ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから212人、ヨルダンから497人の難民が帰国、避難民245人が帰宅(2018年12月20日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月20日付)を公開し、12月19日に難民709人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは212人(うち女性63人、子供108人)、ヨルダンから帰国したのは497人(うち女性149人、子供253人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は69,777人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者31,798人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者37,979人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

SANA, December 20, 2018

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 299,057人(うち女性89,740人、子供152,417人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,664,415人(うち女性1,999,325人、子供3,398,852人)。

一方、国内避難民245人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは28人(うち女性10人、子供12人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは172人(うち女性56人、子供69人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは41人(うち女性18人、子供16人)だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は179,738人(うち女性55,320人、子供89,028人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,262,100人(うち女性380,318人、子供641,411人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(イドリブ県2件、ラタキア県4件、ハマー県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも13件の停戦違反(ハマー県1件、イドリブ県2件、ラタキア県3件、不明7件)を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 20, 2018をもとに作成。

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