ロシア軍とトルコ軍がハカサ県北東部国境地帯で合同パトロール(2020年5月11日)

ハサカ県では、ANHA(5月11日付)によると、ロシア軍とトルコ軍がダルバースィーヤ市、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町西方の国境地帯で合同パトロールを実施した。

AFP, May 11, 2020、ANHA, May 11, 2020、AP, May 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 11, 2020、Reuters, May 11, 2020、SANA, May 11, 2020、SOHR, May 11, 2020、UPI, May 11, 2020などをもとに作成。

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シリア軍は前日に奪われたハマー県北部のタンジャラ村、マナーラ村を奪還(2020年5月11日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから67日目となる5月11日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(イドリブ県1件、ラタキア県1件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を10件(場所は明示せず)確認した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が新興のアル=カーイダ系組織からなる「信者を煽れ」作戦司令室との激しい戦闘の末、10日に奪われていたガーブ平原のタンジャラ村、マナーラ村を奪還した。

2日におよぶ戦闘では、シリア軍兵士36人、「信者を煽れ」作戦司令室戦闘員19人が死亡した。

これに関して、シリア軍筋は、SANA(5月11日付)に対して、シリア軍部隊がタンジャラ村にある「テロ・グループ」の拠点を攻撃し、大打撃を与えたことを明らかにした。

同筋によると、10日午前、フッラース・ディーン機構とトルキスタン・イスラーム党からなる「テロ・グループ」がタンジャラ村のシリア軍拠点を襲撃、これを制圧したが、シリア軍が直ちに応戦し、拠点を奪還したという。

一方、シリア軍は、ザーウィヤ山地方のフライフィル村一帯で塹壕を掘削していたシャーム解放機構の重機を攻撃した。

これにより、シャーム解放機構のメンバー2人が負傷したという。

また、ジスル・シュグール市近郊にあるシャーム解放機構の検問所が正体不明の武装集団の襲撃を受け、戦闘となった。

このほか、トルコ軍は、兵站物資などを積んだ車輌約55輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に二度に分けて新たに進入させた。

AFP, May 11, 2020、ANHA, May 11, 2020、AP, May 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 11, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 11, 2020、Reuters, May 11, 2020、SANA, May 11, 2020、SOHR, May 11, 2020、UPI, May 11, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民・国内避難民(IDPs)の帰還なし(2020年5月11日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月11日付)を公開し、5月10日に帰還した難民はいなかったと発表した。

2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は579,123人。

内訳は、レバノンからの帰還者183,875人(うち女性55,298人、子ども93,497人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,711,790人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は808,053人(うち女性242,474人、子供411,938人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 11, 2020をもとに作成。

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アサド大統領のいとこでビジネスマンのラーミー・マフルーフ氏は「アッラーの美名」(アスマー・フスナー)に救いを求めるメッセージを発表(2020年5月10日)

アサド大統領のいとこでビジネスマンのラーミー・マフルーフ氏はフェイスブックの公式アカウントを通じてメッセージを発表した。

メッセージは宗教色を帯びたもので、そのなかでマフルーフ氏は「アッラーの美名」(アスマー・フスナー)に救いを求めているなどと述べている。

https://www.facebook.com/rami.makhlouf.officiall/posts/118761449824198?__xts__%5B0%5D=68.ARDi5xq7l-vzgNHS2KYtDgfiPf52-WuvkV7cOGfw9AE4ZkEfGdp_yZb6S2BIEVlim7qjqasruUC0F2_S3178uSZWUr3JqvD-BzCKVqRzjm0FZ4ugD3pT7ySHkhh9DpXM_L4VYAKUXYuRrBQC8IssT19Y0zEHzn1ZlveJvYkoa1t1CIDcmGqOPO17rTmBpr78kyeuVd4CPWl1r8OgKa9pdITrZdK-t9Np88-Urn26aCpaCyk-h_EqsjhRsLT5b_EptztF9vquMDp47A0hiBozeW-WriRCjJaOhjKIpY15kMi1bGiXWZZiLgKpNRl0k6lasNfVGQZFsbk3XmJDwag&__tn__=-R

メッセージの全訳は以下の通り:

