ブルームバーグが7日の米主導の有志連合の爆撃でロシア人傭兵200人近くが死亡したと伝える一方、ロシア政府は軍の関与を否定(2018年2月14日)

ブルームバーグ(2月14日付)は、複数の米高官やロシア人専門家の話として、7日の米主導の有志連合によるダイル・ザウル県のシリア軍拠点に対する爆撃での死亡者のほとんどがロシア人で、その数は200人近かったと伝えた。

同サイトによると、爆撃で殺害されたこれらのロシア人は、ロシアの民間企業に雇われた傭兵で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支配下にあるダイル・ザウル県ユーフラテス川左岸(東岸)の油田地帯にある米軍基地に対する作戦を試みたが、この作戦は爆撃により失敗に終わったという。

al-Durar al-Shamiya, February 14, 2018

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これに関して、ロシア外務省は声明を出し、ロシア軍の戦闘員数百人が死亡したとの報道に関して、「嘘の情報以外の何ものでもない」と否定した。

スプートニク・ニュース(2月14日付)が伝えた。

また、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、ロシア人傭兵が米主導の爆撃で殺害されたとの情報に関して、「結論に至るような情報を持ち合わせていない…。シリアにいると思われるロシアの市民を退去させることはできない。だが、彼らはロシア軍に所属してはいない。今言えるのはそれだけだ」と述べた。

AFP, February 14, 2018、ANHA, February 14, 2018、AP, February 14, 2018、Bloomberg, February 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2018、al-Hayat, February 14, 2018、Reuters, February 14, 2018、SANA, February 14, 2018、Sputnik News, February 14, 2018、UPI, February 14, 2018などをもとに作成。

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