シリア国民連合はスライマーン・シャー廟をめぐるトルコ軍の作戦が「連合と自由シリア軍に知らされていた」と発表(2015年2月22日)

トルコ軍によるスライマーン・シャー廟破壊と棺の持ち出しのための越境作戦に関して、トルコのイスタンブールで活動するシリア革命反体制勢力国民連立のハーリド・ハウジャ代表はフェイスブックを通じて声明を出し、「連立と自由シリア軍に知らされたうえで、実施された」としたうえで、その成功に「安堵する」と発表した。

AFP, February 22, 2015、AP, February 22, 2015、ARA News, February 22, 2015、Champress, February 22, 2015、al-Hayat, February 23, 2015、Iraqi News, February 22, 2015、Kull-na Shuraka’, February 22, 2015、al-Mada Press, February 22, 2015、Naharnet, February 22, 2015、NNA, February 22, 2015、Reuters, February 22, 2015、SANA, February 22, 2015、UPI, February 22, 2015などをもとに作成。

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シリア外務省:トルコ軍によるスライマーン・シャー廟破壊と棺の持ち出しを「あからさまな敵対行為」と非難(2015年2月22日)

トルコ軍によるスライマーン・シャー廟破壊と棺の持ち出しのための越境作戦に関して、シリア外務在外居住者省公式筋は、SANA(2月22日付)に対して「あからさまな敵対行為」としたうえで、「その悪影響に対するすべての責任はトルコ政府にある」と非難した。

同消息筋は「トルコは、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線など、アル=カーイダとつながりのあるテロ組織にあらゆる支援を提供するだけでは飽き足らず、今日(22日)早朝、シリア領内に対してあからさまな敵対行為を行った」と述べた。

また「トルコ外務省は、この敵対行為の直前に、イスタンブールのシリア領事館に対して、スライマーン・シャー廟を別の場所に移動させる意思を伝えてきたが、1921年にトルコとフランス占領当局が締結した条約に従い、これまでと同じくシリア側の同意を得ることはなかった」と付言した。

そのうえで「スライマーン・シャー廟は、ラッカ県のテロ組織「ダーイシュ」(ダーイシュ)が活動する地域にあり、この組織はモスク、教会、廟を破壊してきたが、スライマーン・シャー廟だけは攻撃を受けなかった。このことは、トルコ政府とこのテロ集団の間に深い結びつきがあることを強く示すものだ…この敵対行為がもたらす影響の責任はトルコ当局にある」と批判した。

SANA, February 22, 2015をもとに作成。

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トルコ軍はシリア領内の飛び地スライマーン・シャー廟の駐留部隊救出と称して越境作戦を敢行、廟を破壊、棺を持ち出す(2015年2月22日)

トルコのアフメト・ダウトオール首相は記者会見で、シリア領内の飛び地スライマーン・シャー廟の警備に当たっていた駐留部隊40人を帰還させるための大規模軍事作戦を敢行したと発表した。

ダウトオール首相は、この作戦が、スライマーン・シャー廟を含むシリア北部の情勢悪化を受けて決定されたと述べた。

だが同地一帯では、アイン・アラブ市での攻防戦に勝利した西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の攻勢が続いており、ダーイシュ(イスラーム国)の脅威は低下していた。

トルコ軍本営で行われた記者会見にはイスメト・ユルマズ国防大臣も同席した。

ダウトオール首相によると、「ユーフラテスのシャー」と名づけられた作戦は、現地時間21日午後9時に開始され、トルコ軍兵士572人を載せた戦車約40輌、装甲車、兵員輸送車など数十輌が、ミュルシトプナルの国境通行所からシリア領内のアイン・アラブ市(アレッポ県)に侵入し、同市南西約35キロの地点にあるユーフラテス河畔のスライマーン・シャー廟に進軍、いかなる武装集団とも交戦せずに駐留部隊の帰還を成功させたという。

攻撃は、ダーイシュ掃討を進める有志連合にも事前に通告されたという。

また、トルコ軍は、スライマーン・シャー廟に安置されていた棺もトルコ領内に持ち去るとともに、軍事拠点となることを防ぐために廟を破壊され、跡地にトルコ国旗を掲揚して撤退した。

スライマーン・シャーの棺に関して、ダウトオール首相は、「トルコへの移送は一時的なもので、いずれシリア国内に安置される」と述べたうえで、アシュマ村(アレッポ県アイン・アラブ市郊外)の安全確保を確認したうえで、数日中に同地に棺を移送する意思を示した。

またシリア領内に侵入したことに関しては、「我々は国際法に関するいかなる違反もしていない…。我々の軍に対して行われ得るあらゆる攻撃に対して、もっとも強いかたちで報復する用意があった」と主張した。

スライマーン・シャー廟は1921年にシリアを委任統治(1920~46年)していたフランスとトルコが交わした条約でトルコ領と定められた。

その後、1973年、廟はダム建設のために北部に移設されたが、領有権はトルコのままとされた。

なお、スライマーン・シャー廟をめぐっては、2014年3月、ダーイシュによる攻撃の可能性に関して「我々にとってのチャンス」だと話すレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領(当時首相)の音声テープが公開されていた(https://syriaarabspring.info/wp/?p=5641)。

この会話で、国家諜報機構(MİT)のハカン・フィダン長官は「そうする(スライマーン・シャー廟を攻撃する)必要があるのなら、シリアから4人を送りましょう。トルコにミサイル攻撃を行うよう命令し、戦争の理由を作り出しましょう。必要なら、スライマーン・シャー廟への攻撃も準備できます」と応えていた。

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トルコの最大野党、共和民主党(CHP)のギュルセル・テキン書記長は、トルコ軍の越境作戦に関して「トルコ共和国史上初めて、我々は戦闘もせずに我々の領土を失った。これは受け入れられないことだ」と非難した。

また民族主義者行動党のスィナン・オーアン議員もツイッターで「これはスキャンダルだ…。あなた方(トルコ政府)は我々の国祖の廟の防衛に失敗し、我々の兵士たちは撤退を強いられた…。恥を知れ」と批判した。

ARA News, February 22, 2015
ARA News, February 22, 2015
ARA News, February 22, 2015
ARA News, February 22, 2015
ARA News, February 22, 2015
ARA News, February 22, 2015
ARA News, February 22, 2015
ARA News, February 22, 2015

 

