アレッポ県北部ではトルコ軍・国民軍とシリア民主軍が交戦し、トルコ軍兵士2人負傷、ドローンが通行所を攻撃、またアレッポ県とラッカ県のトルコ占領地で相次いで爆発が発生(2021年1月2日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するバーブ軍事評議会がトルコの占領下にあるバーブ市近郊のハズワーン村一帯でトルコ軍を狙撃し、2人を負傷させた。

ANHA(1月2日付)によると、これに対して、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンナグ航空基地一帯、タッル・リフアト市、同市近郊のシャイフ・ヒラール村、シャイフ・イーサー村、タアーナ村、スムーカ村、シャフバー・ダム、マルアナーズ村、シャワーリガ村、ナイラビーヤ村を砲撃した。

トルコ軍と国民軍はまた、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市北のウンム・アダサ村、ダンダニーヤ村、ウンム・ジャッルード村などを砲撃、シリア人権監視団によると、国民軍とシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会が交戦した。

一方、シリア人権監視団によると、所属不明の無人航空機(ドローン)が、トルコの占領下にあるいわゆる「ユーフラテスの縦」地域と、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にある地域とを隔てるウンム・ジャッルード村の通行所を攻撃した。

ノース・プレス(1月2日付)によると、ドローンは石油トレーラー複数輌を攻撃した。

このほか、トルコの占領下にあるアフリーン市近郊のジンディールス町で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民1人が死亡、9人が負傷した。

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ラッカ県では、SANA(1月2日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のアイン・イーサー・キャンプ、サイダー村を砲撃した。

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ハサカ県では、SANA(1月2日付)によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン市内の野菜市場近くで、車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、子供2人が死亡、女性1人が負傷した。

シリア人権監視団などによると、死亡したのは子供2人と女性1人を含む4人。

AFP, January 2, 2021、ANHA, January 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2021、North Press, January 2, 2021、Reuters, January 2, 2021、SANA, January 2, 2021、SOHR, January 2, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で90人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で34人、反体制派によって化学兵器開発者との嫌疑を向けられてきたズハイル・ファドルーン製薬産業科学評議会議長がコロナに感染して死亡(2021年1月2日)

保健省は政府支配地域で新たに90人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者65人が完治し、6人が死亡したと発表した。

これにより、1月2日現在の同地での感染者数は計11,616人、うち死亡したのは723人、回復したのは5,485人となった。

SANA(1月2日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で1月2日に新たに34人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、132人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡5人、イドリブ郡3人、ハーリム郡13人、アリーハー郡5人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡1人、バーブ郡0人、アフリーン郡1人、アアザーズ郡6人。

これにより、同地での感染者数は計20,338人、うち回復したのは13,078人、死亡したのは346人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1482303615307858/

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シャーム・タイムズ(1月3日付)などによると、製薬産業科学評議会の議長と科学研究総局長補のズハイル・ファドルーン氏が新型コロナウイルスに感染、ダマスカス県内の病院で死亡した。

反体制系のシリア・テレビ(1月3日付)などによると、ファドルーン氏は、科学調査研究センター(SSRC)の運営に携わり、シリアでの化学兵器の開発に関与してきたという。

AFP, January 2, 2021、ACU, January 2, 2021、ANHA, January 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2021、Reuters, January 2, 2021、SANA, January 2, 2021、Sham Times, January 3, 2021、SOHR, January 2, 2021、Syria TV, January 3, 201などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府の支配下にあるイドリブ県サラーキブ市を砲撃(2021年1月2日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府の支配下にあるサラーキブ市を砲撃した。

「決戦」作戦司令室もアーフィス村一帯のシリア軍の拠点を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍は、アーフィス村一帯の「決戦」作戦司令室の拠点を砲撃した他、ザーウィヤ山地方のファッティーラ村、カンスフラ村、スフーフン村、フライフィル村、バイニーン村、バーラ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、国民解放戦線に所属するナスル軍がシリア政府の支配下にあるガーブ平原のジューリーン村一帯で、シリア軍の車輌を対戦車ミサイルで攻撃、死傷者が出た。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のクライディーン村、ズィヤーラ町を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室が県西部の第46中隊基地一帯で交戦した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を17件(イドリブ県10件、ラタキア県1件、アレッポ県2件、ハマー県4件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を4件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, January 2, 2021、ANHA, January 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 2, 2021、Reuters, January 2, 2021、SANA, January 2, 2021、SOHR, January 2, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民の帰国はなかったと発表(2021年1月2日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(1月2日付)を公開し、1月1日に難民の帰国はなかったと発表した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 2, 2021をもとに作成。

