シャルア移行期政権はPKK民兵がイラクからハサカ県に増援されたと主張:シリア民主軍は移行期政権側の攻撃を停戦違反と非難(2026年1月24日)

シャルア移行期政権
SANAがフェイスブックが22:41に伝えたところによると、シリア軍作戦委員会は、シリア民主軍がイラクのキンディール山地方クルディスタン労働者党(PKK)の民兵をハサカ県へ増援、またシリア民主軍が支配地域で反対者への逮捕、強制移住、拷問といった広範な侵害行為を継続していると発表した。

また、シリア民主軍とPKK系の民兵に対して、挑発行為の継続や虚偽情報、切り取られた映像の拡散について警告した。

シリア民主軍
シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、同軍の戦闘員がアレッポ県コバネ市近郊のフルース村に対するアフマド・シャルア移行期政権側の攻撃を撃退した際に殺害した戦闘員の遺体のそばで自らを撮影した映像がSNSで拡散されていることについて、重大な関心をもって事態を追跡しているとしたうえで、軍事的・倫理的価値観への責務に基づき、当該戦闘員を直ちに部隊から排除し、必要な法的措置を講じるため、軍事裁判所へ送致したと発表、本件があくまで個別の行為で、断じて容認されるものではないと非難した。

**

シリア民主軍は、フェイスブックによると、ハサカ県のジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村近郊のサファー村で、シャルア移行期政権の武装勢力が停戦合意に違反し、自爆型無人航空機による攻撃を行い、戦闘員2人が負傷したと発表した。

また、シリア民主軍側はこれを迎撃し1機を撃墜したと付言た。

**

シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、ジャズィーラ地域(ハサカ県)で同軍がシャルア移行期政権側から2度の攻撃を受けたとして、停戦合意にあたると非難した。

**

シリア人権監視団は、シャルア移行期政権の部隊やその同盟勢力がアレッポ県内のM4高速道路以南の村々を攻撃し、オートバイ、発電機、家庭用品、家畜の略奪を行っていると発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア移行期政権国防省とシリア民主軍は停戦(休戦)を15日間延長すると発表(2026年1月24日)

シャルア移行期政権
国防省は22:52、フェイスブックを通じて、シリア民主軍との間の停戦(休戦)を1月24日23時00分から15日間延長するとの広報通信局声明を発表した。

シリア民主軍
シリア民主軍は23:26、フェイスブックを通じて、国際的仲介のもとでアフマド・シャルア移行期政権との対話が継続されていることを受けて、停戦を15日間延長することで合意に至ったと発表した。

**

ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局イルハーム・アフマド渉外関係委員会共同委員長は、停戦の定着と軍事作戦の終結が、1月18日に発表された合意を実行に移すための根本的な前提条件だと強調した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

保健省はミスヤーフ国立病院に勤務する100人以上のアラウィー派の医師・職員との契約を終了(2026年1月24日)

ハマー県
シリア人権監視団によると、保健省がミスヤーフ国立病院に勤務する100人以上の医師および職員との契約を理由の説明なく終了させた。

解雇された職員の大半はアラウィー派だという。

**

一方、内務省(フェイスブック)によると、県の内務治安局は、ハマー県のテロ対策支部と協力し、旧体制時代に第85旅団第425大隊に志願兵として所属していたキナーン・アリー・ビラール容疑者を逮捕した。

ラタキア県
内務省(フェイスブック)によると、県の内務治安局は、ハッファ郡、カルダーハ郡、ジャブラ郡でた一連の治安作戦を実施し、ハッファ郡で活動する光の男たちジャワード連隊の製造部門の責任者ギヤース・マフムード(通称)、カルダーハ市でジャアファル・サミーウ・ハサン、さらにジャブラ市でアドハム・ギヤース・マフムードを逮捕、所持していた武器を押収した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア移行期政権の内務省内務治安局がスワイダー市で特殊作戦を実施し、拘束されていた市民3人を解放:国民防衛部隊は同市西で移行期政権の無人航空機を撃墜(2026年1月24日)

アフマド・シャルア移行期政権の内務省は、フェイスブックを通じて、県の内務治安局がムワッヒド・ドゥルーズ精神指導部傘下の自治当局の支配下にあるスワイダー市内で特別治安作戦を実施し、「違法な集団」(国民防衛部隊)によって拘束されていた市民3人を解放したと発表した。