AFP, February 22, 2015、AP, February 22, 2015、ARA News, February 22, 2015、Champress, February 22, 2015、al-Hayat, February 23, 2015、Iraqi News, February 22, 2015、Kull-na Shuraka’, February 22, 2015、al-Mada Press, February 22, 2015、Naharnet, February 22, 2015、NNA, February 22, 2015、Reuters, February 22, 2015、SANA, February 22, 2015、UPI, February 22, 2015などをもとに作成。

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有志連合によるダーイシュ(イスラーム国)拠点への爆撃で女性、子供を含む住民6人が死亡(2015年2月22日)

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(2月22日付)によると、米国など有志連合がジャズア村南部のサリーマ村を空爆し、女性、子供を含む住民6人が死亡した。

またARA News(2月22日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がイラク国境のヤアルビーヤ(タッル・クージャル)町郊外で、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

両者はカーミシュリー市南部郊外でも交戦、人民防衛隊が約20カ村を制圧したという。

一方、ARA News(2月23日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊は、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、イラク国境に位置するジャズア村郊外の3カ村を制圧した。

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アレッポ県では、ARA News(2月22日付)によると、米国など有志連合はダーイシュ(イスラーム国)が支配するトルコ国境の町ジャラーブルス市周辺一帯に対して空爆を行った。

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ハトワ通信(2015年2月21日付)は、「クルド・イスラーム国」を名のる集団がアレッポ市アフリーン市やジンディールス町のクルド人の村でビラを配布し、民主統一党を「背教者の党」と非難、その拠点などの破壊を唱導していると伝えた。

「クルド・イスラーム国」を名のる集団は、ダーイシュ(イスラーム国)への忠誠などについては一切触れていないという。

AFP, February 22, 2015、AP, February 22, 2015、ARA News, February 22, 2015、February 23, 2015、Champress, February 22, 2015、al-Hayat, February 23, 2015、Iraqi News, February 22, 2015、Wikarat Khatwa al-Ikhbariya, February 22, 2015、Kull-na Shuraka’, February 22, 2015、al-Mada Press, February 22, 2015、Naharnet, February 22, 2015、NNA, February 22, 2015、Reuters, February 22, 2015、SANA, February 22, 2015、UPI, February 22, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がアレッポ市などを激しく爆撃(2015年2月22日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機が21日深夜から22日未明にかけて、アレッポ市ブスターン・バーシャー地区、ブスターン・カスル地区、旧市街、ジスル・ハッジ軸などを空爆、またアーミリーヤ地区、バーブ・ナイラブ地区、カッラーサ地区に迫撃砲弾が着弾した。

ライラムーン地区でも、シリア軍、国防隊が、ジハード主義武装集団と交戦した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区、ヤルムーク区をシリア軍が砲撃した。

一方、SANA(2月22日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(2月22日付)によると、イスラーム軍が拠点を置くドゥーマー市内のタウバ・センターなどシリア軍が空爆し、同センターに拘置されていたシリア軍将兵が死亡した。

死亡したのは、第274連隊司令官のスハイル・スライマーン准将、ワフィーク・シャーリーシュ少佐、ファーティル・サーリム警察官、ヌーラーン・アフマド・マイヤー兵卒、イラク人民兵のルワイユ・タラール氏、空軍情報部のターリク・サルマーン氏。

シリア軍のドゥーマー市への空爆は14回におよび、女性や子供を含む10人が死亡したという。

一方、SANA(2月22日付)によると、ドゥーマー市、アルバイン市、マルジュ・スルターン村、ザブディーン村、ザバダーニー市一帯、アイン・ブスターン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム軍、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダイル・アダス村北部郊外、カフルシャムス町北部高地など、シャイフ・マスキーン市などをシリア軍が砲撃した。

一方、SANA(2月22日付)によると、ラジャート高地一帯、アトマーン村西部、ダルアー市、ズィムリーン村、ブスル・ハリール市、ハーッラ市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、クッルナー・シュラカー(2月22日付)によると、ジャルマ村の検問所で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、シリア軍兵士3人が死亡した。

一方、SANA(2月22日付)によると、カフルズィーター市、ウカイリバート町、サルハー村、ラフジャーン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(2月22日付)によると、シリア軍がアイドゥー村、アイン・ハウル村にあるシャームの民のヌスラ戦線拠点を攻撃し、トルコ人戦闘員(ロケット弾技術に関する専門家)2人を含む複数名を殲滅、武器・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(2月22日付)によると、タッル・ブラーク町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月22日付)によると、タフタナーズ市、タマーニア町、カンスフラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの鷹旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(2月22日付)によると、ラスタン湖一帯、ウンク・ハワー村、ムシャイリファ村、ラジャム・カスル村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 22, 2015、AP, February 22, 2015、ARA News, February 22, 2015、Champress, February 22, 2015、al-Hayat, February 23, 2015、Iraqi News, February 22, 2015、Kull-na Shuraka’, February 22, 2015、al-Mada Press, February 22, 2015、Naharnet, February 22, 2015、NNA, February 22, 2015、Reuters, February 22, 2015、SANA, February 22, 2015、UPI, February 22, 2015などをもとに作成。

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人権団体発表(2015年2月22日)

シリア人権ネットワークは、2012年12月1日以降、シリア軍が各地に「樽爆弾」5,150発を投下し、1万2,193人が犠牲となったと発表した。

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シリア人権監視団は、18日以降のアレッポ県北部でのシリア軍、国防隊などとシャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線などジハード主義武装集団との攻防戦でのシリア軍側の死者数が152人に達したと発表した。

AFP, February 22, 2015、AP, February 22, 2015、ARA News, February 22, 2015、Champress, February 22, 2015、al-Hayat, February 23, 2015、Iraqi News, February 22, 2015、Kull-na Shuraka’, February 22, 2015、al-Mada Press, February 22, 2015、Naharnet, February 22, 2015、NNA, February 22, 2015、Reuters, February 22, 2015、SANA, February 22, 2015、UPI, February 22, 2015などをもとに作成。

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シリア治安当局がカーミシュリー市で拘束したスウェーデン人記者を釈放(2015年2月21日)

ARA News(2月22日付)は、2月15日にハサカ県カーミシュリー市内の検問所を「誤って通過」しようとしてシリアの治安当局に拘束されていたスウェーデン人のフリーランス記者のヨアキム・メディン(Joakim Medin)氏と自由報道連合のサブリー・ウマル氏が釈放され、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊によって身柄を保護された、と伝えた。