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トルコのソイル内務大臣がイドリブ県内のIDPsキャンプ数カ所を視察(2021年1月1日)

トルコのシュレイマン・ソイル内務大臣は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握しているイドリブ県の国境地帯を電撃訪問し、トルコによって建設されたマシュハド・ルーヒーン村の国内避難民(IDPs)キャンプなど複数のキャンプを視察訪問した。

視察したキャンプのなかには、建設されたばかりのキャンプや建設中のキャンプも含まれていた。

AFP, January 2, 2021、ANHA, January 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2021、Reuters, January 2, 2021、SANA, January 2, 2021、SOHR, January 2, 2021などをもとに作成。

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シャーム解放機構がイドリブ市で発生した抗議デモを実弾で強制排除(2021年1月1日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ市で、2ヶ月前に同機構によって銃殺された若者2人の遺族や住民が抗議デモを行い、若者2人を殺害したメンバーの処刑を求めた。

これに対して、シャーム解放機構はデモ参加者に発砲し、これを強制排除した。

AFP, January 1, 2021、ANHA, January 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 1, 2021、Reuters, January 1, 2021、SANA, January 1, 2021、SOHR, January 1, 2021などをもとに作成。

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シリア民主軍がダイル・ザウル県で子供2人と老人3人を含む住民18人を拘束(2021年1月1日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるアブー・ナイタル村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が民家複数棟に対して強制捜査を行い、子供2人と老人3人を含む住民18人を拘束した。

一方、SANA(1月1日付)によると、北・東シリア自治局の支配下ハルムーシューヤ村でシリア民主軍が正体不明の武装集団の発砲を受け、兵士2人が死亡した。

AFP, January 1, 2021、ANHA, January 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 1, 2021、Reuters, January 1, 2021、SANA, January 1, 2021、SOHR, January 1, 2021などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下にあり、米軍が違法に駐留するダイル・ザウル県ウマル油田の労働者住宅地区近くで2度にわたって爆発が発生(2021年1月1日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置し駐留しているウマル油田の労働者住宅地区近くで2度にわたって爆発が発生した。

爆発の原因は不明。

AFP, January 1, 2021、ANHA, January 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 1, 2021、Reuters, January 1, 2021、SANA, January 1, 2021、SOHR, January 1, 2021などをもとに作成。

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シリア軍、国防隊、パレスチナ人民兵クドス旅団、ロシア軍は12月30日のバス襲撃事件を受けてダイル・ザウル県などで対ダーイシュ掃討作戦を開始(2021年1月1日)

ヒムス県では、SANA(1月1日付)によると、12月30日にシリア政府の支配したにあるダイル・ザウル県カバージブ村近郊で発生したバス襲撃事件で犠牲となった親政権民兵39人(うち士官8人)の葬儀が、アブドゥルカーディル・シャカファ軍事病院で執り行われた。

シリア人権監視団によると、軍関係者や住民数万人が葬儀に参列した。

事件に関しては、ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信が、12月31日にダーイシュのメンバーが実行したとする声明を出している。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、国防隊、パレスチナ人民兵のクドス旅団とともに、県南部の砂漠地帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点複数カ所に対する大規模掃討作戦を開始した。

ロシア軍戦闘機も作戦を支援、同地およびアレッポ県、ラッカ県、ハマー県の県境地帯を数十回にわたって爆撃した。

AFP, January 1, 2021、ANHA, January 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 1, 2021、Reuters, January 1, 2021、SANA, January 1, 2021、SOHR, January 1, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍はシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊を砲撃、シリア民主軍兵士3人が死亡(2021年1月1日)

ラッカ県では、ANHA(1月1日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のマアラク村、M4高速道路沿線、アイン・イーサー・キャンプを砲撃した。

シリア人権監視団によると、トルコ軍と国民軍の砲撃で、12月31日から1月1日にかけて人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍兵士3人が死亡した。

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アレッポ県では、ANHA(1月1日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市を砲撃した。

