シリア軍がダイル・ザウル県でダーイシュ(イスラーム国)と交戦(2015年2月11日)

ダイル・ザウル県では、SANA(2月11日付)によると、ワーディー・ティーム(ティーム油田)、サルダ山東部、フサイニーヤ町、ヒサーン村、ティブニー町、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(2月11日付)によると、ラッフーム村一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、ARA News(2月11日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がジャラーブルス市内の本部・拠点から完全に退去、撤退した。

米国など有志連合の空爆を回避するための撤退だという。

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米中央軍によると、米国など有志連合は、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して12回にわたって空爆を行った。

うち4回はモスル市一帯、3回はキルクーク市近郊に対して行われ、シリア領内では、アイン・アラブ市郊外のダーイシュ拠点、ハサカ市近郊の石油採掘設備などを破壊したという。

AFP, February 11, 2015、AP, February 11, 2015、ARA News, February 11, 2015、Champress, February 11, 2015、al-Hayat, February 12, 2015、February 13, 2015、Iraqi News, February 11, 2015、Kull-na Shuraka’, February 11, 2015、al-Mada Press, February 11, 2015、Naharnet, February 11, 2015、NNA, February 11, 2015、Reuters, February 11, 2015、SANA, February 11, 2015、UPI, February 11, 2015などをもとに作成。

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アサド大統領がデミストゥラ共同特別代表と会談(2015年2月11日)

アサド大統領は、ダマスカスを訪問中のスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表と会談し、アレッポ市での「戦闘中止」イニシアチブなどについて意見を交わした。

SANA(2月11日付)によると、アサド大統領は会談で、危機解決に資するあらゆるイニシアチブ、アイデアを支持するとの意思を示す一方、シリアへのテロリストへの潜入や資金流入を阻止するため、国連安保理決議第2170号、第2178号の遵守をすべての国に求める必要があるとの見解を示した。

一方、デミストゥラ共同特別代表は、アレッポ市の治安回復、そしてシリア全土における治安と安定の回復に向けてすべての当事者と協力する意向を示した。

会談には、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣、ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣、ブサイナ・シャアバーン大統領府政治報道補佐官、アフマド・アルヌース外務在外居住者省次官が同席した。

SANA, February 11, 2015
SANA, February 11, 2015

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デミストゥラ共同特別代表は、アサド大統領との会談後、アレッポ市での「戦闘中止」イニシアチブに関して、2月17日に国連安保理で開催予定のシリア関連の会合で報告すると発表した。

AFP(2月11日付)が伝えた。

AFP, February 11, 2015、AP, February 11, 2015、ARA News, February 11, 2015、Champress, February 11, 2015、al-Hayat, February 12, 2015、Iraqi News, February 11, 2015、Kull-na Shuraka’, February 11, 2015、al-Mada Press, February 11, 2015、Naharnet, February 11, 2015、NNA, February 11, 2015、Reuters, February 11, 2015、SANA, February 11, 2015、UPI, February 11, 2015などをもとに作成。

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ヒューマン・ライツ・ウォッチがアサド大統領の発言を酷評(2015年2月11日)

ヒューマン・ライツ・ウォッチは、BBCで10日に放映されたインタビュー番組でアサド大統領が「樽爆弾」の使用を否定したことに関して、「過去数年にわたり、樽爆弾が反体制派掌握地域…に雨のように降り注ぎ…、多くの男女、子供を殺害している」と反論、「問題はアサドが嘘をついているかどうかではない。彼が嘘をついているのは疑う余地がない。問題は、彼がなぜあのような道理に反するユーモアを言えると考えているかだ」と批判した。

ヒューマン・ライツ・ウォッチは2013年8月のダマスカス郊外県での化学兵器使用疑惑事件に際して、ケネス・ロス代表が声明(8月28日)を出し、米英仏が準備していたとされる軍事攻撃に「支持・反対いずれの立場も取らない。しかし、いかなる軍事介入も、シリアの全ての民間人をさらなる残虐行為からどの程度守ることができるのか、という観点から判断されるべきであると考える」と述べ、空爆を是認するような姿勢を示していた。

AFP, February 11, 2015、AP, February 11, 2015、ARA News, February 11, 2015、Champress, February 11, 2015、al-Hayat, February 12, 2015、Iraqi News, February 11, 2015、Kull-na Shuraka’, February 11, 2015、al-Mada Press, February 11, 2015、Naharnet, February 11, 2015、NNA, February 11, 2015、Reuters, February 11, 2015、SANA, February 11, 2015、UPI, February 11, 2015などをもとに作成。

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ヒューマン・ライツ・ウォッチ代表「イラクのシーア派民兵組織への統制とシリア政府の「樽爆弾」使用停止こそが対IS戦略の成功には必要」(2015年2月10日)

ヒューマン・ライツ・ウォッチのケネス・ロス代表は、「The Two Big Holes in the Strategy Against ISIS
」(邦題「IS – イスラミックステート」との戦いにふたつの大きな落とし穴」)と題した論説( http://www.hrw.org/news/2015/02/10/two-big-holes-strategy-against-isis、日本語訳http://www.hrw.org/node/132899)を発表し、ダーイシュ(イスラーム国)への勢力拡大を抑止するため、ダーイシュではなく、それに対抗するイラク政府やシリア政府の「残虐行為」に対処すべきだと主張した。

ロス代表の持論(日本語訳より抜粋)は以下の通り:

「米国主導の対IS軍事作戦は今のところ功を奏していません。イラクのシーア派による宗派主義や、シリアのアサド大統領による残虐行為に対処しない限り、事態が好転することはないでしょう」。

「IS対策で何が不可欠かを理解するには、この組織が台頭した背景を思い出すのがよいでしょう。米国のイラク侵攻後の混沌に加え、マリキ・イラク前首相下での人権侵害をもたらす宗派政治、それに伴うスンナ派の急進化が、IS台頭の大きな原因です…。こうした残虐な人権侵害はISの描く画にぴったりはまりました。ISが残虐行為を行う理由の1つは、イラク政府からこうした反応を引き出し、それをてこにスンナ派住民の支持を得ることにあるようです」。

「(イラク)国軍が混乱状態にある脆弱な中央政府は、シーア派民兵組織への依存を深めています。こうした民兵組織は現在も対IS戦の主要な地上部隊ですが、同時にスンナ派住民を殺害し、村落や地域という規模で住民を掃討しています」。

「シリアについてはさらにひどいものです。ISはシリア反政府勢力の支配地域で、政府軍による一般市民への意図的な攻撃に最も効果的に対抗できる勢力は自分たちだと主張しています。アサド大統領の並外れた残忍性は否定しようもありません。化学兵器を国外に搬出して以降、最も悪名高い兵器となったのは「たる爆弾」(高性能爆薬と金属片が詰め込まれたドラム缶など)です。空軍は通常この爆弾を、対空砲火の届かない高高度を飛ぶヘリコプターから投下しており、標的を正確に定めるのは不可能です。たる爆弾はそのまま地上に落ち、ISよりもはるかに多くのシリア一般市民を殺害してきました」。