AFP, February 22, 2015、AP, February 22, 2015、ARA News, February 22, 2015、Champress, February 22, 2015、al-Hayat, February 23, 2015、Iraqi News, February 22, 2015、Kull-na Shuraka’, February 22, 2015、al-Mada Press, February 22, 2015、Naharnet, February 22, 2015、NNA, February 22, 2015、Reuters, February 22, 2015、SANA, February 22, 2015、UPI, February 22, 2015などをもとに作成。

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シリア人権監視団発表(2015年2月21日)

シリア人権監視団は、国連安保理決議第2139号が採択された2014年2月22日から15年2月21日の1年間で民間人5,812人がシリア軍の「樽爆弾」などによる空爆で死亡したと発表した。

うち1,733人が18歳以下の子供、969人が18歳以上の女性だという。

またシリア軍の砲撃で死亡した民間人は1,102人(うち子供は234人、女性は133人)、人道支援物資部族での死者数は313人だという。

AFP, February 21, 2015、AP, February 21, 2015、ARA News, February 21, 2015、Champress, February 21, 2015、al-Hayat, February 22, 2015、Iraqi News, February 21, 2015、Kull-na Shuraka’, February 21, 2015、al-Mada Press, February 21, 2015、Naharnet, February 21, 2015、NNA, February 21, 2015、Reuters, February 21, 2015、SANA, February 21, 2015、UPI, February 21, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)をめぐる動き(2015年2月21日)

アレッポ県では、ユーフラテスの火山合同作戦司令室の総司令部が、ダーイシュ(イスラーム国)によって占拠されているユーフラテス川にかかるカッラ・クーザーク橋一帯、スィッリーン町一帯を軍事地域に指定し、住民らに避難を勧告した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月21日付)によると、マリーイーヤ村、ハウィージャト・マリーイーヤ村、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区、ムハイミーダ村、ヒサーン村、アイヤーシュ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 21, 2015、AP, February 21, 2015、ARA News, February 21, 2015、Champress, February 21, 2015、al-Hayat, February 22, 2015、Iraqi News, February 21, 2015、Kull-na Shuraka’, February 21, 2015、al-Mada Press, February 21, 2015、Naharnet, February 21, 2015、NNA, February 21, 2015、Reuters, February 21, 2015、SANA, February 21, 2015、UPI, February 21, 2015などをもとに作成。

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H・アサド前大統領の生地(ラタキア県カルダーハ市)の病院前で爆発が発生、4人が死亡(2015年2月21日)

ラタキア県では、SANA(2月21日付)によると、ハーフィズ・アサド前大統領生地のカルダーハ市で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、4人が死亡した。

これに関して、シリア人権監視団は、爆発が同市内の病院前で起こり、兵士2人、女性看護師1人、女性病院従業員1人が死亡したが、爆弾の爆発か迫撃砲の着弾なのかは確認できなかったと発表した。

また、シリア革命司令部評議会を名のる武装集団は声明を出し、ラタキア県内のシリア軍とイランの拠点に対してグラード(ロケット弾)数十発で攻撃を行ったと発表した。

なおシリア人権監視団はその後(22日)、この爆発が市内の病院を狙った自爆テロによるものだと発表した。

Kull-na Shuraka', February 21, 2015
Kull-na Shuraka’, February 21, 2015

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アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(2月21日付)によると、アレッポ市ラーシディーン地区でのシリア軍との戦闘で負傷していたシャーム戦線司令官の一人で「アミール」の称号で呼ばれていたアブドゥルアズィーズ・ハッジー・アフマド氏が死亡した。

また、シリア人権監視団は、ラトヤーン村に対するシリア軍、国防隊の攻撃で、17日以降、住民48人とジハード主義武装集団13人が「虐殺」されたと発表した。

このなかには子供10人、女性5人も含まれており、そのほとんどが自宅内で処刑されたという。

クッルナー・シュラカー(2月21日付)はまた、シリア軍、国防隊はまたハルダトニーン村などでも撤退時に住民を殺害、その数は60人以上にのぼると伝えた。

一方、SANA(2月21日付)によると、ハンダラート・キャンプ一帯、タッル・ムサイビーン村、アルド・マッラーフ地区一帯、ハイヤーン町、ラトヤーン村一帯、アナダーン市、フライターン市、ハルダトニーン村一帯、マアーッラト・アルティーク村、アレッポ市カスティールー地区、シュカイフ、インザーラート地区、サーフール地区、サカン・シャバービー地区、バニー・ザイド地区、自由貿易地区、カーティルジー地区、ラーシディーン地区、ザフラー協会地区などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がドゥーマー市一帯、アルバイン市一帯を空爆し、住民7人が死亡した。

シリア軍、PFLP-GC民兵はまたヤルムーク区に潜伏するジハード主義武装集団の拠点を攻撃、戦闘員3人とシリア軍兵士4人が死亡、PFLP-GC民兵1人が捕捉された。

一方、SANA(2月21日付)によると、シリア軍が「タクフィール主義テロ集団のテロと犯罪」を逃れて避難していたドゥーマー市住民30世帯80人を保護した。

また、バイト・ジン村一帯、ジスリーン町郊外、ザブディーン村郊外、アーリヤ農場で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、イスラーム軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカフル・ナースィジュ村を空爆、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、イラン・イスラーム革命防衛隊戦闘員とともにジハード主義武装集団と交戦した。

シリア軍はまたダーイル町、アトマーン村、ブスラー・シャーム市、シャイフ・マスキーン市を「樽爆弾」などで空爆し、戦闘員2人を含む6人が死亡した。

一方、SANA(2月21日付)によると、イブタア町・シャイフ・マスキーン市間、フィキーア村、アクラバー村、マール村、ズィムリーン村郊外などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム・ムサンナー運動、ジャイドゥール・ジャウラーン旅団、ハムザ・アサド・アッラー旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーイル・ガス採掘所周辺、ジャズル・ガス採掘所一帯でシリア軍ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(2月21日付)によると、タドムリーヤ村郊外、ウンム・サフリージュ村、西サラーム村、ムシャイリファ村、ウンク・ハワー村、ウンム・シャルシューフ村、ザアフラーナ村、ラスタン市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線が、反体制武装集団司令官の自宅を焼き討ちし、家族に暴行を加え、また村人ら10人以上を拉致・連行した。

