報が発令され、2発の不審な航空標的がレバノンから飛来し、ゴラン攻撃北部に落下。イスラエル空軍は先ほど、ヒズブッラーが約20発のロケット弾を発射したジャルマク村地域を攻撃。

AFP, September 15, 2024、ANHA, September 15, 2024、‘Inab Baladi, September 15, 2024、Qanat al-Manar September 15, 2024、Reuters, September 15, 2024、SANA, September 15, 2024、SOHR, September 15, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.