ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使「我々はクルド勢力とシリア政府の対話を支持している。この点がほかの当事者の姿勢と異なる」(2019年8月2日)

ロシア代表団の団長を務めるアレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使は、アスタナ13会議閉幕後の記者会見で、イドリブ県の大部分が「テロリスト」に掌握され、数十万の市民が人質に取られていると指摘した。

ラヴレンチエフ特使は、会議において、シリア国内での「テロとの戦い」について重大な関心が寄せられたとしたうえで、イドリブ県の大部分が「テロリスト」に掌握され、数十万の市民が人質に取られていると指摘した。

また、米国をはじめとする西側諸国に対して、ダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」を口実にシリアに駐留することを止め、違法な駐留部隊を撤退させるよう求めた。

さらに、国際社会は難民と国内避難民の帰還を促すべきだと述べた。

一方、北・東シリア自治局の存在については、「我々はシリア政府と彼らの対話を支持している。この点がほかの当事者の姿勢と異なる」と述べた。

SANA(8月2日付)やANHA(8月2日付)が伝えた。

AFP, August 2, 2019、ANHA, August 2, 2019、AP, August 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 2, 2019、Reuters, August 2, 2019、SANA, August 2, 2019、SOHR, August 2, 2019、UPI, August 2, 2019などをもとに作成。

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