ロシアのラヴロフ外務大臣「米軍撤退に伴いYPGが撤退することが安全保障上最大の問題」(2019年1月28日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は「我々は、トルコとシリアが1998年のアダナ合意をこの目的(国境の治安確保)のために活用できると考えている…。我々はシリア政府が数日前に声明を出したことを承知している。これはシリアが国境安全保障にかかるこの合意に基づいて行動する用意があることを示している…。シリア・トルコ国境の安全保障上の問題とは…米国が(シリア北東部から)顧問を撤退させることを決定することで、親米の部隊(人民防衛隊(YPG)や同隊主体のシリア民主軍がこの地域から撤退することだ…。こうした状況下、空白が生じないようにする必要がある」と述べた。

『ハヤート』(1月29日付)が伝えた。

AFP, January 28, 2019、ANHA, January 28, 2019、AP, January 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 28, 2019、al-Hayat, January 29, 2019、Reuters, January 28, 2019、SANA, January 28, 2019、UPI, January 28, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.