シャーム解放機構が自治を委託するシリア救国内閣管理下の刑務所(イドリブ県サルマダー市)で暴動(2020年5月23日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月23日付)によると、サルマダー市にある刑務所で、収監者約40人が暴動を起こし、脱走を企てた。

刑務所は、シャーム解放機構が自治を委託しているシリア救国内閣が管理する施設。

暴動はシャーム解放機構の治安部隊によって鎮圧された。

AFP, May 23, 2020、ANHA, May 23, 2020、AP, May 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2020、Reuters, May 23, 2020、SANA, May 23, 2020、SOHR, May 23, 2020、UPI, May 23, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県サジュー村で武装集団どうしが交戦し、4人死亡(2020年5月23日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のサジュー村で、地元住民によって構成されるシャーム戦線(国民軍所属)と、アレッポ県タッル・リフアト市の住民からなる武装集団が交戦し、4人が死亡、5人が負傷した。

交戦にいたった理由は不明。

これを受けて、国民軍に所属する北部旅団、ムウタスィム旅団、東部自由人連合が事態を収拾するために部隊を派遣した。

だが、北部戦線の戦闘員2人が戦闘に巻き込まれて負傷した。

AFP, May 23, 2020、ANHA, May 23, 2020、AP, May 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2020、Reuters, May 23, 2020、SANA, May 23, 2020、SOHR, May 23, 2020、UPI, May 23, 2020などをもとに作成。

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トルコによってリビアに派遣されたシリア人傭兵(国民軍戦闘員)7人がリビア国民軍との戦闘で死亡(2020年5月23日)

シリア人権監視団は、トルコによってリビアに派遣されたシリア人傭兵(国民軍戦闘員)7人がリビア国民軍との戦闘で死亡したと発表した。

これにより、リビア国内での戦闘で死亡したシリア人戦闘員は318人(うち18歳以下の子供18人)となった。

AFP, May 23, 2020、ANHA, May 23, 2020、AP, May 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2020、Reuters, May 23, 2020、SANA, May 23, 2020、SOHR, May 23, 2020、UPI, May 23, 2020などをもとに作成。

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ダルアー市内で政府との和解に応じた元武装集団どうしが交戦(2020年5月23日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市内で、シリア政府との和解に応じた元反体制武装集団と、同じく和解に応じ軍事情報局の傘下に入ったムスタファー・カスム氏のグループどうしが交戦した。

交戦したのは、カスム氏のグループが22日に、若者6人を拘束したのを受けたもの。

また、東ムライハ村に近い街道で、オートバイに乗った2人組の襲撃で1人が死亡した。

AFP, May 23, 2020、ANHA, May 23, 2020、AP, May 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2020、Reuters, May 23, 2020、SANA, May 23, 2020、SOHR, May 23, 2020、UPI, May 23, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でイラン・イスラーム革命防衛隊の車輌が狙われ、3人死亡(2020年5月23日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラン・イスラーム革命隊の車輌がマヤーディーン市近郊の砂漠で爆発に巻き込まれ、3人が死亡した。

ハバル24(5月23日付)によると、爆発は所属不明の無人航空機(ドローン)によるもので、3人が死亡、5人が負傷したという。

AFP, May 23, 2020、ANHA, May 23, 2020、AP, May 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2020、Reuters, May 23, 2020、SANA, May 23, 2020、SOHR, May 23, 2020、UPI, May 23, 2020、Xeber 24, May 23, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県の北・東シリア自治局支配地で部族どうしが交戦(2020年5月23日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の統治下にあるマーシフ村でバキール部族とブーファルユー部族のメンバーが交戦した。

前日に、バキール部族の子息が何者かに銃で撃たれたのが衝突のきっかけだという。

AFP, May 23, 2020、ANHA, May 23, 2020、AP, May 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2020、Reuters, May 23, 2020、SANA, May 23, 2020、SOHR, May 23, 2020、UPI, May 23, 2020などをもとに作成。

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ロバーク元駐バーレーン米国大使「北・東シリア自治局支配地域はシーザー・シリア市民保護法の制裁対象から除外される」(2020年5月23日)