またシリア軍は、タッル・サラムー村、ハミーディーヤ村、フバイト村一帯を空爆した。

一方、SANA(2月21日付)によると、アブー・ズフール町一帯、タッル・サラムー村、ハミーディーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(2月21日付)によると、マスハラ村、フッリーヤ村、ハバーリーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(2月21日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(2月21日付)によると、ラターミナ町、下サリーム村、中カスタル村、ウカイリバート町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 21, 2015、AP, February 21, 2015、ARA News, February 21, 2015、Champress, February 21, 2015、al-Hayat, February 22, 2015、February 23, 2013、Iraqi News, February 21, 2015、Kull-na Shuraka’, February 21, 2015、al-Mada Press, February 21, 2015、Naharnet, February 21, 2015、NNA, February 21, 2015、Reuters, February 21, 2015、SANA, February 21, 2015、UPI, February 21, 2015などをもとに作成。

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カーミシュリー市でシリア治安当局が「誤って検問所を通過しようとした」スウェーデン人フリーランス記者を拘束(2015年2月20日)

ARA News(2月21日付)は、シリアの治安当局(総合情報部)が2月15日、ハサカ県カーミシュリー市内の検問所を「誤って通過しようとした」スウェーデン人のフリーランス記者のヨアキム・メディン(Joakim Medin)氏を拘束したと伝えた。

シリア治安当局はメディン氏とともに、通訳をしていた自由報道連合のサブリー・ウマル氏も拘束したという。

自由報道連合は西クルディスタン移行期民政局所轄の組織。

カーミシュリー市はシリア政府の支配下にある一方、西クルディスタン移行期民政局などクルド民族主義勢力が拠点を構えており、メディン氏は西クルディスタン移行期民政局の取材許可を得ていたが、シリア治安当局の取材許可は得ていなかった。

ARA News, February 21, 2015をもとに作成。

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米CBSニュースがダーイシュ(イスラーム国)指導者バグダーディー氏の写真(2015年2月20日)

米CBSニュース(2月20日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)の指導者でカリフを名のるアブー・バクル・バグダーディー氏の写真数点を公開した。

公開された写真は、バグダーディー氏がイラクのブーカー刑務所に収監されていた2004年初めに撮影されたとされるもので、同氏は黄色の囚人服を着用している。

Iraqi News, February 20, 2015
Iraqi News, February 20, 2015
Iraqi News, February 20, 2015
Iraqi News, February 20, 2015
Iraqi News, February 20, 2015
Iraqi News, February 20, 2015
Iraqi News, February 20, 2015
Iraqi News, February 20, 2015
Iraqi News, February 20, 2015
Iraqi News, February 20, 2015

CBS, February 20, 2015などをもとに作成。

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潘国連事務総長、民間人包囲解除と「樽爆弾」使用停止を求める(2015年2月20日)

国連の潘基文事務総長は、安保理に提出したシリアでの紛争に関する報告書(12回目)のなかで、「この紛争は日常化した」としたうえで、シリア国内各都市で続く民間人への包囲の即時解除、「樽爆弾」の使用停止などの必要を改めて訴えた。

AFP(2月20日付)が伝えた。

AFP, February 20, 2015、AP, February 20, 2015、ARA News, February 20, 2015、Champress, February 20, 2015、al-Hayat, February 21, 2015、Iraqi News, February 20, 2015、Kull-na Shuraka’, February 20, 2015、al-Mada Press, February 20, 2015、Naharnet, February 20, 2015、NNA, February 20, 2015、Reuters, February 20, 2015、SANA, February 20, 2015、UPI, February 20, 2015などをもとに作成。

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YPGがユーフラテス河畔のダーイシュ(イスラーム国)の拠点の一つシュユーフ・タフターニー町に突入(2015年2月20日)

アレッポ県では、ARA News(2月20日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、アイン・アラブ市郊外におけるダーイシュ(イスラーム国)最大の拠点の一つジュッブ・ファラジュ検問所を制圧した。

また人民防衛隊などからなる部隊は、ダーイシュが支配するシュユーフ・タフターニー町に突入した。

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ハサカ県では、ARA News(2月20日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)は、自らが支配下に置くタッル・ハミース市とシャッダーディー市の住民に対して、シリア政府と西クルディスタン移行期民政局が支配するハサカ市への訪問禁止令を出した。

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有志連合合同司令部によると、米国など有志連合は、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して6回の空爆を行った。

シリア領内では、アイン・アラブ市郊外のダーイシュ拠点などが標的となったという。

AFP, February 20, 2015、AP, February 20, 2015、ARA News, February 20, 2015、February 21 ,2105、Champress, February 20, 2015、al-Hayat, February 21, 2015、Iraqi News, February 20, 2015、Kull-na Shuraka’, February 20, 2015、al-Mada Press, February 20, 2015、Naharnet, February 20, 2015、NNA, February 20, 2015、Reuters, February 20, 2015、SANA, February 20, 2015、UPI, February 20, 2015などをもとに作成。

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アレッポ県で「ヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線、ムハージリーン・ワ・アンサール軍らからなる「革命家」が攻勢(2015年2月20日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月20日付)によると、「シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線、ムハージリーン・ワ・アンサール軍、ブハーリー大隊からなる「革命家」が、シリア軍との戦闘の末、アルド・マッラーフ地区一帯、ハンダラート・キャンプ南西部の農場地帯を制圧した。

戦闘において、ヌスラ戦線などからなる「革命家」は米国製のTOW対戦車ミサイルでシリア軍戦車2輌を破壊した。

これに関して、シリア人権監視団も、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線などジハード主義武装集団が、北はアレッポ市カースティールー街道地区、南はバーシュカウィー村、東はフライターン市、西はハンダラート・キャンプ一帯にいたるアルド・マッラーフ地区農場地帯を制圧したと発表した。

この戦闘で、シリア軍側に23人、ジハード主義武装集団側に15人の死者が出たという。

これに対して、シリア軍は同地一帯を砲撃する一方、ハルダトニーン村一帯、バーシュカウィー村一帯、ハンダラート・キャンプ一帯、アレッポ市ハーリディーヤ地区で、ジハード主義武装集団と交戦した。

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ヒムス県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月20日付)によると、反体制武装集団がヒムス市・サラミーヤ市街道でシリア軍部隊を要撃し、兵士6人を殺害した。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍は、ウカイリバート町、ジュルーフ村を「樽爆弾」などで空爆した。

一方、SANA(2月20日付)によると、タドムル南西部のタリーラ保護区、ウンク・ハワー村、ムシャイリファ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダルアー市マンシヤ地区、カフル・ナースィジュ村などを砲撃した。