「たる爆弾はあまりに不正確なため、自軍への被害を恐れてシリア軍も前線では使おうとしません。シリア軍はアパートや病院、学校など市民生活に関わる施設を破壊することを知りながら、反政府勢力の支配地域にたる爆弾を投下しています。アレッポでは、国外脱出していない人びとの一部が前線により近い場所に移動しています。狙撃兵や砲弾の方が、たる爆弾の恐怖よりましだというのです」。

「シリア政府が化学兵器で市民を攻撃した時、国連安全保障理事会はアサド大統領に化学兵器の使用停止と廃棄を強く求めました。しかし、シリア政府がたる爆弾など通常兵器による無差別攻撃で無数の市民を殺害し続けるなか、安保理はロシアの拒否権にはばまれ、ほとんど傍観者の状態にあります。無差別攻撃を停止するよう要請はしていますが、実現への圧力を掛けるにはいたっていません」。

「私はケリー米国務長官側近の1人から、3部構成の対シリア戦略について詳しい説明を受けました。空爆作戦によるISへの打撃、対抗する武装勢力の訓練、そして「政治的な前進に向けた努力」です。米国が訓練を行うと公約した穏健派の勢力は、ますますとらえどころがなくなっており、近いうちに本格的な軍事行動を展開できるようになるとは誰も思っていません。とにかく米国の関心はアサド大統領ではなくISです。和平合意の取り組みは散発的なもので、全国レベルの交渉は実を結ばず、スタファン・デミストゥラ国連特使が目指す当該地域の戦闘「凍結」(停戦)もまだ結果が出ていません」。

「アサド大統領の残虐行為への無関心は、政府に進んで立ち向かう唯一の存在を名乗る過激派の戦闘員確保にとってプレゼントのようなものです。シリア国民にISの虐殺行為への対応だけを求めるのは、必勝戦略といえません。全陣営による残虐行為からの市民の保護というかたちで関心を広げなければなりません」。

「ケリー国務長官がアサド大統領の残虐行為をあまり話題にしない理由には、次のステップではより広範な米国の軍事行動が求められかねないことへの恐れがあるのかもしれません。たとえば、たる爆弾を投下するヘリコプターへの飛行禁止区域の設定などです」。

「欧米がたる爆弾への対応を躊躇するもうひとつの理由は、ISによるシリア乗っ取りを阻んできたアサド大統領の力を削ぎかねないことへの恐れかもしれません。しかしたる爆弾はその不正確さから、たとえあったとしても軍事的意味は微々たるもので、これまでも一般市民の殺害にのみ使われてきたようなものです。使用停止が、シリア政府や反政府勢力、IS間の力関係を変えてしまうほどの影響を持つとは考えられません」。

「今こそ、「努力系列」の先に進むべき時期です。欧米諸国にはイラク、シリア両国での対IS戦略が必要です。ISの拡大を許す残虐行為に対処しない限り、どのような戦略も現実的な効果を持ちません。イラクのシーア派民兵組織に対する統制の確立と、シリア政府のたる爆弾の使用停止こそが、対IS戦略の成功には必要不可欠なのです」。

Human Rights Watch, February 10, 2015をもとに作成。

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アサド大統領がBBCの独占インタビューに応じる(2015年2月10日)

BBCは、ジェレミー・ボウエン記者によるアサド大統領との単独インタビュー(https://www.youtube.com/watch?v=m_7GS40x1uA)を放映した。

SANA, February 10, 2015
SANA, February 10, 2015

インタビューにおけるアサド大統領の主な発言は以下の通り:

(シリアは破綻国家になってしまったのか、との問いに対して)「政府と国家機関がシリア国民に対する義務を果たしている限りにおいて、破綻国家について語ることはできない」。

(2011年の反体制デモへの対応で間違いを犯したか、との問いに対して)「我々が間違った対応をしたと言ったことはない。誰でも間違いは犯すと言っているだけだ…。政策について話すことと、実践について話すことの間には…大きな違いがある。政策に立ち返ってみると、我々は最初にテロと戦うという決定を下し、国民レベルでの対話を行うという決定を下した。こうした政策は正しいと考えている。一方、実践面での間違えについて話すのであれば、一部の民間人に対していくつかの間違いが生じた。しばしばそうしたことが起き、こうした間違いに関して一部の人々が処罰を受けた…。誰でも間違いを犯すと言ったのだ。間違いを否定すれば、人間性を否定することになる」。

「当時(2011年前半)のことをあなた方は…「平和的デモが行われた時期」と言う…。だがあなたに言いたい。最初の数週間で、多くの警官が殺された。射殺されたのだ…。つまりそのようなことを話すことは幻想に過ぎないのだ。我々は事実について話さねばならない。最初からデモは平和的ではなかった。デモに参加した一部の人は民主主義を望んだ…。だがそれが一般的なものではなかった…。第2に、あなたはシリア全土で最大で1日に14万人もいた(デモに参加した)と言う…。100万人としてもいい。私が数を少なく見積もったと言うかもしれないが、そうではない…。100万人だとしても、シリアの人口2,400万人のうちの100万人は無に等しい」。

「いかなる戦争も悪しき戦争だ。いかなる戦争においても民間人の犠牲は出る…。しかしそれは政策ではない…。政治レベルで我々が何を決定したか? 既に述べたように、テロとの戦い、民間人保護を…決定したのだ…。我々が国民を殺している当事者だとしたら、なぜ我々は4年間も持ちこたえているのか?… 不可能なはずだ」。

「オバマ…は数ヶ月前に、彼らが言うところの「穏健な反体制派」に期待したり、依存することが幻想だと言った。そうしたことは夢想に過ぎない。これが現実だ…。西欧のメディアでさえ、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線、アル=カーイダ系のメンバー、組織が拡大していると報じている。こうした状況は突然生じたのではない。穏健派が急進派に突然移行するなどというのは非論理的で、非現実的だ。彼らは同じ根を持っている…。なぜいわゆる穏健な反体制派は蒸発してなくなってしまったのか? 問題はそこにある」。

(親政府勢力が政権に反対する住民を選んで攻撃しているとのヒューマン・ライツ・ウォッチの報告に関して)「子供じみた話だ」。

(「樽爆弾」使用に関して)「私は軍を熟知している。彼らは銃弾、ミサイル、爆弾を使用する。軍が樽だの鍋だのを使うなどと聞いたことがない…。無差別兵器などない。発砲する場合には、標的があり、標的があるのなら、民間人を守るためテロリストに標準を合わせる。犠牲者について話すのなら、もう一度言おう、これは戦争だ。犠牲者のない戦争などあり得ない…彼ら(反体制武装集団)は迫撃砲でシリア人を攻撃している。これに対して報復し、国民を守らなければならない…。第2に、あなたは誰か、すなわち政府が国民を殺していると言うが、国民は政府を支持している…。あなたは現実について話さねばならない…。国民をテロリストから守るという義務を果たすことを止めろと我々に頼んでいるということか?」。

