新型コロナウイルスの新規感染者は北・東シリア自治局支配地域で6人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で0人(2020年8月12日)

北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)のムスタファー・ジューワーン議長は、支配地域で新たに6人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

感染者が確認されたのはシャフバー地域。

これにより、8月12日現在の同地での感染者数は計144人(内訳はジャズィーラ地域98人、シャフバー地域25人、ラッカ県9人、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市4人、ダイル・ザウル県8人)、うち死亡したのは7人、回復したのは10人となった。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で8月12日に1人の新型コロナウイルス感染者が完治したと発表した。

これにより、同地での感染者数は計47人、うち回復したのは33人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1355263634678524/

AFP, August 12, 2020、ACU, August 12, 2020、ANHA, August 12, 2020、AP, August 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 12, 2020、Reuters, August 12, 2020、SANA, August 12, 2020、SOHR, August 12, 2020、UPI, August 12, 2020などをもとに作成。

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保健省は国外渡航希望者に対するPCR検査開始(2020年8月12日)

保健省は、国外への渡航希望者に対して、ダマスカス県のジャラー・スポーツ・シティ(マッザ区)で14日から、ティシュリーン・スポーツ・シティで16日から、新型コロナウイルスの感染を確認するためのPCR検査を行うと発表した。

AFP, August 12, 2020、ANHA, August 12, 2020、AP, August 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 12, 2020、Reuters, August 12, 2020、SANA, August 12, 2020、SOHR, August 12, 2020、UPI, August 12, 2020などをもとに作成。

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ロシア軍とトルコ軍がイドリブ県のM4高速道路で合同パトロールを再開(2020年8月12日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから159日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍とトルコ軍がM4高速道路で合同パトロールを実施した。

合同パトロールは約20日ぶりで、両軍の車列はタルナバ村からラタキア県アイン・フール村にたる区間を巡回した。

その後、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シャーム解放機構はシリア政府支配下のマアッラト・ヌウマーン市を砲撃した。

このほか、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約30輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のタッル・ワースィト村、カストゥーン村、ズィヤーラ町を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構はシリア政府支配下のジューリーン村のシリア軍基地を砲撃した。

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アレッポ県、シリア人権監視団によると、シリア軍とシャーム解放機構がミズナーズ村で捕虜交換を行った。

シリア軍は女性7人を釈放する一方、シャーム解放機構はシリア軍の士官1人と住民2人を開放した。

士官1人と住民2人はシーア派宗徒だという。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(イドリブ県2件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を3件(イドリブ県2件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認した。

AFP, August 12, 2020、ANHA, August 12, 2020、AP, August 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 12, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, August 12, 2020、Reuters, August 12, 2020、SANA, August 12, 2020、SOHR, August 12, 2020、UPI, August 12, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民407人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は586,397人に(2020年8月12日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(8月12日付)を公開し、8月11日に難民407人(うち女性122人、子供207人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民407人(うち女性122人、子供207人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は586,397人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者191,149人(うち女性57,468人、子ども97,214人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,704,192人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は815,677人(うち女性244,762人、子供415,705人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 12, 2020をもとに作成。

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シャーム解放機構が「解放区」における支援分野の重要人物アブー・フサーム・ビリーターニー氏を再逮捕(2020年8月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が、アティマ村でアブー・フサーム・ビリーターニー氏を再逮捕した。

ビリーターニー氏はシリア北西部の「解放区」で学校や慈善協会を設立・指導するなど、支援分野の重要人物。

ビリーターニー氏は6月23日、「堅固に持せよ」作戦司令室に参加しているジハード調整を率いるアブー・アブド・アシュダー氏を支援し、「堅固に持せよ」作戦司令室に参加したとして逮捕されたが、7月15日に釈放されていた。

AFP, August 11, 2020、ANHA, August 11, 2020、AP, August 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 11, 2020、Reuters, August 11, 2020、SANA, August 11, 2020、SOHR, August 11, 2020、UPI, August 11, 2020などをもとに作成。