一方、トルコ占領下のバーブ市では、トルコ軍の貨物トラックに仕掛けられていた爆弾が爆発した。

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ハサカ県では、SANA(1月1日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町一帯を砲撃した。

AFP, January 1, 2021、ANHA, January 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 1, 2021、Reuters, January 1, 2021、SANA, January 1, 2021、SOHR, January 1, 2021などをもとに作成。

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新興のアル=カーイダ系組織のフッラース・ディーン機構がラッカ県のロシア軍基地を襲撃(2021年1月1日)

ラッカ県では、シリア人権監視団、ANHA(1月1日付)、ハベル24(1月1日付)、「ラッカは沈黙によって惨殺される」(1月1日付)などによると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・サマン村に設置されているロシア軍基地が12月31日深夜から1月1日未明にかけて襲撃を受け、爆発と銃撃戦が発生、ロシア軍兵士複数人が負傷した。

攻撃を行ったのは、新興のアル=カーイダ系組織の一つでイドリブ県で活動しているフッラース・ディーン機構で、SNSを通じて次のような声明を出し、犯行を認めた。

「現場では悲惨な状況が続いているものの、汝らの同胞であるフッラース・ディーン機構の中隊の一つがラッカ県のタッル・サマンでロシア軍部隊の巣窟を襲撃することに成功した」。

フッラース・ディーン機構が、反体制派の支配地域であるいわゆる「解放区」以外で作戦を実行したのは、これが初めて。


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シリア人権監視団によると、攻撃を行ったのはフッラース・ディーン機構のメンバー2人。

爆弾を仕掛けた車をロシア軍基地の前に停車させ、基地に向けて発砲、車を置いたまま逃走し、その直後に爆発が発生したという。

この爆発で、ロシア軍兵士数人が爆弾の破片を浴びて負傷したという。

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一方、ANHA(1月1日付)によると、攻撃は爆弾を搭載した車1台と自爆戦闘員5人によって行われた、と伝えた。

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また、「ラッカは沈黙によって惨殺される」は、爆発発生直後に銃撃戦が起こり、ロシア軍兵士多数が死傷したと伝えた。

AFP, January 1, 2021、ANHA, January 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 1, 2021、Raqqa-sl, January 1, 2021、Reuters, January 1, 2021、SANA, January 1, 2021、SOHR, January 1, 2021、Xeber24, January 1, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で92人、北・東シリア自治局支配地域で43人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で34人(2021年1月1日)

保健省は政府支配地域で新たに92人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者70人が完治し、6人が死亡したと発表した。

これにより、1月1日現在の同地での感染者数は計11,526人、うち死亡したのは717人、回復したのは5,420人となった。

SANA(1月1日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに43人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者10人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、1月1日現在の同地での感染者数は計8,067人、うち死亡したのは274人、回復したのは1,148人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性23人、女性20人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市8人、カーミシュリー市7人、マーリキーヤ(ダイリーク)市8人、カフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市1人、マアバダ(カルキールキー)町1人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市4人、マンビジュ市2人、シャフバー地区(タッル・リフアト市)1人、ラッカ県のラッカ市2人、タブカ市9人。

ANHA(1月1日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で1月1日に新たに34人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、124人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡1人、イドリブ郡5人、ハーリム郡8人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡3人、ジャラーブルス郡2人、バーブ郡2人、アフリーン郡9人、アアザーズ郡4人。

これにより、同地での感染者数は計20,304人、うち回復したのは12,946人、死亡したのは342人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1481111982093688/

AFP, January 1, 2021、ACU, January 1, 2021、ANHA, January 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 1, 2021、Reuters, January 1, 2021、SANA, January 1, 2021、SOHR, January 1, 2021などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるイドリブ県ミラージャ村でシリア軍兵士を狙撃、1人を射殺(2021年1月1日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるミラージャ村でシリア軍兵士を狙撃、1人を射殺した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、カンスフラ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるガーブ平原のアムキーヤ町を砲撃した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のズィヤーラ町、サルマーニーヤ村を砲撃した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるクサイバ村で正体不明の武装集団が総合情報部のメンバー1人を襲撃し、射殺した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を20件(イドリブ県8件、ラタキア県7件、アレッポ県0件、ハマー県5件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を6件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, January 1, 2021、ANHA, January 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 1, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 1, 2021、Reuters, January 1, 2021、SANA, January 1, 2021、SOHR, January 1, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民の帰国はなかったと発表(2021年1月1日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(1月1日付)を公開し、2020年12月31日に難民の帰国はなかったと発表した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 1, 2021をもとに作成。