**

一方、国民防衛部隊は、フェイスブックを通じて、スワイダー市北西の戦線で移行期政権側の「テロ部隊」が発射した無人航空機2機を撃墜することに成功したと発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍がクナイトラ県西アフマル丘の前哨基地内で大規模な造成および建設作業を開始(2026年1月23日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍の工兵部隊が、西アフマル丘の前哨基地内で大規模な造成および建設作業を開始した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハマー県で正体不明の武装グループがイスマーイーリー派の若者を殺害(2026年1月23日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、タッル・ダッラ村で車内にいたイスマーイーリー派の若い男性が正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア人権ネットワーク:ラッカ県での戦闘でシリア民主軍が民間人22人を殺害(2026年1月23日)

シリア人権ネットワークは、公式サイトでによると、2026年1月18日にラッカ県で発生した、アフマド・シャルア移行期政権の部隊とシリア民主軍の戦闘において、シリア民主軍が少なくとも民間人22人(うち子ども3人)を殺害されたことを確認したと発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍がラッカ市のアクターン刑務所からアイン・アラブ(コバネ)市に撤退(2026年1月23日)

SANAによると、シリア軍作戦委員会は、シリア民主軍の構成員をラッカ県ラッカ市のアクターン刑務所およびその周辺から、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市へ移送する作業を開始したと発表した。

内務省も、フェイスブックを通じて、同省の刑務所矯正局にアクターン刑務所が引き渡されたと発表した。

内務省はまた、フェイスブックを通じて、内務治安局のK9部隊がアクターン刑務所内に設置されていた爆発物を多数発見、専門の工兵チームがこれを撤去した。

**

一方、シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、米主導の有志連合の支援のもと、アクターン刑務所の警備にあたっていた戦闘員を移送する作業を完了したと発表した。

ANHAシリア人権監視団によると、数百人からなる守備部隊はコバネ市に無事到着した。

**

ANHAによると、ラッカ市から脱出しようとしたクルド人1人がハズィーマ村に至る街道でアフマド・シャルア移行期政権の武装勢力によって殺害された。

また、シリア人権監視団によると、タブカ市で、移行期政権の部隊が同市に進攻した際に拘束していた若者4人を残虐に殺害し、その遺体を焼却した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍はクナイトラ県で羊飼いに発砲(2026年1月22日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、軍用車両3台からなるイスラエル軍部隊が県中部のルワイヒーナ村に侵入した。

また、シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊がジュバーター・ハシャブ村近くで羊飼いに向けて発砲した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アクターン刑務所とアイン・アラブ(コバネ)市一帯への攻撃・包囲をめぐってシリア民主軍とシャルア移行期政権が非難の応酬(2026年1月22日)

ラッカ県

シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、:アフマド・シャルア移行期政権の諸派が、ラッカ市北のアクターン刑務所に対し重火器による砲撃を行うとともに、戦車および武装要員によって刑務所周辺の包囲を続けている、との更新情報を発表した。

ANHAによると、アクターン刑務所の守備にあたるシリア民主軍の兵士らは、国連と米主導の有志連合に対して緊急の支援を呼び掛けた。

一方ANHAによると、ラッカ市から脱出を試みていたアイン・アラブ(コバネ)市北東のクールク村出身のクルド人一家5人が移行期政権諸派に殺害された。

**

アレッポ県
ANHAによると、
シリア民主軍、人民防衛部隊(YPG)、女性防衛部隊(YPJ)は、スィリーン町周辺で移行期政権諸派の攻撃を阻止、中型機関銃を搭載した車両1台、オートバイ2台、装甲車1両を破壊し、複数の兵士を殺傷した。

また、ANHAによると、シリア民主軍などからなる部隊は、同地での戦闘で、装甲車1両、オートバイ2台を破壊、RPG発射機と弾薬を押収した。

**

停戦違反
シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、移行期政権が停戦合意にもかかわらず、アイン・アラブ(コバネ)市一帯(スィッリーン一帯、フルース村など)とアクターン刑務所一帯に対する攻撃を継続する一方、コバネ市では水道および電力供給が遮断、燃料の搬入が阻止され、アクターン刑務所への給水を遮断し続けられていると非難した。