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ダーイシュ・メンバーの家族のロシア人女性と子供がフール・キャンプからの脱走を試みる(2020年8月11日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が、フール・キャンプから脱走を試みたロシア人女性4人と子供4人を拘束した。

8人はダーイシュ(イスラーム国)戦闘員の家族で、シリア赤新月社の給水車のタンクのなかに隠れて逃げようとしていたという。

なお、同監視団によると、8月7日にも、ダーイシュの家族の女性5人と子供7人が脱走を試みていた。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と親政権民兵の部隊が、ダイル・ザウル県ティブニー町とマアダーン町を結ぶ街道で、ダーイシュ(イスラーム国)の要撃を受け、5人が死亡した。

AFP, August 11, 2020、ANHA, August 11, 2020、AP, August 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 11, 2020、Reuters, August 11, 2020、SANA, August 11, 2020、SOHR, August 11, 2020、UPI, August 11, 2020などをもとに作成。

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アカイダート部族が所属するズバイド部族が住民へのダイル・ザウル県自治移譲を要求(2020年8月11日)

ダイル・ザウル県では、アカイダート部族の族長の1人であるマスアブ・ハリール・ハフル氏の呼びかけにより、ズィーバーン町でアカイダート部族をはじめとする同地の部族を傘下に置くズバイド部族の会合が開かれ、県内の情勢や治安の混乱への対応などについて協議した。

「ダイル・ザウル・ズバイド諸部族子息会合」と銘打たれた会合は、アカイダート部族のために声明を採択し、そのなかで人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、軍事、民政、経済といった面で自治に失敗したと指弾する一方、米主導の有志連合に治安悪化と不安定の責任があると非難した。

そのうえで、以下5点の主唱した。

1. マトシャル・ハンムード・ジャドアーン・ハフル氏の問題を調査するための独立専門家調査委員会の設置。
2. いかなる当事者の指導も受けない住民へのダイル・ザウル県の自治の移譲。
3. 無垢の逮捕者の釈放、国内避難民(IDPs)キャンプからの女性と子供の開放。
4. 有志連合およびすべての関係勢力によるシリアでの政治解決プロセス推進要請。
5. 上記要求を実施するため、本声明発表日から1ヶ月の期間猶予。

ダイル・ザウル24(8月11日付)、シリア人権監視団などが伝えた。

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ダイル・ザウル24(8月11日付)は、米主導の有志連合の匿名高官の話として、有志連合が過去3日にわたり、ダイル・ザウル県のアラブ系部族の族長や名士との会合を行っていたことを明らかにした。

会合には、シリア民主軍の使節団も同席、治安悪化、経済支援の不足、インフラ、社会サービスなどが話し合われたが、最重要の議題は、地域の統治と治安における部族の役割増加だったという。

匿名高官は、会合に関して、米国務省、アラブ系部族が治安状況の改善においていかなる役割を果たすべきかを話したという。

AFP, August 11, 2020、ANHA, August 11, 2020、AP, August 11, 2020、Dayr al-Zawr 24, August 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 11, 2020、Reuters, August 11, 2020、SANA, August 11, 2020、SOHR, August 11, 2020、UPI, August 11, 2020などをもとに作成。

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アレッポ県タッル・リフアト市一帯でトルコ軍、国民軍がシリア民主軍と交戦(2020年8月11日)

アレッポ県では、ANHA(8月11日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市一帯を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、国民軍と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がマルアナーズ村一帯で交戦した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のシャッラーフ村で国民軍に所属するスルターン・ムラード師団と東部自由人連合の戦闘員どうしが、略奪品の配分をめぐって衝突、戦闘となった。

AFP, August 11, 2020、ANHA, August 11, 2020、AP, August 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 11, 2020、Reuters, August 11, 2020、SANA, August 11, 2020、SOHR, August 11, 2020、UPI, August 11, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でシリア民主軍による住民摘発続く(2020年8月11日)