ウィリアム・ロバーク元駐バーレーン米国大使は北・東シリア自治局ユーフラテス地域コバネ地区の代表と会談を行った。

会談が行われた場所は不明。

ANHA(5月23日付)によると、会談において、ロバーク氏は近く施行されるシーザー・シリア市民保護法に関して、北・東シリア自治局支配地域は制裁対象から除外されると述べた。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合が兵站物資を積んだ大型トレーラーなど50輌を、違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に進入させた。

車列はシャッダーディー市方面に向かった。

AFP, May 23, 2020、ANHA, May 23, 2020、AP, May 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2020、Reuters, May 23, 2020、SANA, May 23, 2020、SOHR, May 23, 2020、UPI, May 23, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍はハサカ県タッル・タマル町近郊を砲撃、農地で火災(2020年5月23日)

ハサカ県では、ANHA(5月23日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・タムル町近郊のライハーニーヤ村、カースィミーヤ村、ウンム・カイフ村の農地を砲撃し、火災が発生した。

一方、シリア人権監視団によると、ロシア軍はタッル・タムル町一帯でパトロールを実施した。

AFP, May 23, 2020、ANHA, May 23, 2020、AP, May 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2020、Reuters, May 23, 2020、SANA, May 23, 2020、SOHR, May 23, 2020、UPI, May 23, 2020などをもとに作成。

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タルトゥース港のロシア人職員1人が新型コロナウイルスに感染か?(2020年5月23日)

ニザール・ヤーズジー保健大臣は声明を出し、タルトゥース港で実施されている新型コロナウイルス感染症に対するPCR検査で、ロシア人職員1人から陽性反応が出て、感染の疑いが確認されたと発表した。

ヤーズジー保健大臣によると、検査の精度は70%で、依然として感染は特定されておらず、現在再検査が実施されている。

ヤーズジー保健大臣はまた、この職員と濃厚接触した職員に港湾施設からの外出を禁止し、検査を実施、いずれの結果も陰性だったため、帰宅が許されたと付言した。

SANA(5月23日付)が伝えた。

AFP, May 23, 2020、ANHA, May 23, 2020、AP, May 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2020、Reuters, May 23, 2020、SANA, May 23, 2020、SOHR, May 23, 2020、UPI, May 23, 2020などをもとに作成。

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保健省は政府支配地域で新たに11人の新型コロナウィルス感染者が確認されたと発表(2020年5月23日)

保健省は政府支配地域で新たに11人の新型コロナウィルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、5月23日現在の同地での感染者数は計70人、うち死亡したのは4人、回復したのは37人となった。

SANA(5月23日付)が伝えた。

AFP, May 23, 2020、ANHA, May 23, 2020、AP, May 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2020、Reuters, May 23, 2020、SANA, May 23, 2020、SOHR, May 23, 2020、UPI, May 23, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県でシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦(2020年5月23日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから79日目となる5月23日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(イドリブ県4件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がカフルナブル市一帯およびバーラ村一帯で交戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌20輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

AFP, May 23, 2020、ANHA, May 23, 2020、AP, May 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 23, 2020、Reuters, May 23, 2020、SANA, May 23, 2020、SOHR, May 23, 2020、UPI, May 23, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民62人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は579,742人に(2020年5月23日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月23日付)を公開し、5月22日に難民62人(うち女性19人、子供32人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは62人(うち女性19人、子供32人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は579,742人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者184,494人(うち女性55,486人、子ども93,812人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,389人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は809,022人(うち女性242,762人、子供412,303人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰還はなかった。

なお、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は65,779人(うち女性22,963人、子供27,050人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,334,375人(うち女性405,522人、子供670,816人)となった(数値に変更あり)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 23, 2020をもとに作成。

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所属不明の戦闘機がダイル・ザウル県で「イランの民兵」の拠点複数カ所に対して爆撃、20人死亡(2020年5月22日)

ダイル・ザウル県では、ジュルフ・ニュース(5月22日付)によると、所属不明の戦闘機がブーカマール市近郊にある「イランの民兵」の拠点複数カ所に対して爆撃を実施した。

狙われたのはファーティミーユーン旅団やイラク人民動員隊で、爆撃により、司令官1人を含む20人が死亡、15人以上負傷した。

AFP, May 22, 2020、ANHA, May 22, 2020、AP, May 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2020Jurf News, May 22, 2020、Reuters, May 22, 2020、SANA, May 22, 2020、SOHR, May 22, 2020、UPI, May 22, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県で「イランの民兵」の排斥をめざす武装集団結成(2020年5月22日)