一方、外務在外居住者省のイヤード・ハッザーア氏はSANAに対して、停戦違反の責任はシリア民主軍側にあると批判した。

また、北・東シリア地域民主自治局も、フェイスブックを通じて声明を発表し、移行期政権側の意図的かつ組織的な停戦合意を非難した。

一方、SANAによると、シリア軍の作戦委員会は、シリア民主軍はクルド系住民の間に虚偽かつ危険な噂を流布し、軍に対する恐怖を煽ろうとしていると発表した。

また、エネルギー省は、フェイスブックを通じて声明を発表し、コバネ市への給水が停止されたとの流布されている情報を否定、供給停止がシリア民主軍の攻撃で被害を受けたティシュリーン変電所の変圧設備における技術的故障に起因するものだと主張した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス郊外県内務治安局は旧シリア軍のラーティブ・アリー・ガーニム准将を逮捕(2026年1月22日)

ダマスカス郊外県では、内務省(フェイスブック)によると、県の内務治安局がテロ対策課との協力のもと、治安作戦を実施し、旧シリア軍のラーティブ・アリー・ガーニム准将を逮捕した

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シャアファ村、流れ弾に被弾した女性が死亡した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア人権監視団:シャルア移行期政権の攻撃で数千人の避難民が発生、避難所は108ヵ所に(2026年1月24日)

ハサカ県では、シリア人権監視団は、アフマド・シャルア移行期政権のシリア北東部に対する攻撃によって、数千人の避難民が発生、これを受けて北・東シリア地域民主自治局の当局や市民社会団体が過去数日間に新設した避難所が108ヵ所に及んでいると発表した。

設置場所の内訳は、カーミシュリー市一帯が72ヵ所、アームーダ市一帯が13ヵ所、ハサカ市一帯が8ヵ所、マーリキーヤ(ダイリーク)市一帯が9ヵ所、マアバダ(カルキールキー)町一帯が6ヵ所。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍はシリア・レバノン国境の4ヵ所を爆撃、これによりヒズブッラーへの武器密輸業者1人が死亡(2026年1月21日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍のブルドーザーおよび軍用車両が、ラフィード町西に新設されたゲートから侵入し、兵力引き離し地域内で道路の開設作業を開始した。

シリア人権監視団によると、同軍部隊は、その後撤退した。

**

シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機が、シリア・レバノン国境に非公式に設置されている通行所4ヵ所に対して爆撃を実施、これにより武器密輸業者1人が死亡した。

これらの通行所は、ヒズブッラーへの武器の密輸に利用されていたとされる。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア移行期政権に所属する武装勢力がシャッダーディー市の墓地を襲撃、シリア民主軍と女性防衛部隊(YPJ)の戦死者の墓石を破壊(2026年1月21日)

ハサカ県では、ANHAシリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権に所属する武装勢力がシャッダーディー市の墓地を襲撃、殉教者(シリア民主軍、女性防衛部隊(YPJ)の戦死者)の墓石を破壊、その様子を撮影した映像がSNS上で拡散された。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ県ヤアルビーヤ国境通行所でシリア民主軍が使用していた拠点が爆発:シャルア移行期政権とシリア民主軍は非難を応酬(2026年1月21日)

ハサカ県では、SANAがシリア軍の作戦委員会の発表として伝えたところによると、シリア民主軍が停戦合意に違反し、ヤアルビーヤ(タッル・クージャル)町の国境通行所内でシリア民主軍が爆発物および自爆型無人航空機を保管するためにしようしていた拠点を負う劇、これによりシリア軍兵士数名が戦死、複数が負傷した。

**

これに関して、シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、攻撃の事実を否定、爆発は、アフマド・シャルア移行期政権に所属する諸派が弾薬を輸送中に起きた事故だと主張した。

**

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア移行期政権はラッカ市のアクターン刑務所を5機の自爆型無人航空機で攻撃:同政権諸派はフール・キャンプからイスラーム国構成員の家族を脱走させる(2026年1月21日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市北のアクターン刑務所に対し、アフマド・シャルア移行期政権が5機の自爆型無人航空機で攻撃を行った。