ダイル・ザウル県では、SANA(8月11日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がスワイダーン・ジャズィーラ村で抗議デモを制圧するために強制捜査を実施し、民家複数棟に立ち入り、住民9人を逮捕、連行した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア民主軍が、シュハイル村のユーフラテス川河畔に設置されている水上通行所を経由して、シリア政府支配地域から北・東シリア自治局支配地に戻ろうとした住民2人に発砲した。

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ハサカ県では、SANA(8月11日付)によると、米軍の大型トレーラーからなる車列がイラク領内から、違法に設置されているワリード国境通行所を経由して進入し、タッル・バイダル村に違法に設置されている米軍基地に向かった。

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ANHA(8月11日付)は、イラクとシリアのシャッラービーン部族のムハンマド・アーリフ報道官がシリア民主軍支持を表明したと伝えた。

 

AFP, August 11, 2020、ANHA, August 11, 2020、AP, August 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 11, 2020、Reuters, August 11, 2020、SANA, August 11, 2020、SOHR, August 11, 2020、UPI, August 11, 2020などをもとに作成。

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第3期人民議会で正副議長、書記、監査が選出される(2020年8月11日)

第3期人民議会の第1臨時会の2日目の審議が行われ、正副議長、書記、監査の選出が行われた。

議長には、ハンムーダ・サッバーグ議員が再選された。

また、副議長には、ムハンマド・アクラム・アジュラーニー議員が、書記にはサッルーム・サッルーム議員、マイサー・サーリフ議員、監査には、ムハンマド・スライマーン・アブラシュ議員、ファーイザ・アズバ議員がそれぞれ選出された。

SANA(8月11日付)が伝えた。

AFP, August 11, 2020、ANHA, August 11, 2020、AP, August 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 11, 2020、Reuters, August 11, 2020、SANA, August 11, 2020、SOHR, August 11, 2020、UPI, August 11, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で1人(2020年8月11日)

反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で8月11日に新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、1人が完治したと発表した。

これにより、同地での感染者数は計47人、うち回復したのは32人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1354364994768388/

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一方、シリア人権監視団は、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県の「解放区」とトルコ占領下のアレッポ県北部で、新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者1人が完治したと発表した。

感染者が確認されたのは、トルコの占領下にあるアレッポ県ジャラーブルス市。

これにより、6月9日以降、「解放区」と占領地で確認された感染者数は計47人(うち21人は「解放区」、24人はトルコ占領地)、うち死亡したのは0人、回復したのは32人となった。

AFP, August 11, 2020、ACU, August 11, 2020、ANHA, August 11, 2020、AP, August 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 11, 2020、Reuters, August 11, 2020、SANA, August 11, 2020、SOHR, August 11, 2020、UPI, August 11, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局は新たに19人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者2人が死亡したと発表(2020年8月11日)

北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)のムスタファー・ジューワーン議長は、支配地域で新たに19人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者2人が死亡したと発表した。

感染が確認されたのは、ジャズィーラ地域14人、シャフバー地域5人、医療スタッフ3人。

これにより、8月11日現在の同地での感染者数は計138人(内訳はジャズィーラ地域98人、シャフバー地域19人、ラッカ県9人、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市4人、ダイル・ザウル県8人)、うち死亡したのは7人、回復したのは10人となった。

ANHA(8月11日付)が伝えた。

 

AFP, August 11, 2020、ANHA, August 11, 2020、AP, August 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 11, 2020、Reuters, August 11, 2020、SANA, August 11, 2020、SOHR, August 11, 2020、UPI, August 11, 2020などをもとに作成。

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保健省は政府支配地域で新たに72人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者21人が完治し、1人が死亡したと発表(2020年8月11日)

保健省は政府支配地域で新たに72人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者21人が完治し、1人が死亡したと発表した。

これにより、8月11日現在の同地での感染者数は計1,327人、うち死亡したのは53人、回復したのは385人となった。

SANA(8月11日付)が伝えた。

AFP, August 11, 2020、ANHA, August 11, 2020、AP, August 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 11, 2020、Reuters, August 11, 2020、SANA, August 11, 2020、SOHR, August 11, 2020、UPI, August 11, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県でトルコ軍、「決戦」作戦司令室とシリア軍が砲撃戦(2020年8月11日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから158日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府支配下のサラーキブ市を砲撃した。

