米主導の有志連合はシリアとイラクでの爆撃で「意図せず死亡したとされる民間人」は2017年11月末の段階で1,799人、うち死亡が確認されたのは817人と発表(2017年12月28日)

有志連合CJTF-OIR(「生来の決戦作戦」統合任務部隊)は、2017年11月にシリア、イラク両国領内での航空作戦に伴う民間人犠牲者発生にかかる9件の新たな報告を受け、すでに報告されている695の案件と併せて調査を行い、101件の調査を完了した。

調査を完了した案件のうち92件は事実と異なり、民間人の犠牲者が出たとされるのは9件のみで、これによる民間人の犠牲者は11人だった。

これにより、2014年8月から2017年11月までに有志連合が実施した空爆2万8,562回によって、意図せず犠牲となったことが確認される民間人の数は817人となった。

なお、有志連合の空爆で意図せず死亡したとされる民間人の数は1,799人となり、うち死亡が確認されたのは208人となった。

CENTCOM, December 28, 2017をもとに作成。

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