スカイ・ニュース(5月23日付)は、イドリブ県で反体制武装集団に取材を行う取材チームがシリア軍に意図的に狙われていると伝え、廃墟となった建物のなかで取材チームがシリア軍の攻撃に曝されている映像を配信した。
イドリブ県で取材中のスカイ・ニュースのアレックス・クローフォード特派員はレポートのナレーションで「軍用のドローンが我々を監視しており、12.5ミリ砲だと思うが、何度も狙われた。おそらくロシア製の戦車T-72から発射されたものだ…。我々は狙われ続けたので、その場から退去した」と述べ、狙われた時の様子を説明した。
また、同行していた「市民活動家」のビラール・アブドゥルカリーム氏が破片で負傷した様子も撮されている。
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ビラール・アブドゥルカリームは米国出身の自称ジャーナリストで、米軍の「Kill List」に登録されているとされ、これまでに5回、米軍の無人航空機の攻撃を受けているとされる人物。
また、米メディアも彼を「ジハード主義プロパガンディスト」と評している。
AFP, May 23, 2019、ANHA, May 23, 2019、AP, May 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2019、al-Hayat, May 23, 2019、Reuters, May 23, 2019、SANA, May 23, 2019、Sky News, May 23, 2019、SOHR, May 23, 2019、UPI, May 23, 2019などをもとに作成。
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