また、ANHAシリア人権監視団によると、移行期政権の武装勢力が刑務所の周辺に軍事車両を集結、突入の準備を本格化させた。

**

ハサカ県では、ANHAシリア人権監視団によると、シャルア移行期政権に所属する武装勢力が、フール・キャンプからイスラーム国構成員の家族が脱走させ、その様子を撮影したとされる映像がSNS上で拡散された。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア移行期政権国防省とシリア軍作戦委員会、シリア民主軍は双方の停戦違反を非難(2026年1月21日)

国防省は、フェイスブックを通じてムルハフ・アブー・カスラ国防大臣の声明を発表、停戦発効から1日も経たずにハサカ県でシリア民主軍が恣意的な逮捕を開始したことを明らかにし、停戦合意を全面的に脅かすものだと非難、停戦の順守を求めた。

また、SANAによると、国防省報道連絡局は、シリア民主軍が停戦期限初日にシリア軍の陣地などを35回以上攻撃したことを確認、兵士11人が死亡、25人以上が負傷したと発表、戦死者の氏名と死亡した場所を公表した。

**

SANAによると、シリア軍の作戦委員会は声明を発表し、ラッカ県、ダイル・ザウル県、東アレッポ県東部の民間人に対して、シリア民主軍の拠点やそのトンネルに立ち入らないよう強く呼びかけた。

また、SANAによると、ダイル・ザウル県では、内務治安局への志願を希望する若者が多数集まった。

**

一方、シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、停戦発効後もアフマド・シャルア移行期政権に所属する諸派がジャズィーラ地域およびコバネ地域に対する攻撃を継続しているとして、合意への明白かつ重大な違反だと非難、攻撃停止を求めた。

確認された停戦違反は以下の通り:

1. 午後8時10分:ハサカ県アブー・ラースィーン(ザルカーン)町に対する1時間以上にわたる砲撃。
2. 午後8時20分:ハサカ県タッル・バールード村に対する砲撃。
3. 午前11時30分:アレッポ県スィッリーン町近くでシリア民主軍を攻撃、同軍はこれを撃退。
4. 午前11時45分:ハサカ県バースィル村に展開するシリア民主軍部隊を攻撃。
5. 午後2時10分:スィッリーン町近くでシリア民主軍を再び攻撃、同軍がこれを撃退。
6. 午後2時45分:アレッポ県ハムドゥーン村を重火器で砲撃し、これにより女性1人が死亡。

**

ハサカ県では、シリア民主軍がフェイスブックを通じて発表したところによると、カーミシュリー市の鉄道駅に近いウワイジャ地区に対して無人航空機による爆撃が行われ、同時にオートバイに乗った自爆犯が心臓・眼科病院の駐車場内で自爆した。

また、ANHAによると、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村南のタッル・アルウ村にある穀物サイロが移行期政権所属の武装集団の略奪を受けた

一方、SANAによると、シリア民主軍アーリヤー村の穀物サイロに配置されていたシリア軍軍部隊に対して砲撃を行った。

シリア民主軍はまた、深夜にアブドゥルアズィーズ山南部にあるシリア軍の展開拠点を、装甲車3両および複数の装輪車両で攻撃し、戦闘は2時間以上続き、兵士2人が死亡、戦車1両が破壊された。

**

**

アレッポ県では、SANAが国防省報道連絡局発表として伝えたところによると、シリア民主軍がスィッリーン町近くでシリア軍の軍用車両を自爆型無人航空機で攻撃した。

SANAによると、シリア民主軍はまた、アレッポ県のサナア村および周辺の高地からシリア軍部隊に対して激しい銃撃を行い、これにより兵士2人が死亡、複数の兵士が負傷した。

シリア民主軍はさらに、ハッラーブ・ウシュク村に展開していたシリア軍部隊を砲撃した。

なお、スィッリーン町近くでの自爆型無人航空機による攻撃では、シリア軍戦車1両も破壊された。

一方、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ(コバネ)市農村部のクルド人世帯数百家族が市中心部に避難した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、3日前に失踪したシャアファ村出身の若者がユーフラテス川河畔で遺体で発見された。

**

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、クルド人の若者4人がラッカ市でシャルア移行期政権の部隊に協力する部族系武装勢力に処刑された。

(C)青山弘之 All rights reserved.