(化学兵器使用疑惑、塩素ガス使用疑惑に関して)「塩素ガスはシリアのどの工場、どの家にもあるし、世界のどこにでもある。それは軍事物資ではない…。(しかし)どんなものでも軍事転用できる…。第2に、もし我々が大量破壊兵器としてガスを使用したいと考えているのなら、あなたは数時間で数万人の犠牲者が出たといったことを話さねばならない。第3に、我々は通常兵器でそうしたことができたによって可能だった…。誰が誰に対してガスを使ったと誰が立証するのか?… 我々が決して化学兵器による攻撃はしていない。第2に、犠牲者の数はメディアが誇張したほどではなかった。大量破壊兵器でもなかった…。我々には分からない何かが使われた。なぜ分からないかというと、その場所にいなかったからだ」。

(米国が主導する有志連合との協力・同盟の是非に関して)「我々にはできないし、そうした意思もないし、望んでもいない。その理由はたった一つだ。我々はテロを支援する国と同盟を結ぶことはできないからだ…・有志連合を構成する国のほとんどが、テロを支援している…。第1に、ダーイシュやアル=カーイダ系組織のイデオロギーのルーツはワッハーブ主義で、それはサウジアラビア王家に支えられている。(サウジアラビアに責任があることは)当然で、疑問の余地はない」。

「彼ら(米国)が何を言おうと、我々が操り人形になることを意味しない…。我々は我々の国益に背き、彼らの国益のために活動するような操り人形にはならない…。(しかし)我々はいかなる国との協力にも反対はしない。なぜならこの紛争は我々が始めたのではなく…彼らが始めたからだ。彼らがテロリストを支援したのだ…。シリア国民に制裁が科されており…、それはシリアが孤立していることとはまったく異なっている」。

(米国など有志連合によるシリア空爆に関して)「(米国との)直接の協力はない…。第三者、イラクや他の国といった複数の当事者を通じて、メッセージ、すなわち全般的なメッセージが伝えられている。しかし戦術的なメッセージはない…。我々はそれ(有志連合による空爆)が始まる前からそのことを承知していた。しかし詳細については知らなかった…。しかし(米国との)対話はない。情報があるだけで、対話はない」。

(ダーイシュへの有志連合の空爆がシリア政府に資しているとではとの問いに関して)「この質問は、穏健派を排除するために我々がダーイシュを支援しているというあなたの前言と矛盾している。もし我々がダーイシュと対立しているのなら、我々はダーイシュを支援していない」。

(シリア政府が反体制派制圧地域への医薬品の供給などを制限しているとの主張に関して)「ヌスラ戦線に制圧された後に、ダーイシュに制圧されたラッカについて知っているか?… 現時点でも、我々は彼らに食糧、医薬品などすべてを送っている…。(人道支援が制限されているとバレリー・アモス人道問題担当事務次長が指摘するダマスカス郊外県東グータ地方に関して)まさにこの地域から毎日ダマスカスに砲撃がなされている…。彼らが武器を得ることを阻止できないのに、我々が彼らに食糧が手にすることを阻止できないというのか?… これはシリアに対して過去4年間行われてきたプロパガンダの一部だ…。彼らが言うことを検証すべきだ」。

(自身の進退に関して)「憲法、そして職業倫理に従うと、攻撃を受けた場合、逃げるのではなく、国を防衛するのが義務だ…。(夜眠れるかとの問いに対して)夜眠れなくする理由にどんなのものがあるだろう?… 個人的なものもあるし、仕事の場合もある…。私は人間だ。人間はいろんなことの影響を受ける…。我々は人間で、犠牲者とともに暮らし、毎日死という問題に直面している。もっとも愛する人を失った家族もいる。私も家族を失った。友人を失った。同僚を失った」。

なお英語全文はhttp://www.sana.sy/en/?p=28047を、またアラビア語訳文はhttp://www.sana.sy/%d8%a7%d9%84%d8%b1%d8%a6%d9%8a%d8%b3-%d8%a7%d9%84%d8%a3%d8%b3%d8%af-%d9%84%d9%80-%d8%a8%d9%8a-%d8%a8%d9%8a-%d8%b3%d9%8a-%d9%86%d9%8a%d9%88%d8%b2-%d8%b3%d9%88%d8%b1%d9%8a%d8%a9-%d9%84%d8%a7-%d8%aa.htmlを参照のこと。

BBC, February 10, 2015、SANA, February 11, 2015をもとに作成。

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シリア軍がダイル・ザウル市一帯のダーイシュ(イスラーム国)を攻撃(2015年2月10日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル航空基地周辺でシリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、シリア軍が同地一帯を4回にわたって空爆した。

シリア軍はまた、ブー・ウマル村各所を空爆し、男性1人が死亡した。

これに対して、ダーイシュはダイル・ザウル航空基地入口に集結するシリア軍部隊を砲撃した。

またダーイシュは、ダイル・ザウル市内のジュナイナ通行所を経由して、シリア政府支配地域に避難しようとした住民30人(うち女性7人)を逮捕した。

逮捕時にダーイシュは男性らを殴打したという。

このほか、ダイル・ザウル市郊外のハダージャ地区で地雷が爆発し、子供1人が死亡した。

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ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(2月11日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、ビール・カスブ区で、イスラーム軍の司令官を捕捉、「ムジャーヒディーンへの反逆」罪で処刑した。

Kull-na Shuraka', February 10, 2015
Kull-na Shuraka’, February 10, 2015

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アレッポ県では、ARA News(2月10日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、バーブ市郊外のヌウマーン村でタウヒード旅団の司令官4人を拘束した。

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ヒムス県では、SANA(2月10日付)によると、ラッフーム村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(2月11日付)によると、米国など有志連合がシャッダーディー市一帯を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員複数が死傷した。

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WAM(2月10日付)は、ヨルダンに集結していたUAE軍のF16戦闘機部隊がダーイシュ(イスラーム国)に対して11回にわたって空爆を行い、無事帰還したと伝えた。

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バラク・オバマ米大統領は、ダーイシュ(イスラーム国)の人質として拘束されていた米国人女性ケイラ・ミューラーさんの死亡を確認したとする声明を発表した。

オバマ大統領は声明で「深い悲しみ」を表明し、ダーイシュを「憎むべき、嫌悪すべきテロ組織」と非難したが、死因については明らかにしなかった。

AFP, February 10, 2015、AP, February 10, 2015、ARA News, February 10, 2015、February 11, 2015、Champress, February 10, 2015、al-Hayat, February 11, 2015、Iraqi News, February 10, 2015、Kull-na Shuraka’, February 10, 2015、al-Mada Press, February 10, 2015、Naharnet, February 10, 2015、NNA, February 10, 2015、Reuters, February 10, 2015、SANA, February 10, 2015、UPI, February 10, 2015、WAM, February 10, 2015などをもとに作成。

