国連安保理でシリア情勢についての審議が行われ、米国が新たな停戦決議案を開示(2018年3月12日)

国連安保理で、シリア情勢への対応を審議するための非公式会合が開かれ、アントニオ・グテーレス事務総長事務総長が国連安保理決議第2401号が定めた人道停戦の実施状況についての報告を行った。

会合ではまた、ニッキー・ヘイリー米国連大使がダマスカス郊外県東グータ地方と首都ダマスカスでのすべての当事者による即時戦闘停止、人道支援物資の搬入、負傷者らの移送を定めた新たな決議案を提出した。

ヘイリー米国連大使はまた、東グータ地方での停戦に関する安保理決議が採択されない場合、米国単独で軍事行動を行うと脅迫した。

『ハヤート』(3月13日付)などが伝えた。

AFP, March 12, 2018、ANHA, March 12, 2018、AP, March 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 12, 2018、al-Hayat, March 13, 2018、Reuters, March 12, 2018、SANA, March 12, 2018、UPI, March 12, 2018などをもとに作成。

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