米主導の有志連合による12日の爆撃で、ロシア人死亡の発表が相次ぐが、ロシア大統領府はこれを否定(2018年2月13日)

ロシアのカリーニングラードに拠点を持つバルト・コーカサス連合は12日、声明(http://www.kazak39.com/news/vechnaya-pamyat-0)を出し、2月7日の米主導の有志連合によるダイル・ザウル県東部のシリア軍に対する爆撃で、ヴラジミール・L・ロヴィノヴ(Vladimir N. Loginov)氏(51歳)が非対称戦で戦士した、と発表した。
また、野党連合「もう一つのロシア」のアレクサンドル・アヴェリン(Aleksandr Averin)氏も、1年前にシリアに向かったメンバーの一人が、ダイル・ザウル県での有志連合の爆撃によって死亡したと証言した。

なお、この爆撃では、ロシア人少なくとも4人が死亡したとの情報があるが、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、「ロシア軍部隊の要員がいたということ以外は承知していない」と述べ、これを否定した。

AFP, February 13, 2018、ANHA, February 13, 2018、AP, February 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 13, 2018、al-Hayat, February 14, 2018、Reuters, February 13, 2018、SANA, February 13, 2018、UPI, February 13, 2018などをもとに作成。

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