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「私はあなたの僕たちのもとへ行き、あなたの子らから不正を取り除けというあなたの意志を告げた。だが、その後も、誰も不正に甘んじないという私の言葉を、誰も支持してはくれなかった。私は改めて、誰でもない唯一の誰か、誰も知らない唯一の誰か、誰からも隠れたりしない唯一の誰か、我々に「彼こそ唯一のアッラー」と言うよう命じた唯一の誰か、「負けてはならない」と言ってくれた唯一の誰かに救いを求めた。

ただ、この唯一の誰かに助けを求めた。美名(アスマー)であなたを呼び、この美名でそれ以外の誰も呼ばないよう命じた美名の力に救いを求めた。聖なる章の最初の言葉の力に救いを求めた。その力とは、他の誰にも備わっていない力である。我々が教わった知識、唯一なるものの真実をもって、一を一となした者以外の誰かに与えられる知識にそれは備わっていない。唯一のアッラーに助けを求め、アッラーを永遠なる者と評し、生みもせず、生まれもせず、比べ得る何ものもないということを認めた者の力に助けを求めた。我が主よ、あなたが与えた苦しみを取り除いてください。あなたへの信仰の最初に位置づけた書物の冒頭の句の初めの文字に秘められた力によって。

そして、あなたの僕たちの不正は、あなたの子らの勢力を上回ってしまった。

私はあなたの美名(アスマー)をもって、あなたに呼びかけけたい。あなたはこの美名を理想的な柱となして、この美名において創られた者は、その名のもとに勝利した。活力に満ちたアッラーよ、それこそがあなたの兵なのだ。

あなたの聖句、厳然たるアッラーよ、純然たるアッラーの美名(アスマー)よ。

益をなすあなたの美名(アスマー)において創られた者は、自ら益をなし、人に益を与える。

害をなすあなたの美名(アスマー)において創られた者は、自ら害をなし、人に害を与える。

あなたの美名(アスマー)において、僕たちは力を与えられ、あなたの名において、戒められる。

それによって、空は高らかとなり、それによって、沈み荒れる。

それによって、僕たちは糧を与えられ、それによって貧困に喘ぎ、迷う。

主よ、それによって我々を支えたまえ、我々に対するものを支えることなかれ。

アッラーよ、偉大なる者よ、慈悲深い者よ、寛大なる者よ、我々は、あなたなくしては、何らの力もない。

偉大なる主であるアッラーに美名(アスマー)を与えた者よ」。

AFP, May 11, 2020、ANHA, May 11, 2020、AP, May 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 11, 2020、Reuters, May 11, 2020、SANA, May 11, 2020、SOHR, May 11, 2020、UPI, May 11, 2020などをもとに作成。

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イドリブ市でタラーウィーフの礼拝後にデモが行われ、体制打倒などが訴えられる(2020年5月10日)

イドリブ県では、シャーム解放機構の拠点都市であるイドリブ市でタラーウィーフの礼拝後にデモが行われ、参加者は国内避難民(IDPs)の帰還、2~3月の戦闘での制圧地からのシリア軍撤退、アサド政権打倒、ロシアとイランの占領者の排斥、逮捕者の釈放などを訴えた。

AFP, May 10, 2020、ANHA, May 10, 2020、AP, May 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2020、Reuters, May 10, 2020、SANA, May 10, 2020、SOHR, May 10, 2020、UPI, May 10, 2020などをもとに作成。

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米軍部隊がハサカ県タッル・タムル町一帯でパトロール活動を敢行(2020年5月10日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米軍部隊がタッル・タムル町一帯でパトロール活動を敢行した。

パトロール部隊には米軍ヘリコプター1機が随行し、警戒活動にあたった。

AFP, May 10, 2020、ANHA, May 10, 2020、AP, May 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2020、Reuters, May 10, 2020、SANA, May 10, 2020、SOHR, May 10, 2020、UPI, May 10, 2020などをもとに作成。

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トルコはシリア人傭兵(国民軍戦闘員)の新規部隊をリビアに派遣(2020年5月10日)

