『ハヤート』(6月18日付)は、ロシア軍が、シリア政府支配下のダイル・ザウル県ユーフラテス川右岸(西岸)各所に展開している「イランの部隊」(イラン・イスラーム革命防衛隊およびその支援を受ける外国人民兵)に対する上空援護を停止したと伝えた。
「イランの部隊」は、イラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団のカーセム・ソレイマーニー司令官の指揮のもと、ダイル・ザウル県でのダーイシュ(イスラーム国)に対するロシア・シリア両軍の掃討戦に参加、同地に展開を続けてきた。
この措置は、アレッポ県タッル・リフアト市一帯の処遇をめぐるロシアとトルコの合意、シリア南部(ダルアー県、クナイトラ県)の反体制派支配地域へのシリア軍展開にかかるロシア、米国、イスラエル、ヨルダン、シリア政府の折衝に、イランが反発していることへの対抗措置だという。
AFP, June 17, 2018、ANHA, June 17, 2018、AP, June 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 17, 2018、al-Hayat, June 18, 2018、Reuters, June 17, 2018、SANA, June 17, 2018、UPI, June 17, 2018などをもとに作成。
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