内務省はイスラーム国の構成員やその家族を収容しているフール・キャンプと複数の刑務所を立入禁止区域とすると発表(2026年1月21日)

内務省は、フェイスブックを通じて通達を発出、イスラーム国の構成員やその家族を収容しているハサカ県のフール・キャンプと複数の刑務所を立入禁止区域とすると発表した。

**

SANAによると、これを受けてフール・キャンプ一帯に内務治安局が展開した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市で開催されていた自由意志イニシアティブ会議を国民防衛部隊が襲撃、シャルア移行期政権もスワイダー市西を攻撃し、国民防衛部隊の隊員2人が負傷(2026年1月20日)

スワイダー県では、スワイダー24によると、スワイダー市のカナーワート通りにあるアーミル・ホテルで開催されていた自由意志イニシアティブ会議が国民防衛部隊に所属する集団の襲撃を受けた。

この襲撃により、会場内の備品が破壊され、出席者の一部が暴行を受け、約70人の招待参加者のうち数名が拘束された。

また、スワイダー24によると、県西部のマンスーラ村に展開するアフマド・シャルア移行期政権の部隊がスワイダー市西の運輸検問所一帯を攻撃、国民防衛部隊の隊員2人が負傷した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア移行期政権とシリア民主軍は、ハサカ市、カーミシュリー市などへの処遇を決するため4日間の停戦に合意(2026年1月20日)

国防省は、フェイスブックを通じて以下の声明を発表した。

シリア国家とシリア民主軍との間で新たな合意が成立したことを受け、本日2026年1月20日(火)20時00分より、シリア軍の全作戦区域において停戦を実施することを発表する。本決定は、その日付から4日間有効であり、シリア国家とシリア民主軍との間で公表された合意事項を遵守し、進行中の国家的努力を成功させることを目的とする。国防省は、あらゆる構成要素からなるシリア国民の盾であり続けることを改めて確認し、真正なるシリア社会の安全、安定、存続を守るため、この使命において一切の努力を惜しまないことを強調する。

**

国防省はまた、フェイスブックを通じて、ハサン・アブドゥルガニー報道官(准将)によるビデオ声明を発表した。

声明のなかで、アブドゥルガニー報道官は、クルド人はシリア国民の不可欠な一部であると強調、彼らの声明と財産を保全し、必要なすべてを確保することを誓うと表明した。

**

SANAによると、大統領府は声明を発表し、シリア民主軍との間で、ハサカ県の将来に関わる複数の課題について、共通理解に到達したことを確認したと発表、実務的な地域統合の仕組みに関する詳細な計画を策定するため、シリア民主軍に4日間の協議期間を与えることで合意したことを明らかにした。

声明によると、合意が成立した場合、シリア軍はハサカ市およびカーミシュリー市の中心部には進入せず、周辺部に留まることとし、その後、カーミシュリー市を含むハサカ県の平和的統合に向けた日程および詳細について協議が行われる。

また、シリア軍はクルド人の村落には立ち入らず、合意に基づき、当該地域出身者からなる地元治安部隊を除き、いかなる武装勢力もこれらの村に駐留しないことが確認された。

さらに、シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官が、国防副大臣職の候補者をシリア民主軍から提示するほか、ハサカ県知事職の候補者、人民議会への代表者名簿、ならびに国家機関での雇用対象者の名簿を提案することが示された。

加えて、両者は、シリア民主軍のすべての軍事・治安部隊を国防省および内務省に統合することで合意し、その詳細な統合手続きについては引き続き協議を行うこと、ならびに民政機関をシリア政府の機構内に統合することでも一致した。

さらに、クルド人の言語的・文化的権利および市民権に関する大統領令第13号を実施することについても確認、一連の合意内容がは、午後8時に発効することを明らかにした。

**

これに対して、シリア民主軍もフェイスブックを通じて以下の声明を発表した。

我々は、ダマスカス政府との間で合意された停戦を、我が部隊が全面的に遵守することを表明する。また、将来において我が部隊が攻撃を受けない限り、いかなる軍事行動も先んじて行わないことを確認する。さらに我々は、政治的プロセス、交渉による解決、対話に対して開かれた姿勢を有していることを強調するとともに、緊張緩和と安定に資する形で、1月18日合意の実施を前進させる用意があることを表明する。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア移行期政権側がラッカ市のアクターン刑務所を攻撃(2026年1月20日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、19日深夜からアフマド・シャルア移行期政権に忠誠を誓う諸派がラッカ市のアクターン刑務所に対して、重火器などで激しい攻撃を加えた。