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デミストゥラ共同特別代表がムアッリム外相と会談(2015年2月10日)

ダマスカスを訪問中のスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表が、ワリード・ムアッリム外務在外居住者省と会談した。

SANA(2月10日付)によると、会談では、アレッポ市での「戦闘中止」に関してデミストゥラ共同特別代表が新たに示したアイデアについて意見が交わされた。

AFP, February 10, 2015、AP, February 10, 2015、ARA News, February 10, 2015、Champress, February 10, 2015、al-Hayat, February 11, 2015、Iraqi News, February 10, 2015、Kull-na Shuraka’, February 10, 2015、al-Mada Press, February 10, 2015、Naharnet, February 10, 2015、NNA, February 10, 2015、Reuters, February 10, 2015、SANA, February 10, 2015、UPI, February 10, 2015などをもとに作成。

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デミストゥラ共同特別代表がシリアを訪問(2015年2月9日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表がダマスカスを訪問し、アレッポ市での「戦闘中止」イニシアチブなどに関して、外務在外居住者省高官らと意見を交わした。

シリア訪問に先だって、デミストゥラ共同特別代表はミュンヘンでイランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣と会談、また共同特別副代表ラムズィー・イッズッディーン氏はダマスカスでファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣と数回にわたって折衝を行った。

AFP, February 9, 2015、AP, February 9, 2015、ARA News, February 9, 2015、Champress, February 9, 2015、al-Hayat, February 10, 2015、Iraqi News, February 9, 2015、Kull-na Shuraka’, February 9, 2015、al-Mada Press, February 9, 2015、Naharnet, February 9, 2015、NNA, February 9, 2015、Reuters, February 9, 2015、SANA, February 9, 2015、UPI, February 9, 2015などをもとに作成。

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「自由シリア軍」とヨルダン当局が「テロリストの侵入」を阻止するため「国境警備隊」設置(2015年2月9日)

ステップ通信(2月9日付)は、「自由シリア軍」とヨルダン当局が、シリアからヨルダンへの「テロリストの侵入」を阻止するための「国境警備隊」設置に向けて動き出した、と伝えた。

しかし、ヨルダン国境に面するダルアー県では、南部戦線など自由シリア軍を名のる武装集団は、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動と共闘している。

Step News Agency, February 9, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)、アレッポ県北部、東部で劣勢(2015年2月9日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(2月9日付)によると、アイン・アラブ市郊外のスィッリーン町、シュユーフ・タフターニー町の住民数百世帯が、ダーイシュ(イスラーム国)と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の戦闘を恐れて、トルコ領内、マンビジュ市方面に避難を開始した。

両町はダーイシュの支配下にある。

これに関して、ARA News(2月9日付)は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、ユーフラテス火山作戦司令室とともにダーイシュ(イスラーム国)が支配していたシュユーフ・タフターニー町に進軍、同市を制圧したと伝えた。

一方、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が占拠するバーブ市をシリア軍が砲撃し、女性2人と子供1人が死亡、4人が負傷した。

またシリア人権監視団によると、マンビジュ市で、ダーイシュ(イスラーム国)が預言者を侮辱したとの罪で、男性1人を斬首した。

他方、ロイター通信(2月9日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)は、県北東部の戦闘員、車輌などの再展開を開始した。

シリア人権監視団によると、この再展開は、アイン・アラブ市一帯で攻勢を強める西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊に対抗するためだという。

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ヒムス県では、SANA(2月9日付)によると、ラッフーム村南部で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月9日付)によると、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(2月9日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がカーミシュリー市南東部のターヤ村でダーイシュ(イスラーム国)戦闘員と思われる男性9人を拘束した。

またARA News(2月9日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)バラカ州の総務局使節団がシャッダーディー市でアカイディー部族の名士と会談し、部族からの苦情への対応などについて意見を交わした。

ARA News, February 9, 2015
ARA News, February 9, 2015

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米中央軍によると、米国など有志連合は過去24時間でラッカ市、アイン・アラブ市近郊、ダイル・ザウル市近郊を3回にわたって空爆、ダーイシュ(イスラーム国)の車輌などを破壊した。

しかし、ラッカ市の複数の活動家によると、同市に対する空爆は複数回に行われた。

ただし、この空爆がヨルダン軍によるものかは定かではないという。

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ラッカ革命家旅団(自由シリア軍)のアブー・イーサー司令官は、ダーイシュ(イスラーム国)本拠地のラッカ市郊外解放に向け総動員令を発した。

AFP, February 9, 2015、AP, February 9, 2015、ARA News, February 9, 2015、Champress, February 9, 2015、al-Hayat, February 10, 2015、Iraqi News, February 9, 2015、Kull-na Shuraka’, February 9, 2015、al-Mada Press, February 9, 2015、Naharnet, February 9, 2015、NNA, February 9, 2015、Reuters, February 9, 2015、SANA, February 9, 2015、UPI, February 9, 2015などをもとに作成。

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アサド大統領:ベラルーシ外相と会談(2015年2月9日)

アサド大統領はシリア訪問中のベラルーシのウラジーミル・マケイ外務大臣と会談し、テロ攻撃に直面するシリアへの支持を表明するベラルーシ大統領の親書を受け取った。

SANA(2月9日付)が伝えた。

SANA, February 9, 2015
SANA, February 9, 2015

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また、アサド大統領はロシアおよびインドネシア両国の新大使の認証式に臨んだ。

SANA(2月9日付)が伝えた。

SANA, February 9, 2015
SANA, February 9, 2015

AFP, February 9, 2015、AP, February 9, 2015、ARA News, February 9, 2015、Champress, February 9, 2015、al-Hayat, February 10, 2015、Iraqi News, February 9, 2015、Kull-na Shuraka’, February 9, 2015、al-Mada Press, February 9, 2015、Naharnet, February 9, 2015、NNA, February 9, 2015、Reuters, February 9, 2015、SANA, February 9, 2015、UPI, February 9, 2015などをもとに作成。

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シリア外相:「誰であれ、ダーイシュ(イスラーム国)と戦うために介入し、我々の主権を侵犯することを我々は許さない」(2015年2月9日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は記者会見で、「デミストゥラ氏のイニシアチブは基本的にアレッポ市郊外ではなく、アレッポ市に注がれてきた」と述べるとともに、「我々はアレッポ(県)の統合とアレッポ市の安定を実現し、同地に日常生活を取り戻すための合意を実行したい」と強調した。

そのうえで「デミストゥラ氏には自身のプランに関する新たなアイデアがある。我々は彼に耳を傾ける用意がある」と付言した。

ムアッリム外務在外居住者大臣はさらに「優先事項はテロとの戦いであり、政治解決にいたる手段としての国内における和解の実施である。テロの源泉を枯渇させ、シリア人どうしの対話を確たるものとすることを最優先課題とするすべてのイニシアチブにシリアは応えたい」と述べた。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)によるヨルダン軍パイロットのムアーッズ・カサースィバ中尉殺害に関して、「明確に述べたい。我々は主権を守りたいと切実に考えている。誰であれ、ダーイシュと戦うために介入し、我々の主権を侵犯することを我々は許さない」と強調した。