シリア人権監視団は、トルコがシリア人傭兵(国民軍戦闘員)の新規部隊をリビアに派遣したと発表した。

新たに派遣されたのは、アレッポ県アターリブ市などの出身者で、スルターン・ムラード師団、スルターン・ムハンマド・ファーティフ旅団などのメンバーだという。

AFP, May 10, 2020、ANHA, May 10, 2020、AP, May 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2020、Reuters, May 10, 2020、SANA, May 10, 2020、SOHR, May 10, 2020、UPI, May 10, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のバーブ市中心街で爆弾が爆発し、住民1人死亡(2020年5月10日)

アレッポ県では、ANHA(5月10日付)やSANA(5月10日付)によると、トルコ占領下のバーブ市中心街のセンター交差点に近い市場で爆弾が爆発し、住民1人が死亡、複数が負傷した。

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ラッカ県では、ANHA(5月10日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアイン・イーサー国内避難民(IDPs)キャンプ一帯、カズアリー村、シュールバ・ナイサク村などM4高速道路沿線を砲撃し、農地で火災が発生した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市近郊のタッル・ハラフ村で車に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

AFP, May 10, 2020、ANHA, May 10, 2020、AP, May 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2020、Reuters, May 10, 2020、SANA, May 10, 2020、SOHR, May 10, 2020、UPI, May 10, 2020などをもとに作成。

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外出を希望するサイイダ・ザイナブ町の住民や患者の手に当局がスタンプを押印(2020年5月10日)

ドゥラル・シャーミーヤ(5月10日付)は、新型コロナウイルス感染症対策として封鎖されているダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ町の住民や患者の手の甲に、同地の自治体や保健センターがスタンプを押したうえで、同町外への移動を認めていることがSNS上で怒りを買っていると伝え、その写真を転載した。


AFP, May 10, 2020、ANHA, May 10, 2020、AP, May 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2020、Reuters, May 10, 2020、SANA, May 10, 2020、SOHR, May 10, 2020、UPI, May 10, 2020などをもとに作成。

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ハミース内閣は新型コロナウイルス感染症対策にかかる経済福祉実施対策、生活・経済状況改善策、市場統制策、基本食糧品確保策を承認(2020年5月10日)

イマード・ハミース内閣は定例閣議を開き、新型コロナウイルス感染症対策にかかる経済福祉実施対策、生活・経済状況改善策、市場統制策、基本食糧品確保策を承認した。

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内務省は、各県の出入国管理局の業務を再開した。

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キリスト教各派は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策を徹底したうえで、5月10日から礼拝のために教会を開放すると発表し、信者たちが約1ヶ月半ぶりに日曜礼拝を行った。

協会内での礼拝は10分以外に制限され、また礼拝者はマスクの着用を求められるなど、対策が講じられている。

SANA(5月10日付)が伝えた。

AFP, May 10, 2020、ANHA, May 10, 2020、AP, May 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2020、Reuters, May 10, 2020、SANA, May 10, 2020、SOHR, May 10, 2020、UPI, May 10, 2020などをもとに作成。

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シリア人権監視団は、シリア民主軍に従軍していたトルコ国籍の士官や戦闘員が離反し、トルコへの逃亡を続けていると発表(2020年5月10日)

シリア人権監視団は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に従軍していたトルコ国籍の士官や戦闘員が、離反し、トルコへの逃亡を続けており、その一部が逃亡中に殺害されていると発表した。

同監視団によると、「B」と呼ばれるトルコ国籍の財務担当者が、在任中に横領した経費を仲間の男性1人と持ち出そうとしたが、トルコ国境に近いハサカ県のカルマーニーヤ村でトルコ側からの道先案内人を待っていたところ、シリア民主軍の諜報部隊に撃たれて、即死したという。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シュハイル村の絨毯工場近くで人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、オートバイに乗ったダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる2人組の発砲を受け、戦闘員2人が死亡した。

AFP, May 10, 2020、ANHA, May 10, 2020、AP, May 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2020、Reuters, May 10, 2020、SANA, May 10, 2020、SOHR, May 10, 2020、UPI, May 10, 2020などをもとに作成。

