ヨルダン外務省報道官は、米主導の有志連合占領地が立ちはだかるルクバーン・キャンプのシリア難民の自発的帰国を促そうとするロシアの計画を支持(2018年11月10日)

ヨルダンのマージド・カターリナ外務省報道官は、米主導の有志連合が占領するヒムス県のタンフ国境通行所一帯(55キロ地帯)の南部に位置するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプのシリア難民帰国に関して、ロシアが提示している対応策に協力する意思を示した。

カターリナ報道官は「ロシア、米国、そしてヨルダンは、(ルクバーン・キャンプの)難民が自発的に自分達の居住地域に帰国するのに必要な状況を拡充するという問題を根本的に解決するために集中的な検討を行っている」としたうえで、難民のシリア政府支配地域への自発的帰国を促そうとするロシアの計画を支持すると述べた。

RT(11月10日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, November 10, 2018

AFP, November 10, 2018、ANHA, November 10, 2018、AP, November 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2018、al-Hayat, November 10, 2018、Reuters, November 10, 2018、RT, November 10, 2018、SANA, November 10, 2018、UPI, November 10, 2018などをもとに作成。

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