一方、SANA(2月20日付)によると、ヒバーリーヤ村、ズィムリーン村近郊、フラーク市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シャーム自由人イスラーム運動がザバダーニー市での戦闘でシリア人38人を殺害したと発表、兵士らのIDカードの画像を公開した。

Kull-na Shuraka', February 20, 2015
Kull-na Shuraka’, February 20, 2015


一方、SANA(2月20日付)によると、ダナージー村西部(ファーティマ高地)で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(2月20日付)によると、ハミーディーヤ村近郊、西サムダーニーヤ村南東部で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月20日付)によると、タフタナーズ市、ヤアクービーヤ村、アブー・ズフール町一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、ARA News(2月21日付)によると、バルユーン村近郊にあるシャームの民のヌスラ戦線の武器庫で爆発が起こり、戦闘員7人が死亡した。

AFP, February 20, 2015、AP, February 20, 2015、ARA News, February 20, 2015、February 21, 2015、Champress, February 20, 2015、al-Durar al-Shamiya, February 20, 2015、al-Hayat, February 21, 2015、Iraqi News, February 20, 2015、Kull-na Shuraka’, February 20, 2015、al-Mada Press, February 20, 2015、Naharnet, February 20, 2015、NNA, February 20, 2015、Reuters, February 20, 2015、SANA, February 20, 2015、UPI, February 20, 2015などをもとに作成。

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スワイダー県の政治治安局支部長が解任(2015年2月20日)

クッルナー・シュラカー(2月20日付)は、スワイダー県の複数の消息筋の話として、ムハンマド・ヒクマト・イブラーヒーム准将が政治治安部スワイダー支部長を解任されたと伝えた。

反政府的な言動で知られるドゥルーズ派シャイフ、アブー・ファフド・ワヒード・バルウース師を賞賛したことが解任の背景にあるという。

後任には、第4師団に所属していたジャウダト・イブラーヒーム・サーフィー准将が任命された。

AFP, February 20, 2015、AP, February 20, 2015、ARA News, February 20, 2015、Champress, February 20, 2015、al-Hayat, February 21, 2015、Iraqi News, February 20, 2015、Kull-na Shuraka’, February 20, 2015、al-Mada Press, February 20, 2015、Naharnet, February 20, 2015、NNA, February 20, 2015、Reuters, February 20, 2015、SANA, February 20, 2015、UPI, February 20, 2015などをもとに作成。

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東グータ統一軍事司令部は新たな 武装集団の結成を禁止(2015年2月20日)

ダマスカス郊外県で活動する武装集団の連合組織東グータ統一軍事司令部は声明を出し、グータ地方で新たな武装集団を結成することを禁止した。

ドゥラル・シャーミーヤ(2月20日付)が伝えた。

Kull-na Shuraka', February 20, 2015
Kull-na Shuraka’, February 20, 2015

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またアレッポ解放作戦司令室のイブラーヒーム・マジュブール司令官は、シリア軍の攻撃に対して、全武装集団に対して総動員令を発した。

同作戦司令室によると、18日以降の戦闘で、「革命家」はシリア軍兵士、外国人民兵300人を殲滅、100人を捕捉している、という。

Kull-na Shuraka', February 20, 2015
Kull-na Shuraka’, February 20, 2015

AFP, February 20, 2015、AP, February 20, 2015、ARA News, February 20, 2015、Champress, February 20, 2015、al-Hayat, February 21, 2015、Iraqi News, February 20, 2015、Kull-na Shuraka’, February 20, 2015、al-Mada Press, February 20, 2015、Naharnet, February 20, 2015、NNA, February 20, 2015、Reuters, February 20, 2015、SANA, February 20, 2015、UPI, February 20, 2015などをもとに作成。

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シリア情報相「砲撃の停止は戦闘中止の一部をなす。戦闘停止はアレッポにいるすべての武装集団が行うもの」(2015年2月19日)

マフムード・ズウビー情報大臣は、「シリア政府は我々に、アレッポ市各地区で、6週間、空爆・砲撃作戦を停止する用意がある」とのスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表の発言に関して、ロイター通信(2月19日付)に「砲撃の停止…は戦闘中止の一部をなす…。一方、戦闘停止は、アレッポにいるすべての武装集団が行うものだ。シリア政府はスタファン氏が安保理に提案したことも含めて、当初から同氏の発言を検討している」と述べた。

AFP, February 20, 2015、AP, February 20, 2015、ARA News, February 20, 2015、Champress, February 20, 2015、al-Hayat, February 21, 2015、Iraqi News, February 20, 2015、Kull-na Shuraka’, February 20, 2015、al-Mada Press, February 20, 2015、Naharnet, February 20, 2015、NNA, February 20, 2015、Reuters, February 20, 2015、SANA, February 20, 2015、UPI, February 20, 2015などをもとに作成。

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トルコ外相「穏健な反体制派はダーイシュ(イスラーム国)、シリア政府の双方と戦う」(2015年2月19日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は記者会見で、米国が教練するシリアの「穏健な反体制派」の任務に関して「ダーイシュとシリア政府双方と戦う…。我々と米国はこの点で合意している」と強調した。

チャヴシュオール外務大臣によると「米国とトルコは教練の調整をともに行い、ともに決定を下す。トルコの意思に反する決定はなされないだろう」と述べた。

チャヴシュオール外務大臣はまた「穏健な反体制派」教練に関する米国との合意に関して、米国がトルコ領内で毎年1,500~2,000人の戦闘員を教練することが取り決められていることを明らかにした。

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駐トルコ米大使報道官は、AFP(2月20日付)に対して、両国の合意文書が19日に署名されたと述べた。

文書への署名はトルコ外務省次官と米大使によって行われたという。

AFP, February 20, 2015、AP, February 20, 2015、ARA News, February 20, 2015、Champress, February 20, 2015、al-Hayat, February 21, 2015、Iraqi News, February 20, 2015、Kull-na Shuraka’, February 20, 2015、al-Mada Press, February 20, 2015、Naharnet, February 20, 2015、NNA, February 20, 2015、Reuters, February 20, 2015、SANA, February 20, 2015、UPI, February 20, 2015などをもとに作成。

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自爆テロ、暗殺などを指示したダーイシュ(イスラーム国)の手書きの命令書が流出(2015年2月19日)