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ハマー県でアル=カーイダ系の「信者を煽れ」作戦司令室がシリア軍を急襲し、2カ村を制圧(2020年5月10日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから66日目となる5月10日、ハマー県でシリア軍と新興のアル=カーイダ系組織からなる「信者を煽れ」作戦司令室が交戦、無人航空機(ドローン)がイドリブ県を攻撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、フッラース・ディーン機構と「信者を煽れ」作戦司令室に所属する武装集団が9日深夜から10日未明にかけて、ガーブ平原のマナーラ村、タンジャラ村一帯のシリア軍拠点を急襲し、タンジャラ村を制圧した。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月10日付)によると、「信者を煽れ」作戦司令室はタンジャラ村に加えて、マナーラ村も制圧したという。

ドゥラル・シャーミーヤによると、「信者を煽れ」作戦司令室は、親政権民兵隊がマナーラ村周辺地域に進軍を試みたことを受けて反撃したという。

これに対して、シリア軍はただちに応戦し、フッラース・ディーン機構などと交戦するとともに、両村一帯、アンカーウィー村、クライディーン村、カーヒラ村を砲撃した。


この戦闘で、シリア軍兵士や親政権民兵の戦闘員32人(ドゥラル・シャーミーヤ(5月10日付)によると、中尉1人、少尉1人を含む26人死亡)、フッラース・ディーン機構側の戦闘員13人が死亡、またアンカーウィー村に対する砲撃で女性1人が死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ハマー県ガーブ平原での戦闘激化を受けて、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、バーラ村、カンスフラ村を砲撃した。

また、無人航空機(ドローン)がハルーバ村を爆撃した。

爆撃を行ったドローンの所属は不明だが、ドゥラル・シャーミーヤ(5月10日付)は、ロシア軍の無人航空機(ドローン)がイドリブ市やイドリブ県南部上空に飛来したと伝えた。

シリア人権監視団によると、トルコ軍は、兵站物資などを積んだ車輌55輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

ビンニシュ市東で、トルコの後援を受けるシャーム軍団の拠点複数カ所が正体不明の武装集団の襲撃を受け、戦闘となった。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラサーファ市近くでシリア軍の車輌が爆弾の爆発に巻き込まれ、兵士多数が死傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(イドリブ県1件、ラタキア県3件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を2件(場所は明示せず)確認した。

AFP, May 10, 2020、ANHA, May 10, 2020、AP, May 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 10, 2020、Reuters, May 10, 2020、SANA, May 10, 2020、SOHR, May 10, 2020、UPI, May 10, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民・国内避難民(IDPs)の帰還なし(2020年5月10日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月10日付)を公開し、5月9日に帰還した難民はいなかったと発表した。

2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は579,123人。

内訳は、レバノンからの帰還者183,875人(うち女性55,298人、子ども93,497人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,711,790人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は808,053人(うち女性242,474人、子供411,938人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 10, 2020をもとに作成。

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トルコがリビアに派遣したシリア人傭兵(国民軍戦闘員)7人が新たに死亡(2020年5月9日)

シリア人権監視団は、トルコがリビアに派遣したシリア人傭兵(国民軍戦闘員)7人が、ハリーファ・ハフタル将軍率いるリビア国民軍との戦闘で死亡し、その遺体がトルコ占領下のアレッポ県北部に搬送されたと発表した。

これにより、リビアでの戦闘で死亡したシリア人傭兵(ムウタスィム旅団、スルターン・ムラード師団、北の鷹旅団、ハムザート師団、スライマーン・シャー師団)の数は268人となった。

なお、リビアに派遣されたシリア人傭兵の数は約8,000人、トルコがシリア領内に設置しているキャンプで、派遣に向けて教練を受けている傭兵は約3,100人に達しているという。

AFP, May 9, 2020、ANHA, May 9, 2020、AP, May 9, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2020、Reuters, May 9, 2020、SANA, May 9, 2020、SOHR, May 9, 2020、UPI, May 9, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のハサカ県北部で国民軍に所属する武装集団どうしが交戦(2020年5月9日)

ハサカ県では、ANHA(5月9日付)によると、トルコの支援を受ける国民軍の戦闘員どうしが、トルコ占領下のラアス・アイン市近郊のダーウーディーヤ村・アリーシャ村間の地域で交戦した。

