エジプト軍士官団がダマスカス郊外県東グータ地方での停戦とアル=カーイダ退去に向けた交渉を仲介するためシリア入り(2018年2月20日)

レバノン日刊紙『アフバール』(2月20日付)は、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制派に、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構の戦闘員の退去に向けた行動を迫るため、エジプト軍の士官団が首都ダマスカスに空路で到着した、と伝えた。

エジプト軍の士官団は、ロシア政府、シリア政府とともに東グータ地方での戦闘停止に向けた交渉を仲介、ロシア政府がシリア政府との折衝にあたる一方で、イスラーム軍との折衝にあたっているという。

この折衝で、エジプト軍士官団は、イスラーム軍に対して、東グータ地方でのさらなる戦闘を回避するため、シャーム解放機構の戦闘員を同地から退去させるよう迫っているという。

AFP, February 21, 2018、al-Akhbar, February 21, 2018、ANHA, February 21, 2018、AP, February 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2018、al-Hayat, February 22, 2018、Reuters, February 21, 2018、SANA, February 21, 2018、UPI, February 21, 2018などをもとに作成。

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