ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、ドイツで開幕した「ドイツ・ロシア・フォーラム」総会で、シリア軍がロシアの支援を受けて近くイドリブ県への攻撃を開始するとの報道に関して、「こうした言説は事実無根で…、我々はイドリブ県からの攻撃に対して報復しているだけだ…。改めて明言しておきたいのは、我々がこの問題に強い関心をもって対処しているということだ。我々は人道回廊を設置する予定で、民間人に危害が及ばないようあらゆる方法で停戦を促そうとしている」と述べた。
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ドイツのハイコ・マース外務大臣は、ラブロフ外務大臣との会談に先立って、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/heikomaas)を通じて、「シリアで政治的解決が実現し、自由な選挙が行われたら、我々は復興に責任を負う用意がある」と綴った。
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一方、トルコのイブラヒム・カリン大統領府報道官はラブロフ外務大臣の発言に関して、「人道回廊設置について発言するのは時期尚早」だと述べた。
ロイター通信(9月14日付)が伝えた。
AFP, September 14, 2018、ANHA, September 14, 2018、AP, September 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2018、al-Hayat, September 15, 2018、Reuters, September 14, 2018、SANA, September 14, 2018、UPI, September 14, 2018などをもとに作成。
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