シリア人権監視団によると、交戦したのは、ハムザ師団とスルターン・ムラード師団の戦闘員。

AFP, May 9, 2020、ANHA, May 9, 2020、AP, May 9, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2020、Reuters, May 9, 2020、SANA, May 9, 2020、SOHR, May 9, 2020、UPI, May 9, 2020などをもとに作成。

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シリア軍がアレッポ県・イドリブ県境で住民を狙撃し殺害(2020年5月9日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから65日目となる5月9日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ県との県境に位置するミーズナーズ村一帯に展開するシリア軍部隊が、同村の住民1人を狙撃し、射殺した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるファッティーラ村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室は、マアーッラト・ウルヤー村に潜入しようとしたシリア軍部隊を撃退した。

一方、トルコ軍は、兵站物資などを積んだ車輌20輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が県北部のシリア政府支配地域を砲撃した。

これに対して、シリア軍も反体制武装集団の支配下にあるイドリブ県のキンダ村一帯を砲撃した。

AFP, May 9, 2020、ANHA, May 9, 2020、AP, May 9, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 9, 2020、Reuters, May 9, 2020、SANA, May 9, 2020、SOHR, May 9, 2020、UPI, May 9, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民・国内避難民(IDPs)の帰還なし(2020年5月9日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月9日付)を公開し、5月8日に帰還した難民はいなかったと発表した。

2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は579,123人。

内訳は、レバノンからの帰還者183,875人(うち女性55,298人、子ども93,497人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,711,790人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は808,053人(うち女性242,474人、子供411,938人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 9, 2020をもとに作成。

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フッラース・ディーン機構のアブー・ハマーム・シャーミーを名乗る人物がシャーム解放機構を批判(2020年5月8日)

フッラース・ディーン機構のアブー・ハマーム・シャーミーを名乗る人物が、ラマダーン月15日(5月8日)付で「破壊のつるはし」と題した声明を出し、「シャーム解放機構の兵たちよ、救いは救い、安心は安心。我々はことの深刻さを警告すると伝える」と表明し、批判した。


AFP, May 15, 2020、ANHA, May 15, 2020、AP, May 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 15, 2020、Reuters, May 15, 2020、SANA, May 15, 2020、SOHR, May 15, 2020、UPI, May 15, 2020などをもとに作成。

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シャーム解放機構はロシア・トルコ両軍によるM4高速道路での合同パトロールに異議(2020年5月8日)

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構は声明を出し、ロシア・トルコ両軍によるイドリブ県内のM4高速道路での合同パトロールに改めて異議を唱えた。

シャーム解放機構は「修復されしシリア革命は、それを弱化させようとする多くの計画に直面している。しかし、その担い手たちは今も革命の原則を守っており、各戦線で民衆運動の支援を受け、ムジャーヒディーンの銃をもって革命を防衛している…多くの住民、活動家、ジャーナリストが「尊厳の座り込み」を行うために繰り出し、敵に対峙し、ロシア占領軍の通行に拒否の姿勢を表明した。我々は、解放区の住民に根付いた生きた革命の鼓動を表現するこの座り込みを祝福する」と表明したうえで、ロシア軍に対抗するよう呼びかけた。

AFP, May 8, 2020、ANHA, May 8, 2020、AP, May 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2020、Reuters, May 8, 2020、SANA, May 8, 2020、SOHR, May 8, 2020、UPI, May 8, 2020などをもとに作成。

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米軍がダイル・ザウル県に新たな基地を建設(2020年5月8日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合が兵站物資を積んだ大型トレーラーや装甲車など50輌あまりからなる車列をシャッダーディー市に違法に設置されている基地に派遣した。

また、カスラク村に違法に設置されている基地には、武器や装備を積んだ貨物機が着陸した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合軍が、ジャズラート村にこの数日間で300輌以上の車輌を派遣、新たな基地を設置した。

AFP, May 8, 2020、ANHA, May 8, 2020、AP, May 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2020、Reuters, May 8, 2020、SANA, May 8, 2020、SOHR, May 8, 2020、UPI, May 8, 2020などをもとに作成。

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アレッポ県ダーラ・イッザ市でシャーム解放機構による元司令官処刑の決定に抗議するデモ(2020年5月8日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーラ・イッザ市で、シャーム解放機構による元司令官処刑の決定に抗議するデモが発生した。