SANA, February 9, 2015
SANA, February 9, 2015

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一方、ワリード・ムアッリム外務在外居住者省はイランのアーラム・チャンネル(2月9日付)に、レバノンのヒズブッラーの参戦に関して「テロとの戦いへのヒズブッラーの参加は賢明な決定だ」と述べた。

AFP, February 9, 2015、‘Alam News Network, February 9, 2015、AP, February 9, 2015、ARA News, February 9, 2015、Champress, February 9, 2015、al-Hayat, February 10, 2015、Iraqi News, February 9, 2015、Kull-na Shuraka’, February 9, 2015、al-Mada Press, February 9, 2015、Naharnet, February 9, 2015、NNA, February 9, 2015、Reuters, February 9, 2015、SANA, February 9, 2015、UPI, February 9, 2015などをもとに作成。

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西クルディスタン移行期民政局使節団がフランスを訪問、オランド大統領と会談(2015年2月8日)

西クルディスタン移行期民政局使節団がフランスを訪問し、パリのエリゼ宮殿でフランソワ・オランド大統領と会談し、シリア情勢全般などについて意見を交わした。

使節団は、民主統一党共同党首のアースィヤー・アブドゥッラー女史、女性防衛部隊(YPJ)のナスリーン・アブドゥッラー女史、民主統一党在仏代表のハーリド・イーサー氏からなり、オランド大統領からの正式な招聘を受け、フランスを訪問していた。

ARA News(2月9日付)が伝えた。

AFP, February 9, 2015、AP, February 9, 2015、ARA News, February 9, 2015、Champress, February 9, 2015、al-Hayat, February 10, 2015、Iraqi News, February 9, 2015、Kull-na Shuraka’, February 9, 2015、al-Mada Press, February 9, 2015、Naharnet, February 9, 2015、NNA, February 9, 2015、Reuters, February 9, 2015、SANA, February 9, 2015、UPI, February 9, 2015などをもとに作成。

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ヨルダン空軍参謀長:「有志連合の作戦により、ダーイシュ(イスラーム国)は約20%の戦闘能力を失った」(2015年2月8日)

ヨルダン空軍のマンスール・ジャッブール参謀長は、有志連合によるダーイシュ(イスラーム国)への空爆で、約7,000人の戦闘員を殺害したと主張した。

ジャッブール参謀長はまた、有志連合の作戦により、「ダーイシュは約20%の戦闘能力を失った」と付言した。

AFP, February 8, 2015、AP, February 8, 2015、ARA News, February 8, 2015、Champress, February 8, 2015、al-Hayat, February 9, 2015、Iraqi News, February 8, 2015、Kull-na Shuraka’, February 8, 2015、al-Mada Press, February 8, 2015、Naharnet, February 8, 2015、NNA, February 8, 2015、Reuters, February 8, 2015、SANA, February 8, 2015、UPI, February 8, 2015などをもとに作成。

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アレン米退役大将:「地上攻撃のため、イラク軍12旅団の準備が完了している。我々はイラクにおいてパートナーはいるが、シリアにおいてテロとの戦いのパートナーはいない」(2015年2月8日)

イラクとシリアでダーイシュ(イスラーム国)掃討に向けた有志連合を指揮するジョン・アレン米退役大将は、ペトラ通信(2月8日付)に対して、有志連合の支援のもと、近くイラク軍部隊が指導するかたちでダーイシュに対する大規模な地上攻撃が行われる、と述べた。

アレン退役大将はまた、ダーイシュが制圧地域の22%を喪失したとの見方を示した。

一方、シリアでの戦況に関して、アレン退役大将は「地上攻撃のため、イラク軍12旅団の準備が完了している。我々はイラクにおいてパートナーはいるが、シリアにおいてテロとの戦いのパートナーはいない」と付言した。

AFP, February 8, 2015、AP, February 8, 2015、ARA News, February 8, 2015、Champress, February 8, 2015、al-Hayat, February 9, 2015、Iraqi News, February 8, 2015、Kull-na Shuraka’, February 8, 2015、al-Mada Press, February 8, 2015、Naharnet, February 8, 2015、NNA, February 8, 2015、Petra News Agency, February 8, 2015、Reuters, February 8, 2015、SANA, February 8, 2015、UPI, February 8, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がアレッポ県、ラッカ県から離散・逃走に拍車(2015年2月8日)

ARA News(2月8日付)は、アイン・アラブ市(アレッポ県)一帯でダーイシュ(イスラーム国)の放逐を続ける西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の進軍を受け、ダーイシュに忠誠を誓っていたアラブ系部族の子息多数がタッル・アブヤド市(ラッカ県)を経由してトルコ領内に避難している、と伝えた。

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またマンビジュ市(アレッポ県)の自由シリア軍匿名筋は、ARA News(2月8日付)に対して、マンビジュ市のダーイシュ(イスラーム国)戦闘員が減少、またダーイシュは戦闘員の逃亡を警戒し、同市からの戦闘員派遣を躊躇するようになっていると明かした。

同匿名筋によると、ダーイシュはアイン・アラブ市南部のアイン・イーサー市からもほぼ完全に撤退し、市内のシャリーア法廷、本部をラッカ県スルーク町に移転、また多数の戦闘員がラッカ県、トルコに逃亡しているという。

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さらに、ARA News(2月8日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員は、アレッポ県ジャラーブルス市からも、アミールら一部を除いてほとんどが離散し、市郊外やトルコに逃れたという。

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ラッカ県では、ARA News(2月8日付)によると、米国など有志連合がラッカ市にビラを投下し、住民に対して、ただちに退去するよう呼びかけた。

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アレッポ県では、ARA News(2月8日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、アイン・アラブ市郊外のバルフ・ブーターン村での戦闘で、ダーイシュ(イスラーム国)幹部の一人で、マンビジュ刑務所長官(アミール)のアブー・アナス・ハラビー氏を拘束した。

アブー・ウンス氏は、アイン・アラブ市で拘束した子供を拘置していた刑務所を監督する役職に就いていたという。

また人民防衛隊は、イラク・クルディスタン地域のペシュメルガ戦闘員、北の太陽大隊の支援を受け、アイン・アラブ市から南30キロの距離を通るアレッポ市・ハサカ市街道にいたる地域からダーイシュを放逐、制圧した。

人民防衛隊が制圧したのは、ザルハク村、クームシー村、バルフ・ブーターン村など。

なおシリア人権監視団は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、ラッカ革命家旅団、北の太陽大隊の支援を受け、1月24日以降、ダーイシュ(イスラーム国)から奪還したアイン・アラブ市周辺の村の数は128にのぼり、同市周辺地域の35%以上を制圧した、と発表した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月8日付)によると、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区、ブーウマル、ジャフラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 8, 2015、AP, February 8, 2015、ARA News, February 8, 2015、Champress, February 8, 2015、al-Hayat, February 9, 2015、Iraqi News, February 8, 2015、Kull-na Shuraka’, February 8, 2015、al-Mada Press, February 8, 2015、Naharnet, February 8, 2015、NNA, February 8, 2015、Reuters, February 8, 2015、SANA, February 8, 2015、UPI, February 8, 2015などをもとに作成。