また、シリア人権監視団によると、5機の自爆型無人航空機がアクターン刑務所を攻撃した。

さらに、シリア人権監視団によると、移行期政権の部隊は、アクターン刑務所から約5キロ離れた、シリア民主軍が駐留する第17師団司令部を攻撃した。

**

アクターン刑務所の動静について、シリア民主軍は、フェイスブックを通じて以下の通り戦況を発表した。
声明:移行期政権諸派がアクターン刑務所を包囲、同所への給水を遮断した。

更新情報:移行期政権諸派がアクターン刑務所に対し、再突入を試みる新たな攻撃を開始。

移行期政権とシリア民主軍が新たな停戦に合意したあとも、以下の通り発表した。
更新情報:移行期政権諸派はアクターン刑務所に対して5機の自爆型無人航空機で攻撃、また激しい銃撃を行った。

**

SANAによると、国防省広報連絡局は、アクターン刑務所周辺で戦闘が発生しているとの情報を否定、同刑務所の安全は完全に確保されており、軍警察および内務治安局がその周辺に展開していると発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア移行期政権がアレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市を包囲(2026年1月20日)

シリア民主軍は、フェイスブックを通じて以下の通り戦況を発表した。

更新情報:シリア民主軍と女性防衛部隊(YPJ)がアレッポ県スィッリーン町郊外で5回にわたりアフマド・シャルア移行期政権に所属する部隊の攻撃を阻止、車両7台、装甲車両4両、無人航空機4機を破壊、損害を与えた。

更新情報:午前3時から6時にかけて、スィッリーン町一帯の戦線で、移行期政権そっはによる2度の攻撃が確認されたが、シリア民主軍がこれを撃退、多数の軍用車両および装甲車両を破壊、搭乗していた兵士を殺害した。またアレッポ県のアブー・サッラ村一帯の戦線では、移行期政権の部隊を攻撃、後退させた。さらに、アレッポ県のハーン・マーミド村方面にでの侵攻にも対処し、移行期政権側を撤退させた。

更新情報:シリア民主軍とYPJは、アレッポ県のカラ・クーザーク橋方面で移行期政権諸派の攻撃に対処、これを阻止した。

更新情報:トルコの無人航空機が、カラ・クーザーク橋近くの住宅を爆撃した。

更新情報:アレッポ県のジャラビーヤ村方面に侵攻した移行期政権諸派を迎撃、損害を与えた。

更新情報:ハサカ県南部に通じるラッカ県のタッル・バールード村への移行期政権諸派の侵攻を阻止、甚大な損害を与え、複数の装甲車両および武器を鹵獲した。

更新情報:移行期政権諸派がアッシリア教徒が住むハサカ県のタッル・ジュムア村を砲撃した。

更新情報:シリア民主軍とYPJは、アイン・アラブ(コバネ)市南部の複数の村で移行期政権諸派と激しく交戦した。

移行期政権とシリア民主軍が新たな停戦に合意したあとも、以下の通り戦況を発表した。
更新情報:移行期政権諸派がハサカ県アブー・ラースィーン(ザルカーン)町への砲撃を開始、トルコの無人航空機が同町上空に飛来した。

更新情報:移行期政権諸派はハサカ市南方、タッル・バールード村を砲撃した。

**

一方、SANAによると、ハサカ県のシャッダーディー市西方の第47地区において、旅客バスがシリア民主軍の残した地雷の爆発に巻き込まれ、1人が死亡した。

また、SANAによると、アレッポ県のスィッリーン町上空で、シリア軍側がシリア民主軍に所属する無人航空機1機を撃墜した。

**

シリア人権監視団によると、シャルア移行期政権に忠誠を誓う部族系武装勢力がシリア民主軍との戦闘の末、アイン・アラブ(コバネ)市南のジャクール村、カンタラー村、ハーン・マーミド村、ジュールターンク村を制圧した。

シリア人権監視団によると、これにより、アイン・アラブ(コバネ)市は包囲下に置かれた。

また、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ(コバネ)市周辺の村々から数百世帯が同市中心部に避難した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

中・西部シリア政治評議会(PCCWS)はシリア北東部へのシャルア移行期政権の進攻についてバッラク在トルコ米大使兼務シリア担当特使に大きな責任があると非難(2026年1月20日)

