ロシア国家安全保障会議のアレクサンドル・ヴェネディクトフ副書記長は、米軍が、西クルディスタン移行期民政局/北シリア民主連邦(ロジャヴァ)の支配地域に20あまりの基地を設置していると指摘、トルコを「挑発」し、アレッポ県アフリーン郡に侵攻させた責任があると非難した。
ヴェネディクトフ副書記長はまた、米軍が、ロジャヴァ人民防衛隊主体のシリア民主軍に対して最新式の武器を供与し続け、ロジャヴァの支配地域拡大を狙い、「分離主義的傾向を奨励」していると断じた。
ヴェネディクトフ副書記長によると、米軍はまた、シリア政府の許可を得ず、ヒムス県のタンフ国境通行所一帯の55平方キロの地域を「占領」し、「武装テロ集団は米国の監督のもとに自由に移動できる」という。
RT(3月1日付)が伝えた。
AFP, March 1, 2018、ANHA, March 1, 2018、AP, March 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2018、al-Hayat, March 2, 2018、Reuters, March 1, 2018、RT, March 1, 2018、SANA, March 1, 2018、UPI, March 1, 2018などをもとに作成。
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