アラビーヤ・チャンネル(2月19日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)を離反し、シャームの民のヌスラ戦線に加入した複数の戦闘員が所持していたとされるダーイシュの手書きの命令書がツイッター上で公開されていると伝えた。

「#اختراق_الرسائل_السرية_للدولة_البغدادية」というハッシュタグをつけて公開されている命令書のなかには、シュハイル村(ダイル・ザウル県)で爆弾を仕掛けた車を用意し、戦闘員に自爆を指示したもの、シャームの民のヌスラ戦線の司令官の自爆攻撃での暗殺を命じたものなどがある。

#اختراق_الرسائل_السرية_للدولة_البغدادية
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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊を中心とする部隊が、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、県内の19カ村を制圧した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(2月19日付)によると、米国など有志連合が、ラッカ市郊外のジャラビーヤ村を10回以上空爆した。

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アレッポ県では、ARA News(2月19日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がバーブ市郊外のクッバト・シャイフ村でイスラーム教のシャイフ9人をむち打ち刑に処した。

シャイフ9人の息子たちがほかのジハード主義武装集団に所属していることが理由だという。

 

一方、ARA News(2月20日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)がアレッポ県バーブ市にあるパン製造器を解体し、ラッカ県内に移設した、と報じた。

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ヒムス県では、SANA(2月19日付)によると、ジャズル・ガス採掘所一帯、シャーイル油田一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(2月20日付)によると、米国など有志連合が、ダーイシュ(イスラーム国)によって占拠されているシャッダーディー市郊外のクバイバ油田地帯を空爆し、1人が死亡した。

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また有志連合合同司令部によると、米国など有志連合は、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して15回の空爆を行った。

うちシリア領内(アイン・アラブ市一帯)への攻撃は5回。

ARA News(2月19日付)が伝えた。

AFP, February 19, 2015、AP, February 19, 2015、ARA News, February 19, 2015、February 20, 2015、Champress, February 19, 2015、al-Durar al-Shamiya, February 19, 2015、al-Hayat, February 20, 2015、Iraqi News, February 19, 2015、Kull-na Shuraka’, February 19, 2015、al-Mada Press, February 19, 2015、Naharnet, February 19, 2015、NNA, February 19, 2015、Reuters, February 19, 2015、SANA, February 19, 2015、UPI, February 19, 2015などをもとに作成。

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アレッポ県北部でヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線が反転攻勢(2015年2月19日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線などジハード主義武装集団が、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団、イラン人・アフガン人戦闘員との交戦の末、18日にシリア軍が制圧していたハルダトニーン村を奪還した。

両者の戦闘は、マーシュカウィー村一帯でも続いており、シリア軍が同地を空爆しているという。

18日に始まったシリア軍のアレッポ県北部での攻撃に関して、シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は「悪天候や戦況ゆえに、シリア軍が同地域に増援部隊を派遣できなかったため、攻撃は失敗した」と述べた。

なお3日目を迎えた戦闘で、外国人戦闘員25人を含む反体制武装集団戦闘員90人以上が死亡、またシリア軍側も80人以上(うちシリア軍兵士は50人)が戦死し、32人が捕捉されたという。

シリア軍はまた、アレッポ市ラーシディーン地区を「樽爆弾」で空爆、ハーン・トゥーマーン村などで国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団とともに、アンサール・ディーン戦線などジハード主義武装集団と応戦した。

一方、シャームの民のヌスラ戦線は声明を出し、ハズム運動が拘束中の戦線メンバー複数名をただちに釈放するよう求めた。

ヌスラ戦線は、反体制武装集団の対立を「ヌサイリー体制」が利さないようにするため、シャイフ・スライマーン村の明け渡しと拘束中のヌスラ戦線メンバーの釈放を条件に、アレッポ県で活動する武装集団との停戦に応じ、同村を回復したが、メンバーの解放が行われていないと批判、シャーム戦線に対して、ハズム運動に解放を迫った。

シャーム運動は、ハズム運動を糾合したとの声明を発表していた。

これを受け、ジハード布教者センターを名のる集団がインターネットを通じて声明を出し、シャーム戦線をはじめとする武装集団に対して、ハズム運動が拘束中のヌスラ戦線メンバーを釈放するよう求めた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がウンム・サフリージュ村、東サラーム村、アブー・ハワーディード村、タフハ村を砲撃、ヒムス市ワアル地区で反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(2月19日付)によると、ウンム・リーシュ村、ウンク・ハワー村、ラジャム・カスル村、ムシャイリファ村、アブー・ハダーディート村、タフハ村、ザアフラーナ村、ヒムス市ワアル地区などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がザバダーニー市各所を砲撃する一方、タッル・クルディー町一帯、アルバイン市周辺、ハラスター市周辺で、国防隊とともにジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(2月19日付)によると、ドゥーマー市郊外(アーリヤ農場など)、アルバイーン市、ハラスター市、カラムーン地方山岳地帯、ダナージー村一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

イスラーム軍のザフラーン・アッルーシュ司令官はツイッターで、東グータ地方でのシリア軍との交戦で、兵士15人を殺害したと主張した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、カフル・ナースィジュ村、カフルシャムス町で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、イラン・イスラーム革命防衛隊が、ジハード主義武装集団と交戦、戦闘員2人が死亡した。

一方、SANA(2月19日付)によると、ヨルダン領内から潜入を試みた武装集団をシリア軍が撃退した。

またダルアー市各所、アクラバー村、タッル・アラーキーヤ、ダイル・アダス村・カフル・ナースィジュ村・カフルシャムス町間で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(2月19日付)によると、ダキーラ村、バルアース山一帯、南カスタル村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(2月19日付)によると、ナブア・サフル村、西サムダーニーヤ村北部、ハミーディーヤ村、マスハラ丘で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月19日付)によると、アブー・ズフール町一帯、ハミーディーヤ村、ウンム・ジャリーン村、タッル・サラムー村、ジャディーダ村、ハッルーズ村、アイン・アルース村、ダーナー市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(2月19日付)によると、タッル・アスファル地区で、シリア軍が「テロ集団」の拠点と武器庫を破壊した。

AFP, February 19, 2015、AP, February 19, 2015、ARA News, February 19, 2015、Champress, February 19, 2015、al-Hayat, February 20, 2015、Iraqi News, February 19, 2015、Kull-na Shuraka’, February 19, 2015、al-Mada Press, February 19, 2015、Naharnet, February 19, 2015、NNA, February 19, 2015、Reuters, February 19, 2015、SANA, February 19, 2015、UPI, February 19, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連合代表「シリア軍はすべての都市で砲撃を停止し、全土で殺戮を止めるべき」(2015年2月19日)

