ジェフリー米国務省シリア問題担当特使「12月14日までに制憲委員会が設置されなければ、アスタナのプラグを抜いてしまおう」(2018年12月4日)

ジェームズ・ジェフリー米国務省シリア問題担当特使は、米ニューヨークにある国連本部で開かれた「シリア問題にかかる小グループ」(米国、フランス、ドイツ、サウジアラビア、エジプト、ヨルダン)会合後の記者会見で、2018年1月のロシアのソチでのシリア国民対話大会で設置合意された制憲委員会に関して、「彼らは(設置を)試みたが、失敗した。あるいは少なくとも今のところ、彼らは失敗している。もし彼らが12月14日までに失敗し続けるようなら…、アスタナのプラグを抜いてしまおう」と述べた。

ジェフリー米国務省はまた、「軍最高司令官であり、我が国の外交政策を運営する(ドナルド・トランプ米)大統領には我が軍の関与のありように関するさまざまな選択肢がある。我々がどのようにイラク北部だけでなく、その上空で13年間にわたり監視活動の一環として駐留してきたのかを思い出して欲しい」としたうえで、「米国はシリアに永遠に駐留はしない。前提条件が実現するまで駐留する。それはダーイシュ(イスラーム国)を最終的に敗北させ、シリア全土からイランの部隊を撤退させ、不可逆的な政治プロセスを実施するというものだ」と強調した。

AFP(12月4日付)、スプートニク・ニュース(12月4日付)などが伝えた。

AFP, December 4, 2018、ANHA, December 4, 2018、AP, December 4, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 4, 2018、al-Hayat, December 5, 2018、Reuters, December 4, 2018、SANA, December 4, 2018、Sputnik News, December 4, 2018、UPI, December 4, 2018などをもとに作成。

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