処刑が決定された元司令官は、ダーイシュ(イスラーム国)を離反し、シャーム解放機構に参加したメンバーで、2年前にシャーム解放機構に逮捕されていたという。

AFP, May 8, 2020、ANHA, May 8, 2020、AP, May 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2020、Reuters, May 8, 2020、SANA, May 8, 2020、SOHR, May 8, 2020、UPI, May 8, 2020などをもとに作成。

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ラマダーン月15日となる5月8日、各地のモスクで集団礼拝が行われる(2020年5月8日)

SANA(5月8日付)は、ラマダーン月15日となる5月8日、各地のモスクで集団礼拝が行われたと伝え、写真や映像を公開した。

宗教関係省は4日、新型コロナウイルス感染症対策として規制していたモスクでの礼拝に関して、5月8日(ラマダーン月15日)金曜日午後の集団礼拝を、マスクの着用、礼拝者どうしのソーシャル・ディスタンス確保などといった感染防止対策を徹底したうえで、解禁することを決定していた。

AFP, May 8, 2020、ANHA, May 8, 2020、AP, May 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2020、Reuters, May 8, 2020、SANA, May 8, 2020、SOHR, May 8, 2020、UPI, May 8, 2020などをもとに作成。

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保健省は政府支配地域で新たに2人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、2人が回復したと発表(2020年5月8日)

保健省は政府支配地域で新たに2人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、2人が回復したと発表した。

これにより、5月8日現在の同地での感染者数は計47人、うち死亡したのは3人、回復したのは29人となった。

SANA(5月8日付)が伝えた。

AFP, May 8, 2020、ANHA, May 8, 2020、AP, May 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2020、Reuters, May 8, 2020、SANA, May 8, 2020、SOHR, May 8, 2020、UPI, May 8, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍がイドリブ県サラーキブ市内にあるシリア軍拠点を砲撃(2020年5月8日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから64日目となる5月8日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(イドリブ県3件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を3件(イドリブ県3件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府支配下のサラーキブ市内にあるシリア軍拠点を砲撃した。

トルコ軍はまた、兵站物資などを積んだ車輌数十両からなる車列を、カフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

一方、シリア軍が県東部の政府支配地域内に潜入していた自由人軍のメンバー2人を捕捉した。

また、フーア市近郊のサワーギヤ町にあるシャーム軍団の拠点が何者かの襲撃を受け、戦闘となった。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダブスィー・アフナーン村で空軍情報部の士官1人が何者かの襲撃を受けて、殺害された。

AFP, May 8, 2020、ANHA, May 8, 2020、AP, May 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 8, 2020、Reuters, May 8, 2020、SANA, May 8, 2020、SOHR, May 8, 2020、UPI, May 8, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民・国内避難民(IDPs)の帰還なし(2020年5月8日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月8日付)を公開し、5月7日に帰還した難民はいなかったと発表した。

2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は579,123人(数値修正)。

内訳は、レバノンからの帰還者183,875人(うち女性55,298人、子ども93,497人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国――数値修正)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,711,790人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は808,053人(うち女性242,474人、子供411,938人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 8, 2020をもとに作成。

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米トランプ政権はシリアへの制裁を1年延長(2020年5月7日)

米ホワイト・ハウスは声明を出し、「ドナルド・トランプ大統領がアサド政権に対する制裁を1年延長することに同意した」と発表した。

延長されたのは、2003年のシリア問責法に基づいて2004年に発動された制裁。

AFP, May 8, 2020、ANHA, May 8, 2020、AP, May 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2020、Reuters, May 8, 2020、SANA, May 8, 2020、SOHR, May 8, 2020、UPI, May 8, 2020などをもとに作成。

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ジェフリー米国務省シリア問題担当特使「マフルーフ氏とアサド大統領の対立は特に重要だ」(2020年5月7日)

ジェームズ・ジェフリー米国務省シリア問題担当特使は記者会見で、「ロシアはアサドと共謀し、シリア戦闘員に加えて、おそらくシリア以外の国の戦闘員を装備とともにリビアに派遣している…。戦場はますます複雑さを増している」と批判した。