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シリア人権監視団:2020年の1年間での死者数は6,817人(2020年12月31日)

シリア人権監視団は、2020年の1年間での死者数が6,817人にのぼったと発表した。

死者の内訳は以下の通り:

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  • 民間人:1,528人(うち18歳以上の女性197人、18歳未満の子供231人)

ロシア軍戦闘機の爆撃で死亡した民間人:235人(うち女性41人、子供58人)
トルコ軍地上部隊によって殺害された民間人:16人(うち女性3人、子供2人)
トルコ軍国境警備隊によって殺害された民間人:9人(うち子供3人)
米主導の有志連合によって殺害された民間人:13人(うち女性1人、子供1人)
イスラエル軍の攻撃によって殺害された民間人:4人
シリア軍戦闘機の爆撃で死亡した民間人:115人(うち女性21人、子供38人)
シリア軍ヘリコプターの爆撃で死亡した民間人:12人(うち女性2人、子供1人)
シリア軍地上部隊の砲撃で死亡した民間人:117人(うち女性37人、子供23人)
シリア軍によって殺害された民間人:34人(うち女性7人、子供1人)
シリア政府の刑務所での拷問で死亡した民間人83人
反体制派諸派によって殺害された民間人:53人(うち女性10人、子供7人)
シャーム解放機構によって殺害された民間人:29人
「平和の泉」部隊(国民軍)によって殺害された民間人:12人(うち女性2人、子供1人)
ダーイシュ(イスラーム国)が処刑した民間人:2人
ダーイシュ、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍、シリア軍などによって暗殺された民間人:273人(うち女性23人、子供12人)
シリア民主軍によって殺害された民間人:24人(うち女性3人、子供4人)
地雷の爆発で死亡した民間人:165人(うち女性12人、子供52人)
爆弾の爆発で死亡した民間人:50人(うち女性3人、子供7人)
即席爆弾の爆発で死亡した民間人:148人(うち女性10人、子供8人)
死因不明者:134人(うち女性19人、子供12人)

  • イスラーム主義諸派、武装諸派、そのほかの運動、組織のシリア人戦闘員:918人
  • シリア軍離反兵:5人
  • シリア民主軍のシリア人戦闘員:172人
  • シリア民主軍の外国人戦闘員:4人
  • シリア軍兵士:1,503人
  • 人民諸委員会、国防隊、親政権民兵のシリア人戦闘員:833人
  • レバノンのヒズブッラー:22人
  • 親政権・親イランのシリア人以外の戦闘員(ほとんどがシーア派):227人
  • ジハード主義者:963人
  • ダーイシュ・メンバー:537人
  • トルコ軍兵士:94人
  • 身元不明者:11人

 

AFP, December 31, 2020、ANHA, December 31, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2020、Reuters, December 31, 2020、SANA, December 31, 2020、SOHR, December 31, 2020などをもとに作成。

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シリア国民連合はシーザー・シリア市民保護法の解除を求めた国連人権理事会特別報告者の声明を非難(2020年12月31日)

シリア革命反体制勢力国民連立(シリア国民連合)は声明を出し、シーザー・シリア市民保護法に基づく米国の一方的な制裁の解除を求めたアレナ・ドゥハン国連人権理事会特別報告者の12月29日の声明に関して、「こうした声明は、シリア国民に再びこの体制を押しつけ、これまでにこの体制が犯してきた犯罪に目をつぶろうとする試み以外の何ものでもない」と批判した。

AFP, December 31, 2020、ANHA, December 31, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2020、Reuters, December 31, 2020、SANA, December 31, 2020、SOHR, December 31, 2020などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダはロシア軍装甲車を破壊し、兵士3人を負傷させた戦闘員に感謝状を授与(2020年12月31日)

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構の傘下で活動する反体制武装集団のアリー・ブン・アビー・ターリブ軍は、12月30日にイドリブ県サラーキブ市近郊でロシア軍装甲車(BRDM-2)を攻撃し、兵士3人を負傷させた対戦車連隊のアブー・イスラームを名乗る戦闘員に、感謝状を授与した。