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日本:外務省がシリアに不法入国を計画していたフリーカメラマンの旅券返納(2015年2月7日)

外務省は、シリアへの渡航を計画していた新潟市在住のフリーカメラマン、杉本祐一さん(58歳)に、旅券法に基づいて旅券(パスポート)を返納させた。

杉本さんはトルコを経由してシリアに不法入国することを公言していたという。

外務省は警察とともに杉本さんに自粛を強く要請したが、渡航の意思を変えなかったという。外務省職員が7日、杉本さんに会い、命令書を渡して旅券返納を求め、これに杉本さんが応じた。

杉本さんは共同通信の電話取材に、「(ダーイシュ(イスラーム国)の)支配地域に入るつもりはない。シリア国内の難民キャンプなどの取材をするつもりだった」と話した。

さらに「取材と報道の自由どころか、言論の自由を妨げる行為だ」と述べ、政府の対応を批判した。

渡航阻止の法的根拠について、外務省は旅券の名義人の生命、身体、財産の保護という旅券法19条の規定に基づいて、緊急に旅券の返納を命じたとしている。

この規定による返納は初めて。

共同通信(2月8日付)などが伝えた。

AFP, February 8, 2015、AP, February 8, 2015、ARA News, February 8, 2015、Champress, February 8, 2015、al-Hayat, February 9, 2015、Iraqi News, February 8, 2015、Kull-na Shuraka’, February 8, 2015、al-Mada Press, February 8, 2015、Naharnet, February 8, 2015、NNA, February 8, 2015、Reuters, February 8, 2015、SANA, February 8, 2015、UPI, February 8, 2015などをもとに作成。

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トルコ軍が国境地帯でシリア軍戦闘機を放逐(2015年2月7日)

ARA News(2月7日付)によると、トルコ軍は参謀長名で声明を出し、トルコ空軍のF16戦闘機2機が、ガジアンテップ県、ハタイ県の対シリア国境地帯を偵察飛行中に、領空に接近するシリア空軍のスホーイ24戦闘機1機を発見し、同機を追跡、地中海沖2.5マイルの地点に放逐した、と発表した。

AFP, February 7, 2015、AP, February 7, 2015、ARA News, February 7, 2015、Champress, February 7, 2015、al-Hayat, February 8, 2015、Iraqi News, February 7, 2015、Kull-na Shuraka’, February 7, 2015、al-Mada Press, February 7, 2015、Naharnet, February 7, 2015、NNA, February 7, 2015、Reuters, February 7, 2015、SANA, February 7, 2015、UPI, February 7, 2015などをもとに作成。

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ヨルダン空軍によるダーイシュ(イスラーム国)爆撃続く(2015年2月7日)

ヨルダンのムハンマド・ムーマニー・メディア担当大臣は、6日のヨルダン軍のラッカ市空爆で米国人女性(カイラ・ミューラーさん)が死亡したとのダーイシュ(イスラーム国)の主張に関して、「本件は調査中であるため、現時点で多くを述べることはできない。しかし、こうした主張は非論理的だ…。彼ら(ダーイシュ)がどのようにして、上空高く飛行している戦闘機をヨルダン軍戦闘機だと認識できるのか?」と述べた。

『ハヤート』(2月8日付)が伝えた

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、米国など有志連合が、6日に引き続き、ダーイシュ(イスラーム国)の本拠地ラッカ市内17カ所および同市北部のフルースィーヤ地区を空爆した。

ヨルダンのペトラ通信(2月7日付)によると、ヨルダン軍戦闘機が5、6日に引き続き「テロ一味ダーイシュ(イスラーム国)の拠点複数カ所に対して空爆を行い、全機無事帰還した」と伝えた。

空爆地点の詳細については不明。

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ヨルダンのペトラ通信(2月7日付)によると、シリア領内から発射された迫撃砲弾1発がラムサー市内に着弾し、住民2人が負傷した。

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UAEのWAM通信(2月7日付)は、UAE空軍所属のF16戦闘機部隊が、ダーイシュ(イスラーム国)への空爆を行うヨルダンを支援するため、近くヨルダン国内に集結する予定だと伝えた。

この決定は、アブダビ首長国のムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン皇太子の指示によるものだという。

AFP, February 7, 2015、AP, February 7, 2015、ARA News, February 7, 2015、Champress, February 7, 2015、al-Hayat, February 8, 2015、Iraqi News, February 7, 2015、Kull-na Shuraka’, February 7, 2015、al-Mada Press, February 7, 2015、Naharnet, February 7, 2015、NNA, February 7, 2015、Petra News Agency, February 7, 2015、Reuters, February 7, 2015、SANA, February 7, 2015、UPI, February 7, 2015、WAM, February 7, 2015などをもとに作成。

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YPGがダーイシュ(イスラーム国)を放逐し、アイン・アラブ市周辺の100カ村を奪還、シリア軍がダイル・ザウル、アレッポ(バーブ)、ハサカでダーイシュ拠点への爆撃を続ける(2015年2月7日)

アレッポ県では、ARA News(2月7日付)が、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊広報局の話として、人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)に対する攻勢を続け、過去24時間でアイン・アラブ市周辺の28カ村を新たに奪還、解放したと伝えた。

これに関して、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊広報局のヌースィージャーン・アームーディー氏は、クッルナー・シュラカー(2月7日付)に対して、アイン・アラブ市西部、東部、南部の各前線でダーイシュ(イスラーム国)を放逐、同市周辺20キロに点在する100カ村を奪還した、と述べた。

Kull-na Shuraka', February 7, 2015
Kull-na Shuraka’, February 7, 2015

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同じくアレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点の一つバーブ市に対してシリア軍が空爆を行った。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月7日付)によると、ジャフラ村、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(2月7日付)によると、ミールビーヤ村、ハマーイル町、シューラー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

 

ARA News(2月8日付)によると、米国など有志連合がタッル・ハミース市一帯を空爆する一方、シリア軍も同地に対して砲撃を行った。

AFP, February 7, 2015、AP, February 7, 2015、ARA News, February 7, 2015、February 8, 2015、Champress, February 7, 2015、al-Hayat, February 8, 2015、Iraqi News, February 7, 2015、Kull-na Shuraka’, February 7, 2015、al-Mada Press, February 7, 2015、Naharnet, February 7, 2015、NNA, February 7, 2015、Reuters, February 7, 2015、SANA, February 7, 2015、UPI, February 7, 2015などをもとに作成。

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シリア人権監視団:シリア軍将兵約4万5,000人を含む21万60人以上が紛争で犠牲に(2015年2月7日)