また、「決戦」作戦司令室もダーディーフ村一帯、ルワイハ村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、ルワイハ村、カフル・ウワイド村、スフーフン村、カンスフラ村、フライフィル村、ハルーバ村、バイニーン村、ダイル・サンバル村一帯、マアッルバリート村、マジュダリヤー村、アリーハー市東一帯、ナイラブ村を砲撃した。

この砲撃戦で、女性1人がナイラブ村で負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を8件(イドリブ県8件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

AFP, August 11, 2020、ANHA, August 11, 2020、AP, August 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 11, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, August 11, 2020、Reuters, August 11, 2020、SANA, August 11, 2020、SOHR, August 11, 2020、UPI, August 11, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民389人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は585,990人に(2020年8月11日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(8月11日付)を公開し、8月10日に難民389人(うち女性177人、子供199人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民389人(うち女性177人、子供199人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は585,990人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者190,742人(うち女性57,364人、子ども97,007人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,704,192人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は815,270人(うち女性244,640人、子供415,498人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 11, 2020をもとに作成。

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レバノンで閣僚辞任が相次ぐなか、ディヤーブ首相は内閣を総辞職(2020年8月10日)

ハッサーン・ディヤーブ首相は記者会見を開き、内閣を総辞職すると発表した。

ディヤーブ内閣は時期内閣が発足するまで暫定内閣となる。

8月4日のベイルート港での大規模爆発で国内では内閣を含む支配エリートへの不満が高まり、8日には首都ベイルートで大規模な反政府デモが発生していた。

ディヤーブ内閣の総辞職はこうした辞退を受けたもの。

ディヤーブ首相は「この災難は慢性的な汚職の結果だ…。汚職のネットワークは国家よりも大規模に拡がっている…。10月17日の革命を正しく解釈指定ない者もいた。この革命は彼らに対するものだった…。支配階級はあらゆる汚い手段を駆使して変化を妨害してきた…。我々が彼らに脅威を与えていたことを彼らは承知していた…。彼らは、自分たちの腐敗が、7年間ひた隠しにされてきたこの災難をもたらしたことを恥ずべきだ」と批判した。

そのうえで「我々は今日、真の変革に向けて国民の期待に耳を傾けたい。我々は今日、人々と共にあるために退きたい…。私は今日、この内閣の総辞職を宣言する。神がレバノンを守らんことを」と表明した。

なお、ディヤーブ首相による内閣総辞職に先立って、9日にマナール・アブドゥッサマド情報大臣(ミシェル・アウン大統領・自由国民潮流指名、ドゥルーズ派)、デミアノス・カッタール環境大臣兼行政改革担当国務大臣(ディヤーブ首相指名、マロン派)が、10日にマーリー・クラウド・ナジュム法務大臣(アウン大統領・自由国民潮流指名、マロン派)、ガーズィー・ワズニー財務大臣(アマル運動氏名、シーア派)が辞表を提出していた。

ディヤーブ首相はその後、大統領宮殿を訪れ、アウン大統領と会談し、辞表を提出、アウン大統領はこれを受理した。

AFP, August 10, 2020、ANHA, August 10, 2020、AP, August 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 10, 2020、Reuters, August 10, 2020、SANA, August 10, 2020、SOHR, August 10, 2020、UPI, August 10, 2020などをもとに作成。

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議事堂前で人民議会選挙結果に対する抗議行動を行っていた野党国民青年公正成長党(クルド人政党)のイブラーヒーム書記長党首が逮捕(2020年8月10日)

野党(クルド人政党)の国民青年公正成長党のバルウィーン・イブラーヒーム書記長が、7月19日に投票が実施された第3期人民議会選挙の投開票に不正があったとし、開会会議が開催されている事堂前で、党員3人とともに抗議行動を行った。

