トルコのフルシ・アカル国防大臣は、アンカラでの第3回米トルコ合同作業チーム会合でジェームズ・ジェフリー米国務省シリア問題担当特使と会談、シリア情勢、とりわけ西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)支配下にあるアレッポ県マンビジュ市一帯やシリア北東部ユーフラテス川以東の国境地帯の処遇について協議した。
トルコ国防省の声明によると、アカル国防大臣は会談で、米国にロジャヴァ人民防衛隊(YPG)との関係を絶つ必要があると伝えるとともに、シリア北東部のユーフラテス川以東地域に米国が最近になって設置した監視所を撤去するよう求めた。
一方、ジェフリー特使は「アスタナ・プロセスは機能している。我々には何の問題もない…。米国はアスタナでの合意が実施されていない責任はシリア政府にあると考えている」と述べ、「アスタナ会議のプラグを抜く」とした4日の前言を撤回した。
会談後に両国は共同声明を出し、2018年末までにアレッポ県マンビジュ市一帯の処遇をめぐる行程表を具体的且つ早急に進展させるとともに、シリアの主権、独立、国土統一の維持を遵守することを確認したと発表した。
アナトリア通信(12月7日付)が伝えた。
AFP, December 7, 2018、Anadolu Ajansı, December 7, 2018、ANHA, December 7, 2018、AP, December 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 7, 2018、al-Hayat, December 8, 2018、Reuters, December 7, 2018、SANA, December 7, 2018、UPI, December 7, 2018などをもとに作成。
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