UNHCR中東・北アフリカ局長「ルクバーン・キャンプ内でテロリストや犯罪者が活動を続け、難民を人間の盾として利用している」(2018年11月9日)

UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の中東・北アフリカ局のアミーン・アワド局長は、米主導の有志連合の占領下にあるヒムス県タンフ国境通行所一帯(55キロ地帯)に隣接するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプに関して「永遠に設置を続けることはできない…。(シリア)難民が自分達の地域に帰ることができるよう解決策を導出する必要がある…。ルクバーン・キャンプの問題が支援物資の提供を継続する必要があるという点ではなく、帰国させる必要があるという点に約言されていると考えている…。キャンプを解消し、これらの人々全員のために問題を解決しなければならない」と述べた。

アワド局長はまた、「ルクバーン・キャンプ内でテロリストや犯罪者が活動を続けている」と批判、「彼らはキャンプの民間人を人間の盾として利用している」と批判した。

『ハヤート』(11月10日付)が伝えた。

AFP, November 9, 2018、ANHA, November 9, 2018、AP, November 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2018、al-Hayat, November 10, 2018、Reuters, November 9, 2018、SANA, November 9, 2018、UPI, November 9, 2018などをもとに作成。

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