AFP, December 31, 2020、ANHA, December 31, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2020、Reuters, December 31, 2020、SANA, December 31, 2020、SOHR, December 31, 2020などをもとに作成。

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アアマーク通信はシリア政府支配下のダイル・ザウル県カバーキブ村近郊でのバス襲撃事件へのダーイシュの関与を認める(2020年12月31日)

ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信は、12月30日にシリア政府の支配下にあるダイル・ザウル県カバーキブ村近郊で発生したバス襲撃事件に関して、ダーイシュのメンバーが実行したとする声明を出した。

声明は、「シャーム州」の名義で出され、「カリフ国の兵士たちは(ヒムス県)スフナ市近郊で背教者ヌサイリー派の軍の兵士が乗ったバス1台を要撃、ムジャーヒディーンは重火器で狙い、多数の即席爆弾でこれを爆破、40人あまりを殺害、複数を負傷させた」と表明している。

AFP, December 31, 2020、ANHA, December 31, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2020、Reuters, December 31, 2020、SANA, December 31, 2020、SOHR, December 31, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県タッル・タムル町近郊を砲撃(2020年12月31日)

ハサカ県では、ANHA(12月30日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のダルダーラ村を砲撃した。

AFP, December 31, 2020、ANHA, December 31, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2020、Reuters, December 31, 2020、SANA, December 31, 2020、SOHR, December 31, 2020などをもとに作成。

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ハサカ県シャッダーディー市に違法に駐留する米軍兵士が基地の近くで遊んでいた子供を射殺(2020年12月31日)

ハサカ県では、SANA(12月31日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるシャッダーディー市に違法に設置されている基地に駐留する米軍の兵士たちが、同市のタワッスイーヤ地区近くで遊んでいた子供たちに向けて発砲、1人が死亡した。

撃たれたのは、12歳のムハイディー・フサイン・ファッラーフくん、バジュダリー部族の子息。

複数の住民によると、ムハイディーくんは、米軍が接収したラムユ油田近くで、ほかの子供数人と遊んでいたところを、米軍の発砲を受けたという。

米軍は、同地に近づこうとする住民に対して、連日発砲し、威嚇を続けていたという。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合が、北・東シリア自治局の支配下にあるラウダ砂漠近郊の街道で、空挺作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーと思われる3人を拘束した。

3人のうち、1人はズィーバーン町出身のシリア人、残る2人はイラク人だという。

また北・東シリア自治局の支配下にあるアブリーハ村では、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のテロ撲滅部隊が突入し、ダーイシュの元メンバー5人を逮捕した。

5人の中には、ハイル州(ダイル・ザウル県)のワーリーの親族1人も含まれているという。

一方、北・東シリア自治局の支配下にあるハルムーシーヤ村では、シリア国民軍に所属する自衛部隊がダーイシュと思われる武装集団の襲撃を受け、兵士2人が死亡した。

AFP, December 31, 2020、ANHA, December 31, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2020、Reuters, December 31, 2020、SANA, December 31, 2020、SOHR, December 31, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で90人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で66人(2020年12月31日)

保健省は政府支配地域で新たに90人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者54人が完治し、7人が死亡したと発表した。

これにより、12月31日現在の同地での感染者数は計11,434人、うち死亡したのは711人、回復したのは5,350人となった。

SANA(12月31日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で12月31日に新たに66人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、105人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡7人、イドリブ郡3人、ハーリム郡23人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡2人、ジャラーブルス郡3人、バーブ郡1人、アフリーン郡16人、アアザーズ郡1人。

これにより、同地での感染者数は計20,270人、うち回復したのは12,718人、死亡したのは340人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1481023298769223/

AFP, December 31, 2020、ACU, December 31, 2020、ANHA, December 31, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2020、Reuters, December 31, 2020、SANA, December 31, 2020、SOHR, December 31, 2020などをもとに作成。

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ハマー県では「決戦」作戦司令室の砲撃で1人が死亡(2020年12月31日)

