米主導の有志連合はシリアとイラクで爆撃で「意図せず死亡したとされる民間人」は2018年6月末の段階で1,059人と発表(2018年7月26日)

有志連合CJTF-OIR(「生来の決戦作戦」統合任務部隊)は、2018年4月20日から6月30日にかけてのシリア、イラク両国領内で実施された航空作戦に伴う民間人犠牲者発生にかかる45件の新たな報告を受け、すでに報告されている314件と併せて調査を行い、125件の調査を完了した。

調査を完了した案件のうち106件は事実と異なり、また3件は重複しており、民間人の犠牲者が出たとされるのは16件のみで、これによる民間人の犠牲者は105人だった。

234件については調査が継続される。

これにより、2014年8月から2018年6月までに有志連合が実施した爆撃2万9,826回によって、意図せず犠牲となったことが確認される民間人の数は1,059人となった。

なお、CJTR-OIRは発表しなかったが、2014年8月から2018年4月までに有志連合が実施した爆撃によって意図せず犠牲となったことが確認される民間人の数は954人となった。

CENTCOM, July 26, 2018をもとに作成。

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