ダイル・ザウル県のユーフラテス川東岸出身者を名乗る覆面姿の集団がSNSを通じてビデオ声明を発信し、「アーイドゥーン(帰還者)旅団」を新たに結成したと発表した。

声明のなかで、覆面姿の集団は、「イランの民兵」による占領地の解放と同地への帰還をめざすと主張している。

https://youtu.be/xkpJrz2X6RI

 

AFP, May 22, 2020、ANHA, May 22, 2020、AP, May 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2020、Reuters, May 22, 2020、SANA, May 22, 2020、SOHR, May 22, 2020、UPI, May 22, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍のアブディー総司令官「米軍は油田の運営や財務には介入せず、これを保護するために支援している」(2020年5月22日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官は声明を出し、米軍が北・東シリア自治局の支配地における石油に関して、米軍が油田の運営や財務には介入しておらず、むしろそれを保護するために支援してくれていると述べた。

アブディー総司令官は「米国はシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)の攻撃から油田を防衛し、その安全を確保するのを支援している。しかし、その運営や石油にかかる財務には関与していない」と述べた。

AFP, May 22, 2020、ANHA, May 22, 2020、AP, May 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2020、Reuters, May 22, 2020、SANA, May 22, 2020、SOHR, May 22, 2020、UPI, May 22, 2020などをもとに作成。

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アサド大統領のいとこで、ビジネスマンのラーミー・マフルーフ氏の弟にあたるイーハーブ・マフルーフ氏が兄との意見の相違を暴露、大統領に忠誠を示す(2020年5月22日)

アサド大統領のいとこで、ビジネスマンのラーミー・マフルーフ氏の弟にあたるイーハーブ・マフルーフ氏が、フェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/profile.php?id=100001115828286)を通じて、自身がシリアテルの取締役副会長を辞職したとの情報についてコメントを出した。

コメントの内容は以下の通り:

私がシリアテル取締役会副会長を辞任したことに関してメディアで流れている情報について、あなた方に明らかにしておきたい。

会社の法律を尊重して、メディアでのいかなる論争にも介入したくはなかった…。だが、メディアを通じて、誤った考えが私のもとに寄せられてきたことを受けて、きちんと明らかにしておきたいと考えた。私は、いかなる勢力からのいかなる圧力にも晒されてない…。私の辞任は、シリアテルの取締役会長であるラーミー・マフルーフ氏が、政府職員に対して、メディア、法務・財務ファイルを乱用していることをめぐって意見の相違が生じた結果だ…。

みなさん、結局のところ、この世のすべての財…、この世の会社は、我らが大統領にして指導者であるバッシャール・ハーフィズ・アサドの指導に対する私の忠誠を揺るがすことはない…。ありがとう…。

コメントは、ラーミー・マフルーフ氏が、5月17日のビデオ・メッセージで、イーハーブ氏が治安当局の圧力と追及を受けてシリアテル社の取締会副会長の職を辞職させられたと述べていた。

AFP, May 22, 2020、ANHA, May 22, 2020、AP, May 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2020、Reuters, May 22, 2020、SANA, May 22, 2020、SOHR, May 22, 2020、UPI, May 22, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のバーブ市近郊(アレッポ県)で国民軍所属組織どうしが交戦(2020年5月22日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市近郊のアミーヤ村で国民軍に所属するムハンマド・ファーティフ旅団とハムザ師団が交戦、憲兵隊が介入し双方を引き離した。

AFP, May 22, 2020、ANHA, May 22, 2020、AP, May 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2020、Reuters, May 22, 2020、SANA, May 22, 2020、SOHR, May 22, 2020、UPI, May 22, 2020などをもとに作成。

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ダルアー市でヒズブッラーや「イランの民兵」の退去を求めるデモ(2020年5月22日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市ダルアー・バラド地区では、ヒズブッラーや「イランの民兵」の退去を求めるデモが行われた。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月22日付)によると、デモには住民数十人が参加した。