一方、アサド大統領のいとこでビジネスマンのラーミー・マフルーフ氏が経営に深く関わっているシリアテルやMTNが追徴課税を課せられている問題に関して、次のように述べた。

シリア大統領とマフルーフの対立は、後者がシリア経済を支配していることを踏まえると重要な問題だ…。アサドに近いマフルーフは、シリアを50年にわたり支配しているアラウィー派におけるビッグ・プレーヤーだ。

この対立には2通りの解釈が可能だ。第1は、「最後のわら一本がラクダの背中を折る」というものだ。そうであって欲しい。しかし、実際にそうだったとは考えていない。一方第2は、シリア政府がシリア・ポンドの暴落で大きな経済的圧力に晒されていて、燃料や日常的な食糧品を確保するのが困難になっている、というものだ…。我々はまだ結論に達していないが、21世紀最悪の体制が汚点を暴露しているという点で、前例のない動きだと考えている。

マフルーフとの対立は特に重要だ。なぜなら、シリア政府が、自らの住み処を浄化し、マフルーフのような人物から(粛清を)始めようとすることで、ロシアからの圧力に対応しようとする努力を見て取れるからだ。また、ロシアがこうした人物を支援し、アサドがやっていることに懸念を示しているとのいう噂にも注目している。

AFP, May 8, 2020、ANHA, May 8, 2020、AP, May 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2020、Reuters, May 8, 2020、SANA, May 8, 2020、SOHR, May 8, 2020、UPI, May 8, 2020などをもとに作成。

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英ミドル・イースト・アイ「マフルーフ氏はシリア国内におり、まだ逮捕されていない」(2020年5月7日)

英国のミドル・イースト・アイ(5月7日付)は、アサド大統領のいとこで、自身が経営に深く関与しているシリアテルとMTNが追徴課税を求められて、窮地に立たされているビジネスマンのラーミー・マフルーフ氏が、シリア国内の自身の邸宅の一つにいると伝え、アラブ首長国連邦に滞在しているとの情報を否定した。


同サイトによると、マフルーフ氏は「まだ逮捕されていない」という。

なお、エミレーツ・アフェアーズは昨年末、シリアの複数の情報筋の話として、関税未払いを理由に財務省がマフルーフ氏らの資産を凍結したことを受けて、マフルーフ氏が近くUAEを去る予定だと伝えていた。

AFP, May 7, 2020、ANHA, May 7, 2020、AP, May 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 7, 2020、Middle East Eye, May 7, 2020、Reuters, May 7, 2020、SANA, May 7, 2020、SOHR, May 7, 2020、UPI, May 7, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍と有志連合はダーイシュの次期カリフと目されていたアブドゥッラー・カルダーシュ氏をダイル・ザウル県で逮捕(2020年5月7日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は声明を出し、同軍が米軍主導の有志連合の支援を受けて、ダイル・ザウル県のザッル村で空挺作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)の次期カリフと目されていたアブドゥッラー・カルダーシュ氏を拘束したと発表した。

なお、この人物が、ダーイシュ自身がアブー・バクル・バグダーディー氏死後に新カリフに就任したと発表していたアブー・イブラーヒーム・クラシーと同一人物なのかは不明。

AFP, May 7, 2020、ANHA, May 7, 2020、AP, May 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 7, 2020、Reuters, May 7, 2020、SANA, May 7, 2020、SOHR, May 7, 2020、UPI, May 7, 2020などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県東グータ地方で治安当局がホワイト・ヘルメットの元メンバーら14人を逮捕(2020年5月7日)

サウト・アースィマ(5月7日付)は、ダマスカス郊外県の東グータ地方で5日と6日、治安当局がホワイト・ヘルメットの元メンバーを含む住民多数を新たに逮捕したと伝えた。
同サイトによると、共和国護衛隊のパトロール部隊がアイン・タルマー村でパトロール活動を実施、ホワイト・ヘルメットの元メンバーを含む14人を逮捕したという。

AFP, May 7, 2020、ANHA, May 7, 2020、AP, May 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 7, 2020、Reuters, May 7, 2020、SANA, May 7, 2020、Sawt al-‘Asima, May 7, 2020、SOHR, May 7, 2020、UPI, May 7, 2020などをもとに作成。

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