シリア人権監視団は、2011年3月半ばから2014年2月までの紛争により、シリア軍将兵約4万5,000人を含む21万60人以上が犠牲となったと発表した。

このうちの約半数が民間人で、子供は1万664人、女性は6,783人にのぼるという。

また反体制武装集団の犠牲者は3万5,827人であるのに対して、シリア軍兵士の犠牲者はこれより約1万人多い4万5,385人。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線などの外国人戦闘員の死者は2万4,989人にのぼるという。

またシリア政府を後援するヒズブッラー戦闘員の死者数は640人、また同戦闘員を含むイラン人、イラク人などの「シーア派」民兵戦闘員の死者数は3,000人以上にのぼるという。

AFP, February 7, 2015、AP, February 7, 2015、ARA News, February 7, 2015、Champress, February 7, 2015、al-Hayat, February 8, 2015、Iraqi News, February 7, 2015、Kull-na Shuraka’, February 7, 2015、al-Mada Press, February 7, 2015、Naharnet, February 7, 2015、NNA, February 7, 2015、Reuters, February 7, 2015、SANA, February 7, 2015、UPI, February 7, 2015などをもとに作成。

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ヨルダン人活動家:ダーイシュ(イスラーム国)によるカサースィバ中尉拘束の原因はUAE女性パイロットにあると喧伝(2015年2月6日)

ARA News(2月6日付)など複数のアラブ・メディアは、ヨルダンの活動家らが、ムアーッズ・カサースィバ中尉が搭乗した戦闘機墜落の原因がUAE空軍の女性パイロットマリヤム・マンスール少佐にあるとする情報をリークしていると伝えた。

情報のリークは、UAEがダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対する空爆への参加を見合わせたとの報道を受けたプロパガンダだと思われるが、ヨルダンの活動家によると、カサースィバ中尉がダーイシュに捕捉された日(12月24日)の有志連合の部隊を指揮していたのはマンスール少佐で、彼女が危険を知りつつ、カサースィバ少尉に対して、ダーイシュの拠点を空爆するため超低空飛行を指示したことが、墜落の原因となったのだという。

また活動家によると、マンスール少佐は、このことをパイロット救出チームはおろか、誰にも報告せず、結果として救出はなされず、1時間以上にわたりユーフラテス川に身を潜めていたカサースィバ中尉は、ダーイシュ戦闘員に発見され、捕らえられてしまったのだという。

ARA News, February 5, 2015
ARA News, February 5, 2015

AFP, February 6, 2015、AP, February 6, 2015、ARA News, February 6, 2015、Champress, February 6, 2015、al-Hayat, February 7, 2015、Iraqi News, February 6, 2015、Kull-na Shuraka’, February 6, 2015、al-Mada Press, February 6, 2015、Naharnet, February 6, 2015、NNA, February 6, 2015、Reuters, February 6, 2015、SANA, February 6, 2015、UPI, February 6, 2015などをもとに作成。

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YPGがダーイシュ(イスラーム国)脱走兵3人を拘束、ダーイシュは有志連合の爆撃を避けるため戦闘員にYPGの制服を支給(2015年2月6日)

アレッポ県では、AFP(2月6日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、トルコ領内への逃走しようとしていたダーイシュ(イスラーム国)メンバー15人のうち3人をアイン・アラブ市郊外のカッラ・ムーグ村で拘束した。

のこる12人がトルコ領内に入国後、トルコ軍の哨所に投降したという。

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ラッカ県では、ARA News(2月6日付)がタッル・アブヤド市の複数の消息筋の話として、ダーイシュ(イスラーム国)が西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の制服などを戦闘員に支給し、有志連合からの空爆を回避しようとしている、と報じた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シャーイル・ガス採掘所地帯の第105油田一帯でシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(2月6日付)によると、ラッフーム村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(2月6日付)によると、ビール・カサブ区近郊で、ダーイシュ(イスラーム国)が、「東部獅子」を名のる武装集団の戦闘員1人を拘束、処刑した。

AFP, February 6, 2015、AP, February 6, 2015、ARA News, February 6, 2015、Champress, February 6, 2015、al-Hayat, February 7, 2015、Iraqi News, February 6, 2015、Kull-na Shuraka’, February 6, 2015、al-Mada Press, February 6, 2015、Naharnet, February 6, 2015、NNA, February 6, 2015、Reuters, February 6, 2015、SANA, February 6, 2015、UPI, February 6, 2015などをもとに作成。

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ヨルダン軍がダーイシュ(イスラーム国)本拠地ラッカを爆撃、米国人女性が死亡か?(2015年2月6日)

ラッカ県では、『ハヤート』(2月7日付)などによると、ヨルダン軍がダーイシュ(イスラーム国)の本拠地ラッカ市内の複数カ所に対して数十回にわたり空爆を行った。

シリア人権監視団によると、有志連合による空爆でダーイシュ戦闘員30人以上が死亡したという。

またAFP(2月6日付)は、国防総省関係者らの話として、米軍のF16戦闘機とF22戦闘機がシリア上空でヨルダン軍の戦闘機の護衛にあたったほか、米軍の空中給油機と偵察機が作戦を支援したと伝えた。

これに対して、ダーイシュのラッカ広報センターはインターネットを通じて声明を出し、ヨルダン軍による6日の空爆で、戦闘員に犠牲者はなかったが、米国人女性1人が死亡したと発表した。

同声明は、空爆で死亡したこの女性の名前を「カイラ・ミューラー」としている。

『ワシントン・ポスト』(2月6日付)によると、ミユーラー氏はシリア国内で援助活動をしていた2013年8月に拘束され、家族は多額の身代金を要求されていた、という。

ダーイシュによる声明に関して、スーザン・ライス米ホワイトハウス補佐官は、「非常に心配している。現時点ではダーイシュの主張を裏付けるものはない。情報を精査している」と述べた。

またヨルダンのムハンマド・ムーマニー・メディア担当大臣も、ダーイシュの声明に関して「非常に疑わしい。悪質なプロパガンダだ」と非難した。

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『ハヤート』は、ヨルダン高官筋の話として、ヨルダン軍がダーイシュに対する空爆作戦の拡大を予定しており、すでに1日平均10回程度だった偵察飛行を数十回に増加の出撃させ、最終的には数百回の偵察を実施する見込みだと伝えた。

またダーイシュの幹部暗殺を目的としたピンポイント爆撃、ないしは降下作戦も検討していると付言した。

しかし、地上部隊の投入については、「長期的には否定し得ない」としつつ、短期・中期的にはないという。

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ヨルダンのナースィル・ジャウダ外務大臣は、ヨルダン軍戦闘機数十機が5日、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点などに対して空爆を行ったと発表したうえで、ムアーッズ・カサースィバ中尉殺害に対する「報復の始まりでしかない」と強調した。

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『ハヤート』(2月7日付)は、イラクのニネベ県の複数の高官の話として、ヨルダン軍戦闘機がモスル市一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆し、ダーイシュ・メンバー35人以上を殺害したと報じた。