一方、シリア人権監視団によると、ダルアー市ダルアー・バラド地区のマタール地区にある市場で爆弾が爆発し、住民複数人が負傷した。

AFP, May 22, 2020、ANHA, May 22, 2020、AP, May 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2020、Reuters, May 22, 2020、SANA, May 22, 2020、SOHR, May 22, 2020、UPI, May 22, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県サラーキブ市で親政権民兵やパレスチナ人民兵が世界エルサレムの日を記念する行進(2020年5月22日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、今年2月にシリア政府の支配下に復帰したサラーキブ市で、世界エルサレムの日(5月22日)を記念する祝典が開かれ、親政権民兵、パレスチナ人民兵からなるクドス旅団が、民兵らは、ヒズブッラーの旗、1月に暗殺されたイラン・イスラーム革命防衛隊のゴドス軍団のガーセム・ソレイマーニー前司令官の写真などを掲げて行進を行った。

AFP, May 22, 2020、ANHA, May 22, 2020、AP, May 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2020、Reuters, May 22, 2020、SANA, May 22, 2020、SOHR, May 22, 2020、UPI, May 22, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍はアレッポ県、ラッカ県を砲撃し、農場が火災に(2020年5月22日)

ラッカ県では、ANHA(5月22日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアイン・イーサー市近郊のタマーミーヤ村、一帯の小麦・大麦畑を砲撃し、火災が発生した。

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アレッポ県では、ANHA(5月22日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシーラーワー町近郊のカルーティー村一帯の小麦・大麦畑を砲撃し、火災が発生した。

また消火作業に当たろうとした住民1人がトルコ軍と国民軍の発砲を受けて負傷、その後搬送された病院で死亡した。

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ハサカ県では、ANHA(5月22日付)やSANA(5月22日付)によると、兵站物資を積んだトルコ軍の車輌約30輌がラアス・アイン市西に違法に設置されているアドワーニーヤ国境通行所からシリア領内に進入した。

AFP, May 22, 2020、ANHA, May 22, 2020、AP, May 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2020、Reuters, May 22, 2020、SANA, May 22, 2020、SOHR, May 22, 2020、UPI, May 22, 2020などをもとに作成。

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米主導の有志連合のヘリコプターがダイル・ザウル県シュハイル村で空挺作戦を敢行し、住民1人を逮捕(2020年5月22日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団やSANA(5月22日付)によると、米主導の有志連合のヘリコプター複数機がシュハイル村で空挺作戦を敢行し、住民1人を逮捕、連行した。

一方、シリア人権監視団によると、ブサイラ市でオートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民1人が死亡した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米軍がシャッダーディー市一帯でパトロールを実施した。

AFP, May 22, 2020、ANHA, May 22, 2020、AP, May 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2020、Reuters, May 22, 2020、SANA, May 22, 2020、SOHR, May 22, 2020、UPI, May 22, 2020などをもとに作成。

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保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者1人が死亡、1人が完治したと発表(2020年5月22日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者1人が死亡、1人が完治したと発表した。

これにより、5月22日現在の同地での感染者数は計59人、うち死亡したのは4人、回復したのは37人となった。

SANA(5月22日付)が伝えた。

AFP, May 22, 2020、ANHA, May 22, 2020、AP, May 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2020、Reuters, May 22, 2020、SANA, May 22, 2020、SOHR, May 22, 2020、UPI, May 22, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県でシリア軍とアル=カーイダ系のフッラース・ディーン機構が捕虜交換(2020年5月22日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから78日目となる5月22日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(イドリブ県3件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、ファッティーラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、新興アル=カーイダ系組織のフッラース・ディーン機構とシリア軍ががタフタナーズ市で捕虜交換を行った。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月22日付)によると、捕虜交換を行ったのは「信者を煽れ」作戦司令室。

捕虜交換では、フッラース・ディーン機構側が、ラタキア県トルコマン山での戦闘で捕捉した兵士3人を解放、シリア軍側は戦闘員の妻を含む女性2人と子供3人を解放した。

このほか、トルコ軍は兵站物資を積んだ車輌約100輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がガーブ平原ザクーム村一帯を砲撃した。

AFP, May 22, 2020、ANHA, May 22, 2020、AP, May 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 22, 2020、Reuters, May 22, 2020、SANA, May 22, 2020、SOHR, May 22, 2020、UPI, May 22, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民37人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は579,680人に(2020年5月22日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月22日付)を公開し、5月21日に難民37人(うち女性12人、子供19人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは37人(うち女性12人、子供19人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は579,680人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者184,432人(うち女性55,467人、子ども93,780人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,704,348人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は808,960人(うち女性242,743人、子供412,271人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 22, 2020をもとに作成。