バルウィーン書記長ら4人は、選挙結果が向こうだとした上で、投票のやり直しを求めたが、治安当局によって取り押さえられ、逮捕された。

バルウィーン書記長は第3期人民議会選挙でハサカ県選挙区B部門から立候補していたが、落選した。

AFP, August 10, 2020、ANHA, August 10, 2020、AP, August 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 10, 2020、Reuters, August 10, 2020、SANA, August 10, 2020、SOHR, August 10, 2020、UPI, August 10, 2020などをもとに作成。

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シリア軍がロシア軍の航空支援を受けて、ハマー県東部の砂漠地帯でダーイシュを掃討(2020年8月10日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、ロシア軍の航空支援を受けて、県東部の砂漠地帯(イスリヤー村一帯)でダーイシュ(イスラーム国)のセルを捜索、これを掃討した。

AFP, August 10, 2020、ANHA, August 10, 2020、AP, August 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 10, 2020、Reuters, August 10, 2020、SANA, August 10, 2020、SOHR, August 10, 2020、UPI, August 10, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県でシリア軍と「決戦」作戦司令室の散発的戦闘続く(2020年8月10日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから157日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、ダイル・サンバル村、カンスフラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約20輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市で、政府に逮捕者の釈放を求める抗議デモが発生、デモ参加者は難民キャンプ地区でタイヤを燃やすなどして道路を封鎖した。

AFP, August 10, 2020、ANHA, August 10, 2020、AP, August 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 10, 2020、Reuters, August 10, 2020、SANA, August 10, 2020、SOHR, August 10, 2020、UPI, August 10, 2020などをもとに作成。

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第3期人民議会が開会(2020年8月10日)

7月19日に投票が行われた第3期人民議会の第1回臨時会が召集された。

第1回臨時会の開会会議では、最年長議員であるアブドゥルハミード・アスアド・ザーヒル氏が議長を、最年少議員のザイン・アービディーン・リヤード・アッバース氏とマリヤム・サーリム・マトラース氏が書記を務め、またザーヒル氏が選んだマーリー・ビータール氏とムハンマド・ラビーア・カルアジー氏が監査を務めた。

開会会議では2名の書記は、まず2020年政令第208号で確定した議員の氏名を読み上げ、ザーヒル議長以下、半数強の議員が就任宣誓を行い、閉会した。

第1回臨時会は、2日の会合は11日の午前11時に再開される。

SANA(8月10日付)が伝えた。

AFP, August 10, 2020、ANHA, August 10, 2020、AP, August 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 10, 2020、Reuters, August 10, 2020、SANA, August 10, 2020、SOHR, August 10, 2020、UPI, August 10, 2020などをもとに作成。

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ハサカ県での爆発で国民軍戦闘員1人負傷(2020年8月10日)

ハサカ県では、SANA(8月10日付)によると、トルコ占領下のラアス・アイン市近郊のフワイシュ・ナイーム村で国民軍所属のスルターン・ムラード師団の本部前でオートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発した。

シリア人権監視団によると、この爆発で、戦闘員1人が負傷した。

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アレッポ県では、ANHA(8月10日付)によると、ロシア軍とトルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・アラブ(コバネ)市東の国境地帯で合同パトロールを実施した。

AFP, August 10, 2020、ANHA, August 10, 2020、AP, August 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 10, 2020、Reuters, August 10, 2020、SANA, August 10, 2020、SOHR, August 10, 2020、UPI, August 10, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍はダイル・ザウル県でのアラブ系部族の蜂起の背後にダーイシュの主要な支援者であるシリア政府とトルコが背後にいると断じる(2020年8月10日)

シリア民主軍の総司令部は声明を出し、ダイル・ザウル県でのアラブ系部族の蜂起に関して、ダーイシュ(イスラーム国)の主要な支援者であるシリア政府とトルコが背後にいる長期的な計略だと非難したうえで、アラブ系部族がシリア民主軍と連帯したことで、内乱の火を沈静化することができたと自賛した。

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ANHA(8月10日付)は、ハサカ県シャッダーディー市一帯地域とタッル・ハミース市のアラブ系部族の族長と名士らが、シリア民主軍支持を表明したと伝えた。