中・西部シリア政治評議会(PCCWS)は、フェイスブックを通じて声明を発表し、シリア北東部へのアフマド・シャルア移行期政権の進攻について、トーマス・バッラク在トルコ米大使兼務シリア担当特使に大きな責任があると非難した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍は米主導の有志連合への対応要請が無視されたことを受けてダーイシュ・メンバーの家族を収容するフール・キャンプから撤退(2026年1月20日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の戦闘機がフール・キャンプ一帯上空に飛来、地元の部族系武装勢力が同キャンプに接近し、収容されているダーイシュ(イスラーム国)のメンバーの家族らを脱走させようするのを阻止するため、警告爆撃を実施した。

警告爆撃は、前日のシャッダーディー刑務所でのダーイシュ・メンバーの釈放(脱走)を受けたもの。

シリア人権監視団によると、シリア民主軍は、シャッダーディー刑務所に対するアフマド・シャルア移行期政権諸派の攻撃に対して、有志連合が対応しなかったことへの対抗措置として、フール・キャンプから部隊を撤退させた。

シリア人権監視団によると、シリア民主軍の撤退を受けて、ダーイシュのメンバーおよび家族数十人が密輸グループの手引きを受けてキャンプから脱走した。

**

SANAによると、シリア軍の作戦委員会は、シリア民主軍がフール・キャンプの警備を放棄これにより、被拘束者らがキャンプ外に脱出したとしたうえで、内務治安局と協力して同地に進入し、治安を確保すると発表した。

国防省はフェイスブックを通じて以下の声明を発表した。

我々は、フール・キャンプとダーイシュの拘禁施設一切を引き継ぐため、完全な準備が整っていることを表明する。我々の最優先事項はダーイシュとの戦いであり、クルド人主体のシリア民主軍司令部が、混乱を拡散し、不安定化を引き起こす目的で、拘禁者問題を人質や政治的取引のカードとして利用することを断固として拒否する。
我々はシリア民主軍司令部指導部に対し、約束を履行し、1月18日合意を速やかに実施するよう求める。
また、我々はクルドの同胞の保護とその安全の確保に対する全面的なコミットメントを改めて強調し、我が軍がクルド人の村落や町に立ち入ることはないと再度誓約する。軍はすべてのシリア国民の盾であり、その目的は安定の回復と政府機関の保護にある。

内務省もフェイスブックを通じて、以下の通り発表した。

シリア政府とシリア民主軍との間で先日合意が成立したのを受けて、シリア民主軍はダーイシュの拘禁者およびその家族の一部を刑務所から釈放した。さらに本日、フール・キャンプを警備していた同組織の部隊が、シリア政府や有志連合とのいかなる調整も行わないまま撤退した。これは、テロ対策という問題を用いて政府に圧力をかけることを目的とした動きであるとされる。
内務省は状況を綿密に監視しており、国際有志連合との調整・協力のもと、治安と安定を維持し、公共の安全を脅かすいかなる試みも阻止するため、必要なすべての措置を講じている。

内務省はまた、フェイスブックを通じて、シリア軍がフール・キャンプの安全を確保、これを受けて内務治安局の部隊が同地の秩序形成に着手したと発表した。

SANAによると、シリア政府は以下の声明を発表した。

シリア政府は昨夜以降、シリア民主軍がフール・キャンプ周辺の陣地から撤退する意図を有していることについて、米国側に正式に通告してきたことを確認する。これにより、発生し得るいかなる治安上の空白にも対処するため、即時の対応が必要となった。
またシリア政府は、キャンプの安定を確保し、テロ組織による当該撤退の悪用を防止するため、これらの拠点を引き継ぎ、治安管理を行う完全かつ即時の準備が整っていることを、米国側および関係各方面に対して確認してきた。
しかし、手配の内容が明確であり、かつ時期の重大性が明白であるにもかかわらず、シリア民主軍側が引き渡し手続きの完了を意図的に引き延ばしていることが確認されており、これは事態を攪乱し、地域に新たな治安危機を持ち込もうとする試みを示唆するものである。
シリア政府は、この意図的な遅延によって生じ得るいかなる結果についても、シリア民主軍司令部に全面的な責任を負わせるとともに、地域の安全を脅かすいかなる治安上の空白も容認しないことを強調する。また、さらなる先延ばしなく引き渡しが完了するよう、米国側に対しその責任を果たし、圧力をかけることを求める。