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法務省はラーミー・マフルーフ氏の外国への渡航を禁止したと発表(2020年5月21日)

法務省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/MOJ.SYR/)を通じて、国家評議会が通信技術省の申し立てを受けて、アサド大統領のいとこでビジネスマンのラーミー・マフルーフ氏の外国への渡航を禁止することを決定したと発表した。

https://www.facebook.com/MOJ.SYR/posts/2306514382988740?__xts__%5B0%5D=68.ARAqMQXP-VNkOFHBoWvLVdfyBIVMi4pz5W4mqhq1ApaHawIXlgU-AiuvAL8vLUErPyvxITE8f9HEwuQmcnS8iTliqbKyWlae6S9bwpEeVncrzycH_lrpk9PJv1u-4X1kB_OURu0Dwh3e9yALZdFaqdwRn1zNXSNvhBaMmrStDkNcv8vNlaXgIey0IKL9-tilXJkwTGH_m8rt7BLFhEMtALGshd_KW6IOiBqSqX12YyBGsWe6tgU2pZaoE8KXOqNIMxn2kSQtOB0cox7Qj2v1JxQR7zv8BH3mlb5tpmeBvhLCCqrdLEtoCrziKkl4oFkax8-TQxDtUVV7cagp7VNGPpxRUGz6&__tn__=-R

AFP, May 22, 2020、ANHA, May 22, 2020、AP, May 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2020、Reuters, May 22, 2020、SANA, May 22, 2020、SOHR, May 22, 2020、UPI, May 22, 2020などをもとに作成。

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ラッカ県タブカ市でダーイシュがアサーイシュを攻撃、刑務所内で暴動(2020年5月21日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタブカ市内のアラム交差点にある内務治安部隊(アサーイシュ)の検問所を襲撃、激しい戦闘となった。

また、タブカ市内の刑務所では、収監されているダーイシュのメンバーたちが暴動を引き起こした。

シリア人権監視団が22日に発表したところによると、アサーイシュはその後、刑務所での暴動を鎮圧、またタブカ市内のアジュザーウィー交差点でダーイシュと交戦し、戦闘員7人を殺害、多数を拘束した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の統治下にあるブサイラ市の市場で、2度にわたって爆発が発生し、子供1人が死亡、住民15人が負傷した。

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ハサカ県では、SANA(5月21日付)によると、米軍の大型トレーラーや装甲車など40輌からなる車列がワリード国境通行所からシリア領内に進入した。

AFP, May 21, 2020、ANHA, May 21, 2020、AP, May 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 21, 2020、Reuters, May 21, 2020、SANA, May 21, 2020、SOHR, May 21, 2020、May 22, 2020、UPI, May 21, 2020などをもとに作成。

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ラッカ県タッル・アブヤド市で、トルコの支援を受ける国民軍所属組織が食糧物資を受け取るために集まった住民に発砲(2020年5月21日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコとの国境に面するタッル・アブヤド市の国境通行所で、支援機関が配給する食糧物資を受け取るために集まった住民に対して、国民軍に所属するシャーム戦線が発砲、強制排除した。

これにより、ヒムス県出身の国内避難民(IDPs)1人が負傷した。

AFP, May 21, 2020、ANHA, May 21, 2020、AP, May 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 21, 2020、Reuters, May 21, 2020、SANA, May 21, 2020、SOHR, May 21, 2020、UPI, May 21, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県北部で所属不明の無人航空機を攻撃、ダーイシュ・メンバーと思われる2人が死亡(2020年5月21日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、所属不明の無人航空機(ドローン)が、トルコ占領下のアフリーン市南のイスカーン(イースカー)村とガザーウィーヤ村を結ぶ街道を走行する軍用車1輌を爆撃し、乗っていた男性が死亡した。

