ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月15日付)を公開し、11月14日に難民985人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは129人(うち女性39人、子供66人)、ヨルダンから帰国したのは856人(うち女性257人、子供437人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は38,454人となった。
内訳は、レバノンからの帰国者24,399人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者14,055人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 267,734人(うち女性80,308人、子供136,430人)となった。
なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,647,614人(うち女性1,994,284人、子供3,390,283人)。
一方、国内避難民245人が新たに帰宅した。
うち東グータ地方に帰宅したのは26人(うち女性8人、子供7人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは219人(うち女性72人、子供118人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。
これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は165,838人(うち女性50,726人、子供84,055人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,249,200人(うち女性375,724人、子供636,438人)となった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, November 15, 2018、SANA, November 15, 2018をもとに作成。
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