ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから176人、ヨルダンから1,085人の難民が帰国、避難民284人が帰宅(2018年11月19日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月19日付)を公開し、11月18日に難民1,261人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは176人(うち女性52人、子供85人)、ヨルダンから帰国したのは1,085人(うち女性318人、子供568人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は43,338人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者25,344人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者17,994人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 272,618人(うち女性81,782人、子供138,952人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,647,614人(うち女性1,994,284人、子供3,390,283人)。

一方、国内避難民284人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは32人(うち女性12人、子供8人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは256人(うち女性81人、子供138人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は167,863人(うち女性51,061人、子供84,563人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,250,225人(うち女性376,061人、子供636,946人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を10件(アレッポ県6件、ラタキア県2件、イドリブ県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも13件の停戦違反(アレッポ県12件、ラタキア県1件)を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 19, 2018をもとに作成。

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