ハマー県では、SANA(12月31日付)によると、「テロ組織」が撃った迫撃砲弾がバラカ村に着弾し、住民1人が死亡した。

シリア人権監視団によると、死亡したのはシリア軍兵士。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のザクーム村、クライディーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方各所を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるタスィール町で第4師団の士官(中佐)1人と兵士4人がオートバイに乗った武装集団の襲撃を受けて死亡した(シリア人権監視団によると、重態だった兵士1人が1月5日に死亡した)。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を23件(イドリブ県11件、ラタキア県8件、アレッポ県0件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は17件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を8件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, December 31, 2020、ANHA, December 31, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 31, 2020、Reuters, December 31, 2020、SANA, December 31, 2020、SOHR, December 31, 2020、January 5, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民の帰国はなかったと発表(2020年12月31日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月31日付)を公開し、12月30日に難民の帰国はなかったと発表した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 31, 2020をもとに作成。

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レイバーン米国務省シリア問題担当特使「米国は人権を侵害するためではなく、強化するためにシリアに制裁を課している」(2020年12月30日)

ジョエル・レイバーン米国務省シリア問題担当特使は声明を出し、シーザー・シリア市民保護法に基づく米国の一方的な制裁の解除を求めたアレナ・ドゥハン国連人権理事会特別報告者の12月29日の声明に関して、「アサド体制がシリア国民に対して行ってる野蛮な戦争こそが、シリアの経済・人道危機をもたらしている」と非難、「米国は人権を侵害するためではなく、強化するために制裁を行っている」と強調した。

AFP, December 31, 2020、ANHA, December 31, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2020、Reuters, December 31, 2020、SANA, December 31, 2020、SOHR, December 31, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍はシリア政府支配地域内で孤立していたすべての監視所・拠点から撤退(2020年12月30日)

イナブ・バラディー(12月30日付)は、国民解放戦線の司令官の話として、12月29日にトルコ軍の軍用車輌100輌以上が、イドリブ県タッル・トゥーカーン村に入り、同地に設置されていた第8監視所からの撤退を完了したと伝えた。

同サイトが複数の情報筋の話として伝えたところによると、これによりトルコ軍はシリア政府の支配地域内で孤立していたすべての監視所・拠点から撤退したという。

なお、シリア領内(緊張緩和地帯第1ゾーン)にあるトルコ軍監視所・拠点は69カ所、撤去済みとなった監視所・拠点は13カ所。

トルコ軍の監視所・拠点が設置されている場所は以下の通り:

監視所

イドリブ県:サルワ村(第1監視所)、ジスル・シュグール市(イシュタブリク村)(第11監視所)
アレッポ県:登塔者聖シメオン教会跡(第2監視所)
ラタキア県:ザイトゥーナ村(第12監視所)

拠点

イドリブ県:サラーキブ市(2カ所)、タルナバ村、ナイラブ村、クマイナース村、サルミーン市、タフタナーズ航空基地、マアーッラト・ナアサーン村(2カ所)、マアッラトミスリーン市、マストゥーマ村(バアス前衛キャンプ)、タルマーニーン村、バルダクリー村、ナフラヤー村、ムウタリム村、ブサンクール村(3カ所)、ナビー・アイユーブ丘、バザーブール村、ラーム・ハムダーン村、アブザムー町、ムシャイリファ村、タッル・ハッターブ村、ビダーマー町(2カ所)、ナージヤ村、ズアイニーヤ村(2カ所)、ガッサーニーヤ村、クファイル村、バクサルヤー村、フライカ村、バルナース村、アリーハー市、ジャンナト・クラー村、バサーミス村、カイヤーサート村、マルイヤーン村、マアッラータ村、タフタナーズ市、マンタフ村、ムハムバル村(2カ所)、ラーキム丘、バイルーン村、クークフィーン村、ダイル・サンバル村・イフスィム町間、バーラ村、バイルーン村、マルカブ丘、バドラーン丘、バーラ村、カドゥーラ村
アレッポ県:アナダーン市、ジーナ村(2カ所)、カフル・カルミーン村、タワーマ村、第111中隊基地、アターリブ市、ダーラ・イッザ市、カフル・ヌーラーン村、バータブー村
ハマー県:ムガイル村

また撤退が完了した監視所・拠点は以下の通り:

監視所

イドリブ県:サルマーン村(第7監視所)、タッル・トゥーカーン村(第8監視所)
アレッポ県:アナダーン山(第3監視所)、シャイフ・アキール山(第4監視所)、アレッポ市ラーシディーン地区(南)(第5監視所)、アイス村(アイス丘)(第6監視所)
ハマー県:ムーリク市(第9監視所)、シール・マガール村(第10監視所)