AFP, February 6, 2015、AP, February 6, 2015、ARA News, February 6, 2015、Champress, February 6, 2015、al-Hayat, February 7, 2015、February 8, 2015、Iraqi News, February 6, 2015、Kull-na Shuraka’, February 6, 2015、al-Mada Press, February 6, 2015、Naharnet, February 6, 2015、NNA, February 6, 2015、Reuters, February 6, 2015、SANA, February 6, 2015、UPI, February 6, 2015、The Washington Post, February 6, 2015などをもとに作成。

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ツイッターはイスラーム軍司令官のアカウントを閉鎖(2015年2月6日)

ツイッターは、イスラーム軍のザフラーン・アッルーシュ司令官のアカウントを閉鎖した。

アッルーシュ司令官は同アカウントを通じて、ダマスカス県などへの無差別砲撃を予告するなどしていた。

なお同アカウントには数千人のフォロアーがいた。

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AFP, February 6, 2015、AP, February 6, 2015、ARA News, February 6, 2015、Champress, February 6, 2015、al-Hayat, February 7, 2015、Iraqi News, February 6, 2015、Kull-na Shuraka’, February 6, 2015、al-Mada Press, February 6, 2015、Naharnet, February 6, 2015、NNA, February 6, 2015、Reuters, February 6, 2015、SANA, February 6, 2015、UPI, February 6, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア外務省はイスラーム軍によるダマスカス無差別攻撃への非難を国連に要請(2015年2月6日)

シリア外務在外居住者省は国連安保理議長および事務総長に宛てて書簡を送り、そのなかで5日のイスラーム軍がダマスカス県各所に対して115発以上、ラタキア市に対して6発、アレッポ市に対して9発の迫撃砲を発射し、無差別攻撃を行ったと報告、「こうしたテロ行為」に対して国連が責任をもって非難するよう求めた。

同書簡において、シリア政府はイスラーム軍が、西側書庫国の支援のもと、サウジアラビアが特に武器、資金を援助している、と名指しで批判した。

AFP, February 6, 2015、AP, February 6, 2015、ARA News, February 6, 2015、Champress, February 6, 2015、al-Hayat, February 7, 2015、Iraqi News, February 6, 2015、Kull-na Shuraka’, February 6, 2015、al-Mada Press, February 6, 2015、Naharnet, February 6, 2015、NNA, February 6, 2015、Reuters, February 6, 2015、SANA, February 6, 2015、UPI, February 6, 2015などをもとに作成。

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自由シリア軍南部戦線所属のシャーム統一戦線:「ダルアー県、クナイトラ県に、イラク革命防衛隊の「スリーパー・セル」が多数存在する」(2015年2月6日)

自由シリア軍南部戦線所属のシャーム統一戦線は、ダルアー県シャイフ・マスキーン市カフラバー検問所で捕捉したイラン・イスラーム革命防衛隊隊員に対する聴取から、シリア政府、レバノンのヒズブッラー、イラン・イスラーム革命防衛隊の密接な協力調整態勢が明らかになったとしたうえで、ダルアー県、クナイトラ県に、イラク革命防衛隊の「スリーパー・セル」が多数存在することが判明したと発表した。

クッルナー・シュラカー(2月6日付)が伝えた。

AFP, February 6, 2015、AP, February 6, 2015、ARA News, February 6, 2015、Champress, February 6, 2015、al-Hayat, February 7, 2015、Iraqi News, February 6, 2015、Kull-na Shuraka’, February 6, 2015、al-Mada Press, February 6, 2015、Naharnet, February 6, 2015、NNA, February 6, 2015、Reuters, February 6, 2015、SANA, February 6, 2015、UPI, February 6, 2015などをもとに作成。

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米軍はダーイシュ(イスラーム国)爆撃に参加する戦闘機墜落に備え救出チームをイラク北部に派遣(2015年2月5日)

AFP(2月6日付)は、米国防総省関係者の話として、米軍がダーイシュ(イスラーム国)への空爆に参加する有志連合の戦闘機が墜落した場合に備え、パイロットの迅速な救助を可能にするため、イラク北部に軍用機と部隊を移動させた、と伝えた。

AFP, February 6, 2015をもとに作成。

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ヨルダン当局は、ダーイシュ(イスラーム国)との「捕虜交換」交渉を仲介していたとされるイデオローグを逮捕(2015年2月5日)

『ハヤート』(2月6日付)によると、ヨルダン当局は、ジハード主義潮流のイデオローグのイサーム・バルカーウィー氏(アブー・ムハンマド・マクディスィー)を逮捕した。

同紙によると、バルカーウィー氏の逮捕は、ヨルダン人パイロット、マアーズ・カサースィバ中尉とサージダ・リーシャーウィー死刑囚ら複数名との「捕虜交換」交渉の結果を受けた動きで、バルカーウィー氏は、ダーイシュ(イスラーム国)のアブー・ムハンマド・アドナーニー氏と接触し、アブー・バクル・バグダーディー氏に「捕虜交換」についてのメッセージを伝えていた人物だという。

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ヨルダンのアブドゥッラー2世国王は、ヨルダン軍がダーイシュ(イスラーム国)の本拠地ラッカ市に対して空爆を行ったことを明らかにした。

アブドゥッラー国王は、ダーイシュに殺害されたヨルダン軍パイロット、マアーズ・カサースィバ中尉の遺族への弔問のため訪問していたカラク県アイ町で、中尉の父親に対して、ラッカ市上空を飛行中のヨルダン軍戦闘機がラッカ市での空爆を終えたことを伝えた。

『ハヤート』(2月6日付)が伝えた。

AFP, February 5, 2015、AP, February 5, 2015、ARA News, February 5, 2015、Champress, February 5, 2015、al-Hayat, February 6, 2015、Iraqi News, February 5, 2015、Kull-na Shuraka’, February 5, 2015、al-Mada Press, February 5, 2015、Naharnet, February 5, 2015、NNA, February 5, 2015、Reuters, February 5, 2015、SANA, February 5, 2015、UPI, February 5, 2015などをもとに作成。

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バイデン米副大統領「シリア領内での作戦においてシリア政府とまったく調整していない」(2015年2月5日)

ジョー・バイデン米副大統領は、シリア領内でのダーイシュ(イスラーム国)空爆に関して、欧州諸国記者団に対し「シリア領内での作戦においてシリア政府とまったく調整していない」と主張した。

また「アサドがシリア政府に残ることはできない」とも述べた。

ARA News(2月5日付)が伝えた。

AFP, February 5, 2015、AP, February 5, 2015、ARA News, February 5, 2015、Champress, February 5, 2015、al-Hayat, February 6, 2015、Iraqi News, February 5, 2015、Kull-na Shuraka’, February 5, 2015、al-Mada Press, February 5, 2015、Naharnet, February 5, 2015、NNA, February 5, 2015、Reuters, February 5, 2015、SANA, February 5, 2015、UPI, February 5, 2015などをもとに作成。

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