ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月4日付)を公開し、4月3日に難民837人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは203人(うち女性61人、子供103人)、ヨルダンから帰国したのは634人(うち女性190人、子供323人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は177,039人となった。
内訳は、レバノンからの帰国者63,505人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者113,534人(うち女性34,087人、子ども57,890人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 406,319人(うち女性121,939人、子供207,119人)となった。
なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,696,131人(うち女性2,000,839人、子供3,415,027人)。
一方、国内避難民55人が新たに帰宅した。
うち東グータ地方に帰宅したのは30人(うち女性9人、子供15人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは15人(うち女性4人、子供8人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは10人(うち女性5人、子供3人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。
これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は15,265人(うち女性5,190人、子供6,546人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,283,861人(うち女性387,749人、子供650,312人)となった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, April 4, 2019をもとに作成。
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