拠点

イドリブ県:サラーキブ市(1カ所)、マアッル・ハッタート村
アレッポ県:アレッポ市ラーシディーン地区、ハーン・トゥーマーン村、ズィルバ村(クーラーニー工場)

AFP, December 30, 2020、ANHA, December 30, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2020、‘Inab Baladi, December 30, 2020、Reuters, December 30, 2020、SANA, December 30, 2020、SOHR, December 30, 2020などをもとに作成。

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米主導の有志連合所属と思われる無人航空機が「決戦」作戦司令室支配下を移動中の車1台を攻撃(2020年12月30日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合所属と思われる無人航空機(ドローン)が「決戦」作戦司令室の支配下にあるサルキーン市とイスカート村を結ぶ街道を移動中の車を攻撃した。

AFP, December 30, 2020、ANHA, December 30, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2020、Reuters, December 30, 2020、SANA, December 30, 2020、SOHR, December 30, 2020などをもとに作成。

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フール・キャンプに収容されていたダーイシュ・メンバーの家族111世帯、385人がラッカ県タブカ市などに帰宅(2020年12月30日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプに収容されていたラッカ県タブカ市などからの国内避難民(IDPs)111世帯、385人が出所し、帰宅した。

帰宅したのは、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーの家族。

https://www.facebook.com/syriahro/posts/10159673404443115

AFP, December 30, 2020、ANHA, December 30, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2020、Reuters, December 30, 2020、SANA, December 30, 2020、SOHR, December 30, 2020などをもとに作成。

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イスラエル軍がダマスカス郊外県ナビー・ハービール・モスク近くをミサイル攻撃、シリア軍兵士1人死亡、「イランの民兵」の倉庫破壊(2020年12月30日)

SANA(12月30日付)は、シリア軍筋の話として、イスラエル軍戦闘機が午前1時半、イスラエル北部のガリラヤ地方北の上空からダマスカス郊外県ナビー・ハービール・モスク近く(サバダーニー市南)に展開するシリア軍防空部隊に対してミサイル攻撃を行い、シリア軍兵士1人が死亡、3人が負傷したと伝えた。

シリア人権監視団によると、このミサイル攻撃で、ナビー・ハーイール・モスク近くにあるレバノンのヒズブッラーと「イランの民兵」のミサイル・弾薬倉庫複数棟が破壊され、複数の死傷者が出た。

AFP, December 30, 2020、ANHA, December 30, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2020、Reuters, December 30, 2020、SANA, December 30, 2020、SOHR, December 30, 2020などをもとに作成。

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アサド大統領とアスマー夫人がタルトゥース県での植樹キャンペーンに参加(2020年12月30日)

SANA(12月30日付)によると、タルトゥース県ドゥライキーシュ市近郊のトゥッファーハ村の植林地で学生ボランティアによる植樹キャンペーンが行われ、アサド大統領とアスマー・アフラス夫人が参加した。

植樹キャンペーンは、12月初めから職能組合やNGOによって始められ、2021年3月までに数百万本の植樹を行うことをめざしている。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/3827624260614711

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/3827037827340021

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ダイル・ザウル県でダーイシュが大型バスを襲撃、SANAによると住民25人が、シリア人権監視団によると民兵37人が死亡(2020年12月30日)

ダイル・ザウル県では、SANA(12月30日付)によると、シリア政府の支配下にあるカバーキブ村近郊で、大型旅客バス(ボールマーン)が「テロ攻撃」を受けて、乗っていた住民25人が死亡、13人が負傷した。

旅客バスは、ダイル・ザウル市とヒムス県タドムル市を結ぶ街道で狙われた。

シリア人権監視団によると、攻撃はダーイシュ(イスラーム国)によるもの。

バス3台が狙われ、士官8人を含むシリア軍第4師団所属の民兵37人(その後死者は39人に)が死亡、多数が負傷したという。

将兵は新年を自宅で過ごすためバスで移動していたという。

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シリア人権監視団によると、シリア軍とダーイシュはまた、アレッポ県、ハマー県、ラッカ県の県地帯で激しく交戦、ロシア軍戦闘機が同地を爆撃した。

AFP, December 30, 2020、ANHA, December 30, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2020、Reuters, December 30, 2020、SANA, December 30, 2020、SOHR, December 30, 2020、December 31, 2020などをもとに作成。

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