ホワイト・ヘルメットは、フェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/SyriaCivilDef/)やツイッターのアカウント(https://twitter.com/SyriaCivilDef/)を通じて、アフリーン市近郊での謎の爆発で、2人が死亡し、1人が負傷したと発表し、その写真を公開した。

https://www.facebook.com/SyriaCivilDef/posts/2678389425818782?__xts__%5B0%5D=68.ARCNZJffFhF4PJYVcmsu_IxaHsh-pfW0_LTfdl0MzA5d94RoSyYRVSyOzYKRbsv6BA9TqTBvCsXuZzYh3CSDqyhlA9vnXdbLWUNpV9q2Dq5EbGAS8iLwFW2qaZpc_oFaIoqeu_kJ_sKc_zEJoF9J-g_wJA77dSTMAraW0AmPsY7Sf_u_H1T1OZkfExcwttor5CTSzvRq_tktxS-aSqEpv1KIsemDzklGYpYKyWfLBhKp9huUDBN3_q1BW0sG2lb3YixFXj5JfWR6KSMKieXQqLvgWSX0F_ymNASpv_uu6oieLIQTGnSIR0eKcy7-HVn4xmnLyBida2yUc7_vs8PUuCV2o-Hm&__tn__=-R

ドゥラル・シャーミーヤ(5月21日付)は、複数の活動家らの話として、爆撃を行ったドローンが米主導の有志連合の所属で、標的となった車には20万米ドルが積まれており、爆撃によってその一部は焼失したと伝えた。

また、トルコの支援を受ける国民軍は、住民らが事件現場に近づくことを禁止しているという。

https://twitter.com/aeSuhA0JYrlneGt/status/1263399142199570435

ドゥラル・シャーミーヤはまた、死亡した2人のうちの1人の身元が判明したと伝え、身分証明書の画像を公開した。

同サイトによると、死亡したのは、ダーイシュ(イスラーム国)の元司令官で「オリーブの枝」地域に逃亡していたアブー・ザーキー・ティバーニーなる男性。

ダーイシュのハマー州の司令官で、2019年のイドリブ県サルミーン市での住民殺害などに関与した。

ティーバーニー氏は、イドリブ県でのシャーム解放機構による摘発を逃れて、「オリーブの枝」地域に逃亡し、潜伏していたという。

公開された身分証明書は、「ブルブル市地元評議会」が発行したもので、アブドゥッラッザーク・ファーリス、1993年8月2日生まれ、などと書かれている。

AFP, May 21, 2020、ANHA, May 21, 2020、AP, May 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 21, 2020、Reuters, May 21, 2020、SANA, May 21, 2020、SOHR, May 21, 2020、UPI, May 21, 2020などをもとに作成。

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ラッカ県北部をトルコ軍と国民軍が砲撃し、農地で火災発生(2020年5月21日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がサフルーンジュ村、カズアリー村を砲撃した。

また、トルコの支援を受ける国民軍が、M4高速道路沿線のクーバルラク村、クールファル村、カズアリー村、フッリーヤ村、ハーリディーヤ村を砲撃した。

また、ANHA(5月21日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍は、タッル・アブヤド市近郊のタマーニー村の小麦・大麦畑に放火した。

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アレッポ県では、ANHA(5月21日付)によると、ロシア軍とトルコ軍がアイン・アラブ(コバネ)市西の国境地帯で合同パトロールを実施した。

AFP, May 21, 2020、ANHA, May 21, 2020、AP, May 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 21, 2020、Reuters, May 21, 2020、SANA, May 21, 2020、SOHR, May 21, 2020、UPI, May 21, 2020などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県、ハマー県の反体制派支配地を砲撃(2020年5月21日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから77日目となる5月21日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(イドリブ県3件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ市内で、ハマー県出身のシャーム解放機構の司令官の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し、乗っていた司令官が死亡した。

一方、シリア軍は、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカフル・ウワイド村、スフーフン村、フライフィル村、ファッティーラ村、ハルーバ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がガーブ平原のアンカーウィー村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タファス市でシーア派の老人が何者かに撃たれて死亡した。

ハイト村でオートバイに乗った2人組が、シリア政府との和解に応じた反体制武装集団の元司令官に発砲し、撃たれた元司令官は死亡した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(5月21日付)によると、サナマイン市で親政権民兵1人が何者かに撃たれて死亡した。

AFP, May 21, 2020、ANHA, May 21, 2020、AP, May 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 21, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 21, 2020、Reuters, May 21, 2020、SANA, May 21, 2020、SOHR, May 21, 2020、UPI, May 21, 2020などをもとに作成。

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