シリア革命反体制勢力国民連立のハーリド・ハウジャ議長は、「シリア政府は我々に、アレッポ市各地区で、6週間、空爆・砲撃作戦を停止する用意がある」とのスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表の発言(18日)に関して、「シリア軍はすべての都市で砲撃を停止し、全土で殺戮を止めるべき」と述べた。

『ハヤート』(2月20日付)が伝えた。

AFP, February 19, 2015、AP, February 19, 2015、ARA News, February 19, 2015、Champress, February 19, 2015、al-Hayat, February 20, 2015、Iraqi News, February 19, 2015、Kull-na Shuraka’, February 19, 2015、al-Mada Press, February 19, 2015、Naharnet, February 19, 2015、NNA, February 19, 2015、Reuters, February 19, 2015、SANA, February 19, 2015、UPI, February 19, 2015などをもとに作成。

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米国防総省報道官「穏健な反体制派」教練には1,200人が参加するが、彼らが教練される場所について、今のところ情報を得ていない」(2015年2月18日)

米国防総省のジョン・カービー報道官は記者会見で、米国によるシリアの「穏健な反体制派」の教練に関して、「1,200人がこのプロセス、このプログラムに参加する(ないしは参加見込み)」としたうえで、「彼らが教練される場所に関して、私は今のところ情報を得ていない」と述べた。

米国は2015年末までに5,000人の「穏健な反体制派」戦闘員を教練することを目標としている。

カービー報道官は、有志連合による空爆地点を特定・連絡する任務が困難だとしたうえで、「穏健な反体制派」教練の第一段階となる今回の教練が、戦闘に関する基礎訓練を中心に行われると述べた。

一方、ロイター通信(2月18日付)は、米匿名高官筋の話として、「穏健な反体制派」の教練がヨルダンで行われる模様、と伝えた。

同報道によると、現在のところ、トルコ、サウジアラビア、カタールが既に「穏健な反体制派」教練を受け入れる意思を公けに示している。

AFP, February 19, 2015、AP, February 19, 2015、ARA News, February 19, 2015、Champress, February 19, 2015、al-Hayat, February 20, 2015、Iraqi News, February 19, 2015、Kull-na Shuraka’, February 19, 2015、al-Mada Press, February 19, 2015、Naharnet, February 19, 2015、NNA, February 19, 2015、Reuters, February 19, 2015、SANA, February 19, 2015、UPI, February 19, 2015などをもとに作成。

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シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表「シリア政府はアレッポ市で6週間、爆撃・砲撃作戦を停止する用意があると通達」(2015年2月18日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表は、シリア情勢に関する国連安保理の非公式会合後、記者団に対して、「シリア政府は我々に、アレッポ市各地区で、6週間、空爆・砲撃作戦を停止する用意があると伝えてきた」ことを明らかにした。

デミストゥラ共同特別代表によると、作戦の停止は「ダマスカスで停止が発表された日付から開始される」という。

デミストゥラ共同特別代表は、反体制武装集団がこの停戦を受諾するか否かについては言及せず、「反体制派と6週間にわたって戦闘中止を遵守させるための連絡がとられるだろう」と述べるにとどまった。

デミストゥラ共同特別代表によると、「シリア政府の支配下にない地区の住民の60%が戦闘中止を支持しているという。

ARA News, February 18, 2015
ARA News, February 18, 2015

AFP, February 18, 2015、AP, February 18, 2015、ARA News, February 18, 2015、Champress, February 18, 2015、al-Hayat, February 19, 2015、Iraqi News, February 18, 2015、Kull-na Shuraka’, February 18, 2015、al-Mada Press, February 18, 2015、Naharnet, February 18, 2015、NNA, February 18, 2015、Reuters, February 18, 2015、SANA, February 18, 2015、UPI, February 18, 2015などをもとに作成。

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ヒムス県、ダイル・ザウル県などでシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦(2015年2月18日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シャーイル・ガス採掘所周辺で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(2月18日付)によると、ラッフーム村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市工業地区で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

またダーイシュはムッラート村住民に対して、拳銃350丁を引き渡すよう要求した。

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アレッポ県では、ARA News(2月18日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊を中心とする部隊は、ダーイシュ(イスラーム国)が占拠するジャラーブルス市、バイヤーダ村に対して砲撃を加えた。

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ハサカ県では、ARA News(2月19日付)によると、シリア軍が、ダーイシュ(イスラーム国)が占拠しているシャッダーディー市を砲撃した。

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『ハヤート』(2月19日付)によると、米国など有志連合は、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して14回、シリア領内に2回の空爆を行った。

AFP, February 18, 2015、AP, February 18, 2015、ARA News, February 18, 2015、February 18, 2015、Champress, February 18, 2015、al-Hayat, February 19, 2015、Iraqi News, February 18, 2015、Kull-na Shuraka’, February 18, 2015、al-Mada Press, February 18, 2015、Naharnet, February 18, 2015、NNA, February 18, 2015、Reuters, February 18, 2015、SANA, February 18, 2015、UPI, February 18, 2015などをもとに作成。

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アレッポ県で、ヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線がシリア軍に反撃(2015年2月18日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャームのヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線などジハード主義武装集団は、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団、イラン人・アフガン人戦闘員との戦闘の末、17日にシリア軍らによって制圧されたラトヤーン村、ドゥワイル・ザイトゥーン村を奪還した。

一方、アレッポ市ザフラー協会地区、ラーシディーン地区郊外、アルド・マッラーフ地区、アズィーザ村などでも双方が交戦した。

戦闘のさなか、シリア軍はトルコのガジアンテップ市に通じる街道沿いの複数カ所、アルド・マッラーフ地区一帯、ハンダラート・キャンプ一帯、アレッポ市ラーシディーン地区、マーリキーヤ地区を空爆・砲撃した。

また、シリア軍の空爆・砲撃を受け、トルコ国境に通じる街道は閉鎖されたという。

しかし、クッルナー・シュラカー(2月18日付)によると、シリア軍の進軍を受け、対トルコ国境のバーブ・ハワー国境通行所(イドリブ県)は夜間も開放され、負傷したジハード主義者らの搬出が行われたと伝えた。

