ロシア外務省は「確たる情報」をもとに11月24日のアレッポ市塩素ガス攻撃を捏造とする米国の主張を否定(2018年12月7日)

ロシア外務省は声明を出し、11月24日のアレッポ市での塩素ガス攻撃をロシアとシリア政府の捏造だと断じた米国務省の発表に関して「ロシアはテロリストが化学物質を装填した砲弾を使用したことを示す確たる証拠を持っており…、米国務省がシリアへの攻撃を準備しているとの声明を繰り返すのと並行して、テロリストへの西側諜報機関の有毒物質の供与はピークに達していた」と反論した。

また「米政府がロシアとシリアに嫌疑をかけるのは、シリア東部での米国による犯罪から国際社会の注意を反らすためで…、米国務省の声明は、化学兵器禁止機関(OPCW)に圧力をかけ、客観的な調査を妨害し、ホワイト・ヘルメットとつながりのあるイドリブ県のテロリストの行いを正当化するものだ」と批判した。

RT(12月7日付)が伝えた。

SANA, December 7, 2018

AFP, December 7, 2018、ANHA, December 7, 2018、AP, December 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 7, 2018、al-Hayat, December 8, 2018、Reuters, December 7, 2018、SANA, December 7, 2018、UPI, December 7, 2018などをもとに作成。

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