また、ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタブカ市で、シリア政府に対する抗議デモが発生した。

デモ参加者は、シリア政府、シリア軍、「イランの民兵」の排斥を訴えた。

AFP, August 10, 2020、ANHA, August 10, 2020、AP, August 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 10, 2020、Reuters, August 10, 2020、SANA, August 10, 2020、SOHR, August 10, 2020、UPI, August 10, 2020などをもとに作成。

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政府支配下のヒムス県スフナ市一帯のアラブ系部族がアカイダート軍結成と人民抵抗開始を支持(2020年8月10日)

ヒムス県では、SANA(8月10日付)によると、スフナ市一帯地域で暮らすアラブ系部族が声明を出し、ダイル・ザウル県ダイル・ザウル市のアラブ・テントの会合でのアカイダート部族の族長と名士によるアカイダート軍の結成と人民抵抗開始を支持し、連帯を表明した。

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シリア軍が北・東シリア自治局支配下のダイル・ザウル県ユーフラテス川東岸に向けて発砲(2020年8月10日)

ダイル・ザウル県では、SANA(8月10日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるシャフア村で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の軍用車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

シリア人権監視団によると、爆発は何者かが車輌に手榴弾を投げつけて発生した。

また、ANHA(8月10日付)によると、シリア軍がユーフラテス川西岸から北・東シリア自治局の支配下にあるガラーニージュ市を砲撃し、住民2人が負傷した。

しかし、シリア人権監視団によると、シリア軍による攻撃は、砲撃ではなく発砲で、北・東シリア自治局支配下のユーフラテス川東岸ではなく、ユーフラテス川を泳いで渡ろうとした男性2人に向けて行われたという。

発砲を受けた2人は軽傷を負ったという。

AFP, August 10, 2020、ANHA, August 10, 2020、AP, August 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 10, 2020、Reuters, August 10, 2020、SANA, August 10, 2020、SOHR, August 10, 2020、UPI, August 10, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で1人(2020年8月10日)

反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で8月10日に新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、2人が完治したと発表した。

これにより、同地での感染者数は計46人、うち回復したのは31人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1353422534862634/

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シリア人権監視団は、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県の「解放区」とトルコ占領下のアレッポ県北部で、新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、2人の感染者が完治したと発表した。

確認された感染者は、シリア政府支配地域からシャーム解放機構支配下のアレッポ県北部ダーラ・イッザ市への訪問者。

これにより、6月9日以降、「解放区」と占領地で確認された感染者数は計46人(うち21人は「解放区」、23人はトルコ占領地)、うち死亡したのは0人、回復したのは31人となった。

AFP, August 10, 2020、ACU, August 10, 2020、ANHA, August 10, 2020、AP, August 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 10, 2020、Reuters, August 10, 2020、SANA, August 10, 2020、SOHR, August 10, 2020、UPI, August 10, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局保健委員会は新たに18人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者5人が完治したと発表(2020年8月10日)

北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)のムスタファー・ジューワーン議長は、支配地域で新たに18人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、5人の感染者が完治したと発表した。

感染が確認されたのは、ハサカ県ハサカ市2人、カーミシュリー市9人、ルマイラーン町1人、ダイル・ザウル県2人、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市3人、ラッカ県1人。

これにより、8月10日現在の同地での感染者数は計119人、うち死亡したのは5人、回復したのは10人となった。

ANHA(8月10日付)が伝えた。

AFP, August 10, 2020、ANHA, August 10, 2020、AP, August 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 10, 2020、Reuters, August 10, 2020、SANA, August 10, 2020、SOHR, August 10, 2020、UPI, August 10, 2020などをもとに作成。

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保健省は政府支配地域で新たに67人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者18人が完治したと発表(2020年8月10日)

保健省は政府支配地域で新たに67人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者18人が完治したと発表した。

