ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから132人、ヨルダンから348人の難民が帰国、避難民215人が帰宅(2018年10月30日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月30日付)を公開し、10月29日に難民480人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは132人(うち女性40人、子供67人)、ヨルダンから帰国したのは348人(うち女性104人、子供177人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は25,564人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者21,134人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者4,430人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 254,844人(うち女性76,458人、子供129,928人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,639,529人(うち女性1,991,859人、子供3,319,765人)。

一方、国内避難民215人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは29人(うち女性12人、子供10人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは186人(うち女性43人、子供119人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は162,595人(うち女性49,305人、子供82,033人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,244,957人(うち女性374,303人、子供634,416人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、ロシア側監督チームが過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(ラタキア県1件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 30, 2018をもとに作成。

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