県内での一連の戦闘で、シリア軍兵士ら合わせて70人と、ジハード主義武装集団戦闘員少なくとも54人が死亡し、クッルナー・シュラカー(2月18日付)によると、シリア軍兵士、イラン・イスラーム革命防衛隊隊員18人がラトヤーン村一帯で投降した。

またイスラーム戦線は、シリア軍兵士195人を殲滅したと発表した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ザアフラーナ村をシリア軍が「樽爆弾」で空爆、ウンム・シャルシューフ村、アブー・サナースィル丘、ハラーリーヤ村などで、シャームの民のヌスラ戦線と交戦した。

またクッルナー・シュラカー(2月18日付)によると、ヒムス市ワアル地区で、武装集団が国防隊を要撃し、5人を殺害した。

一方、SANA(2月18日付)によると、ムシャイリファ村、アブー・ハワーディート村、タフハ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区でシリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シャームの民のヌスラ戦線、タウヒードの暁、第1軍、第1軍団、「ダマスカスへの道」、ファタハ・シャーム、シャーム自由人イスラーム運動が、マルイー丘、タッル・サルジャ、タッル・アルーサ、ダナージー農場奪還とカナーキル村制圧に向けた作戦「旗の統合の戦い」を開始し、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員、イラン・イスラーム革命防衛隊戦闘員と交戦した。

またシリア人権監視団によると、シリア軍がアルバイーン市一帯、ドゥーマー市一帯、カーブーン地方無人地帯を空爆・砲撃した。

一方、SANA(2月18日付)によると、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外、アイン・バサーティーン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ブスラー・シャーム市、ムザイリーブ町、スーラ町、ヤードゥーダ村、タイバ村、ダルアー市マンシヤ地区、シャイフ・マスキーン市で、シリア軍がシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(2月18日付)によると、ムサイフラ町、カフル・ナースィジュ村、アクラバー村などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(2月18日付)によると、アブー・フバイラート村、ダキーラ村、ラスム・クタイシュ村、ハマーディー・ウマル村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(2月18日付)によると、キンサッバー町、アックー村、ワーディー・バースール村、ナージヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(2月18日付)によると、ハーン・アルナバ市南部、マスハラ丘で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月18日付)によると、アブー・ズフール町一帯、ウンム・ジャリーン村、タッル・サラムー村、ハミーディーヤ村、ハッルーズ村、ラーミー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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シリア国民連合は国連憲章第7章に基づく安保理決議採択を要求(2015年2月18日)

シリア革命反体制勢力国民連立のサーリム・ムスラト報道官は、国連憲章第7章に基づき、アサド政権に「抜本的、包括的な(紛争の)解決策の遵守を求めるための決議を採択するよう安保理に求める、と述べた。

『ハヤート』(2月19日付)が伝えた。

AFP, February 18, 2015、AP, February 18, 2015、ARA News, February 18, 2015、Champress, February 18, 2015、al-Hayat, February 19, 2015、Iraqi News, February 18, 2015、Kull-na Shuraka’, February 18, 2015、al-Mada Press, February 18, 2015、Naharnet, February 18, 2015、NNA, February 18, 2015、Reuters, February 18, 2015、SANA, February 18, 2015、UPI, February 18, 2015などをもとに作成。

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米国による「穏健な反体制派」教練に向けた動き(2015年2月18日)

『ウォール・ストリート・ジャーナル』(2月18日付)は、「穏健な反体制派」は「新シリア軍」と名づけられ、6~8週間のトルコ領内での教練を経て、米政府がシリア国内での戦闘に投入するかどうかを決定する、と伝えた。

また「穏健な反体制派」(「新シリア軍」)には、米軍に空爆要請のための連絡が可能な通信機器や武器が装備されたトヨタの車輌が供与され、各車輌には4~6人の戦闘員が搭乗し、任務にあたるべく教練が施されるという。

教練を行う米軍技術者らは、3月にヨルダンに入国した後、トルコ入りする予定で、2015年末までに3,000人の教練を行うという。

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シリア・クルド国民評議会(シリア革命反体制勢力国民連立所属)の高官筋はクッルナー・シュラカー(2月18日付)に、米国が教練を予定している「穏健な反体制派」のなかに、クルド人戦闘員400人以上が含まれることになると明かした。

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なおジェーン・サキ米国務省報道官は17日、トルコ領内で米軍がシリアの「穏健な反体制派」向けの訓練を行うこで、トルコ政府と合意したと発表した。

サキ報道官によると、両国政府は近く合意文書に署名し、教練は3月に開始されるという。

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シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表がアレッポ市の「戦闘中止」イニシアチブに関する報告書を安保理に提出(2015年2月17日)

『ハヤート』(2月18日付)などによると、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表は、アレッポ市の「戦闘中止」イニシアチブに関する報告書を国連安保理に提出した。

AFP, February 17, 2015、AP, February 17, 2015、ARA News, February 17, 2015、Champress, February 17, 2015、al-Hayat, February 18, 2015、Iraqi News, February 17, 2015、Kull-na Shuraka’, February 17, 2015、al-Mada Press, February 17, 2015、Naharnet, February 17, 2015、NNA, February 17, 2015、Reuters, February 17, 2015、SANA, February 17, 2015、UPI, February 17, 2015などをもとに作成。

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レバノンの動き:ジュンブラート氏がヒズブッラーのナスルッラー書記長の演説に反論(2015年2月17日)

進歩社会主義党のワリード・ジュンブラート党首は、ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長の16日のテレビ演説に関して、ツイッターで「バッシャール・アサドのテロ体制と戦うシリア人が1人でもいる限り、私はそのシリア人を支持する」とつぶやいた。

このつぶやきは、ナスルッラー書記長がテレビ演説で「我々はヌスラ戦線とダーイシュを区別するという主張で馬鹿にされるべきでない。両者は同じ本質、精神、行動、目標を持っている…。こういうことを我々に言った者を、レバノンで探してみよう」と述べ、2013年10月にヌスラ戦線をテロ組織と認定するべきでないと主張していたジュンブラート党首を暗に批判したことを受けたもの。

AFP, February 17, 2015、AP, February 17, 2015、ARA News, February 17, 2015、Champress, February 17, 2015、al-Hayat, February 18, 2015、Iraqi News, February 17, 2015、Kull-na Shuraka’, February 17, 2015、al-Mada Press, February 17, 2015、Naharnet, February 17, 2015、NNA, February 17, 2015、Reuters, February 17, 2015、SANA, February 17, 2015、UPI, February 17, 2015などをもとに作成。

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