これにより、8月10日現在の同地での感染者数は計1,255人、うち死亡したのは52人、回復したのは364人となった。

SANA(8月10日付)が伝えた。


AFP, August 10, 2020、ANHA, August 10, 2020、AP, August 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 10, 2020、Reuters, August 10, 2020、SANA, August 10, 2020、SOHR, August 10, 2020、UPI, August 10, 2020などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室はイドリブ県に飛来した有志連合所属と思われるドローンを迎撃(2020年8月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ハーリム市近郊のスンマーク山に展開する「決戦」作戦司令室の部隊が、超低空で飛来した所属不明の無人航空機(ドローン)を重火器で迎撃した。

ドローンは米主導の有志連合所属と見られる。

AFP, August 9, 2020、ANHA, August 9, 2020、AP, August 9, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 9, 2020、Reuters, August 9, 2020、SANA, August 9, 2020、SOHR, August 9, 2020、UPI, August 9, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がラッカ県を砲撃、ハサカ県でシリア民主軍と交戦(2020年8月9日)

ラッカ県では、ANHA(8月9日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、アイン・イーサー市近郊の フーシャーナー村に近いM4高速道路沿線を砲撃した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの支援を受ける国民軍が、タッル・タムル町近郊で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦した。

この戦闘で、国民軍に所属するスルターン・ムラード師団の戦闘員2人が死亡した。

AFP, August 9, 2020、ANHA, August 9, 2020、AP, August 9, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 9, 2020、Reuters, August 9, 2020、SANA, August 9, 2020、SOHR, August 9, 2020、UPI, August 9, 2020などをもとに作成。

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政府支配下のダイル・ザウル市でアカイダート部族の族長と名士が、「アカイダート軍」を結成し、米軍とシリア民主軍への人民抵抗運動を開始すると発表(2020年8月9日)

ダイル・ザウル県では、SANA(8月9日付)によると、アカイダート部族の族長と名士が、シリア政府支配下のダイル・ザウル市で会合を開き、米国とシオニストの支援を受ける人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が住民に対して行っている攻撃や犯罪行為に対して一致団結して対応する必要を確認した。

ダイル・ザウル市内のアラブ・テントで開催された会合において発表された声明のなかで、族長と名士は、米国とシオニストの支援を受けるシリア民主軍が、あらゆるレッド・ラインに抵触し、祖国や社会に攻撃を加え、祖国の財産を略奪し、アカイダート部族の族長の一人のおじにあたるマトシャル・ハンムード・ジャドアーン・ハフル氏に代表される愛国的象徴を粛清したと非難した。

そのうえで、アカイダート部族の子息の願望に応えるべく政治評議会を設置し、国家と連携して、部族の子息からなるアカイダート軍を組織し、占領者(米国)、その手先、傭兵(シリア民主軍)に対する人民抵抗を開始すると宣言した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア民主軍がフライジーヤ村の名士の自宅に対して強制捜査を行い、名士の息子を逮捕、保管されていた名士の持ち物を押収した。

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ハサカ県では、SANA(8月9日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市のアラーヤー地区で、シリア民主軍が住民1に発砲し、殺害した。

同市の複数の住民が明らかにしたところによると、シリア民主軍は、兵役を拒否していたこの住民を追跡し、逮捕しようとした際に発砲、死に至らしめたという。

一方、北・東シリア自治局が運営するアリーシャ町の国内避難民(IDPs)キャンプ(アリーシャ・キャンプ)で火災が発生し、テント25張以上が焼失した。

ANHA(8月9日付)によると、死傷者はなかった。

キャンプには現在、14,000人のIDPsが収容されている。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会は、シリア政府支配地域への密輸に関与していたとしてメンバー約20人を逮捕した。

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ANHA(8月9日付)は、ラッカ県タッル・アブヤド市一帯地域のアラブ系部族の族長と名士、アレッポ市シャイフ・マクスード地区の名望家らが、シリア民主軍支持を表明したと伝えた。

AFP, August 9, 2020、ANHA, August 9, 2020、AP, August 9, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 9, 2020、Reuters, August 9, 2020、SANA, August 9, 2020、SOHR, August 9, 2020、UPI, August 9, 2020などをもとに作成。

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