ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから159人、ヨルダンから496人の難民が帰国、避難民231人が帰宅(2018年11月25日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月25日付)を公開し、11月24日に難民655人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは159人(うち女性47人、子供81人)、ヨルダンから帰国したのは496人(うち女性154人、子供496人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は48,173人となった。

SANA, November 25, 2018

内訳は、レバノンからの帰国者26,397人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者21,776人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 277,453人(うち女性83,234人、子供141,412人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,647,614人(うち女性1,994,284人、子供3,390,283人)。

一方、国内避難民231人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは30人(うち女性10人、子供11人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは201人(うち女性73人、子供86人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は169,250人(うち女性51,532人、子供85,179人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,251,612人(うち女性376,530人、子供637,562人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を8件(アレッポ県5件、ラタキア県2件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも2件の停戦違反(イドリブ県1件、アレッポ県1件)を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 25, 2018をもとに作成。

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