ジェームズ・マティス米国務長官は米英仏によるシリア攻撃に関して、米東部時間13日に記者会見を開き、「現時点では1回限りだ」としたうえで、再攻撃の可能性については「アサド大統領次第」だと述べた。
マティス米国務長官は「化学兵器の使用や拡散の抑止は、米国の安全保障上の死活的利益だ…。アサド政権が昨年、メッセージを理解しなかったことは明白だ。今回はより激しく攻撃した…。二度と化学兵器を使わせないよう明確なメッセージを送った…。(追加の攻撃があるかどうかは)アサド大統領が化学兵器を使用するかどうかにかかっている。現時点では1回限りだ。化学兵器使用の確信はある。昨日確信した」などと述べた。
マティス米国務長官はまた記者団の質問に対して、「私はシリア政府が先週、無垢の人々に対して化学兵器攻撃を行ったと確信している。そう、そう強く確信している。我々は、攻撃を行う必要があると考えるに至るだけの信頼に足りる情報を持っている…。我々は塩素が使用されたと強く確信している。今のところサリンについても排除しない」と述べた。
AFP, April 14, 2018、ANHA, April 14, 2018、AP, April 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 14, 2018、al-Hayat, April 15, 2018、Reuters, April 14, 2018、SANA, April 14, 2018、UPI, April 14, 2018などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.