SANAによると、国防省広報連絡局は、シリア民主軍の部隊が事前通告もなく、フール・キャンプから撤退し、キャンプ内にいる者たちを外へ出すことで地域に混乱を生み出そうとした後、シリア軍が同キャンプの安全確保を行ったとして、その画像と動画を公開した。

**

シリア民主軍は、フェイスブックを通じて以下の声明を発表した。

テロ組織ダーイシュの問題に対する国際社会の無関心な姿勢、およびこの極めて重大な問題の処理において国際社会が責任を果たしていない状況を受け、我が部隊はフール・キャンプから撤退し、増大する危険と脅威にさらされているシリア北部の諸都市周辺に再配置することを余儀なくされた。

**

シリア人権監視団によると、フール町近郊の穀物サイロが所属不明の無人航空機爆撃を受け、大きな物的被害が生じた。

一方、ダーイシュのセルのメンバー5人が、ハサカ市のグワイラーン刑務所一帯を攻撃したが、シリア民主軍が応戦し、5人を殺害した。

一方、SANAによると、フール町でシリア民主軍が民間人1人を銃撃により死亡した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア地域民主自治局傘下のジャズィーラ地区自治局、ユーフラテス地区民主自治局が相次いで総動員への参加を表明(2026年1月19日)

北・東シリア地域民主自治局傘下のジャズィーラ地区自治局は、フェイスブックを通じて声明を発表し、総動員への全面的な参加を宣言した。

**

ユーフラテス地区民主自治局も、フェイスブックを通じて総動員への参加を宣言した。

**

ハサカ県では、ANHAによると、タイ族の名士らがカーミシュリー市で声明を発表し、アラブ人、クルド人、キリスト教徒を含む地域のすべての構成要素の間における友愛と共生の価値への堅持を確認し、地域の安全と安定を維持し、社会的平和を強化するよう呼びかけた。

ANHAによると、タッル・ハミース市の住民がシリア民主軍への支持と連帯を表明した。

**

ラッカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局ユーフラテス地区の住民らがマティーン村で、自治局による総動員への参加を表明した。

またANHAによると、同地区とジャズィーラ地区では住民数千人が総動員の呼びかけに応え、「尊厳の戦い」への決意を表明した。

ANHAによると、若者数百人がアフマド・シャルア移行期政権に所属する諸派が迫るハサカ市の防衛のため、カーミシュリー市からハサカ市に向かった。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス郊外県で内務治安局が約1ヵ月前に誘拐されていたムハンマド・カブナド氏の解放に成功(2026年1月19日)

ダマスカス郊外県では、内務省(フェイスブック)によると、内務治安局が約1ヵ月前に誘拐されていたムハンマド・カブナド氏の解放に成功した。

**

シリア人権監視団によると、シリア北部の密輸ルートを通じてトルコ領内に入ろうとしたシリア人が、トルコ国境警備隊の射撃を受け、死亡した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ラッカ県アイン・イーサー市一帯でシャルア移行期政権の部隊とシリア民主軍が交戦:トルコ軍の無人航空機が同地を爆撃(2026年1月19日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、19日夜、ラッカ市とハサカ県ハサカ市を結ぶ街道で民間人が銃撃を受け、少なくとも4人が死亡、複数人が負傷した。

襲撃を受けた民間人は、アフマド・シャルア移行期政権に所属する諸派によるラッカ市およびその周辺への攻撃や治安の混乱を逃れるため、ラッカ市からハサカ県へ向かっていた。

**

ANHAによると、移行期政権諸派がアイン・イーサー市西方でシリア民主軍および女性防衛部隊(YPJ)と激しく交戦した。

移行期政権諸派は、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市を包囲しようとしているという。

ANHAによると、シリア民主軍とYPJはラッカ市に至る街道で、重機関銃を搭載した移行期政権諸派の軍用車両1台を破壊した。

ANHAによると、
アイン・イーサー市一帯と同市に近いアブー・サッラ村で激しい戦闘が発生した。

**

シリア人権監視団によると、シリア民主軍はアイン・イーサー市から撤退、移行期政権の部隊が同地に進駐した。

(C)青山弘之 All rights reserved.